2011年01月17日 (月) | 編集 |
全世界に5億人の会員を持つ、世界最大のソーシャルネットワークサービス“フェイスブック(FACEBOOK)”の誕生を描くノンフィクション。
鬼才デヴィッド・フィンチャーは、ハーバードの学生だったマーク・ザッカーバーグが、如何にしてこの巨大な“ともだち製造ネットワーク”を作り上げ、その成功の過程に何を得て、何を失ってきたのか、天才ゆえの葛藤と孤独を浮き彫りにする。
昨年秋に本国で公開されて以来、ゴールデングローブ賞、全米映画批評家協会賞を初め、賞レースでトップをひた走っているが、なるほどその出来栄えは期待に違わぬもの見事なものだ。
2003年晩秋。
ハーバード大に通うマーク・ザッカーバーク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、交際していたエリカ(ルーニー・マーラー)に振られる。
マークはその腹いせに、学校中の寮のサイトにハッキングし、女子学生の写真を公開し、ランク付けする“フェイスマッシュ”と言うサイトを立ち上げる。
この一件でマークは懲罰を受けるが、僅かな時間に脅威のアクセス数を集めたマークの名前は、ハーバード中に知れ渡る。
ちょうど学生用のSNSを立ち上げようとしていたウィンクルボス兄弟(アーミー・ハマー)は、マークにプログラマーとして参加を呼びかけるが、彼らの話からヒント得たマークは、親友のエドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)らを誘って、さっさと新しいSNS“ザ・フェイススブック”を立ち上げてしまう。
会員は右肩上がりに増加し続け、新たなビジネスチャンスを探していたマークの前に、“ナップスター”の創業者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)が現れる。
壮大な野望を語るショーンにすっかり感化されたマークは、会社をシリコンバレーに移転させるのだが、それは巨大な成功の始まりであると共に、大切な友情の終わりでもあった・・・・
いやはや、これが天才達の世界というものか、我々凡才とは最初から見ている世界のスケールが違うのである。
起業するからには、数100万ドルなんて問題にならない。目指すは数10億ドル、いや100億ドル。
大学内の小さなコミュニティーからスタートして、僅か数年で世界市場を支配する。
多分、あらゆる産業の中でも、こんな事が可能なのはネットの世界だけで、だからこそ天才達はこのヴァーチャルな空間に引き寄せられて行くのだろう。
本作の主人公、マーク・ザッカーバーグも、そんな現在の錬金術を成功させた一人。
フェイスブックの創業から僅か6年にして、会員数は世界207カ国に5億人、会社の時価総額は250億ドルで、個人資産だけでも60億ドルというのだから驚きだ。
何よりもこの男、個性的過ぎるキャラクターがインパクト抜群。
映画は、マークがガール・フレンドのエリカに振られるシーンから始まるが、彼はとにかく頭は良いものの思考が超ロジカルで、相手の人間的な感情を考える事が出来ない。
彼の繰り出す言葉は的確ではあるが、一言一言が鋭いナイフの様に相手の心を傷つけてしまう。
ちょっとアスペルガー症候群を感じさせる性格だが、彼女とのデートでディベートみたいに相手を論破しちゃダメだという事が、どうも彼には理解できない様なのだ。
また、天才を自認しているが、同時に自分がひ弱なオタクである事も十分に理解しているマークは、マッチョな肉体を持つ同性に対する劣等感も併せ持ち、その事がボート部の選手でもあるウィンクルボス兄弟に対する曖昧な態度にも見て取れる。
まあ、はたから見てるには面白いキャラクターだが、振られた後の行動を見ても、多くの観客にとっては、少なくとも積極的に友達になりたいタイプではないだろう。
それにしても、世界を巻き込む巨大なムーブメントが、女の子に振られた腹いせから始まったというのが、何とも面白い。
物語はフェイスブックが大成功を遂げた後に起こされた二軒の訴訟の顛末と、ハーバードの学生寮で起業してから、どの様に成功して行ったのかという物語が、時系列を行きつ戻りつしながら並行して語られてゆく。
一件目の訴訟では、マークに自分達のサイトのプログラムを依頼したウィンクルボス兄弟から、アイディア盗用で訴えらおり、二件目では共同創業者であったはずのエドゥアルドから、何故か6億ドルという巨額の訴えを起こされている。
脚本のアーロン・ソーキンは、訴訟の進行を見せる事で、一体何故この様な事になってしまったのだろうという興味を観客に抱かせ、その答えを過去の物語として見せる事で物語を紡いで行く。
ウィンクルボス兄弟との訴訟は、そもそも発明は誰の物かが争点。
映画が事実なら、確かにマークは兄弟のアイディアからヒントを得ているのだから、アイディア盗用は否定できないところだろう。
だが、アイディアがあるという事と、それを発展させ実現できるという事は別の話。
フェイスブックは自分達のアイディアだと主張する兄弟に、マークは「なら作ってみろ!」と言い放つ。
まあ著作権を巡るこの手の訴訟は、ネット関係に限らず数多く、中にはとりあえず訴えてみる的な物もあるから、裁判の議論自体はありふれたものだ。
ただ、アイディアは貴重だが出発点に過ぎず、結果的に何を成し遂げたのかこそが一番評価されるべきだと言うマークの考えは、多分に独善的ではあるが、ものづくりに携わる全ての人間に対して重要な示唆に富む。
一方で、エドゥアルドとの訴訟は、いわば友情と創造の葛藤とも言うべきもの。
フェイスブックが成功するにつれて、広告ビジネスを展開させ利益を生むべきだと主張するエドゥアルドと、クールさにこだわり広告を拒否するマークとの間で亀裂が広がって行く。
エドゥアルドとしては、自腹を切ってフェイスブックの運営資金を出しているのだから切実だ。
ここで登場するのが、ナップスターの創業者、ショーン・パーカー。
かなり胡散臭い人物として描かれているが、実際にネット世界に一時代を築き、CDの小売から配信へと音楽業界のスタイルを激変させた男の言葉に、マークはすっかり感化されてしまう。
類は友を呼ぶというのか、この二人の出会いとフェイスブックの急成長はやはり、時代の必然だったのだろう。
前記した言葉で言えば、エドゥアルドは数100万ドルの成功を夢見ていたが、ショーンは同じ天才であるマークに、100億ドルの夢をリアルに感じさせたのだ。
だが、亀裂が決定的になるのは、西海岸に拠点を移したマークと、東海岸に住むエドゥアルドの距離がもたらしたすれ違いの結果、激高したエドゥアルドが資金を凍結したから。
いつでも、どこでも繋がれる事が売りのネット企業の内紛が、現実の距離に左右されるというのは、何とも皮肉だ。
結果的にマークは、5億人のともだちとヴァーチャルに繋るシステムと引き換えに、一番身近なリアルな友情を失ってしまうのである。
主演のジェシー・アイゼンバーグは、「ゾンビランド」の好演が記憶に新しいが、オタクっぽいヘタレ男を演じさせたら今や世界一だ。
本作では、天才の内面に隠された、孤独の深淵を感じさせて秀逸。
自らが作り上げたフェイスブックのサイトを見つめる、ラストの様々な感情を秘めた何ともいえない表情は、深い余韻を感じさせる。
彼の親友であり、フェイスブックの成功と共に袂を別つ事になるエドゥアルドは、次期スパイダーマンの アンドリュー・ガーフィールドが演じる。
エドゥアルドは、凡才と天才の境界上にあって、あちらの世界に行き切れなかった男であり、おそらくは観客にとって一番感情移入しやすいキャラクターだろう。
観客は、彼を基点に物語を眺めることで、やや引いた視点からマークというエキセントリックなキャラクターを理解し、間接的に感情移入する事が出来るのである。
逆に、完全に行っちゃってるのが、ジャスティン・ティンバーレイクが好演を見せるショーン・パーカーだ。
天才だが、経験の浅いマークにとって、ネットの荒波で百戦錬磨の彼は、天使であり悪魔でもある。
