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2012年03月16日 (金) | 編集 |
その愛は、危険に加速する。
昼はハリウッドのスタントマン、夜は犯罪者の“逃がし屋”として、都市の日陰で生きる孤独な男が、ふとした切っ掛けで知り合った隣家の母子を救うために、裏社会の大物相手に命懸けの戦いに挑む。
まるで往年の西部劇の様なシンプルなプロットを、独特のムードのあるクライム・ムービーの佳作に仕立て上げたのは、ニコラス・ウィンディング・レフン監督。
主人公の“ドライバー”に、このところ出演作が相次いでいるライアン・ゴズリング、薄幸の人妻にこちらも人気急上昇のキャリー・マリガン。
ぶっちゃけ物語的には全く新味は無いが、ハリウッド映画とは思えないヨーロピアンなムードは、観客をスクリーンに釘付けにするのに十分な魅力を持っている。
カンヌ監督賞という勲章が示す様に、演出力の光る異色作だ。
※ラストに触れています。
家族も友人も持たず、昼はスタントマン、夜は逃がし屋としてステアリングを握る運転手“ドライバー”(ライアン・ゴズリング)。
ある日、たまたまアパートの隣部屋に住む人妻のアイリーン(キャリー・マリガン)と幼い息子ベニチオ(ケイデン・レオス)が、車の故障で困っていたところを助けた事で、言葉を交わすようになる。
彼は次第にアイリーンに惹かれ、母子と親しくなってゆくが、刑務所にいた彼女の夫が出所。
再び孤独な生活に戻るドライバーだったが、夫が犯罪組織から仕事を強要されている事を知り、アイリーンのために足を洗う手伝いを買って出る。
しかし、それはマフィアの裏金を巡る危険過ぎる罠だった・・・
主人公は凄腕のドライバーで、タイトルも「ドライヴ」だが、例えば「ワイルド・スピード」シリーズの様なアクション映画ではない。
ドライバーが走りのテクニックを発揮する見せ場もあるにはあるが、その作りは大量の火薬とリアリティを無視したCGの見せ場が連続するハリウッド超大作を観慣れた目には、古典的にすらうつるだろう。
かと言って、登場人物の内面が綿密に描きこまれているとか、捻りに捻って最後にどんでん返しがある様な、凝った物語が存在する訳でもない。
この映画を一言で表すなら、“情感のあるムードを楽しむ作品”という事になるだろう。
何しろ、主人公に関する一切のバックグラウンドが描かれないのだ。
一体彼が何者で、何処から何のためにロサンゼルスに流れて来たのか、圧倒的なドライビングテクニックをどうやって修得したのか、全てが謎のまま。
いや、それどころか彼には“ドライバー”という肩書き以外、名前すら与えられていないのである。
この辺りのキャラクター造型は、まるで嘗てクリント・イーストウッドが演じた「ペイルライダー」の謎の牧師、あるいはその元ネタでもある「荒野のストレンジャー」の幽霊ガンマンを思わせる。
殆ど全てのシーンで、白いTシャツの上に毒のあるサソリのスカジャンの一張羅という衣装も、極めて記号的だ。
もっとも、主人公以外の登場人物も描き方はそう変わらない。
彼が密かに想いを寄せる、美しい人妻アイリーンも、若くに結婚して子供を設けたが、夫は刑務所にいること位しか語られず、出所してきた夫に関しても、刑務所入りした理由も含め、殆ど背景は描かれない。
主人公を罠にはめる悪役たちにしても、観客に与えられるインフォメーションは、ごく断片的である。
しかし、その結果として浮かび上がってくるのは、それぞれのキャラクターのシンプルかつ強い感情だ。
シチュエーション毎に移り変わるような、複雑な内面の葛藤ではなく、「アイリーン母子を守りたい、幸せな人生を送ってもらいたい」というストレートで切実な感情。
