2011年04月30日 (土) | 編集 |
死者を召還する謎の球体“GANTZ”によって、星人と呼ばれる強大な敵との戦いに巻き込まれる人々を描いたSF大作の後編。
1月公開の前編では、奥浩哉のユニークなコミック世界を見事に映像化していたが、原作の方はまだまだ連載中。
大胆にも「GANTZ : PERFECT ANSWER」と銘打った後編では、幾つかのモチーフを借り受けつつも、原作とは異なる映画オリジナルの物語が展開する。
※完全ネタバレ注意
加藤(松山ケンイチ)の死から五ヶ月後、玄野(二宮和也)は仲間と共に星人との戦いに生き残っていた。
都内で頻発する破壊事件を追う公安警察の重田(山田孝之)は、謎の黒服の男たちと接触、玄野が事件の鍵を握ると知らされる。
同じ頃、モデルの鮎川映莉子は、ポストに入っていた小さな黒い玉に操られる様に次々に人を殺し、殺された人々はGANTZに召還される。
彼らは玄野たちと共に、新たなミッションに挑むのだが、初心者にしてはあまりにも戦い慣れしている事に自らも戸惑う。
実は、鮎川に殺されて召還されたのは、以前GANTZによって生き返り、100点をとって記憶を消されて解放された過去のメンバーだったのだ・・・
原作から離れるのだから当たり前だが、「GANTZ : PERFECT ANSWER」は、前編の世界観を留めつつも、かなり異なるムードを持つ作品となった。
前編では、突然理不尽な世界に放り込まれた、玄野と加藤という対照的な二人の主人公が、お互いに葛藤しつつも、生死を賭けた状況下で、それぞれの“戦う理由”を見つけてゆく物語だった。
観る前は、既に提示された様々な“謎”の答えを見つけつつ、玄野がより強大な星人を倒して、加藤を復活させる話になるのかと思っていたが、実はそうではない。
散りばめられた謎に答えを出すどころか、本作は冒頭から新たなる謎を次々に広げて行くのである。
シンプルだった前編に比べて、今回はストーリーラインも複雑だ。
星人との何時終わるとも知れぬ戦いを続けながら、恋人(?)の小島多恵と加藤の残された弟との穏やかな日常という二重生活を送る玄野の物語、GANTZ事件を追う公安刑事の重田正光と彼に情報を提供する謎の黒服集団の物語、過去にGANTZに召還され、その後100点をとって解放されたメンバーを、再びGANTZ部屋に連れ戻す鮎川映莉子の物語。
大雑把に言って、前半部分は謎が謎を呼ぶ形でこれら三つの物語の流れが平行し、逆に前作のウリであった星人との戦いは全く描かれない。
正直、最初の三十分くらいは、せっかくのカッコ良いバトルスーツの見せ場も無く、謎の風呂敷が広がり続けるだけなので、正直言って少々冗長。
これはチョイ厳しいかなあと思っていると、何と今度は死んだはずの加藤がピンピンして玄野の前に姿を現すのである。
訳もわからず喜ぶ玄野だが、GANTZの死亡者リストには相変わらず加藤が載ったままで、それどころか次なるターゲットとして指名されたのは、何故か星人ではなく玄野にとって誰よりも大切な小島多恵なのだ。
ここに来て、三つの流れは急激に一つに収束し、物語は一気呵成に動き出す。
要するに、今までやられっ放しだった星人サイドが反撃に出て、GANTZ部屋を探し始めたのである。
加藤も黒服集団も、正体は寄生獣の様に姿を自在に変えられる新手の星人で、自分の身が危ないとわかったGANTZは、過去に高得点を出した戦闘能力の高いメンバーを、その一人である鮎川映莉子を使って殺害する事で再召還したという訳だ。
だが、指令を伝えるためにGANTZが鮎川に送った、まるでミニチュアのGANTZの様な通信装置が、最後の召還予定者である小島多恵を呼ぶ前に、ニセ加藤の手に渡ってしまう。
これは予定の人物を全て召還(つまり殺害)した段階で、部屋に通じる鍵となるために、もしもニセ加藤が小島多恵を殺せば、彼にGANTZ部屋の場所がバレてしまうのである。