100万ドルより100億ドルをという彼のエネルギッシュな野望に感化されなければ、多分フェイスブックの大ブレイクも無かったのだろう。
そして、フェイスブック誕生の切っ掛けでもあるエリカを演じるのは、「エルム街の悪夢」でナンシーを演じたルーニー・マーラー。
出演シーンは僅かだが、マークの心の奥に秘められた“本当に欲しかったともだち”の象徴として描かれ、強い印象を残す。
「ソーシャル・ネットワーク」は、デヴィッド・フィンチャーが、マーク・ザッカーバーグという時代のアイコンを使って、ネット社会の孤独と葛藤を描いた秀作だ。
巧みな脚本構成とテンポの良い演出・編集の技もあって、120分は「もう?」と思うくらいにあっという間。
だが、この映画の真の味わいは、映画を観ている間よりも、むしろラストの余韻がジワジワと観客の心に染み渡り、色々な事を考えさせる観賞後にあると思う。
実際、私は観終わって数日たってもう一回観たくてたまらなくなった。
ほぼ全世界を網羅する“ともだち製造ネットワーク”を作り上げた一人の天才。
しかし、その成功と引き換えに、彼の心には一体何が残ったのか。
ヴァーチャルな接点を提供するSNSという存在を通して、今の時代を切り取りながら、逆説的に個の内面に迫ったロジックは見事。
ただし、それ故にこの映画には、ネット社会というモチーフに対するマクロ的な視点は希薄だ。
実在の人物の現在進行形の物語の前章という、正に情報がリアルタイムで伝わる今風の捕らえ方ながら、作品の作りは極めて古典的で正攻法の人間ドラマである。
だからこそ、誰にとってもとても観やすい作品になっているのだけど。
本作の中盤、ハーバードを訪れたビル・ゲイツの講義を、マークたちが聴講しているシーンがある。
盛者必衰のIT業界、これは時代の潮目を象徴的に描いた秀逸なシーンだが、今この映画を観ながら100億ドルの夢を描いてる次世代の天才も世界のどこかにいるのだろう。
主演のアイゼンバーグによると、マーク本人は本作を映画館を借り切って社員と共に観賞したと言う。
はたして時代の寵児は、スクリーンに描かれた自分自身をどう観たのだろうか。
今回は、映画に描かれたサクセスストーリーにはだいぶ桁が足りないものの、「ミリオネアー」をチョイス。
ラム15ml 、スロー・ジン15ml、 アプリコット・ブランデー15ml、 ライム・ジュース15mlまたは1個 、グレナデン・シロップ1dashをシェイクしてグラスに注ぐ。
ギラギラした名前の割にはフルーティでさっぱりしたカクテルで、適度な甘みライムの酸味が心地良い。
まあ、ビリオネアは無理にしてもミリオネアくらいには成りたいものだ。
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鬼才デヴィッド・フィンチャーは、ハーバードの学生だったマーク・ザッカーバーグが、如何にしてこの巨大な“ともだち製造ネットワーク”を作り上げ、その成功の過程に何を得て、何を失ってきたのか、天才ゆえの葛藤と孤独を浮き彫りにする。
昨年秋に本国で公開されて以来、ゴールデングローブ賞、全米映画批評家協会賞を初め、賞レースでトップをひた走っているが、なるほどその出来栄えは期待に違わぬもの見事なものだ。
2003年晩秋。
ハーバード大に通うマーク・ザッカーバーク(ジェシー・アイゼンバーグ)は、交際していたエリカ(ルーニー・マーラー)に振られる。
マークはその腹いせに、学校中の寮のサイトにハッキングし、女子学生の写真を公開し、ランク付けする“フェイスマッシュ”と言うサイトを立ち上げる。
この一件でマークは懲罰を受けるが、僅かな時間に脅威のアクセス数を集めたマークの名前は、ハーバード中に知れ渡る。
ちょうど学生用のSNSを立ち上げようとしていたウィンクルボス兄弟(アーミー・ハマー)は、マークにプログラマーとして参加を呼びかけるが、彼らの話からヒント得たマークは、親友のエドゥアルド・サベリン(アンドリュー・ガーフィールド)らを誘って、さっさと新しいSNS“ザ・フェイススブック”を立ち上げてしまう。
会員は右肩上がりに増加し続け、新たなビジネスチャンスを探していたマークの前に、“ナップスター”の創業者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)が現れる。
壮大な野望を語るショーンにすっかり感化されたマークは、会社をシリコンバレーに移転させるのだが、それは巨大な成功の始まりであると共に、大切な友情の終わりでもあった・・・・
いやはや、これが天才達の世界というものか、我々凡才とは最初から見ている世界のスケールが違うのである。
起業するからには、数100万ドルなんて問題にならない。目指すは数10億ドル、いや100億ドル。
大学内の小さなコミュニティーからスタートして、僅か数年で世界市場を支配する。
多分、あらゆる産業の中でも、こんな事が可能なのはネットの世界だけで、だからこそ天才達はこのヴァーチャルな空間に引き寄せられて行くのだろう。
本作の主人公、マーク・ザッカーバーグも、そんな現在の錬金術を成功させた一人。
フェイスブックの創業から僅か6年にして、会員数は世界207カ国に5億人、会社の時価総額は250億ドルで、個人資産だけでも60億ドルというのだから驚きだ。
何よりもこの男、個性的過ぎるキャラクターがインパクト抜群。
映画は、マークがガール・フレンドのエリカに振られるシーンから始まるが、彼はとにかく頭は良いものの思考が超ロジカルで、相手の人間的な感情を考える事が出来ない。
彼の繰り出す言葉は的確ではあるが、一言一言が鋭いナイフの様に相手の心を傷つけてしまう。
ちょっとアスペルガー症候群を感じさせる性格だが、彼女とのデートでディベートみたいに相手を論破しちゃダメだという事が、どうも彼には理解できない様なのだ。
また、天才を自認しているが、同時に自分がひ弱なオタクである事も十分に理解しているマークは、マッチョな肉体を持つ同性に対する劣等感も併せ持ち、その事がボート部の選手でもあるウィンクルボス兄弟に対する曖昧な態度にも見て取れる。
まあ、はたから見てるには面白いキャラクターだが、振られた後の行動を見ても、多くの観客にとっては、少なくとも積極的に友達になりたいタイプではないだろう。
それにしても、世界を巻き込む巨大なムーブメントが、女の子に振られた腹いせから始まったというのが、何とも面白い。
物語はフェイスブックが大成功を遂げた後に起こされた二軒の訴訟の顛末と、ハーバードの学生寮で起業してから、どの様に成功して行ったのかという物語が、時系列を行きつ戻りつしながら並行して語られてゆく。
一件目の訴訟では、マークに自分達のサイトのプログラムを依頼したウィンクルボス兄弟から、アイディア盗用で訴えらおり、二件目では共同創業者であったはずのエドゥアルドから、何故か6億ドルという巨額の訴えを起こされている。
脚本のアーロン・ソーキンは、訴訟の進行を見せる事で、一体何故この様な事になってしまったのだろうという興味を観客に抱かせ、その答えを過去の物語として見せる事で物語を紡いで行く。
ウィンクルボス兄弟との訴訟は、そもそも発明は誰の物かが争点。
映画が事実なら、確かにマークは兄弟のアイディアからヒントを得ているのだから、アイディア盗用は否定できないところだろう。
だが、アイディアがあるという事と、それを発展させ実現できるという事は別の話。
フェイスブックは自分達のアイディアだと主張する兄弟に、マークは「なら作ってみろ!」と言い放つ。
まあ著作権を巡るこの手の訴訟は、ネット関係に限らず数多く、中にはとりあえず訴えてみる的な物もあるから、裁判の議論自体はありふれたものだ。
ただ、アイディアは貴重だが出発点に過ぎず、結果的に何を成し遂げたのかこそが一番評価されるべきだと言うマークの考えは、多分に独善的ではあるが、ものづくりに携わる全ての人間に対して重要な示唆に富む。
一方で、エドゥアルドとの訴訟は、いわば友情と創造の葛藤とも言うべきもの。