あるいは悪役サイドからしたら、「欲望の邪魔になる奴は、とりあえず排除する」の様な、根源的な欲求である。
可能な限り、キャラクターの感情以外の情報を排除し、台詞すらも最小限。
物語るのはムーディな俳優たちと、映画作家の卓越した映像テクニックである。
ニコラス・ウィンディング・レフンは、特に主人公のドライバーに寄り添い、寡黙なアウトローの純愛を軸にストーリーを展開する。
彼の長編デビュー作の「プッシャー」は、ダークでスタイリッシュな映像が印象的なクライム・ムービーだったが、今回もシャープで疾走感のある映像と緩急自在の抜群の編集技術が光る作品だ。
スローモーションの演出を駆使して、静寂な日常に不意にハードなバイオレンスを放り込む様な、静と動の切り替えに見えるセンスなどは、どこか北野武を思わせる。
感情の機微を印象付ける音楽・音響演出も秀逸で、視覚と聴覚からアウトローとして生きてきた主人公の、自分には絶対に手に入れられない幸福への渇望が、パワフルなエモーションとなって観客の心にダイレクトに響いてくるのだ。
ロン・パールマン、アルバート・ブルックスという、いかにも凶悪そうな悪役たちとの戦いによって、彼らを永遠に黙らせるのと引換に、ドライバーもまた深い傷を負う。
映画ははっきりと描写しないが、彼はたぶん自分の死期を悟っているのだろう。
物語の最後で、黙々と車を走らせる彼の目線の先にあるものは、幸せに暮らすアイリーンたちの幻なのかもしれない。
おそらく、映画ファンの多くは、この映画のラストにデジャヴュを感じるだろう。
薄幸の母子への、アウトローからの報われる事の無い無償の愛。
これは、デンマーク出身の監督による、ハリウッド映画史への大いなるオマージュ、馬を車に大西部を都会の暗闇に置き換えた、現代版の「シェーン」であり、主人公は「ペイルライダー」のイーストウッド同様に、映画という神話に生きる存在なのである。
そう言えば「シェーン」でも、平原の彼方に去ってゆく主人公は、実は既に死んでいるのではという議論があった。
映画のアウトローは、スクリーンの彼方に消え去る事によって、逆説的に永遠の命を持つヒーローとなるのである。
今回は、クール&ウエットな情感の余韻を味わいながら、作品の舞台と同じ名前を持つ「ロサンゼルス・アイスド・ティ」をチョイス。
ミドリ20ml、ウォッカ15ml、ジン15ml、ラム15ml、トリプルセック15ml、ライムジュース20ml、ガムシロップ20mlを氷と一緒によくシェイクする。
グラスに注いだところを適量のソーダで割り、スライスしたライムを添えて完成。
有名なロングアイランド・アイスド・ティのバリエーションだが、ミドリのグリーンが爽やかなドライでシャープな輪郭のカクテルだ。
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昼はハリウッドのスタントマン、夜は犯罪者の“逃がし屋”として、都市の日陰で生きる孤独な男が、ふとした切っ掛けで知り合った隣家の母子を救うために、裏社会の大物相手に命懸けの戦いに挑む。
まるで往年の西部劇の様なシンプルなプロットを、独特のムードのあるクライム・ムービーの佳作に仕立て上げたのは、ニコラス・ウィンディング・レフン監督。
主人公の“ドライバー”に、このところ出演作が相次いでいるライアン・ゴズリング、薄幸の人妻にこちらも人気急上昇のキャリー・マリガン。
ぶっちゃけ物語的には全く新味は無いが、ハリウッド映画とは思えないヨーロピアンなムードは、観客をスクリーンに釘付けにするのに十分な魅力を持っている。
カンヌ監督賞という勲章が示す様に、演出力の光る異色作だ。
※ラストに触れています。
家族も友人も持たず、昼はスタントマン、夜は逃がし屋としてステアリングを握る運転手“ドライバー”(ライアン・ゴズリング)。
