■ お知らせ
※基本的にネタバレありです。ご注意ください。
※当ブログはリンクフリーです。内容の無断転載はお断りいたします。
※ブログ環境の相性によっては、TB・コメントのお返事が出来ない事があります。ご了承ください
※エロ・グロ・出会い系のTB及びコメントは、削除の上直ちにブログ管理会社に通報させていただきます。 また記事と無関係なTBもお断りいたします。 また、関係があってもアフェリエイト、アダルトへの誘導など不適切と判断したTBは削除いたします。
■TITLE INDEX
※タイトルインディックスを作りました。こちらからご利用ください。
■ ツイッターアカウント※基本的にネタバレありです。ご注意ください。
※当ブログはリンクフリーです。内容の無断転載はお断りいたします。
※ブログ環境の相性によっては、TB・コメントのお返事が出来ない事があります。ご了承ください
※エロ・グロ・出会い系のTB及びコメントは、削除の上直ちにブログ管理会社に通報させていただきます。 また記事と無関係なTBもお断りいたします。 また、関係があってもアフェリエイト、アダルトへの誘導など不適切と判断したTBは削除いたします。
■TITLE INDEX
※タイトルインディックスを作りました。こちらからご利用ください。
※noraneko285でつぶやいてます。ブログで書いてない映画の話なども。
※noraneko285ツイッターでつぶやいた全作品をアーカイブしています。
2010年12月14日 (火) | 編集 |
これは“ロビン・フッド:ザ・ビギニング”だ。
リドリー・スコット監督とラッセル・クロウの五度目のコンビ作は、永遠のヒーロー“ロビン・フッド”の大胆な再解釈。
「L.Aコンフィデンシャル」の脚本家、ブライアン・ヘルゲランドは、過去100年の間に登場した映像作品だけで100本を超えるという大人気キャラクターに、21世紀らしい新しい息吹を与える事に成功している。
リドリー・スコット拘りの、超リアルな中世の合戦シーンも迫力で、なかなかに楽しめる一本である。
獅子心王リチャードの十字軍遠征に従軍した射手のロビン・ロングストライド(ラッセル・クロウ)は、戦死した騎士ロバート・ロクスリーに託されて、亡き王の王冠をロンドンへ届ける事になる。
リチャードが死んだ事により、不肖の弟ジョン王(オスカー・アイザック)が即位するが、彼の側近のゴドフリー(マーク・ストロング)はフランス王フィリップ二世と通じ、イングランド侵攻の機会を狙っていた。
ロビンは、ロクスリーの形見の剣を渡すために、ノッティンガムの屋敷に、ロバートの父ウォルター(マックス・フォン・シドー)と未亡人のマリアン(ケイト・ブランシェット)を訪ねる。
ウォルターは、幼少の頃のロビンを知っており、領地を守るために、彼にロバートの身代わりとしてこの地に留まる様に提案し、ロビンもそれを受け入れる。
一方、密かに少数のフランス軍部隊を迎え入れたゴドフリーは、ジョン王の名の下に諸侯の領地を焼き討ちする事で、内戦状態を作り出す作戦を進めていた・・・・
先日、電車の中で耳にした会話。
「今度さ、『ロビン・フッド』観に行こうよ」
「なんだっけ、それ?」
「ほら、弓の達人の映画」
「あ~、あの頭にリンゴのせて射抜いた人ね」
「そう、そう」
いや・・・・それ、ウィリアム・テルだから・・・全然違う人ですから!
日本ではイマイチ曖昧なイメージのロビン・フッドは、中世イングランドで活躍したと伝えられる伝説上の義賊。
アレキサンドル・デュマやハワード・パイルによる小説をはじめ、映画やアニメなどでも御馴染みのキャラクターで、古くはダグラス・フェアバンクスからケビン・コスナーまで多くのスターがロビンを演じてきた。
個人的には、リチャード・レスター監督、ショーン・コネリーとオードリー・ヘプバーン主演で、伝説の後日談を描いた異色作、「ロビンとマリアン」が印象に残っている。
細かな設定やキャラクターの性格などは各作品異なるものの、一般にロビン・フッドのイメージというと、ノッティンガムのシャーウッドの森深くに住み、強欲な代官と戦いながら、人々を助けたヒーローという物だろう。
ところが、この映画の主人公は、従来のロビン・フッド像とは大幅に異なる。
何しろ、トレードマークの緑の衣装すら封印されているのである。
ブライアン・ヘルゲランドが紡ぎだしたのは、言わば我々の良く知るロビン・フッドの誕生秘話。
ロビン伝説と実在のジョン王を巡る当時の社会状況を巧みに組み合わせて、一人の弓の達人が如何にして大衆のヒーローとなったのかをドラマチックに描いてみせる。
本作のロビンは、自らの出自を知らず孤児として育ち、アイデンティティーを喪失した男として登場する。
親も知らず、故郷も知らず、使える主君も持たず、戦場へ出るのも金のため。
だが、だからこそ、彼は自由な男でもあるのだ。
従軍した戦場で騎士ロクスリーに剣を託され、形見として届けた相手がマリアンだったという設定になっており、更に父親を知るウォルター卿に出会ったことで、自らが何者であるのかを始めて知る事になる。
彼の父は、優れた石工であったと同時に思想家で、自由の尊さを説き、ウォルターを含む多くの貴族や民衆の支持を得たがために、王によって幼いロビンの目前で処刑されたのだという。
要するに、本作のロビンは、王権を脅かした大衆のカリスマの血を引く、唯一の男なのである。
一方で、バカ殿ならぬバカ王として歴史に名を残すジョン王だが、世界史の授業で習った“マグナ・カルタ”の制定と廃止で覚えている人も多いのではないだろうか。
これは、フランスとの戦争での敗北などの度重なる失政で、あまりにも不人気となった王が、退位を迫る諸侯に対して、自らの権力を制限し、諸侯や教会へ一定の自由と権限を委譲する事を約束した法律だが、ローマ教皇の介入もあり、僅か二ヶ月で撤回されてしまった。
映画では、史実と時系列がかなり異なっているが、このマグナ・カルタをモチーフにしたと思われる自由憲章を、ロビンの父親が想起した事になっている。
フランスの脅威が迫る中、父の残した理想の実現を王に約束させる事で、ロビンはイングランドを救う救世主となるのである。
