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2011年12月26日 (月) | 編集 |
70年前の日本に見える“平成”の姿。
東日本大震災によって、文字通り日本列島に激震が走った今年は、やはりこの国の歴史のターニングポイントとなった、太平洋戦争の勃発から70年という節目の年でもある。
ヨーロッパや中国戦線が陸の戦だとすれば、大洋の覇権をかけて日米両国が激突した太平洋戦争は、世界の戦史上類を見ない大洋海軍同士の広範囲な海の戦であった。
1941年の開戦から、1943年にブーゲンビル島上空で戦死するまで、連合艦隊司令長官として、日本海軍の現場を預かったのが本作の主人公、山本五十六だ。
日本の軍人としては、世界的にもおそらく東郷平八郎と共に最も有名な人物で、1968年にも三船敏郎主演で同タイトルの映画が作られている。
だが、未曾有の大災厄に見舞われた平成の世に蘇った本作は、リメイクでもないし、人間・山本五十六を史実に正確に描いた評伝でもない。
これは、70年前に時代のアイコンとなった一人のリーダーを鏡として、平成23年の今を描いた作品なのである。
1939年。
海軍次官だった山本五十六(役所広司)は、日本を戦争へと追い込む三国同盟に、米内光政(柄本明)、井上成美(柳葉敏郎)らと共に強行に反対し、一度は阻止に成功する。
だが、ヨーロッパの戦争の拡大、反米感情から戦争を望む世論に押し切られ、政府はドイツ、イタリアとの三国同盟を締結し、時代は一気に戦争へと動き出す。
次官から連合艦隊司令長官に移動となった山本は、短期決戦で米太平洋艦隊を壊滅させ、即講和交渉に臨む作戦の立案を指示。
そして1941年12月8日、真珠湾攻撃によって遂に対米戦の戦端が開かれる。
山本は、肝心の空母が真珠湾にいなかった事と、外務省の不手際から結果的に騙し討ちとなって、アメリカに戦争の大義名分を与えた事から作戦は失敗だと考えるが、表面的な戦果に浮かれる世論は山本を英雄へと祭り上げる・・・
宣伝とは裏腹に、所謂戦争スペクタクルではない。
確かに真珠湾攻撃からミッドウェー海戦、ブーゲンビル島での空中戦など戦闘シーンは一通り描かれているし、迫力もある。
だが、その視点はどちらかというと戦闘の熱からは対極にある冷静な物だ。
そればかりか、タイトルロールの山本五十六という人物へのアプローチも含めて、本作は務めて被写体からの一定の距離感を保とうとするのである。
当たり前だが、遠い過去の出来事を映画にするなら、そこに「なぜ今作らねばならないのか」という意図が必要だ。
それは普遍性であったり、現代性であったり様々だろうが、本作の場合は太平洋戦争開戦前後の日本が、正に平成の世との相似形であるという事に尽きる。
「太平洋戦争70年目の真実」という副題が付いているが、これは「70年後の真実」と言い換えても良いだろう。
当時の日本は、1929年に起こった世界恐慌によって経済は停滞、社会には閉塞感が漂い、市井の人々は日清・日露の栄光よもう一度と戦争を望み、マスコミもまたそれを煽る。
そして、世論に押し切られる形で、事なかれ主義の政治家・官僚は三国同盟に走り、結果として自ら後戻り出来ない地獄へと突き進む。
軍部が勝手に暴走し無謀な戦争に突入、真実を伝えようとするマスコミは残酷に弾圧され、市民は何も知らされずに米軍の爆撃で殺された哀れな被害者だったという、幾多の戦争映画で描かれてきた、ありがちなステロタイプはこの映画には無い。
マスコミは自らの売り上げの為に戦意を煽り、多くの市民もまた経済活動として戦争を欲したという認めたくない事実を描いているだけでも、本作は過去に日本で作られた戦争大作と一線を画していると言えるだろう。
振り返って平成の日本では、失われた10年に続くリーマンショックの余波によって、やはり経済的には閉塞感に満ち、しかも大震災に原発事故と言うトリプルパンチで物理的にも精神的にも深いダメージを受けている。
そして相も変わらず大本営発表を垂れ流す大手マスコミに、頑なに既得権益を守ろうとする官僚、全くリーダーシップの見えない政治家たち。
劇中の「首相はコロコロかわる」「戦はやってみないとわからない」などの台詞は、何処まで意図した物かはわからないが、過去5年で首相を5回も挿げ替え、多分大丈夫というノリで、原発破綻を招いてしまった我々に対する、70年前からの痛烈なアイロニーである。