フェイスブックが成功するにつれて、広告ビジネスを展開させ利益を生むべきだと主張するエドゥアルドと、クールさにこだわり広告を拒否するマークとの間で亀裂が広がって行く。
エドゥアルドとしては、自腹を切ってフェイスブックの運営資金を出しているのだから切実だ。
ここで登場するのが、ナップスターの創業者、ショーン・パーカー。
かなり胡散臭い人物として描かれているが、実際にネット世界に一時代を築き、CDの小売から配信へと音楽業界のスタイルを激変させた男の言葉に、マークはすっかり感化されてしまう。
類は友を呼ぶというのか、この二人の出会いとフェイスブックの急成長はやはり、時代の必然だったのだろう。
前記した言葉で言えば、エドゥアルドは数100万ドルの成功を夢見ていたが、ショーンは同じ天才であるマークに、100億ドルの夢をリアルに感じさせたのだ。
だが、亀裂が決定的になるのは、西海岸に拠点を移したマークと、東海岸に住むエドゥアルドの距離がもたらしたすれ違いの結果、激高したエドゥアルドが資金を凍結したから。
いつでも、どこでも繋がれる事が売りのネット企業の内紛が、現実の距離に左右されるというのは、何とも皮肉だ。
結果的にマークは、5億人のともだちとヴァーチャルに繋るシステムと引き換えに、一番身近なリアルな友情を失ってしまうのである。
主演のジェシー・アイゼンバーグは、「ゾンビランド」の好演が記憶に新しいが、オタクっぽいヘタレ男を演じさせたら今や世界一だ。
本作では、天才の内面に隠された、孤独の深淵を感じさせて秀逸。
自らが作り上げたフェイスブックのサイトを見つめる、ラストの様々な感情を秘めた何ともいえない表情は、深い余韻を感じさせる。
彼の親友であり、フェイスブックの成功と共に袂を別つ事になるエドゥアルドは、次期スパイダーマンの アンドリュー・ガーフィールドが演じる。
エドゥアルドは、凡才と天才の境界上にあって、あちらの世界に行き切れなかった男であり、おそらくは観客にとって一番感情移入しやすいキャラクターだろう。
観客は、彼を基点に物語を眺めることで、やや引いた視点からマークというエキセントリックなキャラクターを理解し、間接的に感情移入する事が出来るのである。
逆に、完全に行っちゃってるのが、ジャスティン・ティンバーレイクが好演を見せるショーン・パーカーだ。
天才だが、経験の浅いマークにとって、ネットの荒波で百戦錬磨の彼は、天使であり悪魔でもある。
100万ドルより100億ドルをという彼のエネルギッシュな野望に感化されなければ、多分フェイスブックの大ブレイクも無かったのだろう。
そして、フェイスブック誕生の切っ掛けでもあるエリカを演じるのは、「エルム街の悪夢」でナンシーを演じたルーニー・マーラー。
出演シーンは僅かだが、マークの心の奥に秘められた“本当に欲しかったともだち”の象徴として描かれ、強い印象を残す。
「ソーシャル・ネットワーク」は、デヴィッド・フィンチャーが、マーク・ザッカーバーグという時代のアイコンを使って、ネット社会の孤独と葛藤を描いた秀作だ。
巧みな脚本構成とテンポの良い演出・編集の技もあって、120分は「もう?」と思うくらいにあっという間。
だが、この映画の真の味わいは、映画を観ている間よりも、むしろラストの余韻がジワジワと観客の心に染み渡り、色々な事を考えさせる観賞後にあると思う。
実際、私は観終わって数日たってもう一回観たくてたまらなくなった。
ほぼ全世界を網羅する“ともだち製造ネットワーク”を作り上げた一人の天才。
しかし、その成功と引き換えに、彼の心には一体何が残ったのか。
ヴァーチャルな接点を提供するSNSという存在を通して、今の時代を切り取りながら、逆説的に個の内面に迫ったロジックは見事。
ただし、それ故にこの映画には、ネット社会というモチーフに対するマクロ的な視点は希薄だ。
実在の人物の現在進行形の物語の前章という、正に情報がリアルタイムで伝わる今風の捕らえ方ながら、作品の作りは極めて古典的で正攻法の人間ドラマである。
だからこそ、誰にとってもとても観やすい作品になっているのだけど。
本作の中盤、ハーバードを訪れたビル・ゲイツの講義を、マークたちが聴講しているシーンがある。
盛者必衰のIT業界、これは時代の潮目を象徴的に描いた秀逸なシーンだが、今この映画を観ながら100億ドルの夢を描いてる次世代の天才も世界のどこかにいるのだろう。
主演のアイゼンバーグによると、マーク本人は本作を映画館を借り切って社員と共に観賞したと言う。
はたして時代の寵児は、スクリーンに描かれた自分自身をどう観たのだろうか。
今回は、映画に描かれたサクセスストーリーにはだいぶ桁が足りないものの、「ミリオネアー」をチョイス。
ラム15ml 、スロー・ジン15ml、 アプリコット・ブランデー15ml、 ライム・ジュース15mlまたは1個 、グレナデン・シロップ1dashをシェイクしてグラスに注ぐ。
ギラギラした名前の割にはフルーティでさっぱりしたカクテルで、適度な甘みライムの酸味が心地良い。
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この記事へのコメント
ノラネコさんも今日書かれたのですね!私も今さっき書いたので、早速TBしま~っす
>ヴァーチャルな接点を提供するSNSという存在を通して、今の時代を切り取りながら、逆説的に個の内面に迫ったロジックは見事。
まさにここですよね!このスピード感といい、PCの更新されるスピードの速さ。そういうものとは結局変わることのない人間の中身、私たちが居て。

>ヴァーチャルな接点を提供するSNSという存在を通して、今の時代を切り取りながら、逆説的に個の内面に迫ったロジックは見事。
まさにここですよね!このスピード感といい、PCの更新されるスピードの速さ。そういうものとは結局変わることのない人間の中身、私たちが居て。
不思議なもので訴訟の話し合いの席でマークだけが一人カジュアルスタイルというのが、日本でのフジテレビとホリエモンのあの騒動と同じなんですよね。
そしてホリエモンもまた天才でありながら、人の気持ちをあまり考えないタイプで、かつ周囲にきちんと忠告してくれる人がいない。
同じ時代に同じような人がいるものなんですね。
この映画を見て、ふとそんなことを思いましたよ。
そしてホリエモンもまた天才でありながら、人の気持ちをあまり考えないタイプで、かつ周囲にきちんと忠告してくれる人がいない。
同じ時代に同じような人がいるものなんですね。
この映画を見て、ふとそんなことを思いましたよ。
>とらねこさん
語り口はフィンチャーらしくスタイリッシュなんですけど、描いてる内容は結構王道ですよね。
天才の孤独っていうのは、昔からハリウッドが愛してきた題材だし。
多分、このままオスカーも制覇しちゃいそうな気がします。
>にゃむばななさん
ほりえもんが天才なのかどうかは正直よくわかりませんが、どんなジャンルでも若くして権力を持ってしまうと、どうしても人を遠ざける事になっちゃうのかも。
マークの場合は、多分世界の殆どがバカに見えてたんだろうなあ、それって凄く寂しいなあと思ってしまいます。
語り口はフィンチャーらしくスタイリッシュなんですけど、描いてる内容は結構王道ですよね。
天才の孤独っていうのは、昔からハリウッドが愛してきた題材だし。
多分、このままオスカーも制覇しちゃいそうな気がします。
>にゃむばななさん
ほりえもんが天才なのかどうかは正直よくわかりませんが、どんなジャンルでも若くして権力を持ってしまうと、どうしても人を遠ざける事になっちゃうのかも。
マークの場合は、多分世界の殆どがバカに見えてたんだろうなあ、それって凄く寂しいなあと思ってしまいます。
2011/01/17(月) 21:17:47 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ノラネコさん、こんにちは☆
ゴールデングローブ賞4冠でしたね。
まさに時代を担う映画ともいえます。
