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2010年11月30日 (火) | 編集 |
ヴァンパイアが地球を支配する近未来を描いた、異色のディストピアSF。
F.W.ムルナウの「吸血鬼ノスフェラトゥ」以来90年近くの間に、ゾンビ物と結合したり、宇宙から襲来したりと、あらゆるパターンがやり尽くされたかに思えた吸血鬼ネタだが、これはちょっと目の付け所が新しい。
低予算のホラー映画「アンデッド」で注目された、ドイツ生まれオーストラリア育ちの、ピーターとマイケルのスピエリッグ兄弟は、“もしも地球がヴァンパイアで覆い尽くされてしまったら”というシミュレーションから、なかなかにユニークな作品を作り出した。
※ネタバレ注意
西暦2019年。
10年前に突如として発生した奇病によって、人類の95%がヴァンパイアと化した時代。
ヴァンパイアに同化する事を拒否した人間は次々と捕らえられ、血液を供給する家畜として飼育されている。
だが、ヴァンパイア人口の増加と、食料である人間の急激な減少は、社会に深刻な食糧難をもたらしており、代用血液の開発が急務となっていた。
血液学者のエドワード(イーサン・ホーク)は、ヴァンパイアとしての人生に馴染めず、血の通った人間だった頃を懐かしんでいる。
ある夜、逃亡中の人間を助けたエドワードは、彼らにある人物に引き合わされる。
エルビスと名乗った男(ウィレム・デフォー)は、一度ヴァンパイアになったものの、人間に戻ったと言うのだが・・・・
本作の面白さは、何よりもその世界観にある。
「ブレイド」を初め、ヴァンパイアが人間の支配を狙っている話は珍しくないが、いざ世界がヴァンパイアだらけになってしまったら、果たしてどうなるのか。
元は同じ人間なのだから、ヴァンパイアが増えれば増えるほど、同じ数だけ食料である人間は減ってゆくのが自然の道理。
しかもヴァンパイアは不死なので、自殺でもしない限り食い扶持は一向に減らない。
結果、全世界は深刻な食糧難の時代へと突入する・・・・という設定は、言われてみれば確かにそうだなあと妙に説得力がある。
この映画のヴァンパイアは、基本的に不死で歳もとらず、鏡にも映らないが、直射日光には弱く、心臓を杭で貫かれると死ぬという非常に古典的なタイプだ。
だが、それらの特徴以外は基本的に人間だった頃と変わらないので、ごく普通の社会生活を営んでいるのが面白い。
日中でも活動できるように、地下街が発達していたり、車が昼間になると太陽光をさえぎる仕様になっていたり、細かい部分もなるほどよく考えられている。
血を吸う方法も、人間の首に噛み付くという御馴染みのスタイルから、ミルクみたいにコーヒーに入れたりしてお上品に摂取する方法もあるようだ。
残り少ない人間から効率的に血液を採取するために、人間たちは「マトリックス」に出てきた様な機械につながれて、ヴァンパイアのための食料製造装置の一部にされてしまっているのだが、いよいよ人間の絶滅が近いとなると、投資家たちが自分が金を出した分だけ人間たちをどんどん持ち去ってしまう。
何しろ、ヴァンパイアは一定期間人間の血を摂取しないでいると、次第に知性を失い、“サブサイダー”と呼ばれる巨大なコウモリの様な怪物に変異して、人間もヴァンパイアも見境無く襲う様になってしまうので、背に腹はかえられないのだ。
食糧難は、血液を買えない貧困層を中心にサブサイダーの増加を招いており、人間にとってはモンスターであるヴァンパイアが、自らが変異したサブサイダーによって更に脅かされているのだから皮肉である。
全体に本作のヴァンパイア社会が抱えている問題は、そのまま人間社会を裏返してカリカチュアした物と言ってもいいだろう。
“血税”という言葉もある様に、この資本主義社会では正しく血と金は等しいのである。
そんな、終末の世に生きる主人公のエドワードは、食糧難を解決すべく代用血液を研究している血液学者。
彼は、元々ヴァンパイアになる事を自分で選んだ訳ではなく、弟によって知らない間にヴァンパイアにされたらしく、人間の血を飲むことに嫌悪感を隠せない。
代用血液の研究をしているのも、それによってヴァンパイアと人間が共存可能になると信じているからなのだ。
だが、そんな彼の切なる願いを、血液会社の社長は無情に却下。
