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2012年04月20日 (金) | 編集 |
天から届いた、愛おしき想い。
「ももへの手紙」は、「人狼 JIN-ROH」の沖浦啓之監督が、長年の構想を実らせたノスタルジックな和風ファンタジー。
瀬戸内の美しい風景の中、父を亡くした少女が、一夏の不思議な出会いと冒険を通して、少しだけ大人になる姿を描く。
制作は「ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~」のプロダクションI.G、作画監督は「もののけ姫」の安藤雅司、美術監督は「魔女の宅急便」の大野広司。
日本アニメ界を代表するクリエイターたちの仕事は、素晴らしく丁寧で観応え十分。
GWに家族で観るのにピッタリの秀作である。
主題歌「ウルワシマホロバ~美しき場所~」を、原由子が担当しているのも注目だ。
「ももへ、」とだけ書かれた手紙を残して、海の事故で天国へ旅立ってしまった父。
些細な喧嘩をしたまま、父と永遠に仲直り出来なくなってしまったもも(美山加恋)は、母のいく子(優香)と共に自然豊かな瀬戸内の島、汐島に移り住む。
なかなか島での生活に馴染めないももは、ある日イワ(西田敏行)、カワ(山寺宏一)、マメ(チョー)という、三人の妖怪と出会う。
“見守り組”と名乗る彼らの姿は何故かももにしか見えず、奇妙な同居生活はしばしば騒動を巻き起こしながら、ももは次第に元気を取り戻してゆく。
だが、“見守り組”には人間には知られてはいけない、ある秘密の使命があった・・・
沖浦啓之監督は大阪出身だが、ルーツは「崖の上のポニョ」の世界観のモデルとなった事でも知られる広島県の鞆の浦にあり、その事から瀬戸内を舞台にした映画を作りたいとずっと考えていたという。
劇中に登場する汐島は広島県の大崎下島をモデルにした架空の島だが、特徴的な港の常夜燈や、古い建物が残る街並みの風景は鞆の浦にもよく似ている。
海と山と青い空、三拍子揃った日本のハートランドにやって来るのは、大きな喪失感を抱えた思春期の少女、もも。
そしてある隠された使命によって、彼女の前に姿を表すのは、これまたレトロな風貌の三人の妖怪たちである。
もっとも、彼らは元々具体的な形を持たず、たまたま家にあった古い妖怪本から姿形を借りただけで、ももが彼らの事を見える様になってしまったのも、ある意味事故なのだが、結果的に彼らは本来の役目をこえて、ももとの絆を深める事になるのである。
ももは、父が亡くなる前に、ちょっとした行き違いから喧嘩をしてしまい、仲直りのチャンスを永遠に失ってしまうのだが、後になって父の机から「ももへ、」とだけ書かれた手紙を見つける。
父は、一体自分に何を伝えようとしたのだろうか。
悲しみを抱えたまま、死んでしまったのではないだろうか。
そんな誰にも打ち明けられない悔恨の念が、心にポッカリ開いた穴をじわじわと広げ、彼女が未来へと目を向ける事を許さない。
一方で、ももから見れば、さっさと東京生活を切り上げ、自分の家族のルーツである汐島へと移り住み、新しい仕事へも熱意を燃やす母のいく子は、すっかり立ち直っている様に思える。
まるで父を忘れてしまったかの様な母への反発も、ももを殻に閉じこもらせ、仲良くなろうと誘ってくれる島の子供たちとも距離を置いてしまう。
そんな時、彼女の家に住み着くのが三人の“見守り組”の妖怪たちだ。
リーダー格でお面の様にいつも同じコワイ表情のイワ、ちょっと悪賢くてお調子者のカワ、物事を覚えられない天然のマメ。
実は彼らの役目は、死んだ父の魂が天に登るまでの間、残されたももといく子を見守って天界に報告する事なのだが、事情を知らないももにとっては自分にしか見えない厄介な同居人。
大食漢の彼らが、島の畑から作物を盗むのをやめさせるために、小さな冒険を繰り広げる羽目となるのだが、一方で自分にしか見えないという気安さもあり、彼らとの交流を通してももは少しづつポジティブな気持ちを取り戻して行く。
だがある日、妖怪たちの盗んだ物を見つけたいく子が、ももがやったのではないかと問い詰めた事から、反発したももは台風が島に迫る中、プチ家出をしてしまうのだ。
ここから展開は、言わば心の再生のための喪失の追体験だ。
嵐に打たれながらももを探し回ったいく子は、持病である重症の喘息を再発させ、瀕死の状態に陥ってしまう。
家に戻ったももが見たのは、再び自分の元から失われ様としている愛する者の姿であり、そこに至ってももは漸くいく子の本当の気持ちを理解する。
自分が父を失った様に、いく子もまた最愛の夫を亡くし、大きな喪失感を抱えていた事、それでももを気遣って、無理をして気丈に振舞っていた事を。
親の親たる所以を知り、自分が子供だった事を認識したももは、成長する準備が出来ている。
島に医者はおらず、母を救うためには暴風雨を突っ切り、未完成の橋を通って隣の島に医者を呼びに行かなければならない。
無茶を承知で嵐の中に踏み出すももを助けるのは、本来“見守る”のが仕事のはずなのに、図らずも事件の発端になってしまった妖怪たち。
彼らも元々は地の神の様な存在だったのに、悪さをしすぎたために罰を受け、使い走りの様な“見守り組”の仕事に身を落としている。
ももの想いに応えるため、妖怪たちもまた自らに科せられたくびきを解き放ち、精神的な成長を遂げるのだ。
