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2011年09月03日 (土) | 編集 |
隠された陰謀を知った時、名も無き“幽霊”は、生き残れるのか?
「ローズマリーの赤ちゃん」「テス」「戦場のピアニスト」など、映画史を彩る数々の傑作を生み出してきた巨匠、ロマン・ポランスキー監督による、正統派の巻き込まれ型サスペンス。
政治スキャンダルの渦中にある、イギリス前首相の自叙伝を担当する事になったゴーストライターが、ひょんな事から米英両国の関係に絡む重大な機密を知ってしまう。
良い意味で古典的、上質の探偵小説を読んでいる様な、知のカタルシスを味わえるさすがの秀作である。
原作は、ナチスが第二次大戦に勝利した世界を描いた「ファーザーランド」などで知られる英国人作家、ロバート・ハリスの小説「The Ghost(邦題:ゴーストライター)」で、ハリスとポランスキーが共同で脚色している。
イギリス前首相のアダム・ラング(ピアーズ・ブロスナン)の自叙伝の執筆を依頼されたゴーストライター(ユアン・マクレガー)は、あまり気乗りしないままラングの滞在する米国東海岸の孤島にある別荘を訪れる。
彼の前任者は、長年ラングの側近を務めた男だったが、フェリーから転落して謎の死を遂げていた。
ところが執筆を始めた途端、ラングは在任中にテロ容疑者を違法にCIAに引渡し、拷問に加担したとして、政敵で元外相のライカート(ロバート・パフ)によって、国際刑事裁判所に告発されてしまう。
押しかけたデモ隊によって、別荘に軟禁状態になってしまったゴーストは、ふとした事から前任者が遺した奇妙な写真を発見するのだが・・・
“回転ドア”と揶揄されるほど、首相がコロコロ変わる日本ではあまり馴染みがないが、それなりの長期政権が多い欧米では、首相や大統領が退任すると、必ずと言って良いほど自叙伝や回想録が出版される。
戦争や政争、経済問題などからプライベートに至るまで、在任中には立場的に言えなかった、国家の首脳のホンネが垣間見られるこの種の本は、元々国民の政治意識が高い事もあり、ベストセラーも珍しくない。
ただ、当たり前だが、彼ら政治家は弁舌は巧みであっても作家ではないので、数百ページにも及ぶ本を面白く仕上げる術など持っていない。
そこで、コッソリと本人に成り代わって本を仕上げるお助け人、ゴーストライターの登場となるのである。
それにしても、ゴーストライターとは上手い言葉だと思う。
タテマエとしては存在しない、いわば公然の秘密である彼らは、どんなに本が売れたとしても決してスポットライトを浴びる事はなく、一般に名前を知られる事もない。
だから本作の主人公も、役名すら与えられず、最初から最後まで幽霊扱いである。
何しろ彼はクライアントのラングに出会った時、名を名乗るのでは無く「私は貴方のゴーストです」と自己紹介するのだ。
本来、ゴーストライターは、クライアントの文体を真似、自身の作家性を消し去ってオーダー通りに本を仕上げるある種の職人である。
だが、本作のゴースト氏は、ほんの少し“ホンモノの作家”に未練を持っている。
物書きとしてプライドが高く、事務的な回想録ではなく、作者(つまりは自分の)のハートを感じさせる物をと主張し、ニセモノと言われれば傷つく。
それ故に、姿無きゴーストの枠をはみ出して、自分の好奇心を追求した結果、歴史の裏側に暗躍する別種のゴーストである、諜報の世界に首を突っ込んでしまう、というプロットは中々にシニカルだ。
本作はポリティカル・サスペンスのカテゴリに入る作品だが、殆ど出ずっぱりで主人公のゴーストを演じる、ユアン・マクレガーの飄々とした役作りのおかげもあって、堅苦しさはない。
彼を予想もしない状況に巻き込むラングを、元ジェームズ・ボンド俳優のピアーズ・ブロスナンに演じさせるというキャスティングも、作り手の粋なセンスを感じさせる。
傲慢だが人を惹きつける政治家らしい魅力のあるラングには、政治的な盟友でもあるルースという妻がいるが、どうやら秘書のアメリアとも不倫関係にあるらしい。
映画の前半部分は、ラングの別荘にやって来たゴーストが、腹に一物抱え、密かな火花を散らす住人たちの関連性を、傍観者として観察してゆく描写が続く。
やがて、ゴーストはルースとの関係を深めてゆくのだが、それぞれの登場人物の見せる感情や細かなやり取りにも、後々効いてくる物語のキーが巧妙に隠されているのである。
そして、ラングが戦犯容疑者として告発され、ゴーストが前任者の謎の死を追及し始めると、映画はいよいよサスペンス色を強めてゆく。
だがそれは、派手な銃撃戦とかカーチェイスとか、ビジュアル的なスリルを追求したものではなく、前半部分に綿密に仕掛けられていた伏線を手がかりに、少しづつ謎の真相に近づいてゆくという推理物の王道のスタイル。
前任者は本当に事故死したのか?それとも殺されたのか?だとすると、一体彼はラングの何を知ってしまったのか?