その為に、GANTZはメンバーにニセ加藤よりも先に、多恵を殺せという指令を出したという訳だ。
追い討ちをかけるように、GANTZの“電池”である玉男の寿命が尽きようとしており、もしもそうなれば、GANTZによって生かされているメンバーも消滅するという事実が明かされる。
児島多恵を殺した者に与えら得る点数は100点。
電池切れになる前に解放されるために、小島多恵を殺そうとするメンバーとそれを阻止しようとする玄野。
復活させた本物の加藤、前編ではあまり目立たなかった田口トモロヲ演じる鈴木ら、ごく僅かの仲間と共に、多恵を他のメンバーから守ろうとするが、そこに襲い掛かるのが黒服集団と彼らのボスキャラであるニセ加藤(どうやら前編の千手観音の中の人らしい)だ。
そう、今回のクライマックスは、人間VS人間VS星人という三つ巴の戦いなのである。
星人といっても、以前の田中星人やおこりんぼう星人とは違って、形やサイズは基本的に人間と変わらず、武器も日本刀なので、見た目のユニークさは劣るものの、スピーディな戦闘シーンはなかなかにパワフルな仕上がり。
戦う場所は、閉鎖された地下鉄の車中と、逆にバトルスーツの能力を最大限に生かした空中の逃走劇という、二つの対照的な舞台が用意されており、星人のボスキャラであるニセ加藤VS玄野と本物の加藤というビジュアル的なクライマックスも良く出来ていて、後半は見せ場の連続で飽きさせない。
アクションを支えるVFXは、十分に世界レベルのクオリティで、相変わらず日本映画離れした画作りを成功させており、ハリウッド映画を観慣れた目にも遜色を感じさる事は無い。
しかしながらテーマ的にも、(答えは殆ど描かれないにせよ)人類はなぜ戦うのかと言った問いかけや、生死を巡るエゴイズムと自己犠牲といった、シリアスな側面が強まった結果、星人たちのルックスも含めて、前編にあったようなとぼけたユーモアが失われてしまったのは少々残念だ。
そして遂にGANTZ部屋に星人が侵入し、最後の決戦の後に愛する者を失った玄野が、死にゆくGANTZに対して提案する究極の解決法とは・・・。
そう、この作品における「PERFECT ANSWER」とは、我々観客に向けて全ての答えを開示するという意味ではなく、あくまでも本作の主人公である玄野にとっての“完璧な解”であると受け止めるべきだろう。
謎解きという点では、そもそもGANTZとは誰が何のために作り、なぜ死者を召還するのかが全く明らかにならないし、敵である星人の正体も謎のままだ。
星人というからには異星人なのだろうけど、どこから来て地球で何をしているのか、なぜGANTZによって敵視されるのか、我々が知りたい殆どの“謎”に対して、本作は何の“ANSWER”も示してくれないのである。
ぶっちゃけると、単に広げすぎた風呂敷を畳めなくなって、ひたすら希薄化した内容を、何とか玄野に収束させたとも言えるのだが、本作をあくまでも不条理な状況に置かれた玄野計の物語と考えるならば、謎の部分はあえて放りっぱなしもアリかなあとは思う。
ただ個人的には、スケールの大きなSFアクションとして、前作に引き続き十分楽しめたが、「PERFECT ANSWER」というタイトルに対しては「う~ん、60%ANSWER位じゃないの?」という印象だ。
まあ全ての謎を映画で解いてしまうと、連載中の漫画の方が困ってしまうのかも知れないけれど。
前編では黒繋がりで「東京ブラック」を合わせたが、この二部作は広く海外でも公開されるらしい。
今回は公開が決まっている国一つ、ビールの本場ドイツから「ケストリッツァー シュヴァルツビア」をチョイス。
黒ビールらしい豊かでまろやかなコクと、適度な苦味を味わえる、ヨーロッパを代表する黒ビールの逸品だ。
美味しいドイツ料理と共にいただきながら、残された謎を語らいたい。
(ヒソヒソ)ところで、この映画の理屈だと、玄野の命が尽きる時に、生き返った人たちも結局皆消えちゃうんだよねえ?それとも彼らは解放された事になるのかな?