友達を増やすサイトを作っておいて、現実の距離が友人との距離を広げていると言うのが、本当に皮肉な事ですよね。
いくらでも連絡の取りようはあるのに、心は繋がってなかったのでしょう。
寂しいことです。
それはマークだけでなく、私たち個々にも言えることなのかもしれないですね。
ゴールデングローブ賞4冠でしたね。
まさに時代を担う映画ともいえます。
友達を増やすサイトを作っておいて、現実の距離が友人との距離を広げていると言うのが、本当に皮肉な事ですよね。
いくらでも連絡の取りようはあるのに、心は繋がってなかったのでしょう。
寂しいことです。
それはマークだけでなく、私たち個々にも言えることなのかもしれないですね。
物事のきっかけと言う場合は「切っ掛け」です。
きっかけで「切欠」は候補に出ますが、
切欠(きっかけ)は、東京都あきる野市の地名です。
固有名詞以外で切欠と書くと「きりかき」です。
ネットでの誤用の多い熟語の一つです
きっかけで「切欠」は候補に出ますが、
切欠(きっかけ)は、東京都あきる野市の地名です。
固有名詞以外で切欠と書くと「きりかき」です。
ネットでの誤用の多い熟語の一つです
>ノルウェーまだ~むさん
そうですね。
ネットで繋がってる人は増えましたけど、
じゃあ実際に会う機会っていうのは、逆に減っている気もします。
映画のマークは、よくも悪くもその極端な例かもしれませんね。
>KGRさん
誤字ですね。
修正しておきました。
そうですね。
ネットで繋がってる人は増えましたけど、
じゃあ実際に会う機会っていうのは、逆に減っている気もします。
映画のマークは、よくも悪くもその極端な例かもしれませんね。
>KGRさん
誤字ですね。
修正しておきました。
2011/01/17(月) 22:40:36 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
>作品の作りは極めて古典的で正攻法の人間ドラマである
そうそう私もこの作品の醍醐味はそこにあるんじゃないかと思いました。いろんなの方のレビューで「天才」という言葉がキーワードになってます。たしかに類い稀な才能の持ち主でありそういう意味でも天才なのは間違いないと思うんですけど、マーク自身はかなりのコンプレックスの持ち主でそれが彼にとって大きな原動力でありとんでもない能力を発揮させていたように思えてなりません。実はそういうマークの人間臭い部分に迫っていたからこそのドラマなのだと思いました。
そうそう私もこの作品の醍醐味はそこにあるんじゃないかと思いました。いろんなの方のレビューで「天才」という言葉がキーワードになってます。たしかに類い稀な才能の持ち主でありそういう意味でも天才なのは間違いないと思うんですけど、マーク自身はかなりのコンプレックスの持ち主でそれが彼にとって大きな原動力でありとんでもない能力を発揮させていたように思えてなりません。実はそういうマークの人間臭い部分に迫っていたからこそのドラマなのだと思いました。
いつもながらに的確で秀逸なレビュー、ありがとうございます。
ハーバードの秀才なのだから、わたしとは能力の差など雲泥の差なのだとは思いつつ、
向こうの世界への境界線を踏み越えることができない普通の感覚の人間であるエドゥアルドがいたことで、
マークという人物をちゃんと見ることができるんですね。
自分の好きなこと、得意なことだけに没頭し、その流れで世の中に大きく打って出て・・・
1度くらいビックリするほどの大儲けをしてみたいわよ…と
ものづくりの端くれの仕事をしているわたしなどは思ったりもするんですけど、
いやいや、凡人は凡人らしく、リアルな繋がりを何より大事にして、
大儲けどころか大して儲けもないまま、細々と地道に生きているのが似合ってる…と
こんなお話を観たらつくづく思います。
ハーバードの秀才なのだから、わたしとは能力の差など雲泥の差なのだとは思いつつ、
向こうの世界への境界線を踏み越えることができない普通の感覚の人間であるエドゥアルドがいたことで、
マークという人物をちゃんと見ることができるんですね。
自分の好きなこと、得意なことだけに没頭し、その流れで世の中に大きく打って出て・・・
1度くらいビックリするほどの大儲けをしてみたいわよ…と
ものづくりの端くれの仕事をしているわたしなどは思ったりもするんですけど、
いやいや、凡人は凡人らしく、リアルな繋がりを何より大事にして、
大儲けどころか大して儲けもないまま、細々と地道に生きているのが似合ってる…と
こんなお話を観たらつくづく思います。
たとえ友人は少なくても、世界はこうした一握りの天才が動かすのかもしれません。どう見たってパクリなのに、彼らの考えたものを形にしたのは自分であり、君らの考えるレベルのものとfacebookを一緒にするなという過剰なまでの自信。
逆に言うとこういう人たちを相手にしたとき、私たち凡人はどうしたら良いんでしょうね。
ほんと、「え?もう終わりなん?」って感じでした。
逆に言うとこういう人たちを相手にしたとき、私たち凡人はどうしたら良いんでしょうね。
ほんと、「え?もう終わりなん?」って感じでした。
2011/01/18(火) 00:43:10 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
>かのんさん
モチーフは今風だけど、内容は非常に正攻法でした。
だからとても観やすいし、一見エキセントリックなマークも、実は内面にコンプレックスを抱えている。
彼にとっては見下す対象のウィンクルボス兄弟は、同時にコンプレックスの対象でもあるんですよね。
下手すると単なる嫌なやつになっちゃうところですが、人物造詣がとてもたくみでした。
>悠雅さん
たぶん、殆どの人にとって、エドゥアルドが一番親しみやすいキャラクターですよね。
まあ彼もハーバードだし、十分すぎるくらいにエリートなんですけど、それでもマークやショーンに比べたら普通に見える。
私も一度くらいは大成功してみたいですけど、マークの様な人生が一生続くのは、それはそれで辛い気がします。
>KLYさん
スケールは違えど、映画業界でもありがちな話ですね。
まあパクッたパクられたは水掛け論になりがちですし、結局一番最初に形にした者が勝ちっていうのは、この映画と同じじゃないでしょうか。
アイディアは出発点、最終的に世に問うてこそのものづくりというのは、当たり前ですが、説得力がありました。
モチーフは今風だけど、内容は非常に正攻法でした。
だからとても観やすいし、一見エキセントリックなマークも、実は内面にコンプレックスを抱えている。
彼にとっては見下す対象のウィンクルボス兄弟は、同時にコンプレックスの対象でもあるんですよね。
下手すると単なる嫌なやつになっちゃうところですが、人物造詣がとてもたくみでした。
>悠雅さん
たぶん、殆どの人にとって、エドゥアルドが一番親しみやすいキャラクターですよね。
まあ彼もハーバードだし、十分すぎるくらいにエリートなんですけど、それでもマークやショーンに比べたら普通に見える。
私も一度くらいは大成功してみたいですけど、マークの様な人生が一生続くのは、それはそれで辛い気がします。
>KLYさん
スケールは違えど、映画業界でもありがちな話ですね。
まあパクッたパクられたは水掛け論になりがちですし、結局一番最初に形にした者が勝ちっていうのは、この映画と同じじゃないでしょうか。
アイディアは出発点、最終的に世に問うてこそのものづくりというのは、当たり前ですが、説得力がありました。
2011/01/18(火) 00:46:11 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは☆
フォローの方もありがとうです、ノラネコさんもされてたんですね☆
これまさかGG賞とっちゃうとは思わなかったですけど
去年の「アバター」⇒「ハートロッカー」の例もあるし
もしかしたらオスカーは「キングススピーチ」とかいっちゃったり?