ポランスキーは、隅々まで計算された作品世界で、遊び心のスパイスを効かせながら登場人物を動かし、人間の心理という最もミステリアスな要素から事件の核心に迫ってゆく。
逃げ場の無い孤島に建つ、モダーンで無機質なラングの別荘と、ゴーストの宿泊する安ホテルのレトロな佇まい、闇夜に光を放つ岬の灯台。
凝った舞台装置が作り出す、いかにも映画的コントラストや、クラシカルでありながら外連味を感じさせる音楽の使い方も作品の不穏なムードを高めて行く。
軽快なテンポで物語が紡がれ、全盛期のヒッチコック映画の様に、スリルと適度なユーモアがうまい具合に共存しているのだ。
原作のロバート・ハリスは、口さがない筋からは“ブッシュのプードル”と蔑まれた元イギリス首相のトニー・ブレアと親交があったらしいが、飼い犬どころかイギリス自体が人知れずCIAに支配されているという本作の筋書きは、自国に対する相当に自虐的なシニシズムに溢れている。
うがった見方をすれば、ロマン・ポランスキーが本作を撮ったのも、この視点を面白がった故とも思えるのである。
よく知られている様に、ポランスキーは、ハリウッドで活躍していた1977年に、少女への強姦容疑をかけられて逮捕され、裁判中にアメリカを出国し、以来34年間に渡って逃亡生活を続けている。
ポランスキー本人は冤罪を主張しているが、本作でラングが国際刑事裁判所に告発され、同条約を批准していないアメリカに事実上の逃亡者として滞在しているのは、ポランスキー自身の合わせ鏡の様だ。
「アメリカ以外に行ける国は」と聞くラングに、弁護士が「イラクに北朝鮮にイスラエル・・・」と答えるのは強烈な意趣返しだろう。
28歳の時に「水の中のナイフ」で鮮烈なデビューを飾って以来、波乱万丈の人生を送りながら、ポランスキーの創作に懸けるエネルギーが半世紀にも渡って枯渇しないのは、彼を取り巻く世界に対する反骨精神が、映画作りの原動力になっているからかもしれない。
今回は、極上の白ワインの様な映画だったのだが、実はカリフォルニアのサンタ・クルーズ・マウンテンには、その名も「GHOSTWRITER」と言うワイナリーがある。
ナパなどメジャーなワインカウンティに比べると産地の知名度も低く、残念ながら日本には殆ど入っていないが、今回はその「シャルドネ2009」を合わせたい。
所謂シャルドネらしさは持っているが、若い頃のポランスキーの映画の様に、実験精神旺盛なユニークな味わいのワイン。
リンゴを思わせるフルーティな香りに、やや酸味が強めでくっきりとした輪郭が特徴的だ。
現地でのお値段は30ドル前後と、カリフォルニアワインとしてはそれなりだが、円高の今なら相当にお買い得である。
サンフランシスコ方面に旅行の際は、お土産としてお勧めだ。
http://www.facebook.com/ghostwriterwine
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「ローズマリーの赤ちゃん」「テス」「戦場のピアニスト」など、映画史を彩る数々の傑作を生み出してきた巨匠、ロマン・ポランスキー監督による、正統派の巻き込まれ型サスペンス。
政治スキャンダルの渦中にある、イギリス前首相の自叙伝を担当する事になったゴーストライターが、ひょんな事から米英両国の関係に絡む重大な機密を知ってしまう。
良い意味で古典的、上質の探偵小説を読んでいる様な、知のカタルシスを味わえるさすがの秀作である。
原作は、ナチスが第二次大戦に勝利した世界を描いた「ファーザーランド」などで知られる英国人作家、ロバート・ハリスの小説「The Ghost(邦題:ゴーストライター)」で、ハリスとポランスキーが共同で脚色している。
イギリス前首相のアダム・ラング(ピアーズ・ブロスナン)の自叙伝の執筆を依頼されたゴーストライター(ユアン・マクレガー)は、あまり気乗りしないままラングの滞在する米国東海岸の孤島にある別荘を訪れる。