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1月公開の前編では、奥浩哉のユニークなコミック世界を見事に映像化していたが、原作の方はまだまだ連載中。
大胆にも「GANTZ : PERFECT ANSWER」と銘打った後編では、幾つかのモチーフを借り受けつつも、原作とは異なる映画オリジナルの物語が展開する。
※完全ネタバレ注意
加藤(松山ケンイチ)の死から五ヶ月後、玄野(二宮和也)は仲間と共に星人との戦いに生き残っていた。
都内で頻発する破壊事件を追う公安警察の重田(山田孝之)は、謎の黒服の男たちと接触、玄野が事件の鍵を握ると知らされる。
同じ頃、モデルの鮎川映莉子は、ポストに入っていた小さな黒い玉に操られる様に次々に人を殺し、殺された人々はGANTZに召還される。
彼らは玄野たちと共に、新たなミッションに挑むのだが、初心者にしてはあまりにも戦い慣れしている事に自らも戸惑う。
実は、鮎川に殺されて召還されたのは、以前GANTZによって生き返り、100点をとって記憶を消されて解放された過去のメンバーだったのだ・・・
原作から離れるのだから当たり前だが、「GANTZ : PERFECT ANSWER」は、前編の世界観を留めつつも、かなり異なるムードを持つ作品となった。
前編では、突然理不尽な世界に放り込まれた、玄野と加藤という対照的な二人の主人公が、お互いに葛藤しつつも、生死を賭けた状況下で、それぞれの“戦う理由”を見つけてゆく物語だった。
観る前は、既に提示された様々な“謎”の答えを見つけつつ、玄野がより強大な星人を倒して、加藤を復活させる話になるのかと思っていたが、実はそうではない。
散りばめられた謎に答えを出すどころか、本作は冒頭から新たなる謎を次々に広げて行くのである。
シンプルだった前編に比べて、今回はストーリーラインも複雑だ。
星人との何時終わるとも知れぬ戦いを続けながら、恋人(?)の小島多恵と加藤の残された弟との穏やかな日常という二重生活を送る玄野の物語、GANTZ事件を追う公安刑事の重田正光と彼に情報を提供する謎の黒服集団の物語、過去にGANTZに召還され、その後100点をとって解放されたメンバーを、再びGANTZ部屋に連れ戻す鮎川映莉子の物語。
大雑把に言って、前半部分は謎が謎を呼ぶ形でこれら三つの物語の流れが平行し、逆に前作のウリであった星人との戦いは全く描かれない。
正直、最初の三十分くらいは、せっかくのカッコ良いバトルスーツの見せ場も無く、謎の風呂敷が広がり続けるだけなので、正直言って少々冗長。
これはチョイ厳しいかなあと思っていると、何と今度は死んだはずの加藤がピンピンして玄野の前に姿を現すのである。
訳もわからず喜ぶ玄野だが、GANTZの死亡者リストには相変わらず加藤が載ったままで、それどころか次なるターゲットとして指名されたのは、何故か星人ではなく玄野にとって誰よりも大切な小島多恵なのだ。
ここに来て、三つの流れは急激に一つに収束し、物語は一気呵成に動き出す。
要するに、今までやられっ放しだった星人サイドが反撃に出て、GANTZ部屋を探し始めたのである。
加藤も黒服集団も、正体は寄生獣の様に姿を自在に変えられる新手の星人で、自分の身が危ないとわかったGANTZは、過去に高得点を出した戦闘能力の高いメンバーを、その一人である鮎川映莉子を使って殺害する事で再召還したという訳だ。
だが、指令を伝えるためにGANTZが鮎川に送った、まるでミニチュアのGANTZの様な通信装置が、最後の召還予定者である小島多恵を呼ぶ前に、ニセ加藤の手に渡ってしまう。
これは予定の人物を全て召還(つまり殺害)した段階で、部屋に通じる鍵となるために、もしもニセ加藤が小島多恵を殺せば、彼にGANTZ部屋の場所がバレてしまうのである。
その為に、GANTZはメンバーにニセ加藤よりも先に、多恵を殺せという指令を出したという訳だ。
追い討ちをかけるように、GANTZの“電池”である玉男の寿命が尽きようとしており、もしもそうなれば、GANTZによって生かされているメンバーも消滅するという事実が明かされる。
児島多恵を殺した者に与えら得る点数は100点。
電池切れになる前に解放されるために、小島多恵を殺そうとするメンバーとそれを阻止しようとする玄野。