ある日、たまたまアパートの隣部屋に住む人妻のアイリーン(キャリー・マリガン)と幼い息子ベニチオ(ケイデン・レオス)が、車の故障で困っていたところを助けた事で、言葉を交わすようになる。
彼は次第にアイリーンに惹かれ、母子と親しくなってゆくが、刑務所にいた彼女の夫が出所。
再び孤独な生活に戻るドライバーだったが、夫が犯罪組織から仕事を強要されている事を知り、アイリーンのために足を洗う手伝いを買って出る。
しかし、それはマフィアの裏金を巡る危険過ぎる罠だった・・・
主人公は凄腕のドライバーで、タイトルも「ドライヴ」だが、例えば「ワイルド・スピード」シリーズの様なアクション映画ではない。
ドライバーが走りのテクニックを発揮する見せ場もあるにはあるが、その作りは大量の火薬とリアリティを無視したCGの見せ場が連続するハリウッド超大作を観慣れた目には、古典的にすらうつるだろう。
かと言って、登場人物の内面が綿密に描きこまれているとか、捻りに捻って最後にどんでん返しがある様な、凝った物語が存在する訳でもない。
この映画を一言で表すなら、“情感のあるムードを楽しむ作品”という事になるだろう。
何しろ、主人公に関する一切のバックグラウンドが描かれないのだ。
一体彼が何者で、何処から何のためにロサンゼルスに流れて来たのか、圧倒的なドライビングテクニックをどうやって修得したのか、全てが謎のまま。
いや、それどころか彼には“ドライバー”という肩書き以外、名前すら与えられていないのである。
この辺りのキャラクター造型は、まるで嘗てクリント・イーストウッドが演じた「ペイルライダー」の謎の牧師、あるいはその元ネタでもある「荒野のストレンジャー」の幽霊ガンマンを思わせる。
殆ど全てのシーンで、白いTシャツの上に毒のあるサソリのスカジャンの一張羅という衣装も、極めて記号的だ。
もっとも、主人公以外の登場人物も描き方はそう変わらない。
彼が密かに想いを寄せる、美しい人妻アイリーンも、若くに結婚して子供を設けたが、夫は刑務所にいること位しか語られず、出所してきた夫に関しても、刑務所入りした理由も含め、殆ど背景は描かれない。
主人公を罠にはめる悪役たちにしても、観客に与えられるインフォメーションは、ごく断片的である。
しかし、その結果として浮かび上がってくるのは、それぞれのキャラクターのシンプルかつ強い感情だ。
シチュエーション毎に移り変わるような、複雑な内面の葛藤ではなく、「アイリーン母子を守りたい、幸せな人生を送ってもらいたい」というストレートで切実な感情。
あるいは悪役サイドからしたら、「欲望の邪魔になる奴は、とりあえず排除する」の様な、根源的な欲求である。
可能な限り、キャラクターの感情以外の情報を排除し、台詞すらも最小限。
物語るのはムーディな俳優たちと、映画作家の卓越した映像テクニックである。
ニコラス・ウィンディング・レフンは、特に主人公のドライバーに寄り添い、寡黙なアウトローの純愛を軸にストーリーを展開する。
彼の長編デビュー作の「プッシャー」は、ダークでスタイリッシュな映像が印象的なクライム・ムービーだったが、今回もシャープで疾走感のある映像と緩急自在の抜群の編集技術が光る作品だ。
スローモーションの演出を駆使して、静寂な日常に不意にハードなバイオレンスを放り込む様な、静と動の切り替えに見えるセンスなどは、どこか北野武を思わせる。
感情の機微を印象付ける音楽・音響演出も秀逸で、視覚と聴覚からアウトローとして生きてきた主人公の、自分には絶対に手に入れられない幸福への渇望が、パワフルなエモーションとなって観客の心にダイレクトに響いてくるのだ。
ロン・パールマン、アルバート・ブルックスという、いかにも凶悪そうな悪役たちとの戦いによって、彼らを永遠に黙らせるのと引換に、ドライバーもまた深い傷を負う。