フィンチャーらしさがあんまり私は感じなかったんだけど、会話劇が巧みで面白かったですね。脚本賞も納得ですね。
フォローの方もありがとうです、ノラネコさんもされてたんですね☆
これまさかGG賞とっちゃうとは思わなかったですけど
去年の「アバター」⇒「ハートロッカー」の例もあるし
もしかしたらオスカーは「キングススピーチ」とかいっちゃったり?
フィンチャーらしさがあんまり私は感じなかったんだけど、会話劇が巧みで面白かったですね。脚本賞も納得ですね。
あとで聞いた話ですが、この映画でのベースになっているのはエドゥアルドの視点だそうで、なるほどエドゥアルドに感情移入しやすいワケだと思いましたが、例えばマーク視点だったらどんなだろうと興味ありますが、たぶんお話にもならないような気がしてます。
自覚のある天才はやはり厄介なものですね。
自覚のある天才はやはり厄介なものですね。
ノラネコさん、こんばんは!
マーク自身のモチベーションというのはなんだったんでしょうね。
社会的な名声?創作欲?お金?つながり?
そのあたりは結局彼自身の言葉として語れなかったのが、余計に気になるところなんでしょうね。
物語は巧みでしたし、飽きさせない作りだったと思いますが、個人的にはSNSに思い入れがないためか、けっこう冷静に眺めてしまって没入感はなかったでした。
マーク自身のモチベーションというのはなんだったんでしょうね。
社会的な名声?創作欲?お金?つながり?
そのあたりは結局彼自身の言葉として語れなかったのが、余計に気になるところなんでしょうね。
物語は巧みでしたし、飽きさせない作りだったと思いますが、個人的にはSNSに思い入れがないためか、けっこう冷静に眺めてしまって没入感はなかったでした。
こんばんは。
機関銃のような会話を字幕で追いながら、英語圏の人間ではないことのくやしさを感じました(どうしても理解力がワンテンポ遅れる)
でも、観た後は「インセプション」を観た後の時と似たような快感を味わいました。→私にも解かった!
アメリカという国はハーバード大出の天才がソフトを生み、マサチューセッツ工科大出の天才がハードを生んでお金を儲けるのでしょうか?
中国を脅威に感じているシーンもあって興味深かった!
機関銃のような会話を字幕で追いながら、英語圏の人間ではないことのくやしさを感じました(どうしても理解力がワンテンポ遅れる)
でも、観た後は「インセプション」を観た後の時と似たような快感を味わいました。→私にも解かった!
アメリカという国はハーバード大出の天才がソフトを生み、マサチューセッツ工科大出の天才がハードを生んでお金を儲けるのでしょうか?
中国を脅威に感じているシーンもあって興味深かった!
2011/01/19(水) 20:37:54 | URL | karinn #9yMhI49k[ 編集]
TB&コメントありがとうございました。
ただのサクセスストーリーでなく、親友との友情と絆の物語だったことがとても良かったです。マークとエドゥアルドの友情が少しずつ崩れていく姿には涙がこぼれました。
ゴールデングローブ賞では見事栄冠に輝いてくれましたね。アカデミー賞も是非獲得して欲しいです。
ただのサクセスストーリーでなく、親友との友情と絆の物語だったことがとても良かったです。マークとエドゥアルドの友情が少しずつ崩れていく姿には涙がこぼれました。
ゴールデングローブ賞では見事栄冠に輝いてくれましたね。アカデミー賞も是非獲得して欲しいです。
>migさん
オスカーは鉄板の気がしますねえ。
これアバターはSFってハンディがありましたけど、これは渋い人間ドラマですし。
まあフィンチャーはゾディアック以降ガラリと作風がかわりましたし、これは特に結構オスカー好みの様な。
>たいむさん
ベースというのは、手記やインタビューと言うことでしょうか。
まあザッカーバーグ視点でないのは明らかですが、エドゥアルドから見た彼という形にしたのは正解ですね。
これでグッと観やすくなりました。
>はらやんさん
なんでしょうね・・・。
単に繋がりが欲しかったようにも見えるし、自分の力を照明したかったようにも見える。
たぶん、色々な感情が組み合わさってエネルギーになっていたんでしょうね。
単純に金でなかった事は確かだと思います。
>karinnさん
これは翻訳者泣かせの映画だと思います。
私も聞き取れないところが多かったし、情報量としてはかなり削っちゃってますね。
まあそれでも面白いのが凄いですけど。
あー確かにインセプションに通じるところはありますね。
>えめきんさん
サクセスストーリであるけど、同時に何を失ったかと言う話なんですよね。
天才が大成功しました、じゃ誰も感情移入できなかったから、ある種のアンチアメリカンドリームになってるところが上手いなあと思いました。
オスカーは鉄板の気がしますねえ。
これアバターはSFってハンディがありましたけど、これは渋い人間ドラマですし。
まあフィンチャーはゾディアック以降ガラリと作風がかわりましたし、これは特に結構オスカー好みの様な。
>たいむさん
ベースというのは、手記やインタビューと言うことでしょうか。
まあザッカーバーグ視点でないのは明らかですが、エドゥアルドから見た彼という形にしたのは正解ですね。
これでグッと観やすくなりました。
>はらやんさん
なんでしょうね・・・。
単に繋がりが欲しかったようにも見えるし、自分の力を照明したかったようにも見える。
たぶん、色々な感情が組み合わさってエネルギーになっていたんでしょうね。
単純に金でなかった事は確かだと思います。
>karinnさん
これは翻訳者泣かせの映画だと思います。
私も聞き取れないところが多かったし、情報量としてはかなり削っちゃってますね。
まあそれでも面白いのが凄いですけど。
あー確かにインセプションに通じるところはありますね。
>えめきんさん
サクセスストーリであるけど、同時に何を失ったかと言う話なんですよね。
天才が大成功しました、じゃ誰も感情移入できなかったから、ある種のアンチアメリカンドリームになってるところが上手いなあと思いました。
2011/01/19(水) 22:27:38 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは。
こちらにコメントするの忘れたなと思いながら、
もう一度拝読させていただきました。
いやあ、読み応えありました。
もう一回観たくなりました。
映画として古典的で正攻法ではあっても、
そこに描かれているネット社会というものを、
アカデミー会員がどうとらえているか、
今年のアカデミー賞授賞式が
少し楽しみです。
こちらにコメントするの忘れたなと思いながら、
もう一度拝読させていただきました。
いやあ、読み応えありました。
もう一回観たくなりました。
映画として古典的で正攻法ではあっても、
そこに描かれているネット社会というものを、
アカデミー会員がどうとらえているか、
今年のアカデミー賞授賞式が
少し楽しみです。
>えいさん
そう言えば、ネットというモチーフを正面から描いた作品がオスカーで注目されるのははじめてでは?