復活させた本物の加藤、前編ではあまり目立たなかった田口トモロヲ演じる鈴木ら、ごく僅かの仲間と共に、多恵を他のメンバーから守ろうとするが、そこに襲い掛かるのが黒服集団と彼らのボスキャラであるニセ加藤(どうやら前編の千手観音の中の人らしい)だ。
そう、今回のクライマックスは、人間VS人間VS星人という三つ巴の戦いなのである。
星人といっても、以前の田中星人やおこりんぼう星人とは違って、形やサイズは基本的に人間と変わらず、武器も日本刀なので、見た目のユニークさは劣るものの、スピーディな戦闘シーンはなかなかにパワフルな仕上がり。
戦う場所は、閉鎖された地下鉄の車中と、逆にバトルスーツの能力を最大限に生かした空中の逃走劇という、二つの対照的な舞台が用意されており、星人のボスキャラであるニセ加藤VS玄野と本物の加藤というビジュアル的なクライマックスも良く出来ていて、後半は見せ場の連続で飽きさせない。
アクションを支えるVFXは、十分に世界レベルのクオリティで、相変わらず日本映画離れした画作りを成功させており、ハリウッド映画を観慣れた目にも遜色を感じさる事は無い。
しかしながらテーマ的にも、(答えは殆ど描かれないにせよ)人類はなぜ戦うのかと言った問いかけや、生死を巡るエゴイズムと自己犠牲といった、シリアスな側面が強まった結果、星人たちのルックスも含めて、前編にあったようなとぼけたユーモアが失われてしまったのは少々残念だ。
そして遂にGANTZ部屋に星人が侵入し、最後の決戦の後に愛する者を失った玄野が、死にゆくGANTZに対して提案する究極の解決法とは・・・。
そう、この作品における「PERFECT ANSWER」とは、我々観客に向けて全ての答えを開示するという意味ではなく、あくまでも本作の主人公である玄野にとっての“完璧な解”であると受け止めるべきだろう。
謎解きという点では、そもそもGANTZとは誰が何のために作り、なぜ死者を召還するのかが全く明らかにならないし、敵である星人の正体も謎のままだ。
星人というからには異星人なのだろうけど、どこから来て地球で何をしているのか、なぜGANTZによって敵視されるのか、我々が知りたい殆どの“謎”に対して、本作は何の“ANSWER”も示してくれないのである。
ぶっちゃけると、単に広げすぎた風呂敷を畳めなくなって、ひたすら希薄化した内容を、何とか玄野に収束させたとも言えるのだが、本作をあくまでも不条理な状況に置かれた玄野計の物語と考えるならば、謎の部分はあえて放りっぱなしもアリかなあとは思う。
ただ個人的には、スケールの大きなSFアクションとして、前作に引き続き十分楽しめたが、「PERFECT ANSWER」というタイトルに対しては「う~ん、60%ANSWER位じゃないの?」という印象だ。
まあ全ての謎を映画で解いてしまうと、連載中の漫画の方が困ってしまうのかも知れないけれど。
前編では黒繋がりで「東京ブラック」を合わせたが、この二部作は広く海外でも公開されるらしい。
今回は公開が決まっている国一つ、ビールの本場ドイツから「ケストリッツァー シュヴァルツビア」をチョイス。
黒ビールらしい豊かでまろやかなコクと、適度な苦味を味わえる、ヨーロッパを代表する黒ビールの逸品だ。
美味しいドイツ料理と共にいただきながら、残された謎を語らいたい。
(ヒソヒソ)ところで、この映画の理屈だと、玄野の命が尽きる時に、生き返った人たちも結局皆消えちゃうんだよねえ?それとも彼らは解放された事になるのかな?

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この記事へのコメント
いやらしい観方をするならば、当たり障りのない答えにしたなというところでしょうか。玄野1人で完結すれば、それは単に映画だけの話よですみますから。他の部分で解を匂わせてしまうとこれから先の原作や他メディアでの展開がしにくくなる、つまり混乱が生じてしまうからなんて思ったりも。(苦笑)
まあでも元々映画後編はオリジナルと聞いていたので、これはこれで普通にアリだなと思って観てました。
まあでも元々映画後編はオリジナルと聞いていたので、これはこれで普通にアリだなと思って観てました。
2011/04/30(土) 16:05:27 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
ノラネコさん、こんばんは!