彼の前任者は、長年ラングの側近を務めた男だったが、フェリーから転落して謎の死を遂げていた。
ところが執筆を始めた途端、ラングは在任中にテロ容疑者を違法にCIAに引渡し、拷問に加担したとして、政敵で元外相のライカート(ロバート・パフ)によって、国際刑事裁判所に告発されてしまう。
押しかけたデモ隊によって、別荘に軟禁状態になってしまったゴーストは、ふとした事から前任者が遺した奇妙な写真を発見するのだが・・・
“回転ドア”と揶揄されるほど、首相がコロコロ変わる日本ではあまり馴染みがないが、それなりの長期政権が多い欧米では、首相や大統領が退任すると、必ずと言って良いほど自叙伝や回想録が出版される。
戦争や政争、経済問題などからプライベートに至るまで、在任中には立場的に言えなかった、国家の首脳のホンネが垣間見られるこの種の本は、元々国民の政治意識が高い事もあり、ベストセラーも珍しくない。
ただ、当たり前だが、彼ら政治家は弁舌は巧みであっても作家ではないので、数百ページにも及ぶ本を面白く仕上げる術など持っていない。
そこで、コッソリと本人に成り代わって本を仕上げるお助け人、ゴーストライターの登場となるのである。
それにしても、ゴーストライターとは上手い言葉だと思う。
タテマエとしては存在しない、いわば公然の秘密である彼らは、どんなに本が売れたとしても決してスポットライトを浴びる事はなく、一般に名前を知られる事もない。
だから本作の主人公も、役名すら与えられず、最初から最後まで幽霊扱いである。
何しろ彼はクライアントのラングに出会った時、名を名乗るのでは無く「私は貴方のゴーストです」と自己紹介するのだ。
本来、ゴーストライターは、クライアントの文体を真似、自身の作家性を消し去ってオーダー通りに本を仕上げるある種の職人である。
だが、本作のゴースト氏は、ほんの少し“ホンモノの作家”に未練を持っている。
物書きとしてプライドが高く、事務的な回想録ではなく、作者(つまりは自分の)のハートを感じさせる物をと主張し、ニセモノと言われれば傷つく。
それ故に、姿無きゴーストの枠をはみ出して、自分の好奇心を追求した結果、歴史の裏側に暗躍する別種のゴーストである、諜報の世界に首を突っ込んでしまう、というプロットは中々にシニカルだ。
本作はポリティカル・サスペンスのカテゴリに入る作品だが、殆ど出ずっぱりで主人公のゴーストを演じる、ユアン・マクレガーの飄々とした役作りのおかげもあって、堅苦しさはない。
彼を予想もしない状況に巻き込むラングを、元ジェームズ・ボンド俳優のピアーズ・ブロスナンに演じさせるというキャスティングも、作り手の粋なセンスを感じさせる。
傲慢だが人を惹きつける政治家らしい魅力のあるラングには、政治的な盟友でもあるルースという妻がいるが、どうやら秘書のアメリアとも不倫関係にあるらしい。
映画の前半部分は、ラングの別荘にやって来たゴーストが、腹に一物抱え、密かな火花を散らす住人たちの関連性を、傍観者として観察してゆく描写が続く。
やがて、ゴーストはルースとの関係を深めてゆくのだが、それぞれの登場人物の見せる感情や細かなやり取りにも、後々効いてくる物語のキーが巧妙に隠されているのである。
そして、ラングが戦犯容疑者として告発され、ゴーストが前任者の謎の死を追及し始めると、映画はいよいよサスペンス色を強めてゆく。
だがそれは、派手な銃撃戦とかカーチェイスとか、ビジュアル的なスリルを追求したものではなく、前半部分に綿密に仕掛けられていた伏線を手がかりに、少しづつ謎の真相に近づいてゆくという推理物の王道のスタイル。
前任者は本当に事故死したのか?それとも殺されたのか?だとすると、一体彼はラングの何を知ってしまったのか?