映画ははっきりと描写しないが、彼はたぶん自分の死期を悟っているのだろう。
物語の最後で、黙々と車を走らせる彼の目線の先にあるものは、幸せに暮らすアイリーンたちの幻なのかもしれない。
おそらく、映画ファンの多くは、この映画のラストにデジャヴュを感じるだろう。
薄幸の母子への、アウトローからの報われる事の無い無償の愛。
これは、デンマーク出身の監督による、ハリウッド映画史への大いなるオマージュ、馬を車に大西部を都会の暗闇に置き換えた、現代版の「シェーン」であり、主人公は「ペイルライダー」のイーストウッド同様に、映画という神話に生きる存在なのである。
そう言えば「シェーン」でも、平原の彼方に去ってゆく主人公は、実は既に死んでいるのではという議論があった。
映画のアウトローは、スクリーンの彼方に消え去る事によって、逆説的に永遠の命を持つヒーローとなるのである。
今回は、クール&ウエットな情感の余韻を味わいながら、作品の舞台と同じ名前を持つ「ロサンゼルス・アイスド・ティ」をチョイス。
ミドリ20ml、ウォッカ15ml、ジン15ml、ラム15ml、トリプルセック15ml、ライムジュース20ml、ガムシロップ20mlを氷と一緒によくシェイクする。
グラスに注いだところを適量のソーダで割り、スライスしたライムを添えて完成。
有名なロングアイランド・アイスド・ティのバリエーションだが、ミドリのグリーンが爽やかなドライでシャープな輪郭のカクテルだ。

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この記事へのコメント
ムードに浸って観るのが正解な映画でした。
ライアン・ゴズリングの出演作はそこそこ面白いものが多い気がします。
ライアン・ゴズリングの出演作はそこそこ面白いものが多い気がします。
観たことないけど、めっちゃ深い映画っぽいすねー
期待できそう~
期待できそう~
これ好きです~
もうちょっと内容があると思ったんだけど
雰囲気モノかなぁ。って気がします。なんといっても
あのエレベーターでのシーンが良かったです☆
あ、「テイクシェルター」観られたんですね。
楽しみな1本です。
もうちょっと内容があると思ったんだけど
雰囲気モノかなぁ。って気がします。なんといっても
あのエレベーターでのシーンが良かったです☆
あ、「テイクシェルター」観られたんですね。
楽しみな1本です。
>まっつあんこさん
なんか、いちいちカッコイイんですよね。
ライアン・ゴズリングって派手なキャラクターじゃないけど、地道に良い作品を選んでると思います。
メジャーとインディーズの中間あたりで良い仕事してると思います。
>ジョニー・タピアさん
いや、別に深くは無いです。
ただ、カッコ良くてオシャレです。
>migさん
話は単純ですが、ディテールは細部まで計算されていてなかなか見応えはありましたね。
この監督の作品は「プッシャー」しか観たことないのですが、全部発売して欲しいです。
「テイクシェルター」は地味ですが、面白かったですよ。
なんか、いちいちカッコイイんですよね。
ライアン・ゴズリングって派手なキャラクターじゃないけど、地道に良い作品を選んでると思います。
メジャーとインディーズの中間あたりで良い仕事してると思います。
>ジョニー・タピアさん
いや、別に深くは無いです。
ただ、カッコ良くてオシャレです。
>migさん
話は単純ですが、ディテールは細部まで計算されていてなかなか見応えはありましたね。
この監督の作品は「プッシャー」しか観たことないのですが、全部発売して欲しいです。
「テイクシェルター」は地味ですが、面白かったですよ。
すいません。何故かTBがやたら飛んでいるので削除していただけたらと思います。どうなってるのやら??