原作が連載中なので、GANTZや星人の正体が明らかにならないのもあるかなと思っていたので、それほど答えがないことへの違和感は感じませんでした。
逆にそれが明らかになると、玄野の答えが薄らぐというか、わからない中で彼が考え抜いて出した答えというものについて皆が考えてくれるから、こういう終わり方がベストかなと思いました。
現実の世界でも答えがわかっていることなんてないですからね。
その中で必死に考えるしかないわけです。
原作が連載中なので、GANTZや星人の正体が明らかにならないのもあるかなと思っていたので、それほど答えがないことへの違和感は感じませんでした。
逆にそれが明らかになると、玄野の答えが薄らぐというか、わからない中で彼が考え抜いて出した答えというものについて皆が考えてくれるから、こういう終わり方がベストかなと思いました。
現実の世界でも答えがわかっていることなんてないですからね。
その中で必死に考えるしかないわけです。
ものすごくお久しぶりですいません~(ノ_-。)
ウチの方ではコメントレスもしないまま失礼な状態で、本当に申し訳ないです。
私は、これの原作を全く知らずに映画から入ったので、原作と比較するって事はないのですね。
純粋に映画として見れば、アクションシーンと音楽を楽しむ映画という感じでした。
物語はお綺麗に片付きすぎたかなっと^^;
(原作は、まだ終わっていないんですよね)
そうそう。。。玄野が居なくなったら、生き返った人たちも消滅するんですよね。たぶん。
たえちゃんとか、のぞむくんとか、GANTZに召集されなかった人たちまでが
生き返っていたのは。。。特に玄野の希望って事なんでしょうかね。。。
他にも関係ないのに生き返った人がいたら、どんだけ人口増えるんだ。。。とか
ちょっと思っちゃいました^^:
ウチの方ではコメントレスもしないまま失礼な状態で、本当に申し訳ないです。
私は、これの原作を全く知らずに映画から入ったので、原作と比較するって事はないのですね。
純粋に映画として見れば、アクションシーンと音楽を楽しむ映画という感じでした。
物語はお綺麗に片付きすぎたかなっと^^;
(原作は、まだ終わっていないんですよね)
そうそう。。。玄野が居なくなったら、生き返った人たちも消滅するんですよね。たぶん。
たえちゃんとか、のぞむくんとか、GANTZに召集されなかった人たちまでが
生き返っていたのは。。。特に玄野の希望って事なんでしょうかね。。。
他にも関係ないのに生き返った人がいたら、どんだけ人口増えるんだ。。。とか
ちょっと思っちゃいました^^:
確かに60%ANSWERでしたね(笑)
でもまぁ嵐ファンじゃなくても二宮クンって格好いいなぁと思わせた時点でこの映画は成功なんじゃないですか?
これから二宮クンの出演作品が全てアイドル映画演出にならないことを祈るばかりですが。
でもまぁ嵐ファンじゃなくても二宮クンって格好いいなぁと思わせた時点でこの映画は成功なんじゃないですか?
これから二宮クンの出演作品が全てアイドル映画演出にならないことを祈るばかりですが。
2011/05/01(日) 10:05:48 | URL | にゃむばなな #-[ 編集]
私は原作を知らないのでもう少し考えすぎて、あのガンツの中の世界がとても孤独に感じて〈私のイメージでは植物人間みたいな、音も聞こえる。思考も出来る。でも動けない。人を動かすことで孤独を解消できるみたいな…)この先誰も召還せずに一人で耐えていくんだなと思うと切なくなりました。
ガンツの中の人の意思が世界を変えるイメージは、例えば一国の大統領とか、闇の支配者とか、絶大な力を持っている人が一人いれば世界は変わる。と言うような…一人一人の意思に問いかけていると感じました。あなたはどうか…と問われているような。
そういう意味では思いテーマだと感じたんですけど…
ガンツの中の人の意思が世界を変えるイメージは、例えば一国の大統領とか、闇の支配者とか、絶大な力を持っている人が一人いれば世界は変わる。と言うような…一人一人の意思に問いかけていると感じました。あなたはどうか…と問われているような。
そういう意味では思いテーマだと感じたんですけど…
2011/05/03(火) 00:02:52 | URL | wakumo #imDv0.jY[ 編集]
>KLYさん
パーフェクト・アンサーとは大きく出たなあと思いましたが、なるほど結局玄野にとっての・・・と言う事かと。
まあよく考えたら、勝手にgantzの正体とか描いちゃったら、原作との整合性の問題がでてきちゃいますからねえ。
>はらやんさん
これを玄野人間ドラマと捉えると、彼の精一杯の葛藤の結果として、このアンサーはアリでしょうね。
色々な謎は放りっぱなしでも、最後に物語上の葛藤を上手く彼の内面に落とし込んでるので、それなりにオチた感はしっかりありました。