「高価でもホンモノを求める人はいる」って・・・人間的過ぎるぞヴァンパイア(笑
いよいよ危機感を感じたエドワードの前に、ヴァンパイアから人間に戻ったというエルビスという男が現れる。
もしも全てのヴァンパイアが人間に戻れば、食糧難も解決するし、エドワードの個人的な悩みも解消されるではないか。
正に一石二鳥!と考えたエドワードは、人間達の隠れ家で自ら体を張った実験を行うのだが、これが科学者のくせに何の理論も計算もなく、いきなり実践あるのみという豪快な展開。
エルビスは、短時間直射日光に晒される事故によって、偶然人間に戻れたらしいのだが、エドワードもそれを真似てちょこっと太陽を浴びて、炎上したら消火、また炎上したら消火の繰り返し。
いくらなんでも無茶過ぎな気はするが、実験はなんとか成功し、エドワードは人間に戻る。
そして、ここからが本編のクライマックス。
エドワードをつけて来た弟が、エルビスを襲って血を飲んだところ、何と弟まで人間に戻ってしまう。
そう、ヴァンパイアから人間に戻った者の血は、それ自体がヴァンパイアを人間化してしまう力があったのだ。
ん・・・・だとしたら、最初からエドワードがエルビスの血をちゃんと調べていれば、何度も炎上しなくても済んだのでは・・・という突っ込みをしたくなるが、まあそれは結果論として置いておこう。
自らの血が、ヴァンパイアを人間に戻す治療薬である事を知ったエドワードは、ある行動をとるのだが、ここからの展開は賛否が分かれそうだ。
タイトルの「Daybreakers」とは、“夜を明ける者”とでも訳せるだろうが、何気に複数形なのがミソ。
冒頭に、ヴァンパイア化は一匹のコウモリから始まった感染症だった、という解説がある。
ならば、一人の元ヴァンパイアから始まる人間化という感染症も、同じような展開を辿るであろう事は自明の理であり、“夜を明ける者”はすぐに無数に増えて行く。
まるで歴史をリバースする様な構造だが、ヴァンパイア社会と人間社会がどこまでいってもコインの裏表の存在である事を示すという点でも、これは秀逸なアイディアと言えるだろう。
だからこそ、このシニカルさを生かすためには、クライマックスはグログロな喰い合いよりも、もっと比喩的でスマートな描写の方が相応しかったのではないか。
ありがちで蛇足感のあるラストカットも含めて、全ての仕掛けがわかってからの描写は、一番安っぽい見世物的な方向性に行ってしまった様に思えて、個人的には少し残念だった。
スピエリッグ兄弟の次回作は、何とあの伝説的なパペット・ファンタジー「ダーク・クリスタル」の続編だという。
なるほど確かにあの作品のダークなムードと耽美的世界観は、本作のテイストに通じるものがあるかもしれない。
ジム・ヘンソンという偉大なクリエイターの作り出した世界を、この新しい才能がどの様に料理するのか、楽しみに待ちたい。
今回は、コーヒーに血を混ぜていたヴァンパイアを気取って、コーヒーに酒を混ぜる「アイリッシュコーヒー」をチョイス。
元々は、アイルランドの空港のパブで考案されたカクテルだという。
グラスにホットコーヒーを注ぎ、角砂糖2,3個とアイリッシュ・ウィスキー30mlを加えてステアする。
最後に生クリームを浮かせて完成。
寒い国の酒だけあって、冬に美味しい一杯だ。
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F.W.ムルナウの「吸血鬼ノスフェラトゥ」以来90年近くの間に、ゾンビ物と結合したり、宇宙から襲来したりと、あらゆるパターンがやり尽くされたかに思えた吸血鬼ネタだが、これはちょっと目の付け所が新しい。
低予算のホラー映画「アンデッド」で注目された、ドイツ生まれオーストラリア育ちの、ピーターとマイケルのスピエリッグ兄弟は、“もしも地球がヴァンパイアで覆い尽くされてしまったら”というシミュレーションから、なかなかにユニークな作品を作り出した。
※ネタバレ注意
西暦2019年。
10年前に突如として発生した奇病によって、人類の95%がヴァンパイアと化した時代。
ヴァンパイアに同化する事を拒否した人間は次々と捕らえられ、血液を供給する家畜として飼育されている。