思うに、本作の場合は限りなくリアルタイムに近い現代性が評価に影響するかも。
今絶頂期を迎えつつあるfacebookも10年後には存在してるかもわからない。
時の審判を受けていない物語をアメリカの映画人はどう評価するんでしょうね。
そう言えば、ネットというモチーフを正面から描いた作品がオスカーで注目されるのははじめてでは?
思うに、本作の場合は限りなくリアルタイムに近い現代性が評価に影響するかも。
今絶頂期を迎えつつあるfacebookも10年後には存在してるかもわからない。
時の審判を受けていない物語をアメリカの映画人はどう評価するんでしょうね。
2011/01/23(日) 00:20:55 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
すっごい楽しみに観に行ったのですが、そこまでマークがエキセントリックじゃなかったのが残念でした。
>思考が超ロジカル
私はマークはロジカルどころかとっても人間的でネガティブ、コンプレックスの塊だったように思いました。
理屈ですべて考えるドライな生き方をしているとは見えませんでしたけど・・・確かに全てを数値化するようなロジカルなキャラだったら楽しかったかも、と思います!
>思考が超ロジカル
私はマークはロジカルどころかとっても人間的でネガティブ、コンプレックスの塊だったように思いました。
理屈ですべて考えるドライな生き方をしているとは見えませんでしたけど・・・確かに全てを数値化するようなロジカルなキャラだったら楽しかったかも、と思います!
>ゴーダイさん
う~ん、思考がロジカルなのと、感情的なのは矛盾しないと思いますよ。
マークを見てると、行動や考え方は物凄く理論整然としてるけど、彼自身の内面はコントロールできてないですもん。
まああんまりエキセントリックすぎると、ショーン・パーカーどまりで、世界を制するほどの成功は出来ないのかも。
う~ん、思考がロジカルなのと、感情的なのは矛盾しないと思いますよ。
マークを見てると、行動や考え方は物凄く理論整然としてるけど、彼自身の内面はコントロールできてないですもん。
まああんまりエキセントリックすぎると、ショーン・パーカーどまりで、世界を制するほどの成功は出来ないのかも。
2011/01/24(月) 22:28:15 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんはー。
私は劇中に登場した"アップルティーニ"っていうカクテル?が非常に気になりましたー。
マーク・ザッカーバークはAppleユーザーという話ですけど、ここでは見事にVAIOな人だったかわりに?
ミリオネアーも美味しそう♪
私は劇中に登場した"アップルティーニ"っていうカクテル?が非常に気になりましたー。
マーク・ザッカーバークはAppleユーザーという話ですけど、ここでは見事にVAIOな人だったかわりに?
ミリオネアーも美味しそう♪
>かえるさん
あー、アップルティーニ飲んでましたね。
あれウォッカベースなんで、結構強いカクテルです。
イメージ的にはオタクなザッカーバーグにはオシャレ過ぎかも。
彼はmacなんですか?
まあコロムビアでmacは使いにくいでしょうね(笑
あー、アップルティーニ飲んでましたね。
あれウォッカベースなんで、結構強いカクテルです。
イメージ的にはオタクなザッカーバーグにはオシャレ過ぎかも。
彼はmacなんですか?
まあコロムビアでmacは使いにくいでしょうね(笑
2011/01/26(水) 21:58:44 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
これだけコメントがあるということは多くの人が見ているんですねえ。
のぞき趣味になるぎりぎり手前でもって、観客を上手に魅了しているように感じられたそんな構成でした。
主演の彼を見るために、「ゾンビランド」との二本立てで上映してほしいものです。飯田橋や下高井戸あたりでね。
のぞき趣味になるぎりぎり手前でもって、観客を上手に魅了しているように感じられたそんな構成でした。
主演の彼を見るために、「ゾンビランド」との二本立てで上映してほしいものです。飯田橋や下高井戸あたりでね。
2011/01/27(木) 03:57:42 | URL | ソコッチ #mQop/nM.[ 編集]
マークには論理の一貫性があると思います。非常にロジカルな人であることが伺えました。内面はご指摘のようにゆれている、または、幼児性を残しているのかもしれませんが(それはあまり重要じゃない)。ショーンもその論理性の強みに引かれたのだと思います。目的志向だし。
そうなったときもはやエドゥアルドの出番はどこにも無かったというのもわかるような気がします。
ショーンやマイクはエスタビリッシュを壊す人たちなので、壊される対象であるウィンクルボス兄弟とエドゥアルドは(オールドボーイズだし伝統的アプローチだし)と対比させ、訴訟の進行で対立を語らせた脚本はとっても判りやすいです。
あと、graduateのはちゃめちゃぶり、大学内に設けられたクラブ。東海岸はやっぱり(かつていたぶられたのに)英国なんだなあ、という思いを強く持ちます。文武両道のボート兄弟は嫌いじゃないですよ。また、おつきのようにともに行動する学生(男)は、ボートのコックス?それとも、ウィンクルボス兄弟家と縁の深い家出身の学生?
最初の数分を見損ねたので、なんだかもう一回観に行ってしまいそうです。
日本でも東大を舞台に、なんか作ればいいのに、と思ってしまいました。まあ微妙な存在ですから。。。無理か。。。
そうなったときもはやエドゥアルドの出番はどこにも無かったというのもわかるような気がします。
ショーンやマイクはエスタビリッシュを壊す人たちなので、壊される対象であるウィンクルボス兄弟とエドゥアルドは(オールドボーイズだし伝統的アプローチだし)と対比させ、訴訟の進行で対立を語らせた脚本はとっても判りやすいです。
あと、graduateのはちゃめちゃぶり、大学内に設けられたクラブ。東海岸はやっぱり(かつていたぶられたのに)英国なんだなあ、という思いを強く持ちます。文武両道のボート兄弟は嫌いじゃないですよ。また、おつきのようにともに行動する学生(男)は、ボートのコックス?それとも、ウィンクルボス兄弟家と縁の深い家出身の学生?