>くうさん
やっぱり消えるんですかねえ・・・
そう考えると、このラスはある意味とても切ないですね。
玄野の心の中にだけ存在して、彼とともに消える幸せ。
解釈によってラストの情感も変わりそうです。
パーフェクト・アンサーとは大きく出たなあと思いましたが、なるほど結局玄野にとっての・・・と言う事かと。
まあよく考えたら、勝手にgantzの正体とか描いちゃったら、原作との整合性の問題がでてきちゃいますからねえ。
>はらやんさん
これを玄野人間ドラマと捉えると、彼の精一杯の葛藤の結果として、このアンサーはアリでしょうね。
色々な謎は放りっぱなしでも、最後に物語上の葛藤を上手く彼の内面に落とし込んでるので、それなりにオチた感はしっかりありました。
>くうさん
やっぱり消えるんですかねえ・・・
そう考えると、このラスはある意味とても切ないですね。
玄野の心の中にだけ存在して、彼とともに消える幸せ。
解釈によってラストの情感も変わりそうです。
2011/05/09(月) 00:22:32 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
>にゃむばななさん
二宮和也は上手い俳優ですが、本作でも与えられたキャラクターを好演していたと思います。
これが作品的にも見られる物になっている要因には、俳優達にちゃんと演技の出来る人たちをキャスティングしてる事が大きいでしょうね。
>wakumoさん
そもそもあの中の人が、gantzの何なのかが明かされてないのですよね。
思うに彼はただの電池で、たとえ意識があったとしてもgantzの本来の意識と融合しちゃってるんじゃ無いかと思うのですが。
ああいう状態で生き続ける事を思うと、意識は無い方がマシな気がしますねえ。
二宮和也は上手い俳優ですが、本作でも与えられたキャラクターを好演していたと思います。
これが作品的にも見られる物になっている要因には、俳優達にちゃんと演技の出来る人たちをキャスティングしてる事が大きいでしょうね。
>wakumoさん
そもそもあの中の人が、gantzの何なのかが明かされてないのですよね。
思うに彼はただの電池で、たとえ意識があったとしてもgantzの本来の意識と融合しちゃってるんじゃ無いかと思うのですが。
ああいう状態で生き続ける事を思うと、意識は無い方がマシな気がしますねえ。
2011/05/09(月) 00:43:00 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんにちは。
SFアクションとしてはかなりの完成度を誇っていると思うんですが、『GANTZ』の醍醐味であるバケモノ軍団との戦いがなくなってしまったのは残念でした。最後に千手が巨大クリーチャーに変身!とかいう展開になって欲しかったですね。
GANTZその他に関する説明が一切されなかったのも不満です。
つまらなかった訳ではないんですが、いろんなところで不完全燃焼な感じでした。
SFアクションとしてはかなりの完成度を誇っていると思うんですが、『GANTZ』の醍醐味であるバケモノ軍団との戦いがなくなってしまったのは残念でした。最後に千手が巨大クリーチャーに変身!とかいう展開になって欲しかったですね。
GANTZその他に関する説明が一切されなかったのも不満です。
つまらなかった訳ではないんですが、いろんなところで不完全燃焼な感じでした。
>えめきんさん
前作とはガラッと指向が変わってますね。
バトルシーンそのものは見応えあるのですけど、星人のキャラも含めて前作にあったユーモラスな要素が、遊び心と一緒に消えたのはちょっと残念。
原作の恐竜とか観たかったですね。
前作とはガラッと指向が変わってますね。
バトルシーンそのものは見応えあるのですけど、星人のキャラも含めて前作にあったユーモラスな要素が、遊び心と一緒に消えたのはちょっと残念。
原作の恐竜とか観たかったですね。
2011/05/09(月) 22:10:56 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんにちわ。
昨日レンタルしてみました…なので古い話で恐縮ですが…くろのくんに対する又はくろのくんの完璧な解答かぁ、内容、オチともに意味不明でblogあさりして説明のある方を探してました。
お陰で一つスッキリしました…が金をとって観せる映画としては不満ですね。 他もツッコミどころ多数ありやはりハリウッド映画に慣れている自分には邦画は馴染めません。スピード、間、テンポ、時間配分等々。日本はアニメは面白いのに何故か映画はしっくりこないです。
ところで分かっていたら教えていただきたいのですが…まんてんめにゃ~なるものが出てきましたが、あれはなんだったんですか? また加藤をすり抜けて黒服千手に当たったのは何故ですか?