本作の主人公は勿論山本五十六だが、成島出監督はあまり彼の内心には立ち入らず、むしろ周りの状況を彼がどう受け止めて、どう行動したかを中心に描写する。
“連合艦隊司令長官”という肩書きから、何だか海軍全ての中で一番偉い人みたいなイメージがあるが、サッカー日本代表監督がチームを預かる中間管理職である様に、海軍にも現場の連合艦隊の上に軍令部やら海軍省やら上部組織があって、連合艦隊司令長官は基本的に決定事項に沿って作戦を立て、指揮する現場責任者に過ぎない。
安易なナショナリズムと経済効果だけを求めて戦争を望む世論と、ろくな戦略も持たず、戦のシミュレーションも十分に行わずに突き進むだけの政治のプレッシャーに晒されながら、己が信念と現実の立場の間で苦悩するリーダーの姿を、役所広司が好演している。
軍民様々な立場の人々が登場し、時代の激流によって流されて行く本作において、山本五十六は言わば不動の要石として物語の中心で重しとなり、更に観客である我々にとっては過去の世界から現代を映す鏡となる。
面白いのは山本の食事のシーンが非常に多く、それが控えめながら彼の心情を上手く反映している事だろう。
参謀達の言い争いを制して瀬戸内の魚の美味さを褒め称えるシーン、妻子と共に家で夕食を食べるシーン、そして下戸の甘党である山本がまるで最後の晩餐の様に部下達と酒を酌み交わすシーン。
あくまでも冷静に、しかしある意味戦争指揮官としては優しすぎたのかもしれない彼の内面を、それとなく想像させる秀逸な描写である。
また作劇上の工夫として、玉木宏演じる若い新聞記者、真藤を物語の語り部的なキャラクターとし、時代背景を説明する役割を与えている事もあげられる。
彼は明治維新以来の日本の戦争を記録した「大日本帝国戦史」を編纂しいるという設定で、マスコミと対立しても信念が全くぶれない山本に出会い、言論人としての葛藤を抱える様になる。
真藤のモノローグによって語られる戦争に至る背景や山本五十六像、また新聞社の編集会議のシーンや、彼の訪れる小料理屋のシーンで描写される社会の戦争への見方によって、断片的な物語展開が補完され、尚且つ日本映画にありがちな野暮なテロップによる説明を不要としている。
まあ説明要素に関しては元々要らないと思う人もいるだろうが、何しろ日米が戦争をした事すら知らない若者も増えているという時代であるし、作品の間口を広げるという意味でも必要だったと思う。
更に、真藤は山本の体現するメッセージを受け取る、次世代の代表としての役割を持たされたキャラクターでもある。
兵役にとられ、戦後復員した真藤が目にする、一面の瓦礫となった東京。
それは否応にも今年我々が幾度となく目にした、悪夢の様な風景に重なるのである。
“良くも悪くも忘れっぽいのが日本人”という話が映画でも出てくるが、やはり我々は歴史の教訓を忘れてしまったのだろう。
山本が真藤に語りかける「目と耳と心を大きくひらいて、ちゃんと世界をみなさい」という言葉を、未来を生きる我々は改めて噛み締める必要があるのかも知れない。
今回は、山本五十六の故郷、長岡を代表する地酒で、創業460年を誇る吉乃川から「極上 吉乃川 特別純米」をチョイス。
ライトな飲み口で、喉ごし滑らかにして純米酒らしいふくよかな味わい。
この季節なら鍋料理に燗で飲んでも美味しいと思う。
山本は長岡で、高野五十六として生まれ、後に旧長岡藩家老の血筋である山本家の養子となる。
五十六という珍しい名前は生まれた時の実父の年齢だそうで、何気にこの名前はあまり好きではなかったらしい。
まあ・・・そりゃそうだろうな。
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東日本大震災によって、文字通り日本列島に激震が走った今年は、やはりこの国の歴史のターニングポイントとなった、太平洋戦争の勃発から70年という節目の年でもある。
ヨーロッパや中国戦線が陸の戦だとすれば、大洋の覇権をかけて日米両国が激突した太平洋戦争は、世界の戦史上類を見ない大洋海軍同士の広範囲な海の戦であった。