だが、ヴァンパイア人口の増加と、食料である人間の急激な減少は、社会に深刻な食糧難をもたらしており、代用血液の開発が急務となっていた。
血液学者のエドワード(イーサン・ホーク)は、ヴァンパイアとしての人生に馴染めず、血の通った人間だった頃を懐かしんでいる。
ある夜、逃亡中の人間を助けたエドワードは、彼らにある人物に引き合わされる。
エルビスと名乗った男(ウィレム・デフォー)は、一度ヴァンパイアになったものの、人間に戻ったと言うのだが・・・・
本作の面白さは、何よりもその世界観にある。
「ブレイド」を初め、ヴァンパイアが人間の支配を狙っている話は珍しくないが、いざ世界がヴァンパイアだらけになってしまったら、果たしてどうなるのか。
元は同じ人間なのだから、ヴァンパイアが増えれば増えるほど、同じ数だけ食料である人間は減ってゆくのが自然の道理。
しかもヴァンパイアは不死なので、自殺でもしない限り食い扶持は一向に減らない。
結果、全世界は深刻な食糧難の時代へと突入する・・・・という設定は、言われてみれば確かにそうだなあと妙に説得力がある。
この映画のヴァンパイアは、基本的に不死で歳もとらず、鏡にも映らないが、直射日光には弱く、心臓を杭で貫かれると死ぬという非常に古典的なタイプだ。
だが、それらの特徴以外は基本的に人間だった頃と変わらないので、ごく普通の社会生活を営んでいるのが面白い。
日中でも活動できるように、地下街が発達していたり、車が昼間になると太陽光をさえぎる仕様になっていたり、細かい部分もなるほどよく考えられている。
血を吸う方法も、人間の首に噛み付くという御馴染みのスタイルから、ミルクみたいにコーヒーに入れたりしてお上品に摂取する方法もあるようだ。
残り少ない人間から効率的に血液を採取するために、人間たちは「マトリックス」に出てきた様な機械につながれて、ヴァンパイアのための食料製造装置の一部にされてしまっているのだが、いよいよ人間の絶滅が近いとなると、投資家たちが自分が金を出した分だけ人間たちをどんどん持ち去ってしまう。
何しろ、ヴァンパイアは一定期間人間の血を摂取しないでいると、次第に知性を失い、“サブサイダー”と呼ばれる巨大なコウモリの様な怪物に変異して、人間もヴァンパイアも見境無く襲う様になってしまうので、背に腹はかえられないのだ。
食糧難は、血液を買えない貧困層を中心にサブサイダーの増加を招いており、人間にとってはモンスターであるヴァンパイアが、自らが変異したサブサイダーによって更に脅かされているのだから皮肉である。
全体に本作のヴァンパイア社会が抱えている問題は、そのまま人間社会を裏返してカリカチュアした物と言ってもいいだろう。
“血税”という言葉もある様に、この資本主義社会では正しく血と金は等しいのである。
そんな、終末の世に生きる主人公のエドワードは、食糧難を解決すべく代用血液を研究している血液学者。
彼は、元々ヴァンパイアになる事を自分で選んだ訳ではなく、弟によって知らない間にヴァンパイアにされたらしく、人間の血を飲むことに嫌悪感を隠せない。
代用血液の研究をしているのも、それによってヴァンパイアと人間が共存可能になると信じているからなのだ。
だが、そんな彼の切なる願いを、血液会社の社長は無情に却下。
「高価でもホンモノを求める人はいる」って・・・人間的過ぎるぞヴァンパイア(笑
いよいよ危機感を感じたエドワードの前に、ヴァンパイアから人間に戻ったというエルビスという男が現れる。
もしも全てのヴァンパイアが人間に戻れば、食糧難も解決するし、エドワードの個人的な悩みも解消されるではないか。
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エルビスは、短時間直射日光に晒される事故によって、偶然人間に戻れたらしいのだが、エドワードもそれを真似てちょこっと太陽を浴びて、炎上したら消火、また炎上したら消火の繰り返し。
いくらなんでも無茶過ぎな気はするが、実験はなんとか成功し、エドワードは人間に戻る。
そして、ここからが本編のクライマックス。
エドワードをつけて来た弟が、エルビスを襲って血を飲んだところ、何と弟まで人間に戻ってしまう。
そう、ヴァンパイアから人間に戻った者の血は、それ自体がヴァンパイアを人間化してしまう力があったのだ。