ポランスキーは、隅々まで計算された作品世界で、遊び心のスパイスを効かせながら登場人物を動かし、人間の心理という最もミステリアスな要素から事件の核心に迫ってゆく。
逃げ場の無い孤島に建つ、モダーンで無機質なラングの別荘と、ゴーストの宿泊する安ホテルのレトロな佇まい、闇夜に光を放つ岬の灯台。
凝った舞台装置が作り出す、いかにも映画的コントラストや、クラシカルでありながら外連味を感じさせる音楽の使い方も作品の不穏なムードを高めて行く。
軽快なテンポで物語が紡がれ、全盛期のヒッチコック映画の様に、スリルと適度なユーモアがうまい具合に共存しているのだ。
原作のロバート・ハリスは、口さがない筋からは“ブッシュのプードル”と蔑まれた元イギリス首相のトニー・ブレアと親交があったらしいが、飼い犬どころかイギリス自体が人知れずCIAに支配されているという本作の筋書きは、自国に対する相当に自虐的なシニシズムに溢れている。
うがった見方をすれば、ロマン・ポランスキーが本作を撮ったのも、この視点を面白がった故とも思えるのである。
よく知られている様に、ポランスキーは、ハリウッドで活躍していた1977年に、少女への強姦容疑をかけられて逮捕され、裁判中にアメリカを出国し、以来34年間に渡って逃亡生活を続けている。
ポランスキー本人は冤罪を主張しているが、本作でラングが国際刑事裁判所に告発され、同条約を批准していないアメリカに事実上の逃亡者として滞在しているのは、ポランスキー自身の合わせ鏡の様だ。
「アメリカ以外に行ける国は」と聞くラングに、弁護士が「イラクに北朝鮮にイスラエル・・・」と答えるのは強烈な意趣返しだろう。
28歳の時に「水の中のナイフ」で鮮烈なデビューを飾って以来、波乱万丈の人生を送りながら、ポランスキーの創作に懸けるエネルギーが半世紀にも渡って枯渇しないのは、彼を取り巻く世界に対する反骨精神が、映画作りの原動力になっているからかもしれない。
今回は、極上の白ワインの様な映画だったのだが、実はカリフォルニアのサンタ・クルーズ・マウンテンには、その名も「GHOSTWRITER」と言うワイナリーがある。
ナパなどメジャーなワインカウンティに比べると産地の知名度も低く、残念ながら日本には殆ど入っていないが、今回はその「シャルドネ2009」を合わせたい。
所謂シャルドネらしさは持っているが、若い頃のポランスキーの映画の様に、実験精神旺盛なユニークな味わいのワイン。
リンゴを思わせるフルーティな香りに、やや酸味が強めでくっきりとした輪郭が特徴的だ。
現地でのお値段は30ドル前後と、カリフォルニアワインとしてはそれなりだが、円高の今なら相当にお買い得である。
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この記事へのコメント
ポランスキー監督は割と好きなのと、巻き込まれ物が好きなので面白く見ました。
冒頭からのサスペンスフルな演出が冴えています。
ユアン・マクレガーはじめ俳優もみな良い感じです。
西部劇の悪役などが印象的なベテラン俳優イーライ・ウォラックが久々に出演しているのも嬉しい所です。
ただお話はちょっと無理もあるかな。
あまりリアリズムで捉えるのではなく、不条理劇として見た方がいいかのかもしれません。
小林信彦は高く評価(今年の現時点での洋画ベストとか)していましたが、個人的にはそこまではなかったかも。
冒頭からのサスペンスフルな演出が冴えています。
ユアン・マクレガーはじめ俳優もみな良い感じです。
西部劇の悪役などが印象的なベテラン俳優イーライ・ウォラックが久々に出演しているのも嬉しい所です。
ただお話はちょっと無理もあるかな。
あまりリアリズムで捉えるのではなく、不条理劇として見た方がいいかのかもしれません。
小林信彦は高く評価(今年の現時点での洋画ベストとか)していましたが、個人的にはそこまではなかったかも。
こんにちはー。
渋い作品でしたね。
>映画的コントラストや、クラシカルでありながら外連味を感じさせる音楽の使い方も作品の不穏なムードを高めて行く
まさにポランスキー映画。
彼の映画はほんと好きなのが多いんですよ。暗いけどあの雰囲気が、
ユアンもなかなか良かったです。
渋い作品でしたね。
>映画的コントラストや、クラシカルでありながら外連味を感じさせる音楽の使い方も作品の不穏なムードを高めて行く
まさにポランスキー映画。
彼の映画はほんと好きなのが多いんですよ。暗いけどあの雰囲気が、
ユアンもなかなか良かったです。
>さきさん
どのあたりに無理を感じましたか?