1941年の開戦から、1943年にブーゲンビル島上空で戦死するまで、連合艦隊司令長官として、日本海軍の現場を預かったのが本作の主人公、山本五十六だ。
日本の軍人としては、世界的にもおそらく東郷平八郎と共に最も有名な人物で、1968年にも三船敏郎主演で同タイトルの映画が作られている。
だが、未曾有の大災厄に見舞われた平成の世に蘇った本作は、リメイクでもないし、人間・山本五十六を史実に正確に描いた評伝でもない。
これは、70年前に時代のアイコンとなった一人のリーダーを鏡として、平成23年の今を描いた作品なのである。
1939年。
海軍次官だった山本五十六(役所広司)は、日本を戦争へと追い込む三国同盟に、米内光政(柄本明)、井上成美(柳葉敏郎)らと共に強行に反対し、一度は阻止に成功する。
だが、ヨーロッパの戦争の拡大、反米感情から戦争を望む世論に押し切られ、政府はドイツ、イタリアとの三国同盟を締結し、時代は一気に戦争へと動き出す。
次官から連合艦隊司令長官に移動となった山本は、短期決戦で米太平洋艦隊を壊滅させ、即講和交渉に臨む作戦の立案を指示。
そして1941年12月8日、真珠湾攻撃によって遂に対米戦の戦端が開かれる。
山本は、肝心の空母が真珠湾にいなかった事と、外務省の不手際から結果的に騙し討ちとなって、アメリカに戦争の大義名分を与えた事から作戦は失敗だと考えるが、表面的な戦果に浮かれる世論は山本を英雄へと祭り上げる・・・
宣伝とは裏腹に、所謂戦争スペクタクルではない。
確かに真珠湾攻撃からミッドウェー海戦、ブーゲンビル島での空中戦など戦闘シーンは一通り描かれているし、迫力もある。
だが、その視点はどちらかというと戦闘の熱からは対極にある冷静な物だ。
そればかりか、タイトルロールの山本五十六という人物へのアプローチも含めて、本作は務めて被写体からの一定の距離感を保とうとするのである。
当たり前だが、遠い過去の出来事を映画にするなら、そこに「なぜ今作らねばならないのか」という意図が必要だ。
それは普遍性であったり、現代性であったり様々だろうが、本作の場合は太平洋戦争開戦前後の日本が、正に平成の世との相似形であるという事に尽きる。
「太平洋戦争70年目の真実」という副題が付いているが、これは「70年後の真実」と言い換えても良いだろう。
当時の日本は、1929年に起こった世界恐慌によって経済は停滞、社会には閉塞感が漂い、市井の人々は日清・日露の栄光よもう一度と戦争を望み、マスコミもまたそれを煽る。
そして、世論に押し切られる形で、事なかれ主義の政治家・官僚は三国同盟に走り、結果として自ら後戻り出来ない地獄へと突き進む。
軍部が勝手に暴走し無謀な戦争に突入、真実を伝えようとするマスコミは残酷に弾圧され、市民は何も知らされずに米軍の爆撃で殺された哀れな被害者だったという、幾多の戦争映画で描かれてきた、ありがちなステロタイプはこの映画には無い。
マスコミは自らの売り上げの為に戦意を煽り、多くの市民もまた経済活動として戦争を欲したという認めたくない事実を描いているだけでも、本作は過去に日本で作られた戦争大作と一線を画していると言えるだろう。
振り返って平成の日本では、失われた10年に続くリーマンショックの余波によって、やはり経済的には閉塞感に満ち、しかも大震災に原発事故と言うトリプルパンチで物理的にも精神的にも深いダメージを受けている。
そして相も変わらず大本営発表を垂れ流す大手マスコミに、頑なに既得権益を守ろうとする官僚、全くリーダーシップの見えない政治家たち。
劇中の「首相はコロコロかわる」「戦はやってみないとわからない」などの台詞は、何処まで意図した物かはわからないが、過去5年で首相を5回も挿げ替え、多分大丈夫というノリで、原発破綻を招いてしまった我々に対する、70年前からの痛烈なアイロニーである。
本作の主人公は勿論山本五十六だが、成島出監督はあまり彼の内心には立ち入らず、むしろ周りの状況を彼がどう受け止めて、どう行動したかを中心に描写する。
“連合艦隊司令長官”という肩書きから、何だか海軍全ての中で一番偉い人みたいなイメージがあるが、サッカー日本代表監督がチームを預かる中間管理職である様に、海軍にも現場の連合艦隊の上に軍令部やら海軍省やら上部組織があって、連合艦隊司令長官は基本的に決定事項に沿って作戦を立て、指揮する現場責任者に過ぎない。