最初の数分を見損ねたので、なんだかもう一回観に行ってしまいそうです。
日本でも東大を舞台に、なんか作ればいいのに、と思ってしまいました。まあ微妙な存在ですから。。。無理か。。。
2011/01/27(木) 11:41:18 | URL | ソコッチ #mQop/nM.[ 編集]
>ソコッチさん
そうそう、この映画西海岸と東海岸の文化対立として観ても面白いのです。
大学のカルチャーひとつとっても、私学中心の東のアイビーリーグと公立中心の西の名門はまるで違いますから。
でも、実はウィンクルボス兄弟とか結構キャラクターとしては好きなんですよ。
訴えるかどうかの葛藤とか、いかにもで面白い。
実際友達になるなら、マークより彼らの方がきっと楽しいでしょうね。
そうそう、この映画西海岸と東海岸の文化対立として観ても面白いのです。
大学のカルチャーひとつとっても、私学中心の東のアイビーリーグと公立中心の西の名門はまるで違いますから。
でも、実はウィンクルボス兄弟とか結構キャラクターとしては好きなんですよ。
訴えるかどうかの葛藤とか、いかにもで面白い。
実際友達になるなら、マークより彼らの方がきっと楽しいでしょうね。
2011/01/28(金) 19:32:19 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんにちは。遅いコメントになってしまいました..。
ご指摘の通り、この映画はフェイスブックの成功物語&社会が変わっていく過程を描いた物語という側面と、マーク個人の獲得と喪失の物語、という古典的な構造になっていますね。そして、後者を与えることによって、見事にドラマ性を持たせているなと思います。このご時世、単なる成功物語で「すべてを手に入れた男」なんかを描いてしまったら、観賞後にみんな「ケッ」って感じになっちゃうでしょうから、この辺は意図的にやっているのでしょう。(実際、映画はかなり現実と乖離があるようですし)
ただ、そのどちらに衝撃を受けるかは、マークのやったことの「社会的・経済的な意味での大きさ」と「技術的な意味での小ささ」を理解しているか否かでかなり違ってくる気がします。両方が分かっているなら、「こんな自分でも理解できるような技術の集積で、こんな大きな仕事ができるのか」と勇気づけられ、感動させられるのですが、そうでない人には「あぁ、マークは天才なのね。自分とは違うタイプの凄い人」ということで終わってしまうという..。
私はネットワーク系のサーバ管理やプログラミングを少し(でも長く)やったことがあるので、「マーク個人の悲哀」よりも「社会が変わること、変えられること」と「それを受容するアメリカ社会」に大きな衝撃を受けた次第です。
というわけで、今年もよろしくお願いしますー。あ、例の忘年会では呑みすぎました...反省。(^^;
ご指摘の通り、この映画はフェイスブックの成功物語&社会が変わっていく過程を描いた物語という側面と、マーク個人の獲得と喪失の物語、という古典的な構造になっていますね。そして、後者を与えることによって、見事にドラマ性を持たせているなと思います。このご時世、単なる成功物語で「すべてを手に入れた男」なんかを描いてしまったら、観賞後にみんな「ケッ」って感じになっちゃうでしょうから、この辺は意図的にやっているのでしょう。(実際、映画はかなり現実と乖離があるようですし)
ただ、そのどちらに衝撃を受けるかは、マークのやったことの「社会的・経済的な意味での大きさ」と「技術的な意味での小ささ」を理解しているか否かでかなり違ってくる気がします。両方が分かっているなら、「こんな自分でも理解できるような技術の集積で、こんな大きな仕事ができるのか」と勇気づけられ、感動させられるのですが、そうでない人には「あぁ、マークは天才なのね。自分とは違うタイプの凄い人」ということで終わってしまうという..。
私はネットワーク系のサーバ管理やプログラミングを少し(でも長く)やったことがあるので、「マーク個人の悲哀」よりも「社会が変わること、変えられること」と「それを受容するアメリカ社会」に大きな衝撃を受けた次第です。
というわけで、今年もよろしくお願いしますー。あ、例の忘年会では呑みすぎました...反省。(^^;
10年前のインターネットの状況を考えると...
HPビルダーが売れて、ブログが始まって、mixiが始まって、Twitterが始まって...
10年後にはどうなっているか、全然分かりませんよね。
ビル・ゲイツとのシーンに、そんなことを感じました。
HPビルダーが売れて、ブログが始まって、mixiが始まって、Twitterが始まって...
10年後にはどうなっているか、全然分かりませんよね。
ビル・ゲイツとのシーンに、そんなことを感じました。
>マサルさん
ネットワーク系の仕事した事があると、より突っ込んで観られるかもしれませんね。
逆に、SNSって何って人だと、心情の部分しかわからずに、面白さ半減の可能性もあるのかも。
そういえば、90年代初頭のネット黎明期に、知人でネットベンチャーを立ち上げた人がいました。
彼は確か7、800万ドルで会社を売りましたが、今になって思えば、目先の数百万ドルで10億ドルを逃したのかな。
>vicさん
今の時代、10年後は予測不能ですよねえ。
facebookだって、存在してるかどうかわかりませんよ。
間違いないのは、今は想像もできないような、新しいサービスなりムーブメントが起こってるって事だけであよう。
楽しみでもあり、恐ろしくもあり。
ネットワーク系の仕事した事があると、より突っ込んで観られるかもしれませんね。
逆に、SNSって何って人だと、心情の部分しかわからずに、面白さ半減の可能性もあるのかも。
そういえば、90年代初頭のネット黎明期に、知人でネットベンチャーを立ち上げた人がいました。
彼は確か7、800万ドルで会社を売りましたが、今になって思えば、目先の数百万ドルで10億ドルを逃したのかな。
>vicさん
今の時代、10年後は予測不能ですよねえ。
facebookだって、存在してるかどうかわかりませんよ。
間違いないのは、今は想像もできないような、新しいサービスなりムーブメントが起こってるって事だけであよう。
楽しみでもあり、恐ろしくもあり。
2011/01/30(日) 22:24:37 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
1800円だして、
観て来ました~。
う~ん。
予想以上にいい作品で、
よかったです!
現代社会の中に生きる天才は、
試行錯誤しながらも。
ものすごい勢いで前に進んでいくんですね。
アメリカって、
すごい。
観て来ました~。
う~ん。
予想以上にいい作品で、
よかったです!
現代社会の中に生きる天才は、
試行錯誤しながらも。
ものすごい勢いで前に進んでいくんですね。
アメリカって、
すごい。
>y.kato-channelさん
そう、彼らはまるで違う時間の流れの中にいるかの様でした。
彼らにとっての1年は凡人の10年分くらいの密度がありそうです。
こういう熱気がアメリカ経済の底力の秘密かも知れませんね。
そう、彼らはまるで違う時間の流れの中にいるかの様でした。
彼らにとっての1年は凡人の10年分くらいの密度がありそうです。
こういう熱気がアメリカ経済の底力の秘密かも知れませんね。
2011/02/09(水) 22:28:34 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ノラネコさんの感想はいつも納得、溜飲がさがります
素晴らしー
この作品はアカデミー作品賞というステイタスは逃しました
(わたしはつい先日観たので)
でも逃して、完結、と感じたのでした
素晴らしー
この作品はアカデミー作品賞というステイタスは逃しました
(わたしはつい先日観たので)
でも逃して、完結、と感じたのでした
>おくやぷさん
確かに逃した方が“らしい”気がしますね。
アカデミー賞なんて古い権威そのものでもありますから、こういう映画はむしろ嫌われた方がクールに見えて来ます。
確かに逃した方が“らしい”気がしますね。
アカデミー賞なんて古い権威そのものでもありますから、こういう映画はむしろ嫌われた方がクールに見えて来ます。
2011/06/09(木) 22:39:18 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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**
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2011/01/21(金) 10:49:21 | k.onoderaの日記
THE SOCIAL NETWORK
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2011/01/22(土) 18:58:44 | 真紅のthinkingdays
原題 THE SOCIAL NETWORK
製作年度 2010年
上映時間 120分
原作 ベン・メズリック
脚本 アーロン・ソーキン
監督 デヴィッド・フィンチャー
音楽 トレント・レズナー/アッティカス・ロス
出演 ジェシー・アイゼンバーグ/アンドリュー・ガーフィールド/ジャスティン...
2011/01/22(土) 21:10:25 | to Heart
鑑賞日:11.01.22 鑑賞場所:シネプレックス幕張
天才
裏切者
危ない奴
億万長者
<ストーリー> (cinemacafe.netより引用)
反抗的な性格の持ち主ながら頭の回転が速く天才肌のマーク・ザッカーバーグはある日、ハーバード大学内で注目を集めるため、...