だが戦いに勝つと、現実の歴史と同じように、王は公約を守ること無く、逆にロビンの人気を恐れ、反逆者の烙印を押す。
こうして、反権力の義賊、ロビン・フッドが誕生したという訳だ。
絶対君主であり独裁者の王と、対照的に現代的な自由人のロビン。
この対比によって、12世紀のイングランドを舞台とした歴史ドラマは、現在の世界における独裁と自由の葛藤の比喩として読み解けるのである。
自由憲章の履行を王に迫った事で、追われる身となるロビン・フッドを、先にノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏やミャンマーのアウンサンスーチー氏ら、各国の自由の闘士に擬えることは容易だが、公約によって人々の支持を受けたにも関わらず、いざ勝利した途端にそれを反故にするジョン王の姿が、どうもどこぞの国の政治家に被って見えるのは何とも切ない。
まあ結局、そういう輩がどうなるかは、映画には描かれないジョン王の末路が示しているのだけど。
タイトルロールを演じるラッセル・クロウが、相変わらず格好良い。
過去のロビン・フッドは、スマートで軽妙なキャラクターとして描かれる事が多く、どちらかと言うと端正な二枚目のイメージだが、このジャガイモ顔のおっさんは、ワイルドで男気溢れる新ロビン像にマッチしている。
史劇スペクタクルの傑作「グラディエーター」以来、リドリー・スコットと組んだ作品は既に五本。
デ・ニーロとスコセッシ、黒澤と三船といった映画史の名コンビと肩を並べつつあると言って良いのではないかと思う。
「ワールド・オブ・ライズ」ではブクブクのメタボ腹だったが、ちゃんとそれらしい体を作っているのも流石だ。
脇を締める俳優達も、ケイト・ブランシェットのマリアンは庶民の生活感と貴族の高貴さを同時に感じさせ、盲目の老騎士を演じたマックス・フォン・シドーは貫禄たっぷり、頭を剃り上げたマーク・ストロングの悪役っぷりもなかなかに渋い。
個人的には、ハチミツ神父ことタック修道士を演じたマーク・アディが結構ツボだった。
ビジュアル的にも見応えは十分だ。
徹底的に作りこまれた中世の生活描写や、「LOTR」以来のCGでとにかく兵士や船の数をウジャウジャと増やして見せる描写とは一線を画する、生身の肉体の迫力を感じさせる合戦シーンの作り込みは見事。
フランス軍の上陸をイングランド軍が迎え撃つクライマックスは、地上でのチャンバラだけでなく、甲冑の重みで溺れ死ぬ兵士や、海中に降り注ぐ矢の雨などの戦場のディテールが圧倒的にリアルで、正に「プライベート・ライアン」のオマハビーチのシーンの中世版だ。
剣にウォーハンマーに弓にと、次々に武器を持ち替えてのロビンの戦いも見所たっぷりで、時間的にはそれほど長いものではないが、十分にお腹一杯になる。
しかしながら、良く出来ている分、残念に感じるところもある。
この映画、前半と後半のバランスがあまり宜しくなく、後になればなるほどに、もうちょっと描き込んで欲しかった所が目立つのである。
前半、ノッティンガムの村でロビンとロクスリーの家族が徐々に打ち解けて行くシークエンスや、ゴドフリーが陰謀をめぐらせてゆくあたりまでは、物語のテンポも良く、人間ドラマとしても十分面白い。
だが、いざ戦いが迫ると、いくら父の名声が残っていたとしても、ロビンがイングランド軍の中であっという間にカリスマ化してゆくのは無理があるし、そもそも殆ど記憶をなくしていたロビンが、直ぐに自由の闘士としてのアイデンティティを取り戻すのも少々性急だ。
また勝気な性格には描かれているものの、マリアンが森に暮らす孤児の少年達を引き連れて、騎士の姿でクライマックスに加勢に来るのも唐突感は否めない。
孤児たちにしても、もう少しロビンやマリアンとの絡みがあっての行動にしたほうが、御馴染みの伝説に回帰するラストにスムーズに繋がるだろう。
プラス30分くらいは十分に持つ物語だと思うので、後半のエピソードをもう少し増やして、キャラの内面的な変化と周りへの影響を詳細に描写すれば、更に優れた作品に仕上がった様に思える。
今回はミードで決まり。
世界中で作られているが、国産の菊水酒造「はちみつのお酒」をチョイス。
ミードは元々熊などに壊された蜂の巣に雨水が溜まり、自然発酵して偶然に出来た酒と考えられており、人類が飲んだ最古の酒である可能性が高い。
こちらはクローバーの蜜を使った低アルコールであっさりした味わいのお酒だ。
記事が気に入ったらクリックしてね

こちらもお願い
リドリー・スコット監督とラッセル・クロウの五度目のコンビ作は、永遠のヒーロー“ロビン・フッド”の大胆な再解釈。
「L.Aコンフィデンシャル」の脚本家、ブライアン・ヘルゲランドは、過去100年の間に登場した映像作品だけで100本を超えるという大人気キャラクターに、21世紀らしい新しい息吹を与える事に成功している。
リドリー・スコット拘りの、超リアルな中世の合戦シーンも迫力で、なかなかに楽しめる一本である。
獅子心王リチャードの十字軍遠征に従軍した射手のロビン・ロングストライド(ラッセル・クロウ)は、戦死した騎士ロバート・ロクスリーに託されて、亡き王の王冠をロンドンへ届ける事になる。
リチャードが死んだ事により、不肖の弟ジョン王(オスカー・アイザック)が即位するが、彼の側近のゴドフリー(マーク・ストロング)はフランス王フィリップ二世と通じ、イングランド侵攻の機会を狙っていた。
ロビンは、ロクスリーの形見の剣を渡すために、ノッティンガムの屋敷に、ロバートの父ウォルター(マックス・フォン・シドー)と未亡人のマリアン(ケイト・ブランシェット)を訪ねる。
ウォルターは、幼少の頃のロビンを知っており、領地を守るために、彼にロバートの身代わりとしてこの地に留まる様に提案し、ロビンもそれを受け入れる。
一方、密かに少数のフランス軍部隊を迎え入れたゴドフリーは、ジョン王の名の下に諸侯の領地を焼き討ちする事で、内戦状態を作り出す作戦を進めていた・・・・
先日、電車の中で耳にした会話。
「今度さ、『ロビン・フッド』観に行こうよ」
「なんだっけ、それ?」
「ほら、弓の達人の映画」
「あ~、あの頭にリンゴのせて射抜いた人ね」
「そう、そう」
いや・・・・それ、ウィリアム・テルだから・・・全然違う人ですから!