安易なナショナリズムと経済効果だけを求めて戦争を望む世論と、ろくな戦略も持たず、戦のシミュレーションも十分に行わずに突き進むだけの政治のプレッシャーに晒されながら、己が信念と現実の立場の間で苦悩するリーダーの姿を、役所広司が好演している。
軍民様々な立場の人々が登場し、時代の激流によって流されて行く本作において、山本五十六は言わば不動の要石として物語の中心で重しとなり、更に観客である我々にとっては過去の世界から現代を映す鏡となる。
面白いのは山本の食事のシーンが非常に多く、それが控えめながら彼の心情を上手く反映している事だろう。
参謀達の言い争いを制して瀬戸内の魚の美味さを褒め称えるシーン、妻子と共に家で夕食を食べるシーン、そして下戸の甘党である山本がまるで最後の晩餐の様に部下達と酒を酌み交わすシーン。
あくまでも冷静に、しかしある意味戦争指揮官としては優しすぎたのかもしれない彼の内面を、それとなく想像させる秀逸な描写である。
また作劇上の工夫として、玉木宏演じる若い新聞記者、真藤を物語の語り部的なキャラクターとし、時代背景を説明する役割を与えている事もあげられる。
彼は明治維新以来の日本の戦争を記録した「大日本帝国戦史」を編纂しいるという設定で、マスコミと対立しても信念が全くぶれない山本に出会い、言論人としての葛藤を抱える様になる。
真藤のモノローグによって語られる戦争に至る背景や山本五十六像、また新聞社の編集会議のシーンや、彼の訪れる小料理屋のシーンで描写される社会の戦争への見方によって、断片的な物語展開が補完され、尚且つ日本映画にありがちな野暮なテロップによる説明を不要としている。
まあ説明要素に関しては元々要らないと思う人もいるだろうが、何しろ日米が戦争をした事すら知らない若者も増えているという時代であるし、作品の間口を広げるという意味でも必要だったと思う。
更に、真藤は山本の体現するメッセージを受け取る、次世代の代表としての役割を持たされたキャラクターでもある。
兵役にとられ、戦後復員した真藤が目にする、一面の瓦礫となった東京。
それは否応にも今年我々が幾度となく目にした、悪夢の様な風景に重なるのである。
“良くも悪くも忘れっぽいのが日本人”という話が映画でも出てくるが、やはり我々は歴史の教訓を忘れてしまったのだろう。
山本が真藤に語りかける「目と耳と心を大きくひらいて、ちゃんと世界をみなさい」という言葉を、未来を生きる我々は改めて噛み締める必要があるのかも知れない。
今回は、山本五十六の故郷、長岡を代表する地酒で、創業460年を誇る吉乃川から「極上 吉乃川 特別純米」をチョイス。
ライトな飲み口で、喉ごし滑らかにして純米酒らしいふくよかな味わい。
この季節なら鍋料理に燗で飲んでも美味しいと思う。
山本は長岡で、高野五十六として生まれ、後に旧長岡藩家老の血筋である山本家の養子となる。
五十六という珍しい名前は生まれた時の実父の年齢だそうで、何気にこの名前はあまり好きではなかったらしい。
まあ・・・そりゃそうだろうな。

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この記事へのコメント
同じなんですよねぇ。結局今も昔も。
五十六の言う自分の目で観て耳で聞き心で感じること、
当時よりいくらでも海外を知りやすく実際に行っている
人間が多いのに全体ではあんまり変わらないのは何故
でしょう。日本人の国民性、江戸時代からずっと続いてき
た封建社会の名残はそう簡単には消えないってことで
しょうか。
五十六の言う自分の目で観て耳で聞き心で感じること、
当時よりいくらでも海外を知りやすく実際に行っている
人間が多いのに全体ではあんまり変わらないのは何故
でしょう。日本人の国民性、江戸時代からずっと続いてき
た封建社会の名残はそう簡単には消えないってことで
しょうか。
2011/12/28(水) 01:07:39 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
「70年後の真実」とは言い得て妙ですね。
戦争に負けたからこそ今の日本があるというのに、こんな形でも歴史が繰り返されていると思うとなんだか複雑な気分です。
日本文化と日本人って独特なのかしらね?