正にクール。今時ここまで作りこんだキャラクターも珍しいぐらいだなと思いました。しかしライアン・ゴズリングはいいですね、ちょっと醒めたような表情が実に自然に出来る俳優だと思います。口数が少ないことが別に不自然に思えないというか。
正にクール。今時ここまで作りこんだキャラクターも珍しいぐらいだなと思いました。しかしライアン・ゴズリングはいいですね、ちょっと醒めたような表情が実に自然に出来る俳優だと思います。口数が少ないことが別に不自然に思えないというか。
2012/03/26(月) 02:16:28 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
>KLYさん
今週は「スーパー・チューズデー」も公開されるし、ゴズリングの勢いは凄いですねえ。
どちらかと言うと、知的でナイーヴな青年のイメージがあったんで、今回のキャラクターはなかなかの新境地でした。
女子供に優しい寡黙なアウトローは、やはり何時の時代もカッコいいのです。
今週は「スーパー・チューズデー」も公開されるし、ゴズリングの勢いは凄いですねえ。
どちらかと言うと、知的でナイーヴな青年のイメージがあったんで、今回のキャラクターはなかなかの新境地でした。
女子供に優しい寡黙なアウトローは、やはり何時の時代もカッコいいのです。
描かれているのは、とってもシンプルなものだけれど、
それ故、見せ方を巧くすれば、こんなに面白くなるものだということを改めて見せつけられた気がしました。
それにしても、ライアン・ゴズリングが何かもう、滅茶苦茶かっこよかったです。
彼の、ピュアなのに冷酷だったり、優しげなのに強かったり、という相反する特性を説得力ある見せ方にできるのは
観終わった今は、やはり彼しかいないよね、と思います。
それ故、見せ方を巧くすれば、こんなに面白くなるものだということを改めて見せつけられた気がしました。
それにしても、ライアン・ゴズリングが何かもう、滅茶苦茶かっこよかったです。
彼の、ピュアなのに冷酷だったり、優しげなのに強かったり、という相反する特性を説得力ある見せ方にできるのは
観終わった今は、やはり彼しかいないよね、と思います。
確かに現代版『シェーン』ですね。
でも『シェーン』と違うのは「Come Back!」がないところ。
そこもクールに思えましたよ。
でも『シェーン』と違うのは「Come Back!」がないところ。
そこもクールに思えましたよ。
>悠雅さん
まあ“演出”なんですよねえ。
カンヌの勲章は伊達ではないという事ですね。
物語がシンプルな分、キャラクターと映像も醸し出すムードにすっかりと取り込まれてしまいました。
寡黙なアウトローはやっぱりカッコいいんです。
>にゃむばななさん
何も告げず、愛する者の幸せを胸に抱きながら、一人静かに去る。
これぞアウトローの美学です。
またキャリー・マリガンが薄幸そうなのが良いんですよ。
この人他の映画でも幸せな役が少ないですもん(笑
まあ“演出”なんですよねえ。
カンヌの勲章は伊達ではないという事ですね。
物語がシンプルな分、キャラクターと映像も醸し出すムードにすっかりと取り込まれてしまいました。
寡黙なアウトローはやっぱりカッコいいんです。
>にゃむばななさん
何も告げず、愛する者の幸せを胸に抱きながら、一人静かに去る。
これぞアウトローの美学です。
またキャリー・マリガンが薄幸そうなのが良いんですよ。
この人他の映画でも幸せな役が少ないですもん(笑
映画の冒頭から始まる音楽・音響の効果が裏社会に生きる男と女の哀愁を語ってくれていたようです。夜景や夜の仕事のシーンが強烈なので昼のシーンでさえ夜を引きずっているような感覚が漂いました。
ノラネコさんがおっしゃっておられるように使い尽くされた物語感が強いにも関わらず、その演出は深く印象に残りました。登場人物の誰一人としてまともではなさそうなところも破滅の方向に一気に進んでいくのも良かったです。
ノラネコさんがおっしゃっておられるように使い尽くされた物語感が強いにも関わらず、その演出は深く印象に残りました。登場人物の誰一人としてまともではなさそうなところも破滅の方向に一気に進んでいくのも良かったです。
2012/04/02(月) 05:44:10 | URL | さゆりん #mQop/nM.[ 編集]
>さゆりんさん
まあある意味記号化された世界なんですけど、そのなかでも演出の語りの上手い映画でした。
話は印象に残らないけど、一つ一つのカットがいちいち余韻を引くんですよね。
まあある意味記号化された世界なんですけど、そのなかでも演出の語りの上手い映画でした。
話は印象に残らないけど、一つ一つのカットがいちいち余韻を引くんですよね。
ぼくは、キタノ タケシのソナチネをおもいうかべました。
2012/04/04(水) 01:13:22 | URL | takeshi #-[ 編集]
ノラネコさん☆
寡黙なドライバーの純愛が胸を打つ、スタイリッシュでどこかノスタルジックな映画でしたね。
ほんと、シェーンそのもの。
ある意味ゴズリングの格好良さは、古きよき時代の「男は黙って」であって、だからこそすんなりと受け入れられカッコイイ!と思えるのかもしれないです。
寡黙なドライバーの純愛が胸を打つ、スタイリッシュでどこかノスタルジックな映画でしたね。
ほんと、シェーンそのもの。