ライカートが直接来るあたりかな?
よく出来た映画ですけど、良い意味で力の抜けた佳作という感じですね。
こういうのは、夜のスクリーンでゆったり楽しみたいです。
大人の映画ですね。
>migさん
ポランスキーの本格サスペンスって久々ですね。
基本的にこのジャンルは特異な人ではありますが、今回は円熟を感じました。
考えてみたらもう78歳ですからねえ。
彼も枯れない映画作家ですね。
どのあたりに無理を感じましたか?
ライカートが直接来るあたりかな?
よく出来た映画ですけど、良い意味で力の抜けた佳作という感じですね。
こういうのは、夜のスクリーンでゆったり楽しみたいです。
大人の映画ですね。
>migさん
ポランスキーの本格サスペンスって久々ですね。
基本的にこのジャンルは特異な人ではありますが、今回は円熟を感じました。
考えてみたらもう78歳ですからねえ。
彼も枯れない映画作家ですね。
2011/09/06(火) 22:32:32 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは。
上映映画館が少なく、やっと観ることができた~という感じです。
後半からなんとなく結末は予想できましたが、おもしろかったです。
ユアンの頼りなさそうな雰囲気が、ゴーストライターにピッタリでした。
しかし相変わらずCIAは怖いですね~そして女性(妻?)も!
上映映画館が少なく、やっと観ることができた~という感じです。
後半からなんとなく結末は予想できましたが、おもしろかったです。
ユアンの頼りなさそうな雰囲気が、ゴーストライターにピッタリでした。
しかし相変わらずCIAは怖いですね~そして女性(妻?)も!
2011/09/16(金) 22:35:06 | URL | karinn #9yMhI49k[ 編集]
こんにちは。
こういう、中へ中へと入っていく映画はいいですね。
改めて、現代の映画は
表面的な派手さばかりを追い求めた演出の映画が多いということに気づかされました。
こういう、中へ中へと入っていく映画はいいですね。
改めて、現代の映画は
表面的な派手さばかりを追い求めた演出の映画が多いということに気づかされました。
>karinnさん
最近はマヌケの代名詞みたいな言われようのCIAですが、今回は久々にスパイ組織の怖さが出てましたね。
それでも頼りなさそうなユアン・マクレガーに出し抜かれてしまうのだから、やっぱりマヌケか(笑
>えいさん
じっくりと考えられた大人の映画ですよね。
見た目の派手さではなく、人間の内面を探る物語は見応えがありました。
ポランスキーも本当に枯れない作家です。
最近はマヌケの代名詞みたいな言われようのCIAですが、今回は久々にスパイ組織の怖さが出てましたね。
それでも頼りなさそうなユアン・マクレガーに出し抜かれてしまうのだから、やっぱりマヌケか(笑
>えいさん
じっくりと考えられた大人の映画ですよね。
見た目の派手さではなく、人間の内面を探る物語は見応えがありました。
ポランスキーも本当に枯れない作家です。
2011/09/20(火) 22:59:03 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
初めまして。
CIAなんて知らないし、非常に退屈でつまらない映画でした!
CIAなんて知らないし、非常に退屈でつまらない映画でした!