日本ではイマイチ曖昧なイメージのロビン・フッドは、中世イングランドで活躍したと伝えられる伝説上の義賊。
アレキサンドル・デュマやハワード・パイルによる小説をはじめ、映画やアニメなどでも御馴染みのキャラクターで、古くはダグラス・フェアバンクスからケビン・コスナーまで多くのスターがロビンを演じてきた。
個人的には、リチャード・レスター監督、ショーン・コネリーとオードリー・ヘプバーン主演で、伝説の後日談を描いた異色作、「ロビンとマリアン」が印象に残っている。
細かな設定やキャラクターの性格などは各作品異なるものの、一般にロビン・フッドのイメージというと、ノッティンガムのシャーウッドの森深くに住み、強欲な代官と戦いながら、人々を助けたヒーローという物だろう。
ところが、この映画の主人公は、従来のロビン・フッド像とは大幅に異なる。
何しろ、トレードマークの緑の衣装すら封印されているのである。
ブライアン・ヘルゲランドが紡ぎだしたのは、言わば我々の良く知るロビン・フッドの誕生秘話。
ロビン伝説と実在のジョン王を巡る当時の社会状況を巧みに組み合わせて、一人の弓の達人が如何にして大衆のヒーローとなったのかをドラマチックに描いてみせる。
本作のロビンは、自らの出自を知らず孤児として育ち、アイデンティティーを喪失した男として登場する。
親も知らず、故郷も知らず、使える主君も持たず、戦場へ出るのも金のため。
だが、だからこそ、彼は自由な男でもあるのだ。
従軍した戦場で騎士ロクスリーに剣を託され、形見として届けた相手がマリアンだったという設定になっており、更に父親を知るウォルター卿に出会ったことで、自らが何者であるのかを始めて知る事になる。
彼の父は、優れた石工であったと同時に思想家で、自由の尊さを説き、ウォルターを含む多くの貴族や民衆の支持を得たがために、王によって幼いロビンの目前で処刑されたのだという。
要するに、本作のロビンは、王権を脅かした大衆のカリスマの血を引く、唯一の男なのである。
一方で、バカ殿ならぬバカ王として歴史に名を残すジョン王だが、世界史の授業で習った“マグナ・カルタ”の制定と廃止で覚えている人も多いのではないだろうか。
これは、フランスとの戦争での敗北などの度重なる失政で、あまりにも不人気となった王が、退位を迫る諸侯に対して、自らの権力を制限し、諸侯や教会へ一定の自由と権限を委譲する事を約束した法律だが、ローマ教皇の介入もあり、僅か二ヶ月で撤回されてしまった。
映画では、史実と時系列がかなり異なっているが、このマグナ・カルタをモチーフにしたと思われる自由憲章を、ロビンの父親が想起した事になっている。
フランスの脅威が迫る中、父の残した理想の実現を王に約束させる事で、ロビンはイングランドを救う救世主となるのである。
だが戦いに勝つと、現実の歴史と同じように、王は公約を守ること無く、逆にロビンの人気を恐れ、反逆者の烙印を押す。
こうして、反権力の義賊、ロビン・フッドが誕生したという訳だ。
絶対君主であり独裁者の王と、対照的に現代的な自由人のロビン。
この対比によって、12世紀のイングランドを舞台とした歴史ドラマは、現在の世界における独裁と自由の葛藤の比喩として読み解けるのである。
自由憲章の履行を王に迫った事で、追われる身となるロビン・フッドを、先にノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏やミャンマーのアウンサンスーチー氏ら、各国の自由の闘士に擬えることは容易だが、公約によって人々の支持を受けたにも関わらず、いざ勝利した途端にそれを反故にするジョン王の姿が、どうもどこぞの国の政治家に被って見えるのは何とも切ない。
まあ結局、そういう輩がどうなるかは、映画には描かれないジョン王の末路が示しているのだけど。
タイトルロールを演じるラッセル・クロウが、相変わらず格好良い。
過去のロビン・フッドは、スマートで軽妙なキャラクターとして描かれる事が多く、どちらかと言うと端正な二枚目のイメージだが、このジャガイモ顔のおっさんは、ワイルドで男気溢れる新ロビン像にマッチしている。
史劇スペクタクルの傑作「グラディエーター」以来、リドリー・スコットと組んだ作品は既に五本。
デ・ニーロとスコセッシ、黒澤と三船といった映画史の名コンビと肩を並べつつあると言って良いのではないかと思う。
「ワールド・オブ・ライズ」ではブクブクのメタボ腹だったが、ちゃんとそれらしい体を作っているのも流石だ。
脇を締める俳優達も、ケイト・ブランシェットのマリアンは庶民の生活感と貴族の高貴さを同時に感じさせ、盲目の老騎士を演じたマックス・フォン・シドーは貫禄たっぷり、頭を剃り上げたマーク・ストロングの悪役っぷりもなかなかに渋い。
個人的には、ハチミツ神父ことタック修道士を演じたマーク・アディが結構ツボだった。
ビジュアル的にも見応えは十分だ。
徹底的に作りこまれた中世の生活描写や、「LOTR」以来のCGでとにかく兵士や船の数をウジャウジャと増やして見せる描写とは一線を画する、生身の肉体の迫力を感じさせる合戦シーンの作り込みは見事。
フランス軍の上陸をイングランド軍が迎え撃つクライマックスは、地上でのチャンバラだけでなく、甲冑の重みで溺れ死ぬ兵士や、海中に降り注ぐ矢の雨などの戦場のディテールが圧倒的にリアルで、正に「プライベート・ライアン」のオマハビーチのシーンの中世版だ。
剣にウォーハンマーに弓にと、次々に武器を持ち替えてのロビンの戦いも見所たっぷりで、時間的にはそれほど長いものではないが、十分にお腹一杯になる。
しかしながら、良く出来ている分、残念に感じるところもある。
この映画、前半と後半のバランスがあまり宜しくなく、後になればなるほどに、もうちょっと描き込んで欲しかった所が目立つのである。
前半、ノッティンガムの村でロビンとロクスリーの家族が徐々に打ち解けて行くシークエンスや、ゴドフリーが陰謀をめぐらせてゆくあたりまでは、物語のテンポも良く、人間ドラマとしても十分面白い。
だが、いざ戦いが迫ると、いくら父の名声が残っていたとしても、ロビンがイングランド軍の中であっという間にカリスマ化してゆくのは無理があるし、そもそも殆ど記憶をなくしていたロビンが、直ぐに自由の闘士としてのアイデンティティを取り戻すのも少々性急だ。
また勝気な性格には描かれているものの、マリアンが森に暮らす孤児の少年達を引き連れて、騎士の姿でクライマックスに加勢に来るのも唐突感は否めない。
孤児たちにしても、もう少しロビンやマリアンとの絡みがあっての行動にしたほうが、御馴染みの伝説に回帰するラストにスムーズに繋がるだろう。
プラス30分くらいは十分に持つ物語だと思うので、後半のエピソードをもう少し増やして、キャラの内面的な変化と周りへの影響を詳細に描写すれば、更に優れた作品に仕上がった様に思える。
今回はミードで決まり。
世界中で作られているが、国産の菊水酒造「はちみつのお酒」をチョイス。
ミードは元々熊などに壊された蜂の巣に雨水が溜まり、自然発酵して偶然に出来た酒と考えられており、人類が飲んだ最古の酒である可能性が高い。
こちらはクローバーの蜜を使った低アルコールであっさりした味わいのお酒だ。

記事が気に入ったらクリックしてね

こちらもお願い