ある意味ゴズリングの格好良さは、古きよき時代の「男は黙って」であって、だからこそすんなりと受け入れられカッコイイ!と思えるのかもしれないです。
>takashiさん
北野武の匂いはしました。
多分影響は受けているでしょう。
>ノルウェーまだ~むさん
本当に喋らないですからねえ。
爪楊枝加えているあたりはもしかして木枯し紋次郎なのかも。
古今東西のアウトローを象徴するキャラクターの様でした。
北野武の匂いはしました。
多分影響は受けているでしょう。
>ノルウェーまだ~むさん
本当に喋らないですからねえ。
爪楊枝加えているあたりはもしかして木枯し紋次郎なのかも。
古今東西のアウトローを象徴するキャラクターの様でした。
ちなみに、the criterion collectionというサイトに監督の好きな映画がのってます。
なんと、1位と10位に鈴木清順の作品がのってます。順に、東京流れ者と殺しの烙印ですが・・
なんと、1位と10位に鈴木清順の作品がのってます。順に、東京流れ者と殺しの烙印ですが・・
2012/04/10(火) 20:06:38 | URL | takeshi #-[ 編集]
>takeshiさん
彼の好みはどこかタランティーノに共通する匂いがありますw
彼の好みはどこかタランティーノに共通する匂いがありますw
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ドライヴ@シネマート六本木
2012/03/16(金) 23:23:13 | あーうぃ だにぇっと
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今月は、春のジュード祭りとライアン・ゴズリング祭り開催中
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2012/03/18(日) 00:02:06 | ラムの大通り
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2012/03/25(日) 09:58:37 | Nice One!! @goo
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2012/03/26(月) 00:02:11 | LOVE Cinemas 調布
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2012/03/27(火) 20:47:11 | INTRO
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2012/03/31(土) 20:07:24 | ディレクターの目線blog@FC2
劇場にて鑑賞
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メガホンを取...
2012/03/31(土) 23:03:34 | A Day In The Life
ドライヴ
★★☆☆☆(★2つ)
昼はスタントマン、夜は銀行強盗専門のドライバーの二つの顔を持つドライバーの姿を描くクライム・サスペンス。
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2012/04/01(日) 00:28:41 | 食はすべての源なり。
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2012/04/01(日) 18:50:50 | 映画のブログ
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2012/04/01(日) 23:43:18 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
冒頭の逃走シーンが素晴らしい。
2012/04/02(月) 00:18:33 | だらだら無気力ブログ!
☆何の予備知識もなく見て、「キレのいいアクション作品かなぁ」と思いきや…、「ヴァイオレンスと純愛の狭間で…」てな、全編緊張感の持続する作品であった。
主人公は、昼は修理工として働き、依頼があればカースタントもこなす、車全般の若きプロフェッショナル。
...
2012/04/02(月) 06:08:53 | 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
ドライブDrive/監督:ニコラス・ウィンディング・レフン/2011年/アメリカ
ライアン・ゴズリングが車を運転します。
なんだかものすごく評判がよろしいものですから、いつもどおり内容はまったく知らぬままに、いそいそと鑑賞してみましたところ、あれえ、わたし、こ?...
2012/04/02(月) 11:49:55 | 映画感想 * FRAGILE
【DRIVE】 2012/03/31公開 アメリカ R15+ 100分監督:ニコラス・ウィンディング・レフン出演:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、ブライアン・クランストン、クリスティナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、オスカー・アイザック、アルバート・ブルックス
...