ん・・・・だとしたら、最初からエドワードがエルビスの血をちゃんと調べていれば、何度も炎上しなくても済んだのでは・・・という突っ込みをしたくなるが、まあそれは結果論として置いておこう。
自らの血が、ヴァンパイアを人間に戻す治療薬である事を知ったエドワードは、ある行動をとるのだが、ここからの展開は賛否が分かれそうだ。
タイトルの「Daybreakers」とは、“夜を明ける者”とでも訳せるだろうが、何気に複数形なのがミソ。
冒頭に、ヴァンパイア化は一匹のコウモリから始まった感染症だった、という解説がある。
ならば、一人の元ヴァンパイアから始まる人間化という感染症も、同じような展開を辿るであろう事は自明の理であり、“夜を明ける者”はすぐに無数に増えて行く。
まるで歴史をリバースする様な構造だが、ヴァンパイア社会と人間社会がどこまでいってもコインの裏表の存在である事を示すという点でも、これは秀逸なアイディアと言えるだろう。
だからこそ、このシニカルさを生かすためには、クライマックスはグログロな喰い合いよりも、もっと比喩的でスマートな描写の方が相応しかったのではないか。
ありがちで蛇足感のあるラストカットも含めて、全ての仕掛けがわかってからの描写は、一番安っぽい見世物的な方向性に行ってしまった様に思えて、個人的には少し残念だった。
スピエリッグ兄弟の次回作は、何とあの伝説的なパペット・ファンタジー「ダーク・クリスタル」の続編だという。
なるほど確かにあの作品のダークなムードと耽美的世界観は、本作のテイストに通じるものがあるかもしれない。
ジム・ヘンソンという偉大なクリエイターの作り出した世界を、この新しい才能がどの様に料理するのか、楽しみに待ちたい。
今回は、コーヒーに血を混ぜていたヴァンパイアを気取って、コーヒーに酒を混ぜる「アイリッシュコーヒー」をチョイス。
元々は、アイルランドの空港のパブで考案されたカクテルだという。
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この記事へのコメント
しかし、ありそうでなかった世界観ですね。しかも旧来のヴァンパイアの設定は引き継ぎつつってのが上手い。あの日光をさえぎる車とか現代でも欲しがる人がいそうじゃないですか。(笑)出来たらリアリティが無くてもいいから、生還した人間の血がヴァンパイアを人間に戻すロジックの説明とかが聞きたかったです。例えばそのロジックの部分では、あの火をつけて消すってことも同じだったなんてすれば、一体アレはなんだったんだ?ってならなかったと思うんですけどね。
2010/12/01(水) 00:03:00 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
こんばんは。
やはり、自分なりの世界観を持った映画はオモシロいですね。
後半のグログロ展開は、
ちょっとコミカルな感じもあって、
まあ、よくやるな・・・と、
これはこれでありかなとも思いました。
やはり、自分なりの世界観を持った映画はオモシロいですね。
後半のグログロ展開は、
ちょっとコミカルな感じもあって、
まあ、よくやるな・・・と、
これはこれでありかなとも思いました。
>KLYさん
そうですね、ヴァンパイア映画は数あれど、ヴァンパイアが普通に生活してるっていうのは記憶にないです。
漫画なら「流血鬼」が近いですけど。
人間に戻る実験はアバウトでしたね。
あのあたりの詰めがもうちょっとしっかりしていると、もっと説得力のある話になったかもしれないですね。
>えいさん
世界観に力がある映画は、それだけである程度持ちますからね。
本作の場合、人間社会のカリカチュアというのが明快だったんで、最後のキュアがわかってからはちょっととって付けた様に感じてしまいました。
まあやりたい事はわかるのですけど。
そうですね、ヴァンパイア映画は数あれど、ヴァンパイアが普通に生活してるっていうのは記憶にないです。
漫画なら「流血鬼」が近いですけど。
人間に戻る実験はアバウトでしたね。
あのあたりの詰めがもうちょっとしっかりしていると、もっと説得力のある話になったかもしれないですね。
>えいさん
世界観に力がある映画は、それだけである程度持ちますからね。