![]() クローバーの蜂蜜から生まれた!「はちみつのお酒 ミード」720ml 【楽ギフ_包装】【楽ギフ_の... 価格:2,150円(税込、送料別) |
スポンサーサイト
この記事へのコメント
そうですねぇ。私の周りでも頭の上にリンゴをって人が数人と、酷いのになると榊原郁恵や相原勇がやってた…ってそれピーターパンだから!ことほど左様に弓と緑の印象が強いんだろうなと思う次第です。
だからそういうちょっとファンタジーがかったものを想像している人は「あれ?」ってなるかもしれませんね。こちらのロビンはまるで実在した人物のように描かれてますから。
合戦シーンが素晴らしいのはもう言うに及ばずなんですが、中世コス大好きな私としては、例えばチェインメイルが実は凄く重くて一人では脱着が困難だとか、そういった部分まで凝ってるのが嬉しいところでした。
だからそういうちょっとファンタジーがかったものを想像している人は「あれ?」ってなるかもしれませんね。こちらのロビンはまるで実在した人物のように描かれてますから。
合戦シーンが素晴らしいのはもう言うに及ばずなんですが、中世コス大好きな私としては、例えばチェインメイルが実は凄く重くて一人では脱着が困難だとか、そういった部分まで凝ってるのが嬉しいところでした。
2010/12/14(火) 23:50:22 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
>KLYさん
緑色の森の人つながりで似たキャラが結構いますね。
特にロビン・フッドとウィリアム・テルはどちらも悪代官と戦った弓の達人という事で、かなり被ってるかもしれません。
一応、ロビンは普通のショートボウで、テルはクロスボウという武器のイメージが違いますけど。
確かにこの映画のロビンはいかにも実在したかの様なリアル系ですね。
今までのロビン像が好きな人にはチョイ違和感あるかもしれませんが、その分中世のリアリズムで楽しませてもらいました。
緑色の森の人つながりで似たキャラが結構いますね。
特にロビン・フッドとウィリアム・テルはどちらも悪代官と戦った弓の達人という事で、かなり被ってるかもしれません。
一応、ロビンは普通のショートボウで、テルはクロスボウという武器のイメージが違いますけど。
確かにこの映画のロビンはいかにも実在したかの様なリアル系ですね。
今までのロビン像が好きな人にはチョイ違和感あるかもしれませんが、その分中世のリアリズムで楽しませてもらいました。
2010/12/15(水) 00:11:39 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
この映画を観ながら『バットマンビギンズ』を思い出しました。
マーク・ストロングは『ビクトリア女王』でジョン・コンロイを演じて、上手いなあ、と思っていましたが、今度もお上手。ハチミツ神父は、悪に転ぶのか?と少しハラハラしましたが、抵抗勢力側にとどまり棟をなでおろしましたし、私もツボにはまりました(笑
ロビンフッドはその活躍ぶりに焦点をあてて数回映画化されているので、ビギンズを製作するというのは製作者には結構楽しかったのではないかなあ、と想像します。
全般的に楽しめましたが、師子王からジョン王に権力が移り王朝内での権力変化のあたりは判りやすかったですが、ジョン王のアホ王様ぶり(彼は決してアホでは無くただ時代についていけなかっただけですが)は明瞭なゆえに、諸侯もなかなかの演技を見せてくれるだけに、ロビンがどう諸侯の中でのし上がっていったのか、はたまた、諸侯とジョン王の確執(前半は明らかですが後半がちと物足りない)、それらをもう少しばかり丁寧に大胆に描いて欲しかったものです(贅沢な要求ですが、リドリーースコットならそんなのは、お手の物じゃないのかなあ、と思います)。
ディレクターズカットがいずれ出るでしょうから、そのときにしっかり見たいです。
今月海外で発売されたKnight and DayのDVDでは、extended version(ディレクターズカットですね)があり、購入して鑑賞すると、ガレージを経営するディアスや、各シーンの周辺が描かれているため、より理解が深まりましたし、この映画味わい深くなったと思います。それと同じことをこの映画にも期待しています。
この映画に話を戻すと、森の民とのかかわり、森に暮らすようになるあたりは、本当、もう少しちゃんと描いてね、と言いたいです。
あと、イギリス俳優を惜しげもなく投入するとやっぱり画面が引き締まるのは毎度のことで、割と心地よいです。
マーク・ストロングは『ビクトリア女王』でジョン・コンロイを演じて、上手いなあ、と思っていましたが、今度もお上手。ハチミツ神父は、悪に転ぶのか?と少しハラハラしましたが、抵抗勢力側にとどまり棟をなでおろしましたし、私もツボにはまりました(笑
ロビンフッドはその活躍ぶりに焦点をあてて数回映画化されているので、ビギンズを製作するというのは製作者には結構楽しかったのではないかなあ、と想像します。
全般的に楽しめましたが、師子王からジョン王に権力が移り王朝内での権力変化のあたりは判りやすかったですが、ジョン王のアホ王様ぶり(彼は決してアホでは無くただ時代についていけなかっただけですが)は明瞭なゆえに、諸侯もなかなかの演技を見せてくれるだけに、ロビンがどう諸侯の中でのし上がっていったのか、はたまた、諸侯とジョン王の確執(前半は明らかですが後半がちと物足りない)、それらをもう少しばかり丁寧に大胆に描いて欲しかったものです(贅沢な要求ですが、リドリーースコットならそんなのは、お手の物じゃないのかなあ、と思います)。
ディレクターズカットがいずれ出るでしょうから、そのときにしっかり見たいです。
今月海外で発売されたKnight and DayのDVDでは、extended version(ディレクターズカットですね)があり、購入して鑑賞すると、ガレージを経営するディアスや、各シーンの周辺が描かれているため、より理解が深まりましたし、この映画味わい深くなったと思います。それと同じことをこの映画にも期待しています。
この映画に話を戻すと、森の民とのかかわり、森に暮らすようになるあたりは、本当、もう少しちゃんと描いてね、と言いたいです。
あと、イギリス俳優を惜しげもなく投入するとやっぱり画面が引き締まるのは毎度のことで、割と心地よいです。
2010/12/15(水) 00:57:05 | URL | ほい #mQop/nM.[ 編集]
もう一つ思ったのは、ケイト・ブランシェットは『エリザベス』でスペイン艦隊を追っ払ったときも、たしか海辺(あれも、ブライトン?忘れました)。
フランス軍だから海から来るのは当然ですが、イギリスにとっては、海からの侵入者と戦うというのは伝統であり、特別のいみがあるのかなあ、と思いながら見てました。
上陸シーンは、勿論、ノルマンディも、ナポレオンも、そしてスペイン艦隊も意識してのことでしょうし。。。 仔細に見ると面白がってみることの出来る映画でした。
フランス軍だから海から来るのは当然ですが、イギリスにとっては、海からの侵入者と戦うというのは伝統であり、特別のいみがあるのかなあ、と思いながら見てました。