2012/04/03(火) 14:45:07 | 新・映画鑑賞★日記・・・
Data 原題 DRIVE 監督 ニコラス・ウィンディング・レフン 出演 ライアン・ゴズリング
キャリー・マリガン
ブライアン・クランストン
クリスティナ・ヘンドリックス
ロン・パールマン 公開 2012年 3月
2012/04/03(火) 22:57:09 | 映画 K'z films 2
Data 原題 DRIVE 監督 ニコラス・ウィンディング・レフン 出演 ライアン・ゴズリング
キャリー・マリガン
ブライアン・クランストン
クリスティナ・ヘンドリックス
ロン・パールマン 公開 2012年 3月
2012/04/03(火) 22:57:09 | 映画 K'z films 2
自動車修理工場で働く卓越したドライビング・テクニックのドライバー(ライアン・ゴズリング)は、映画のスタントマンとして活躍する一方、夜は強盗の逃走を手助けする闇の仕事を請け負っていた。
ある日、...
2012/04/05(木) 15:43:33 | 心のままに映画の風景
最近活躍の目立つライアン・ゴズリング。
彼の運転する車で音楽をかけながら気まずい空間を体験したという監督が、彼のためにあて書きしたというだけあって、ライアン・ゴズリングの寡黙さあっての甘くてクールな作品だ。
2012/04/05(木) 18:12:04 | ノルウェー暮らし・イン・原宿
□作品オフィシャルサイト 「ドライヴ」□監督 ニコラス・ウィンディング・レフン □脚本 ホセイン・アミニ □原作 ジェームズ・サリス■鑑賞日 3月31日(土)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> これはちょっぴり予告編...
2012/04/06(金) 12:28:04 | 京の昼寝~♪
これはフランス映画かな期待して観たんです。
タイトルが、《ドライヴ》、《ドライブ》ではなく《ドライヴ》。
いかにもフランス映画風のタイトルでしょう。(邦題名付け親の勝利!)
《甘さとクールとバイオレンス》の三つの味がする刺激的作品でした。
ドラマ性よ...
2012/04/07(土) 09:04:42 | KATHURA WEST
原題 DRIVE
製作年度 2011年
上映時間 100分 映倫 R15+
原作 ジェイムズ・サリス
監督 ニコラス・ウィンディング・レフン
出演 ライアン・ゴズリング/キャリー・マリガン/ブライアン・クランストン/クリスティナ・ヘンドリックス/ロン・パールマン/オスカー・アイザッ...
2012/04/07(土) 21:50:44 | to Heart
4日のことですが、映画「ドライヴ」を鑑賞しました。
昼はカースタントマン、夜は強盗などの運転手として逃がし屋として働く男
ある女性に恋をし 助けるために事件 抗争に巻き込まれていく・・・
とにかく クールでカッコいい
主人公のドライバーに惚れてまうように
...
2012/04/11(水) 16:11:08 | 笑う学生の生活
映画『ドライヴ』はクールなアメリカン・ノワールです。主人公役のライアン・ゴズリン
2012/04/11(水) 22:20:41 | 大江戸時夫の東京温度
font size="3">昼は映画のスタントマン、夜は強盗の逃走を請け負う運転手が裏社会の抗争に巻き込まれていく様を描くクライム・サスペンス。ジェイムズ・サリスの小説を原作に「プッシャー」のニコラス・ウィンディング・レフン監督が映画化。出演は「ラブ・...
2012/04/12(木) 00:09:28 | パピとママ映画のblog
「プッシャー」のニコラス・ウィンディング・レフン監督、「ラースと、その彼女」のライアン・ゴズリング主演。昼は自動車整備士とスタントマン、夜は強盗の逃がし屋を営む名もなき男が、愛する女のために命がけの戦いを挑むクライム・サスペンス。
カンヌ国際映画...
2012/04/13(金) 18:40:43 | 新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~
「ドライヴ」★★★★
ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン、
ブライアン・クランストン、
クリスティナ・ヘンドリックス、ロン・パールマン、
オスカー・アイザック、アルバート・ブルックス出演
ニコラス・ウィンディング・レフン監督、
100分、2012年3月31日公?...