…やはりこの映画は納得できない。原作ありの映画でこれは一般に公開するにはあまりにも観る側に不親切…。
長々書きました、でも、パーフェクトアンサーの解釈ありがとうございました。少しは溜飲が下がりましたm(__)m
昨日レンタルしてみました…なので古い話で恐縮ですが…くろのくんに対する又はくろのくんの完璧な解答かぁ、内容、オチともに意味不明でblogあさりして説明のある方を探してました。
お陰で一つスッキリしました…が金をとって観せる映画としては不満ですね。 他もツッコミどころ多数ありやはりハリウッド映画に慣れている自分には邦画は馴染めません。スピード、間、テンポ、時間配分等々。日本はアニメは面白いのに何故か映画はしっくりこないです。
ところで分かっていたら教えていただきたいのですが…まんてんめにゃ~なるものが出てきましたが、あれはなんだったんですか? また加藤をすり抜けて黒服千手に当たったのは何故ですか?
…やはりこの映画は納得できない。原作ありの映画でこれは一般に公開するにはあまりにも観る側に不親切…。
長々書きました、でも、パーフェクトアンサーの解釈ありがとうございました。少しは溜飲が下がりましたm(__)m
2011/10/15(土) 11:03:05 | URL | だい #-[ 編集]
>だいさん
観てから数ヶ月しかたってないのですが、もうディテールはかなり忘れてます(笑
私は原作を途中までしか読んでないのですが、これはこれで楽しめました。
確かに突っ込みどころ満載なんですが、嫌いじゃないです。
まあ黒野くんで纏めてなかったら、どうしょうもない作品になった気はしますけど。
観てから数ヶ月しかたってないのですが、もうディテールはかなり忘れてます(笑
私は原作を途中までしか読んでないのですが、これはこれで楽しめました。
確かに突っ込みどころ満載なんですが、嫌いじゃないです。
まあ黒野くんで纏めてなかったら、どうしょうもない作品になった気はしますけど。
2011/10/15(土) 22:58:29 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
どうもありがとうございますm(__)m
そうですよね、忘れますよね^^;僕もそのくらい前に借りて見た前作はすっかり内容忘れてましたし。
原作も一応立ち読み等で読んでるのですが、だから余計に頭がこんがらがったんだと思います。
ありがとうございました。
そうですよね、忘れますよね^^;僕もそのくらい前に借りて見た前作はすっかり内容忘れてましたし。
原作も一応立ち読み等で読んでるのですが、だから余計に頭がこんがらがったんだと思います。
ありがとうございました。
2011/10/22(土) 03:01:51 | URL | だい #-[ 編集]
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ほぉう,これが「完璧なる答え」ですか・・・。
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2011/05/01(日) 04:30:42 | 気ままな映画生活
戦う二宮クンが格好いい!ただそれだけの映画でした。
既視感だらけのアクションに葛藤のない人間ドラマ、何一つ謎が解かれていない世界観に、先の読めなかったアクションから一 ...
2011/05/01(日) 10:06:32 | こねたみっくす
2011/04/23公開 日本 PG12 141分監督:佐藤信介出演:二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、夏菜、伊藤歩、田口トモロヲ、山田孝之
死を迎えるその瞬間、黒い謎の球体“GANTZ”に呼ばれた男女たち。幼なじみの玄野と加藤もまたGANTZに召集...
2011/05/01(日) 15:12:07 | 新・映画鑑賞★日記・・・
5月1日のファーストデーに映画「GANTZ:PERFECT ANSWER」を鑑賞。
2011/05/02(月) 00:27:09 | FREE TIME
平成23年5月2日(月)。 映画:「GANTZ:PERFECT ANSWER」。 【監 督】佐藤信介 ・【原作】奥浩哉 【脚 本】渡辺雄介・【音楽】川井憲次 【 キャスト 】二宮和也・松山ケンイチ・吉高由里子・本郷奏多・夏菜・綾野剛・水沢奈子 …
2011/05/02(月) 10:40:03 | ☆みぃみの日々徒然日記☆
上映時間 141分
原作 奥浩哉
脚本 渡辺雄介
監督 佐藤信介
音楽 川井憲次
出演 二宮和也/松山ケンイチ/吉高由里子/本郷奏多/夏菜/伊藤歩/田口トモロヲ/山田孝之
「週刊ヤングジャンプ」の奥浩哉の人気コミックを実写映画化したSFアクションムービー『GANTZ』2部作のクラ...