上陸シーンは、勿論、ノルマンディも、ナポレオンも、そしてスペイン艦隊も意識してのことでしょうし。。。 仔細に見ると面白がってみることの出来る映画でした。
2010/12/15(水) 01:05:11 | URL | ほい #mQop/nM.[ 編集]
手堅いながらも見応えのある歴史活劇でした。予告からはもっと派手な印象でしたが、予想よりも地味にまとまっている感じでした。むしろ村の再建の話の方が面白かったような気もします。
後半の駆け足ぶりは確かに気になりましたね。ロビンのカリスマ性を強引に血筋のせいにしてしまったのにはちょっと違和感がありました。
後半の駆け足ぶりは確かに気になりましたね。ロビンのカリスマ性を強引に血筋のせいにしてしまったのにはちょっと違和感がありました。
こんにちは♪
ケビンちゃん主演のヒーロー活劇的な「ロビ
ン・フッド」に馴染んでるせいか、シリアス
で序章的な作りの本作に当初は当惑しました
が、重厚な作風と手に汗握るアクションにい
つの間にやらスッカリ作品にのめり込んでし
まいした♪ (゚▽゚)v
ケビンちゃん主演のヒーロー活劇的な「ロビ
ン・フッド」に馴染んでるせいか、シリアス
で序章的な作りの本作に当初は当惑しました
が、重厚な作風と手に汗握るアクションにい
つの間にやらスッカリ作品にのめり込んでし
まいした♪ (゚▽゚)v
2010/12/15(水) 15:31:38 | URL | 風情♪ #s8w929I6[ 編集]
できれば戦う男の映画として一貫してほしかったですよ。
あのはちみつ酒の神父さんも最後はロビン・フッド一味に加わって戦ってますというオチもどやねん?でしたから。
ラッセル・クロウも戦う男としては格好いいんですけど、恋に落ちる男を演じると未だに誰がヒロインを演じようともメグ・ライアンに見えてしまうのは私だけでしょうか?
あのはちみつ酒の神父さんも最後はロビン・フッド一味に加わって戦ってますというオチもどやねん?でしたから。
ラッセル・クロウも戦う男としては格好いいんですけど、恋に落ちる男を演じると未だに誰がヒロインを演じようともメグ・ライアンに見えてしまうのは私だけでしょうか?
>ほいさん
伝説上の人物(まあ実在説もありますけど)を、いかにも実在したかのように、ビギンズを作り上げるというのは、面白い試みだったと思います。
逆にファンタジー的なイメージを持っていた人には少し違和感もあるでしょう。
個人的にはこのリアリティ路線は面白かったので、ディレクターズカットがあるなら是非みたいですね。
後半は結構切られてるような気がしますし。
>えめきんさん
予告編だとアクションばっかりの印象ですよね。
実際には冒頭とクライマックスだけなんですけど。
むしろディテールに拘った細かな日常描写が面白かったです。
後半はもっと丁寧に描いても良かったですよね。
>風情♪さん
ロビン・フッドというキャラクターで一般的に思い浮かぶのはケビン・コスナーとかエロール・フリンとかの陽気な二枚目キャラですよね。
まあ冒頭の超リアルな攻城戦で作品のノリがそっち系ではないのがわかったので、すぐに違和感は無くなり、重厚なチャンバラを堪能しました。
>にゃむばななさん
修道士のタックは元々ロビン・フット物には欠かせない重要なサブキャラクターなんで、この話を知ってると、待ってました!という感じなのですが、この映画だけだとチョイ唐突ですかね。
まあ欧米では桃太郎並みに知られてる話なんで、むしろお約束という事でしょうが、欧米以外の観客はこのあたりは不利ですね。
伝説上の人物(まあ実在説もありますけど)を、いかにも実在したかのように、ビギンズを作り上げるというのは、面白い試みだったと思います。
逆にファンタジー的なイメージを持っていた人には少し違和感もあるでしょう。
個人的にはこのリアリティ路線は面白かったので、ディレクターズカットがあるなら是非みたいですね。
後半は結構切られてるような気がしますし。
>えめきんさん
予告編だとアクションばっかりの印象ですよね。
実際には冒頭とクライマックスだけなんですけど。
むしろディテールに拘った細かな日常描写が面白かったです。
後半はもっと丁寧に描いても良かったですよね。
>風情♪さん
ロビン・フッドというキャラクターで一般的に思い浮かぶのはケビン・コスナーとかエロール・フリンとかの陽気な二枚目キャラですよね。
まあ冒頭の超リアルな攻城戦で作品のノリがそっち系ではないのがわかったので、すぐに違和感は無くなり、重厚なチャンバラを堪能しました。
>にゃむばななさん
修道士のタックは元々ロビン・フット物には欠かせない重要なサブキャラクターなんで、この話を知ってると、待ってました!という感じなのですが、この映画だけだとチョイ唐突ですかね。
まあ欧米では桃太郎並みに知られてる話なんで、むしろお約束という事でしょうが、欧米以外の観客はこのあたりは不利ですね。
2010/12/15(水) 23:15:24 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ノラネコ様
ご無沙汰しておりましたが、面白い映画を沢山ご覧になっておいででしょうか
「自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ」の管理人しんです。
約一年前に当ブログで企画しました「ブロガーによる00年代映画ベストテン」にご協力いただきありがとうございました。
その「ブロガーによる00年代映画ベストテン」が、このたび講談社のセオリームックシリーズ「映画のセオリー」という本で取り上げられました。
大きな扱いではなく色々な映画ランキングに混じって私たちのランキングが紹介されているだけではありますが、それでもこうして世に出ることができましたのも、ご協力頂いたノラネコ様をはじめとしたブロガーの皆さんのおかげと感謝しております。
件の本につきましては当ブログに紹介記事を書きましたので、そちらを参照してください。
年末年始という我ら映画ファンには個人ベスト選出であれやこれやと悩ましくも楽しい時期を迎えようとしております。ノラネコ様のベストを楽しみにしています。またよろしくお願いします。
ご無沙汰しておりましたが、面白い映画を沢山ご覧になっておいででしょうか
「自主映画制作工房Stud!o Yunfat 映評のページ」の管理人しんです。
約一年前に当ブログで企画しました「ブロガーによる00年代映画ベストテン」にご協力いただきありがとうございました。
その「ブロガーによる00年代映画ベストテン」が、このたび講談社のセオリームックシリーズ「映画のセオリー」という本で取り上げられました。
大きな扱いではなく色々な映画ランキングに混じって私たちのランキングが紹介されているだけではありますが、それでもこうして世に出ることができましたのも、ご協力頂いたノラネコ様をはじめとしたブロガーの皆さんのおかげと感謝しております。
件の本につきましては当ブログに紹介記事を書きましたので、そちらを参照してください。
年末年始という我ら映画ファンには個人ベスト選出であれやこれやと悩ましくも楽しい時期を迎えようとしております。ノラネコ様のベストを楽しみにしています。またよろしくお願いします。
ノラネコさん、こんばんは!