2012/04/16(月) 09:36:30 | soramove
面白い映画には愛を捧げ、そうでない映画には鉄槌を下す
てるおとたくおの
ぶっちゃけシネトーク
●今日のちょい気になることシネ言
「静かなシーンで思いっきり鼻をかむオバハン、迷惑やで!」
シネトーク108
『ドライヴ』
DRIVE
2012/04/19(木) 01:16:24 | ブルーレイ&シネマ一直線
DRIVE
A real human being and a real hero
「10万の通りを持つ街」、ロサンゼルス。自動車修理工場で働く謎めいた男
(ライアン・ゴズリング)は、抜群のドライビング・テクニッ...
2012/04/20(金) 08:49:27 | 真紅のthinkingdays
最初の闇仕事(盗っ人を乗せ、クルマで逃走)のあたりだけは興味を引いて、面白かったけど。
2012/04/24(火) 22:13:39 | 或る日の出来事
『ドライヴ』は、非常に個性的で稀有な映画だ。
一見、よくありそうな犯罪小説を題材にしたB級アクション作品で、だからこそ「こういう、地味でお金もかかっていないが、かつて60、70年代に多く生産されたような、肩肘張らない滋味
2012/04/30(月) 20:20:29 | k.onoderaの日記
デンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフン監督による映画『ドライヴ』。
第64回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞した本作、なんとも不思議な味わいで、各国の映画通から熱狂的な支持を得ています。
ライアン・ゴズリング演じる寡黙で何を考えているのかわからな...
2012/04/30(月) 23:04:14 | Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>
旬の男、ライアン・ゴズリングが主演の フィルムノワール。
L.A.を舞台に、タイトル通り Drive することに才能がある主人公を演じる。
プロットとしてはたいしたことがない犯罪もの(はっきり言って)
のだが、全くそう感じさせない 非常にクールな描写。
ひとつひとつ...
2012/05/03(木) 18:49:44 | 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
監督:ニコラス・ウィンディング・レフン出演:ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガンアメリカ映画 2011年 ・・・・・・ 7点
2012/06/19(火) 18:11:44 | 映画部族 a tribe called movie
逃がし屋だっていうし、おハナシとしては『トランスポーター』なのかと思って観たのですがだいぶ違いました。
往年のフィルム・ノワールな雰囲気を現代風にアレンジって感じでしょ
2012/07/12(木) 21:23:07 | 明るいときに見えないものが暗闇では見える。
久々の映画記事ですが、今回はドライヴです。
2012/08/03(金) 17:42:20 | よしなしごと
12-35.ドライヴ■原題:Drive■製作国・年:アメリカ、2011年■上映時間:100分■字幕:岡田壮平■観賞日:4月30日、ヒューマントラスト・シネマ渋谷(渋谷)□監督:ニコラ
2012/08/05(日) 12:39:43 | kintyre's Diary 新館
DRIVE/11年/米/100分/犯罪サスペンス・アクション/R15+/劇場公開(2012/03/31)
−監督−
ニコラス・ウィンディング・レフン
−出演−
*ライアン・ゴズリング『ラブ・アゲイン...
2012/09/22(土) 00:49:05 | 銀幕大帝α
ライアン・ゴズリングさんの演技も良いのですが、演出も良かった。監督は「ヴァルハラ・ライジング」の方。同じように少ない台詞からは推し量れない何かが心を抉っていく。台詞のな...
2012/09/26(水) 09:48:20 | いやいやえん
監督 ニコラス・ウィンディング・レフン 主演 ライアン・ゴズリング 2011年 アメリカ映画 100分 アクション 採点★★★★ 人見知りモード発動中か嫌いな人が一緒じゃない限り
2012/09/30(日) 13:35:06 | Subterranean サブタレイニアン
「男気スイッチ」…ON!
ドライブ (20011年 アメリカ映画) 75/100点
カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した本作。
あらすじは、
「自動車...
2012/10/03(水) 22:49:04 | 素人目線の映画感想ブログ
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