戦争に負けたからこそ今の日本があるというのに、こんな形でも歴史が繰り返されていると思うとなんだか複雑な気分です。
日本文化と日本人って独特なのかしらね?
はじめまして!
記事に関係のないコメントで恐縮です。
もし宜しければ相互リンクして頂けますと幸いです。
突然の申請で申し訳ございませんが、是非ご検討下さい。
当方、主に映画やアニメブログになります。
タイトル
【ジャンル別映画・時々深夜アニメ】30歳A型独男の「今日はな~に観よっかなぁ~」
URL
http://ajfour.blog.fc2.com/
宜しくお願い申し上げます。
記事に関係のないコメントで恐縮です。
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突然の申請で申し訳ございませんが、是非ご検討下さい。
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タイトル
【ジャンル別映画・時々深夜アニメ】30歳A型独男の「今日はな~に観よっかなぁ~」
URL
http://ajfour.blog.fc2.com/
宜しくお願い申し上げます。
>KLYさん
ネットの普及によって多少は風通しが良くなった気はしますが、それも「自らの目と耳と心で知る」という事を自覚していないと無意味なんですよね。
55年体制の功罪というのもあるんでしょうけど、映画とは言え70年も前の日本とのここまでの相似形を見せられると考えてしまいます。
>たいむさん
とりあえず、事なかれ主義と責任を曖昧にする事と隠蔽体質というのは、なんだか日本人の民族病なのかなと思わざるを得ないかと(苦笑
制作時期から言っても、半分ぐらいは偶然だと思うのですが、もう内容がモロに今のまんまですからね。
>ajさん
拝見したところ、関連性もありそうですし、かまいませんよ。
後でつなげておきますね。
ネットの普及によって多少は風通しが良くなった気はしますが、それも「自らの目と耳と心で知る」という事を自覚していないと無意味なんですよね。
55年体制の功罪というのもあるんでしょうけど、映画とは言え70年も前の日本とのここまでの相似形を見せられると考えてしまいます。
>たいむさん
とりあえず、事なかれ主義と責任を曖昧にする事と隠蔽体質というのは、なんだか日本人の民族病なのかなと思わざるを得ないかと(苦笑
制作時期から言っても、半分ぐらいは偶然だと思うのですが、もう内容がモロに今のまんまですからね。
>ajさん
拝見したところ、関連性もありそうですし、かまいませんよ。
後でつなげておきますね。
2011/12/28(水) 22:58:17 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
おっしゃるとおり「なぜ今作らねばならないのか」という点において本作はとても力のこもった作品だと思います。
なにはともあれ、食事のシーンが秀逸でした。水まんじゅうが美味そうで
なにはともあれ、食事のシーンが秀逸でした。水まんじゅうが美味そうで

>ナドレックさん
役所広司は去年の「最後の忠臣蔵」も良かったですが、毎年年末に美味しい所を持っていきます。
これも予想したものと全く違っていて、非常に見応えのある映画でした。
ちなみに私、水饅頭って食べた事無いんですけど、甘い饅頭にテンコ盛りの砂糖は参謀達ならずとも引きました(笑
実際に凄い甘党だったみたいですね。
役所広司は去年の「最後の忠臣蔵」も良かったですが、毎年年末に美味しい所を持っていきます。
これも予想したものと全く違っていて、非常に見応えのある映画でした。
ちなみに私、水饅頭って食べた事無いんですけど、甘い饅頭にテンコ盛りの砂糖は参謀達ならずとも引きました(笑
実際に凄い甘党だったみたいですね。
2011/12/30(金) 15:28:09 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
レビューを見たら結構よさげですね
見て損はなさそうですか?