2011/01/23(日) 17:58:55 | けちけちオヤジのお気楽ダイアリーズ
日本では、まだそれほどでもないけど、世界で5億人が利用しているフェイスブック。
アクセス数で、グーグルを抜き、創業者のマーク・ザッカーバーグは、去年のマン・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
ということで、マーク・ザッカーバーグの伝記ともいえる「ソーシャル・...
2011/01/23(日) 21:18:45 | いい加減社長の日記
The Social Network(2010/アメリカ)【劇場公開】
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ/アンドリュー・ガーフィールド/ジャスティン・ティンバーレイク/ブレンダ・ソング
天才 裏切者 危ない奴 億万長者
世界最大のSNSサイト「フェ...
2011/01/24(月) 22:57:30 | 小部屋日記
蟠っているのに熱を帯びているのにクール。
5億人突破、数年で世界最大のSNSに急成長した“facebook”誕生の舞台裏。
2003年の秋、ハーバード大の学生マーク・ザッカーバーグはガールフレンドのエリカとケンカをし・・・。殺人鬼や暴力は登場しないデイビッド・フ...
2011/01/25(火) 01:13:58 | かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY
世界で5億人以上が登録しているSNS(交流サイト)
「Facebook(フェイスブック)」の誕生物語。
自分は未登録。→登録しました。
ソーシャル・ネットワークを略してSNS。
日本でのSNSといえばmixi。
...
2011/01/27(木) 00:22:35 | 単館系
『 ソーシャル・ネットワーク 』 (2010)  監 督 :デヴィッド・フィンチャーキャスト :ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク、アーミー・ハ...
2011/01/27(木) 12:41:22 | さも観たかのような映画レビュー
映画「ソーシャルネットワーク」観てきました。10年くらい前に、会社の後輩が、ネットで知り合った京都の子と付き合ってる、という話を聞いて、「情けねえ、ネットなんかで女を見つけてんじゃねー!」と、思ったことがあります。いかがわしいサイトで知り合ったわけではなさ
2011/01/28(金) 00:15:31 | 幕張コーポ前
2010年のアメリカ映画、「ソーシャル・ネットワーク」(監督:デヴィッド・フィンチャー)です。公開初日にTOHOシネマズ六本木スクリーン7で観賞しました。 衝撃を受けました。この映画自体の面白さや描き方の巧みさ(は十分すぎるほどありますが)に、ではありません。?...
2011/01/29(土) 14:50:48 | Men @ Work
ゴールデン・グローブ賞の
ドラマ部門作品賞を受賞して
アカデミー賞の有力候補にもなった
「ソーシャル・ネットワーク」
これは見逃せません!
ああ、アカデミー賞前後は、名作が多くて嬉しい!
2011/01/30(日) 02:20:44 | Playing the Piano is ME.
近ごろのアメリカンドリームってやつは...。
2011/02/01(火) 19:37:02 | ぁの、アレ!床屋のぐるぐる回ってるヤツ!
□作品オフィシャルサイト 「ソーシャル・ネットワーク」 □監督 デヴィッド・フィンチャー □脚本 アーロン・ソーキン□原作 ベン・メズリック □キャスト ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク■鑑賞?...
2011/02/02(水) 12:27:48 | 京の昼寝~♪
ソーシャル・ネットワーク (デビッド・フィンチャー 監督) [DVD]
解説(amazonより)
全米2週連続No.1 2010年度東京国際映画祭オープニング作品
デヴィッド・フィンチャー監督最新作
...
2011/02/05(土) 13:03:57 | 青いblog
すでにグラミー賞の4冠を獲得していて、さらにアカデミー賞の最有力候補ともされていますから、早目に見ておこうと、『ソーシャル・ネットワーク』を吉祥寺のバウス・シアターで見てきました。
(1)この映画はFacebookの創始者であるマーク・ザッカーバッグ氏のことを中...
2011/02/06(日) 07:26:47 | 映画的・絵画的・音楽的
世界最大SNS・Facebookの創設者マーク・ザッカーバーグがFacebookを作る過程を描いた作品ソーシャル・ネットワーク、観た人に「フェースブック」を知らなくても楽しめるかを確認した後、観てきました。
2011/02/08(火) 11:57:59 | よしなしごと
あらすじハーバード大生のマークは、彼女に振られた腹いせに女子の品定めサークルをネットに立ち上げるが・・・。感想世界最大のSNSフェイスブックの生みの親で史上最年少億万長...
2011/02/09(水) 20:52:36 | 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...
ソーシャル・ネットワーク(原題: THE SOCIAL NETWORK) 343本目 2011-03
上映時間 2時間
監督 デビッド・フィンチャー
出演 ジェシー・アイゼンバーグ(マーク・ザッカーバーグ) 、 ...
2011/02/13(日) 18:29:37 | メルブロ
ソーシャル・ネットワーク 映画 - goo 映画
ソーシャル・ネットワーク:作品情報ー映画.com
「ソーシャル・ネットワーク」オフィシャルサイト
ソーシャル・ネットワーク@ぴあ映画生活
ソーシャル・ネットワーク (映画)-Wikipedia
○作品データ(映画.com)
原題:The Soci...
2011/02/25(金) 18:07:43 | itchy1976の日記
『天才 裏切者 危ない奴 億万長者』
コチラの「ソーシャルネットワーク」は、いよいよ2日後に迫ったアカデミー賞では、作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞、撮影賞、録音 ...
2011/02/27(日) 18:02:03 | ☆彡映画鑑賞日記☆彡
参加人数5億人という世界最大のSNS「Facebook」。
SNSとかほとんど興味がないのですが、
登録してます。
アメリカに住んでいる友人から勧められたのですが、
それがなかったら入らなかったですね。
登録してあると、
個人がUPしている写真とか見られるのでね。
で...
2011/03/01(火) 13:29:18 | 映画、言いたい放題!
参加人数5億人という世界最大のSNS「Facebook」。
SNSとかほとんど興味がないのですが、
登録してます。
アメリカに住んでいる友人から勧められたのですが、
それがなかったら入らなかったですね。
登録してあると、
個人がUPしている写真とか見られるのでね。
で...
2011/03/07(月) 13:54:26 | 映画、言いたい放題!
THE SOCIAL NETWORK/10年/米/120分/青春ドラマ/PG12/劇場公開
監督:デヴィッド・フィンチャー
製作総指揮:ケヴィン・スペイシー
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク、アーミー・ハマー
<スト...
2011/05/27(金) 22:06:56 | 銀幕大帝α
ヤ・キュージョー
無線のつぶやき
ソーシャルネットワークを鑑賞
これ、怖い話だね
共感できない方がいい
男と女に必要なのは体の連帯
マークは男にしろ女にしろ肌の連帯がない
相手がああ...
2011/06/08(水) 01:55:34 | as soon as
監督 デヴィッド・フィンチャー 主演 ジェシー・アイゼンバーグ 2010年 アメリカ映画 120分 ドラマ 採点★★★★ いつまでも根に持って虎視眈々と復讐の機会を伺うタイプではないんですが、“機会があれば仕返ししたいリスト”ってのを常に心の奥にしまっている私…
2011/08/13(土) 20:10:11 | Subterranean サブタレイニアン
予想外に面白かった。
2011/12/28(水) 19:36:31 | 或る日の出来事
2010年 アメリカ作品 120分 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給原題:THE SOCIAL NETWORKSTAFF監督:デヴィッド・フィンチャー脚本:アーロン・ソーキン原作:ベン・メズリックCASTジェシー・アイゼンバーグ アンドリュー・ガーフィールド ジャスティン・ティ...
2012/04/02(月) 00:52:01 | pure\'s movie review
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