2011/10/01(土) 22:31:25 | URL | ドアラ #-[ 編集]
>ドアラさん
そうですか、それは残念でした。
でもCIA位は知っておいた方が何かとよろしいかと思いますよ。
そうですか、それは残念でした。
でもCIA位は知っておいた方が何かとよろしいかと思いますよ。
2011/10/02(日) 14:04:04 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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『戦場のピアニスト』でアカデミー賞監督賞を受賞した巨匠ロマン・ポランスキー最新作。原作はロバート・ハリスの同名ベストセラー小説だ。元英国首相のゴーストライターとなった主人公が、思わぬことから重大な秘密にふれてしまい恐ろしい陰謀に巻き込まれてゆく姿を描い...
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2011/09/04(日) 15:36:58 | 風に吹かれて
(原題:The Ghost Writer)
----これは、観たときから
スゴク気にっていた映画だよね。
ロマン・ポランスキーだっけ?
「うん。
1960年代に大活躍していた監督たちは、
そのほとんどが鬼籍入りしちゃったけど、
彼は『水の中のナイフ』デビューしたのが20代。
というこ...
2011/09/04(日) 23:37:11 | ラムの大通り
知りすぎた、男(ゴースト)――。
原題 THE GHOST WRITER
製作年度 2010年
製作国・地域 フランス/ドイツ/イギリス
上映時間 128分
原作 ロバート・ハリス 『ゴーストライター』((講談社文庫刊)
脚本 ロバート・ハリス/ロマン・ポランスキー
監督 ロマン・ポラン?...
2011/09/06(火) 22:44:25 | to Heart
1日のことですが、映画「ゴーストライター」を鑑賞しました。
イギリス元首相の自伝依頼を受けた男
前任者の不可解な死、首相の過去に不審な点も見つかり・・・
名匠、ロマン・ポランスキー監督作品
いやー、サスペンス ミステリーを堪能
まさに 監督の職人技、演出の...
2011/09/08(木) 21:50:17 | 笑う学生の生活
巨匠かつ拘束されたことが有名な、ロマン・ポランスキーが監督。
このため、かっちりラストまでハラハラさせてくれる。
サスペンスものとしては上々か。
まんまとうまく騙されてしまった(笑)
前任の急死によって、突然巻き込まれる主人公(ユアン・マグレガー)
スキ...
2011/09/09(金) 03:17:39 | 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
【ネタバレ注意】
この映画は面白い。
あなたがまだ『ゴーストライター』を観ていないのなら、それだけ知れば充分だろう。
これは上質なサスペンスであり、芳醇なワインを味わうように渋みを楽し...
2011/09/11(日) 01:10:33 | 映画のブログ
名匠ロマン・ポランスキー監督が、2010年のベルリン国際映画祭で銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞した話題の映画『ゴーストライター』。
元ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンが元英国首相役を、そして元オビ・ワン・ケノービのユアン・マクレガーが、その元英国首...
2011/09/14(水) 03:34:36 | Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>
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2011/10/05(水) 22:29:47 | 心のままに映画の風景
「ゴースト・ライター」★★★☆
ユアン・マクレガー 、 ピアース・ブロスナン、
キム・キャトラル 、オリヴィア・ウィリアムズ出演
ロマン・ポランスキー監督、
128分 、2011年8月27日全国順次(名古屋では10月1日から)
2010年 フランス=ドイツ=イギリス |
(原題:...
2011/10/06(木) 23:23:01 | soramove
注・内容に触れています。ロバート・ハリスの同名小説『ゴーストライター』を「チャイナタウン」「フランティック」「赤い航路」のロマン・ポランスキー監督が映画化。元イギリス首相のゴーストライターとして雇われ
2011/10/17(月) 20:51:26 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
THE GHOST WRITER
ロンドンでゴーストライターを生業とする男(ユアン・マクレガー)は、ある日
エージェントから元首相アダム・ラング(ピアース・ブロスナン)の自叙伝執筆
を打診さ...
2011/10/19(水) 13:48:52 | 真紅のthinkingdays
ゴーストライダーとは名前は似ているけど全く違う作品でした。(当たり前か。)と言うわけで、ゴーストライターを見てきました。
っていうか、自称映画ブログのくせに映画の記事は20日ぶり・・・。見たのは1ヶ月以上前・・・orz
2011/10/29(土) 21:48:49 | よしなしごと
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2011/11/12(土) 13:41:36 | kintyre's Diary 新館
これは最後まで見応えあるサスペンス・ミステリーでした。
2012/01/18(水) 01:10:10 | だらだら無気力ブログ!