僕もウィリアム・テルと混同していたクチでした、ハハハ・・・。
ロビン・フッド作品というとケビン・コスナーのイメージが強かったのですが、こちらは大胆解釈でしたよね。
ロビン・フッドという伝説が生まれるまでの前日譚といった目のつけどころはおもしろかったです。
確かにCGでは伝わらない何かが、実際の人によるアクションにはありますよね。
僕もウィリアム・テルと混同していたクチでした、ハハハ・・・。
ロビン・フッド作品というとケビン・コスナーのイメージが強かったのですが、こちらは大胆解釈でしたよね。
ロビン・フッドという伝説が生まれるまでの前日譚といった目のつけどころはおもしろかったです。
確かにCGでは伝わらない何かが、実際の人によるアクションにはありますよね。
>しんさん
それはおめでとうございます。
色々な人の観方を一度に知る事ができて、面白い試みだったと思います。
今度本もチェックしてみますね。
ありがとうございました。
>はらやんさん
はは、あの二人は私もしょっちゅう混同してしまいます。
キャラも格好も似すぎですよね。
本作のように、よく知られてる伝説や伝承の前章というのは、ありそうで無かったですよね。
ロビン・フッドの場合は後日談はありましたけど。
続編はあるのかな。
それはおめでとうございます。
色々な人の観方を一度に知る事ができて、面白い試みだったと思います。
今度本もチェックしてみますね。
ありがとうございました。
>はらやんさん
はは、あの二人は私もしょっちゅう混同してしまいます。
キャラも格好も似すぎですよね。
本作のように、よく知られてる伝説や伝承の前章というのは、ありそうで無かったですよね。
ロビン・フッドの場合は後日談はありましたけど。
続編はあるのかな。
2010/12/19(日) 20:40:29 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは。
ノラネコsanの感想を読んで何がウケかたって、ケビン・コスナーの『ロビン・フット』が公開された頃、友達に「ロビン・フットて木から落ちるリンゴを弓矢で射る人だよね~」と話して、「それ、ウィリアム・テルだよ!」と総ツッコミを受けた過去があるからですw
まぁ、そんな蛇足はさておき。
前半の怒涛の展開に比べると後半の展開は物語を端折り過ぎて物足りなかったのですが、ロビン・フッドという伝説の男の逸話を十分に楽しめる内容だったと思います。なんだかんだでラッセルとリドリーのコンビは相性が良いんでしょうね。
ノラネコsanの感想を読んで何がウケかたって、ケビン・コスナーの『ロビン・フット』が公開された頃、友達に「ロビン・フットて木から落ちるリンゴを弓矢で射る人だよね~」と話して、「それ、ウィリアム・テルだよ!」と総ツッコミを受けた過去があるからですw
まぁ、そんな蛇足はさておき。
前半の怒涛の展開に比べると後半の展開は物語を端折り過ぎて物足りなかったのですが、ロビン・フッドという伝説の男の逸話を十分に楽しめる内容だったと思います。なんだかんだでラッセルとリドリーのコンビは相性が良いんでしょうね。
>ななんぼさん
この監督主演コンビは、やはり一発目のインパクトが絶大だったのですけど、それ以降も一作ごとに期待を裏切らない仕事を見せてくれるんですよね。
彼らのコンビ作を観て行くと、ラッセル・クロウのカメレオン振りに驚かされます。
オスカー二度は伊達じゃないですね。
この監督主演コンビは、やはり一発目のインパクトが絶大だったのですけど、それ以降も一作ごとに期待を裏切らない仕事を見せてくれるんですよね。
彼らのコンビ作を観て行くと、ラッセル・クロウのカメレオン振りに驚かされます。
オスカー二度は伊達じゃないですね。
2010/12/23(木) 23:01:43 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは。出遅れましたが、やっと観てきました。
あれこれ、言えば言えるんですけど、わたしは盛りだくさんなわりにわかりやすいお話を、すっかり楽しんできました。
世界史で習って、その名前だけは記憶していたマグナ・カルタがこんなところで登場してくるとは思わず、
歴史に弱い者はこんなところで勝手に混乱してました(笑)
ケヴィン・コスナー版のアラン・リックマンが大好きだっただけに、
今回の悪代官は???と思ったら、何やら地味で存在感が薄くて、あらビックリ。
でも、その分を補って余りある悪役がいましたから、満足度が高かったです。
あれこれ、言えば言えるんですけど、わたしは盛りだくさんなわりにわかりやすいお話を、すっかり楽しんできました。
世界史で習って、その名前だけは記憶していたマグナ・カルタがこんなところで登場してくるとは思わず、
歴史に弱い者はこんなところで勝手に混乱してました(笑)
ケヴィン・コスナー版のアラン・リックマンが大好きだっただけに、
今回の悪代官は???と思ったら、何やら地味で存在感が薄くて、あらビックリ。
でも、その分を補って余りある悪役がいましたから、満足度が高かったです。
>悠雅さん
ホリデーシーズンらしい定番の大作でした。
今回は前日譚なので、悪代官はあまり目立ちませんでしたね。
悪役はゴドフリーにジョン王と充実していたので、一応お約束で定番キャラは出しましたってな感じでしょうか。
ホリデーシーズンらしい定番の大作でした。
今回は前日譚なので、悪代官はあまり目立ちませんでしたね。
悪役はゴドフリーにジョン王と充実していたので、一応お約束で定番キャラは出しましたってな感じでしょうか。
2010/12/26(日) 16:49:33 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
>過去100年の間に登場した映像作品だけで100本を超えるという大人気キャラクター
そうだったんですか!?