2011/05/03(火) 03:06:57 | to Heart
[GANTZ] ブログ村キーワード
週刊ヤングジャンプに連載中の大人気コミック、実写映画化2部作の2本目!「GANTZ:PERFECT ANSWER」(東宝)。原作はまだ連載中(=未完)なのに、タイトルに「PERFECT ANSWER」とは…、いやはや何とも強気じゃないですか!はたしてどんな結末に...
2011/05/03(火) 12:01:07 | シネマ親父の“日々是妄言”
謎の球体“ガンツ”に巻き込まれる人々と、独創的な世界観を描いた「GANTZ」2部作の後編。監督は前作同様、佐藤信介が担当。出演は「大奥」の二宮和也、「ノルウェイの森」の松山ケ ...
2011/05/03(火) 12:39:04 | パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ
今年の1月に公開された映画『GANTZ』の後編です。
2011/05/07(土) 11:55:37 | 水曜日のシネマ日記
死んだ者を蘇らせ、凶暴な星人との戦いを強いる謎の球体GANTZ。GANTZに召喚されて戦う玄野計の前に現れたのは、かつての戦いで命を落とした友人・加藤勝だった。困惑す ...
2011/05/09(月) 08:20:10 | 5125年映画の旅
GW最終日、下の娘と行ってきました。座った席のまわりは全部女の子!ニノと松ケンさすが人気あるな~(* ̄ー ̄)フッ黒い謎の球体―GANTZ(ガンツ)―に召還され、異形の“星人”と呼ばれる存在との戦いを強いられる人間たち……。玄...
2011/05/09(月) 15:12:26 | beatitude
三度のメシぐらい映画が大好きな
てるお と たくおの
ぶっちゃけシネトーク
●今日のてるたくのちょい気になることシネ言
「人気漫画を映画化した作品は大抵ガッカリさせられる」
シアター59/『GANTZ:PERFECT ANSWER』
監督:佐藤信介
2011/05/10(火) 03:36:10 | ブルーレイ&シネマ一直線
1月に見たGANTZを見てから続きがメッチャ気になってました。ハードディスクレコーダーの調子が悪くてANOTHER GANTZはきちんと録画されていなくて、半分くらいしか見ていません。西丈くんが学校でいじめられていたり、ラブレターをもらったりとさわりの部分は録画されて...
2011/05/15(日) 11:11:43 | よしなしごと
奥浩哉原作。今年1月に公開され、嵐の二宮和也主演で好評を博した、SFバトルアクションムービーの完結編。
広げに広げた大風呂敷を、キレイにまとめたように見せかけて、肝心な部分を思いっきりはぐらかされた気分。完結していない物語をムリヤリ映画化した...
2011/05/16(月) 19:48:43 | 新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~
100点を取り、加藤(松山ケンイチ)を甦らせようと、計(二宮和也)はGANTZ
に召還されるままに星人との闘いを続けていた。
二部作で描かれる『GANTZ』完結篇。ダークで謎めいた世界観はそのままに...
2011/05/17(火) 10:25:57 | 真紅のthinkingdays
11年/日本/141分/SFアクション・サスペンス/PG12/劇場公開
監督:佐藤信介
原作:奥浩哉
出演:二宮和也、松山ケンイチ、吉高由里子、本郷奏多、夏菜、水沢奈子、戸田菜穂、綾野剛、伊藤歩、田口トモロヲ、山田孝之
<ストーリー>
100点を目指して順調に得...
2011/10/16(日) 02:14:12 | 銀幕大帝α
GANTZ後編。まだ終わっていない原作とは違うラストらしいです。そして内容的にもほぼオリジナルストーリーが描かれているとか。
主演も二宮和也さんと松山ケンイチさんと変わらず、ヒロイン多恵も吉高由里子さん。
今回はアクション性が凄く高かったですね。黒服星人の?...
2011/10/16(日) 10:01:28 | いやいやえん
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