本作の場合、人間社会のカリカチュアというのが明快だったんで、最後のキュアがわかってからはちょっととって付けた様に感じてしまいました。
まあやりたい事はわかるのですけど。
2010/12/01(水) 00:38:03 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは、
これ斬新で面白い、新しいヴァンパイアムービーでした☆
この監督の次回作楽しみです。
これ斬新で面白い、新しいヴァンパイアムービーでした☆
この監督の次回作楽しみです。
>migさん
この兄弟が「ダーク・クリスタル」をやるというのでびっくり。
ちょっと心配でもありますが、ムード作りはなかなかだったので、期待して待ちたいと思います。
この兄弟が「ダーク・クリスタル」をやるというのでびっくり。
ちょっと心配でもありますが、ムード作りはなかなかだったので、期待して待ちたいと思います。
2010/12/04(土) 16:11:11 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
グロイと評判だったので、イーサン・ホーク大好きなのに躊躇していましたが、見て良かったです。
設定が斬新ですしヴァンパイアの世界と人間世界をきちんと分けた映像がオシャレで既存のヴァンパイア映画と一味違っていました。
監督が「知的で繊細なイーサンを出演させるのに苦労した」と言っていましたが、彼の嵌り役みたいにステキでした!
設定が斬新ですしヴァンパイアの世界と人間世界をきちんと分けた映像がオシャレで既存のヴァンパイア映画と一味違っていました。
監督が「知的で繊細なイーサンを出演させるのに苦労した」と言っていましたが、彼の嵌り役みたいにステキでした!
2010/12/04(土) 17:34:48 | URL | karinn #9yMhI49k[ 編集]
>karinnさん
イーサン・ホークはなかなかのはまり具合。
元々神経質そうなイメージがあるので、苦悩するヴァンパイアはピッタリだったのかも。
何気にサム・ニ-ルとか、ウィレム・デフォーとか、キャスティングが渋い映画でした。
イーサン・ホークはなかなかのはまり具合。
元々神経質そうなイメージがあるので、苦悩するヴァンパイアはピッタリだったのかも。
何気にサム・ニ-ルとか、ウィレム・デフォーとか、キャスティングが渋い映画でした。
2010/12/05(日) 22:15:58 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
斬新なアイデアが光るヴァンパイア映画でしたが、そんなアイデアを最大限に活かしていたのが一番の評価点でした。クライマックスの食い合いも、希望と絶望がない交ぜになった感じが出ていて好きです。
監督の次回作は『ダーク・クリスタル』なんですね。これもかなり楽しみです。
監督の次回作は『ダーク・クリスタル』なんですね。これもかなり楽しみです。
>えめきんさん
ダーク・クリスタルは大好きな映画なので、パペットなのかCGなのかを含めて、期待半分不安半分ですね。
しかしトロンといい、30年近く前のそれほどメジャーでない作品の、リメイクでなく続編が続くというのは、面白い現象です。
ダーク・クリスタルは大好きな映画なので、パペットなのかCGなのかを含めて、期待半分不安半分ですね。
しかしトロンといい、30年近く前のそれほどメジャーでない作品の、リメイクでなく続編が続くというのは、面白い現象です。
2010/12/14(火) 22:28:16 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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原題:Daybreakers
2012/06/12(火) 22:03:29 | cinema-days 映画な日々
DAYBREAKERS
2009年:オーストラリア、アメリカ
監督: マイケル・スピエリッグ 、 ピーター・スピエリッグ
出演:イーサン・ホーク、ウィレム・デフォー、マイケル・ドーマン、サム ...
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