ぼくは、ロビン・フッドと言えば
エロール・フリンという感じで、
そのため、それ以降のロビンは
ショーン・コネリーにしろ、
ケビン・コスナーにしろ、
みんな新鮮に感じていました。
それにしても、このラッセル・クロウは
渋い渋い。
ロビン・フッド=森の好漢
という、ぼくの勝手なイメージを
完全に覆してくれました。
そうだったんですか!?
ぼくは、ロビン・フッドと言えば
エロール・フリンという感じで、
そのため、それ以降のロビンは
ショーン・コネリーにしろ、
ケビン・コスナーにしろ、
みんな新鮮に感じていました。
それにしても、このラッセル・クロウは
渋い渋い。
ロビン・フッド=森の好漢
という、ぼくの勝手なイメージを
完全に覆してくれました。
>えいさん
私も全然世代じゃないですけど、ロビン・フッドというキャラのイメージはエロール・フリンですね。
ああいう二枚目キャラが一番しっくり来るという。
今回のロビン像はかなり異色だと思います。
伝説もリアルに描かれる時代の要求ですかね。
私も全然世代じゃないですけど、ロビン・フッドというキャラのイメージはエロール・フリンですね。
ああいう二枚目キャラが一番しっくり来るという。
今回のロビン像はかなり異色だと思います。
伝説もリアルに描かれる時代の要求ですかね。
2010/12/31(金) 00:56:26 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
伝説の義賊、ロビン・フッドの物語を『グラディエーター』の巨匠リドリー・スコット監督が壮大に描くスペクタクル大作だ。主演は同作でアカデミー賞に輝いたラッセル・クロウ。共演に『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のケイト・ブランシェット、『シャーロック・ホー?...
2010/12/14(火) 22:34:15 | LOVE Cinemas 調布
暴れん坊、ラッセル・クロウ×リドリー・スコット、5度目のタッグ
よっぽど好きなのね
2010/12/14(火) 23:01:27 | 我想一個人映画美的女人blog
Robin Hood - O.S.T.◆プチレビュー◆伝説的義賊の誕生秘話を虚実を巧みに絡めて描く歴史アクション。肉食系オヤジヒーローに注目だ。 【65点】 12世紀末。イングランドの十字軍遠征の ...
2010/12/14(火) 23:50:34 | 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP
12世紀末。十字分遠征に参加していた弓の名手・ロビンは、王の戦死を機に軍を脱走する。その途中、襲撃された騎士・ロクスレーと遭遇し、王冠とロクスレーの剣をイングランドに ...
2010/12/15(水) 09:06:51 | 5125年映画の旅
ロビンの名を借りた英国奮起ドラマ。
2010/12/15(水) 10:35:33 | Akira's VOICE
【ROBIN HOOD】 2010/12/10公開 アメリカ 140分監督:リドリー・スコット出演:ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット、マーク・ストロング、ウィリアム・ハート、マーク・アディ、オ ...
2010/12/15(水) 11:09:49 | 映画鑑賞★日記・・・
アメリカ&イギリス
アクション&アドベンチャー
監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ
ケイト・ブランシェット
ウィリアム・ハート
...
2010/12/15(水) 15:29:03 | 小泉寝具 ☆ Cosmic Thing
12世紀のイギリスを舞台に伝説の義賊ロビン・フッドを描いた作品です。
2010/12/15(水) 19:29:16 | 水曜日のシネマ日記
オッサンとオバハンの年齢不相応の色恋沙汰をジィさんが撮った、既視感だらけの時代活劇。これって正直どうなん?という感想しか出てこない映画でした。
本当にリドリー・スコッ ...
2010/12/15(水) 20:36:30 | こねたみっくす
(原題:Robin Hood)
----リドリー・スコット&ラッセル・クロウ。
この顔合わせって多いよね。
「そうだね。
ふたりの代表作は
アカデミー作品賞に輝いた
2010/12/15(水) 23:06:26 | ラムの大通り
ユーラシア大陸の西端と東端に、それぞれちっぽけな島国がある。
12世紀末、東端の島では源頼朝が征夷大将軍になり、武家政権を確立していた。
同じころ、西端の島では十字軍と称して大陸へ侵攻してい...
2010/12/16(木) 23:27:42 | 映画のブログ
土日も仕事を持ち込んだせいで、書いてない映画が4本も溜まってるwww
まずは、その1本目。
ずいぶん前から予告編が流れていたけど、最初は、あんまり興味がなくて、どうしようかと思ってたんだけど。
公開前になって、結構面白そうに思えてきて、「ロビン・フッド...
2010/12/19(日) 18:33:17 | いい加減社長の日記
『グラディエーター』『キングダム・オブ・ヘブン』に続いてのリドリー・スコット監督による歴史スペクタクル『ロビン・フッド』。主人公ロビンには5度目のタックとなるラッセル・クロウ。よく知られている緑のタイ
2010/12/19(日) 22:40:03 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
映画「ロビン・フッド」を鑑賞。
2010/12/20(月) 22:51:48 | FREE TIME
2時間20分もあるというので、実は、ちょっと焦っていた。
(最近、ちょっと根性ない)
のだが、
始まって早々に悟る。
リドリー・スコット印で「つまらない訳ないじゃない」と!
ストーリー構成が見事。
物語を紡ぐベースとな...
2010/12/21(火) 04:01:49 | 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
こんな風な作劇は好きです。虚実を織り交ぜてエンタメに徹して、いい男といい女が出て、最後は「こうして彼は伝説になった」という風に締めると言う作り方、好きです。監督リドリー...
2010/12/21(火) 10:18:52 | 再出発日記
誰もが知っている中世の吟遊詩人が生んだという伝説の義賊、ロビン・フッド。『グラディエーター』のリドリー・スコット監督と主演のラッセル・クロウのコンビで映画化した歴史ス ...
2010/12/21(火) 17:31:04 | パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ
早くも2回目を観に行きたい……。
Alanが歌うところで足踏みしたり、リズム取ったり。
楽しかった。コメディ映画だ。
もう一党ほんとに可愛い。
Row me bully boys、でジョンがウィルの頭をぐしゃってやるんですね、
あぁわたしは彼らのファンになってよかった、っ?...
2010/12/21(火) 18:33:29 | SDnote
※ このレビューはロビン・フッドという映画それ自体よりも、
※ そこに登場するメリーメン(以下「一党」)を中心にしています。
まず初めに。
なぜひとつのメインとして一党を置くかというと、役を作りこむRussellが
3人、Alan、Kevin、Scottを自ら選んで一党?...