見て損はなさそうですか?
2011/12/31(土) 09:07:21 | URL | 名無し #-[ 編集]
>名無しさん
私的には非常に好きですし、良い映画だと思います。
ただ所謂戦争スペクタクルを期待すると、ガッカリするかもしれません。
ドラマ重視なら観て損はないでしょう。
私的には非常に好きですし、良い映画だと思います。
ただ所謂戦争スペクタクルを期待すると、ガッカリするかもしれません。
ドラマ重視なら観て損はないでしょう。
2011/12/31(土) 16:55:48 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
成程ですね
連合艦隊みたいな感じでしょうか
連合艦隊みたいな感じでしょうか
2011/12/31(土) 21:20:32 | URL | 名無し #-[ 編集]
>名無しさん
うーん、もっと地味。
戦闘シーンは多分10分も無いんじゃないかと。
うーん、もっと地味。
戦闘シーンは多分10分も無いんじゃないかと。
2011/12/31(土) 22:20:40 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんばんは。
この映画の企画が、いつ持ち上がったのかが
興味深いです。
3.11以前だとしたら、
企画書にあった「あの戦争以後、あれほど美しかった日本の風景や――」の一文は納得いくのですが…。
もしかしたら、大震災により、
方向性を変えたのではないか?
そう思いたくなるほど、
現在の日本とかぶる映画でした。
この映画の企画が、いつ持ち上がったのかが
興味深いです。
3.11以前だとしたら、
企画書にあった「あの戦争以後、あれほど美しかった日本の風景や――」の一文は納得いくのですが…。
もしかしたら、大震災により、
方向性を変えたのではないか?
そう思いたくなるほど、
現在の日本とかぶる映画でした。
>えいさん
企画やプリプロが地震前なのは間違いないですけど、ラストのモノローグなどはもしかしたら地震後に手を入れているのではと思います。
制作中の映画でも、少しでも反映させようとした作品は少なくない様ですし。
まあこの映画で描かれてる事は、地震前でも現在の相似形であることは間違いなく、自身によってそれがよりはっきりと浮き上がったという感じですね。
企画やプリプロが地震前なのは間違いないですけど、ラストのモノローグなどはもしかしたら地震後に手を入れているのではと思います。
制作中の映画でも、少しでも反映させようとした作品は少なくない様ですし。
まあこの映画で描かれてる事は、地震前でも現在の相似形であることは間違いなく、自身によってそれがよりはっきりと浮き上がったという感じですね。
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聯合艦隊司令長官 山本五十六最も戦争に反対しながら開戦の口火を切ることになった指揮官の苦悩を描く「聯合艦隊司令長官 山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―」。運命の皮肉 ...
2011/12/27(火) 09:21:48 | 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
地味だが真摯な反戦の訴えが好印象。
2011/12/27(火) 18:37:21 | Akira's VOICE
1941年の太平洋戦争勃発から70年の今年(2011年)、太平洋戦争の口火を切る攻撃の指揮を取った山本五十六を描いた映画。
戦争を描いたのではなく、山本五十六自身を描いています。なので、戦争映画ではありますが、所謂、戦争映画とは異なり、ヒューマンドラマ的色彩が濃...
2011/12/27(火) 20:16:39 | 勝手に映画評
----この映画、今年一番の“驚き”と言っていたよね。
ツイッターで、おおよそのことは分かったけど、
ブログではそこを詳しく…。
「うん。
東映が作る戦争映画って
これまで“勇ましさ”が前に出ていて、
ことの是非はともかく好戦的な印象が強かった。
そんな中、たと?...