冬の海。フェリーが接岸する。船員が車を誘導するが、一台のBMWだけが動かない。
2012/02/06(月) 20:48:51 | 事務職員へのこの1冊
DVD観賞
解説
『戦場のピアニスト』などの巨匠ロマン・ポランスキー監督が、
ロバート・ハリスの小説を映画化したサスペンス。
元イギリス首相のゴーストライターとして雇われた平凡な男が、
ある秘密に吸い寄せられていくさまを鮮やかなタッチで描く。
主人?...
2012/02/09(木) 22:34:18 | A Day In The Life
ゴーストライター
'10:フランス=ドイツ=イギリス
◆原題:THE GHOST WRITER
◆監督:ロマン・ポランスキー「戦場のピアニスト」
◆出演:ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン、キム・キャトラル、オリヴィア・ウィリアムズ、トム・ウィルキンソン
◆STORY◆?...
2012/02/09(木) 23:09:15 | C’est joli~ここちいい毎日を♪~
この映画は一見するとサスペンスなんだけど、トニー・ブレア元首相を皮肉ったブラックユーモアたっぷりの物語なのだ。元首相の自叙伝を執筆するゴーストライターとして雇われた主人公は、活字にするのは元首相の名前でないといけない。それが自分の筆で物事を書いたら、それ
2012/02/13(月) 22:19:49 | とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
ゴースト・ライター観ましたよ~(◎´∀`)ノ ってか皆さんゴースト・ライターって
2012/02/16(木) 00:01:49 | ジョニー・タピア Cinemas ~たぴあの映画レビューと子育て
THE GHOST WRITER/10年/仏・独・英/128分/ミステリー・サスペンス/劇場公開
監督:ロマン・ポランスキー
過去監督作:『ローズマリーの赤ちゃん』
製作:ロマン・ポランスキー
原作:ロバート・ハリス『ゴーストライター』
脚本:
◆ロバート・ハリス
◆ロマン?...
2012/02/18(土) 19:31:30 | 銀幕大帝α
元英国首相の自叙伝を、前任者が謎の死を遂げたため、引き継いで書き上げることになった「ゴーストライター」が主人公です。
身の危険を感じながら、偶然(?)見つけた「疑惑」を調べ始めるというお話ですが、古典的なサスペンスの中に現代的な事件が絡む。テンポよく謎...
2012/02/21(火) 10:17:10 | いやいやえん
監督 ロマン・ポランスキー 主演 ユアン・マクレガー 2010年 フランス/ドイツ/イギリス映画 128分 サスペンス 採点★★★★ 小学生の頃、県の読書感想文コンクールで入選した事がある私。うちの親なんかは未だにそのことに触れ、「昔は文才あったのに…」とか言…
2012/02/25(土) 13:24:16 | Subterranean サブタレイニアン
【THE GHOST WRITER】 2011/08/27公開 フランス/ドイツ/イギリス 128分監督:ロマン・ポランスキー出演:ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン、キム・キャトラル、オリヴィア・ウィリアムズ、トム・ウィルキンソン
知りすぎた、男(ゴースト)――。
英国の元首...
2012/03/01(木) 12:55:15 | 新・映画鑑賞★日記・・・
本日2012年9月29日(土曜日)はレンジで焼き芋を作ろうとして、炭を作ってしまったピロEKです
…ヤバかったなぁ
早速ですが、以下は映画観賞記録
もちろんヤッツケて書きました(
2012/09/30(日) 17:31:19 | ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画
ゴーストライター
元英国首相の自伝小説の執筆を依頼された
ゴーストライターが米CIAの陰謀に巻き込まれる...
【個人評価:★★☆ (2.5P)】 (自宅鑑賞)
原作:ロバート・ハリ
2012/11/11(日) 21:56:47 | cinema-days 映画な日々
「ゴーストライダー」じゃないんだね。
2017/10/23(月) 22:49:53 | 或る日の出来事
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