2010/12/21(火) 19:23:34 | SDnote
久しぶりに映画館へ行きまして、リドリー・スコット監督&ラッセル・クロウ主演の『ロビン・フッド』を観て来ました。
舞台は12世紀末のイングランド。
弓の名手のロビン・ロングストライド(ラッセル...
2010/12/22(水) 19:34:04 | 続・蛇足帳~blogばん~
Robin Hood (2010年) 監督:リドリー・スコット 出演:ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット、マーク・ストロング、ウィリアム・ハート 13世紀イングランド、国王リチャード1世亡き後の混乱の中、英仏の政治的陰謀に巻き込まれた弓の名手が英雄となるまでを描く史劇...
2010/12/23(木) 00:47:02 | Movies 1-800
<<ストーリー>>12世紀末、ロビン(ラッセル・クロウ)は十字軍の兵士として
フランスでの戦闘に加わっていた。ある日、イングランドの騎士ロバートの暗殺現場に居合わせた彼は
その遺言を受け、ロバー...
2010/12/23(木) 01:10:30 | ゴリラも寄り道
ROBIN HOOD
12世紀末。ロビン・ロングストライド(ラッセル・クロウ)はイングランド王リチ
ャード一世の十字軍遠征に従軍していた。帰国途中、ロビンは瀕死の騎士、
ロバート・ロクスリーか...
2010/12/23(木) 22:18:16 | 真紅のthinkingdays
ロビンが無法者として
森で暮らすようになるまでのストーリーが
描かれています。
2010/12/25(土) 00:36:16 | 英国日記
幾度でも立て。子羊が獅子となるまで。
2010/12/25(土) 21:18:36 | 悠雅的生活
きっと痛快無比な映画に違いないという予感がして、『ロビン・フッド』を見に、TOHOシネマズ日劇に行ってきました。こうした冒険活劇を見るなら、大画面を備えた劇場に限ると思ったものですから。...
2010/12/25(土) 23:18:14 | 映画的・絵画的・音楽的
【{/m_0167/}=56 -16-】 年末年始になって、観たい映画目白押しなのに、自分自身が忙しくて観に行けない!(ノ_<。)ビェェン
年末年始に掛けて精力的に見なければ!p(。・_;。)qガンバルッ
12世紀末。イングランドの獅子心王リチャード1世率いる十字軍遠征隊...
2010/12/27(月) 10:37:43 | 労組書記長社労士のブログ
12世紀の伝説の人物、ロビン・フッドを描いた映画。
ロビン・フッド自身は、その実在性が疑われている人物ですが、言い伝えられている伝承を下に上手く描かれています。劇中では、ロビン・フッドはロビン・ロングストライドと呼ばれていますが、何故ロビン・ロン...
2010/12/27(月) 18:10:47 | 勝手に映画評
12世紀末。
弓の名手、ロビン・ロングストライド(ラッセル・クロウ)は、イングランドの獅子心王、リチャード1世(ダニー・ヒューストン)率いる十字軍の兵士としてフランスでの戦闘に加わっていた。
...
2010/12/29(水) 16:21:19 | 心のままに映画の風景
ロビン・フッド'10:米、イギリス◆原題:ROBIN HOOD◆監督:リドリー・スコット「グラディエーター」「プロヴァンスの贈りもの」◆出演:ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット、ウィ ...
2011/01/02(日) 00:26:42 | C'est joli~ここちいい毎日を~
キック・アスを観に行ったら最前列3列しかあいていないと言われ、翌日のチケットを購入。そのまま帰るのもしゃくなのでロビン・フッドを観てきました。2010年に鑑賞したのですが、レビューアップは年を越えてしまいました(汗)。
しつこいようですがこの映画も株主優...
2011/01/05(水) 17:53:02 | よしなしごと
『彼は闘いのカリスマ。その生き様は伝説。』
コチラの「ロビン・フッド」は、中世イングランドの伝説の義賊”ロビン・フッド”を映画化した12/10公開のヒストリカル・アクショ ...
2011/01/16(日) 19:12:38 | ☆彡映画鑑賞日記☆彡
10-79.ロビン・フッド■原題:RobinHood■製作年・国:2010年、アメリカ■上映時間:140分■字幕:松浦美奈■鑑賞日:12月11日、渋東シネタワー(渋谷)■料金:1,600円...
2011/01/18(火) 23:38:14 | KINTYRE’SDIARY
タイトル:ロビン・フッド 2010年製作、米英/140分
ジャンル:歴史スペクタクル
映画館:福知山シネマ2 2人/135席
鑑賞日時:2011年1月22日(土) 18:50~
私の満足度:60%
オススメ度:60%
【序】
「グラディエーター」の監督・主演コンビだけに、期待しすぎでみ...
2011/01/24(月) 03:28:11 | もっきぃの映画館でみよう(もっきぃの映画館で見よう)
ROBIN HOOD/10年/米・英/156分/アクション・アドベンチャー/劇場公開
監督:リドリー・スコット
製作:リドリー・スコット、ラッセル・クロウ
出演:ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット、マーク・ストロング、ウィリアム・ハート、マックス・フォン・シ...
2011/04/17(日) 22:59:41 | 銀幕大帝α
監督 リドリー・スコット 主演 ラッセル・クロウ 2010年 アメリカ/イギリス映画 156分 アクション 採点★★★★ なんとも当たり前の事なんですが、伝説の人物って、その伝説の部分が面白いから人気があるんですよねぇ。実在の人物の伝説であっても、本当か嘘かを…
2011/04/20(水) 16:06:57 | Subterranean サブタレイニアン
ロビン・フッド / ROBIN HOOD
12世紀末のイングランド。弓の腕を買われて傭兵として十字軍遠征に参戦していたロビン・ロングストライドは
騎士ロバート・ロクスリーの暗殺を目撃。自分の剣を故郷に届...
2011/06/25(土) 16:27:23 | RISING STEEL
ロビン・フッド
12世紀末、十字軍遠征に参加していた射手が
騎士に成りすまし、戦死した王の王冠を持って
帰るが内乱に巻き込まれ...
【個人評価:★★☆ (2.5P)】 (自宅鑑賞)
原題:Robin Hood
2011/12/03(土) 03:32:05 | cinema-days 映画な日々
あらすじ12世紀末。イングランド獅子心王リチャード1世が率いる十字軍遠征隊の中に、弓の名手であるロビン・ロングストライドがいた・・・。感想デキてんのか?『グラディエータ...
2011/12/21(水) 08:32:55 | 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...
あらすじ12世紀末。イングランド獅子心王リチャード1世が率いる十字軍遠征隊の中に
2011/12/21(水) 08:35:38 | 虎団Jr. 虎ックバック専用機
| ホーム |