2011/12/27(火) 23:34:50 | ラムの大通り
「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」 は1941年に日本帝国軍がハワイ真珠湾を攻撃を指揮した連合艦隊司令長官山本五十六が開戦直前まで戦争に断固反対 ...
2011/12/28(水) 22:36:27 | オールマイティにコメンテート
で、何が70年目の真実なの?
2011/12/29(木) 00:22:05 | だらだら無気力ブログ!
聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-
監督: 成島出
出演: 役所広司、玉木宏、柳葉敏郎、阿部寛、吉田栄作、椎名桔平、香川照之、伊武雅刀、柄本明、益岡徹、原田美枝子...
2011/12/29(木) 01:48:57 | 映画@見取り八段
「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」★★★☆
役所広司、玉木宏、柄本明、柳葉敏郎、阿部寛、
吉田栄作、椎名桔平、益岡徹、袴田吉彦、
五十嵐隼士、坂東三津五郎、原田美枝子、瀬戸朝香、
田中麗奈、伊武雅刀、宮本信子、香川照之出演
成島出監?...
2011/12/29(木) 08:15:51 | soramove
映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」観に行ってきました。日独伊三国同盟の締結および大東亜戦争(アメリカ命名:太平洋戦争)の開戦に反対しながら...
2011/12/29(木) 09:30:03 | タナウツネット雑記ブログ
「その根拠を示していただきたい。」
『聯合艦隊司令長官 山本五十六』の中で、山本五十六は何度も人々に問いかける。
映画は140分のあいだ山本五十六を追い続け、その功罪を含めて彼がしたこと、云...
2011/12/29(木) 17:31:31 | 映画のブログ
半藤一利原作・監修。太平洋戦争開戦の引き金となった真珠湾攻撃の発案者として知られる大日本帝国海軍軍人・山本五十六の実像を、「八日目の蝉」「孤高のメス」の成島出監督、役所広司主演で映画化。
タイトルからして、太平洋戦争の知られざる真実、あるいは軍...
2011/12/30(金) 19:21:29 | 新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~
□作品オフィシャルサイト 「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」□監督 成島 出 □脚本 長谷川康夫、飯田健三郎□キャスト 役所広司、玉木宏、柄本明、柳葉敏郎、阿部寛、吉田栄作、椎名桔平、 袴田吉彦、五十嵐隼士、坂東三津五郎...
2012/01/10(火) 12:18:40 | 京の昼寝~♪
【=1 -0-】 2012年一本目の映画、「最後まで日米開戦に反対し続けた連合艦隊司令長官、山本五十六の実像に迫るヒューマンドラマ」だというふれ込みだけど、でも自分の山本五十六像とはどうも違う、その違いを確認しておきたかった。
昭和14年の夏。2年前に始まった支...
2012/01/16(月) 10:31:44 | 労組書記長社労士のブログ
誰よりも、
戦争に反対した男がいた。
上映時間 140分
脚本 長谷川康夫 /飯田健三郎
監督 成島出
音楽 岩代太郎
出演 役所広司/中原丈雄/柄本明/椎名桔平/吉田栄作/阿部寛/田中麗奈/玉木宏/五十嵐隼士/柳葉敏郎/原田美枝子/伊武雅刀/香川照之/宮本信子/坂東三津五郎
...
2012/01/18(水) 20:44:08 | to Heart
見終わった帰りのエレベーターでのおじいさまたちの会話。
「いやあ、アメリカさんはすごねぇ~」
「いっせん発だよ、1千発!!」
「え?あたし?そりゃ終戦6ヶ月まで疎開してたからねぇ~」
・・・・・・・・・・・映画の話じゃなく、体験談!?
2012/01/19(木) 00:14:37 | ノルウェー暮らし・イン・原宿
映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』は、成島出らし
2012/01/22(日) 23:59:33 | 大江戸時夫の東京温度
JUGEMテーマ:映画館で観た映画 
 
アメリカとの開戦を反対していた山本五十六は
 
一部のマスコミや軍内部の強硬派などによる
 
国民煽動により、自らが望まぬ戦争に
 
対峙することになった。
 
軍人として、...
2016/01/18(月) 21:17:14 | こみち
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