暴風雨の中、“見守り組”の呼びかけに呼応した島の妖怪・精霊たちが、何百体も折り重なり、まるでトンネルの様な百鬼夜行となって風雨に抵抗し、ももを守るシークエンスのビジュアル表現は、ちょっと過去に観た事のないものだ。
それまで溜め込んだ“動かす力”が一気に解放された様な、正しくアニメーションの妙技を味わえる圧巻のザ・クライマックスである。
しかし、レトロな風景の残る田舎を舞台に、心に傷を負った子供、そして妖怪という組み合わせは、言わば日本型ファンタジーの鉄板であり、どうしても過去に作られたいくつもの作品、「となりのトトロ」「河童のクゥと夏休み」「ミヨリの森」そしてもちろん瀬戸内がモデルという共通項を持つ「崖の上のポニョ」などと重なり、既視感に繋がってしまっている事は否めない。
ただ、本作の場合はそれも含めて王道の安心感に繋がっており、必ずしもネガティブな要素ではないだろう。
所々、丁寧過ぎてやや冗長になってしまっている部分もあるが、これは“日本の家族”に観て欲しい愛すべき作品である。
今回は、嵐がクライマックスになる映画なので、広島の相原酒造の「雨後の月 真粋大吟醸 」をチョイス。
純和風テイストのファンタジー映画の後は、美味しい日本酒と瀬戸内の山海の幸をいただきたくなる。
幾つものフルーツが複雑に組み合わさった様な芳醇な吟醸香は、正に日本の自然の豊かさを象徴するかの様だ。
今年の夏は瀬戸内にでも旅行に行こうかな。
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「ももへの手紙」は、「人狼 JIN-ROH」の沖浦啓之監督が、長年の構想を実らせたノスタルジックな和風ファンタジー。
瀬戸内の美しい風景の中、父を亡くした少女が、一夏の不思議な出会いと冒険を通して、少しだけ大人になる姿を描く。
制作は「ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~」のプロダクションI.G、作画監督は「もののけ姫」の安藤雅司、美術監督は「魔女の宅急便」の大野広司。
日本アニメ界を代表するクリエイターたちの仕事は、素晴らしく丁寧で観応え十分。
GWに家族で観るのにピッタリの秀作である。
主題歌「ウルワシマホロバ~美しき場所~」を、原由子が担当しているのも注目だ。
「ももへ、」とだけ書かれた手紙を残して、海の事故で天国へ旅立ってしまった父。
些細な喧嘩をしたまま、父と永遠に仲直り出来なくなってしまったもも(美山加恋)は、母のいく子(優香)と共に自然豊かな瀬戸内の島、汐島に移り住む。
なかなか島での生活に馴染めないももは、ある日イワ(西田敏行)、カワ(山寺宏一)、マメ(チョー)という、三人の妖怪と出会う。
“見守り組”と名乗る彼らの姿は何故かももにしか見えず、奇妙な同居生活はしばしば騒動を巻き起こしながら、ももは次第に元気を取り戻してゆく。
だが、“見守り組”には人間には知られてはいけない、ある秘密の使命があった・・・
沖浦啓之監督は大阪出身だが、ルーツは「崖の上のポニョ」の世界観のモデルとなった事でも知られる広島県の鞆の浦にあり、その事から瀬戸内を舞台にした映画を作りたいとずっと考えていたという。
劇中に登場する汐島は広島県の大崎下島をモデルにした架空の島だが、特徴的な港の常夜燈や、古い建物が残る街並みの風景は鞆の浦にもよく似ている。
海と山と青い空、三拍子揃った日本のハートランドにやって来るのは、大きな喪失感を抱えた思春期の少女、もも。
そしてある隠された使命によって、彼女の前に姿を表すのは、これまたレトロな風貌の三人の妖怪たちである。
もっとも、彼らは元々具体的な形を持たず、たまたま家にあった古い妖怪本から姿形を借りただけで、ももが彼らの事を見える様になってしまったのも、ある意味事故なのだが、結果的に彼らは本来の役目をこえて、ももとの絆を深める事になるのである。
ももは、父が亡くなる前に、ちょっとした行き違いから喧嘩をしてしまい、仲直りのチャンスを永遠に失ってしまうのだが、後になって父の机から「ももへ、」とだけ書かれた手紙を見つける。
父は、一体自分に何を伝えようとしたのだろうか。
悲しみを抱えたまま、死んでしまったのではないだろうか。
そんな誰にも打ち明けられない悔恨の念が、心にポッカリ開いた穴をじわじわと広げ、彼女が未来へと目を向ける事を許さない。
一方で、ももから見れば、さっさと東京生活を切り上げ、自分の家族のルーツである汐島へと移り住み、新しい仕事へも熱意を燃やす母のいく子は、すっかり立ち直っている様に思える。
まるで父を忘れてしまったかの様な母への反発も、ももを殻に閉じこもらせ、仲良くなろうと誘ってくれる島の子供たちとも距離を置いてしまう。
そんな時、彼女の家に住み着くのが三人の“見守り組”の妖怪たちだ。
リーダー格でお面の様にいつも同じコワイ表情のイワ、ちょっと悪賢くてお調子者のカワ、物事を覚えられない天然のマメ。
実は彼らの役目は、死んだ父の魂が天に登るまでの間、残されたももといく子を見守って天界に報告する事なのだが、事情を知らないももにとっては自分にしか見えない厄介な同居人。
大食漢の彼らが、島の畑から作物を盗むのをやめさせるために、小さな冒険を繰り広げる羽目となるのだが、一方で自分にしか見えないという気安さもあり、彼らとの交流を通してももは少しづつポジティブな気持ちを取り戻して行く。
だがある日、妖怪たちの盗んだ物を見つけたいく子が、ももがやったのではないかと問い詰めた事から、反発したももは台風が島に迫る中、プチ家出をしてしまうのだ。
ここから展開は、言わば心の再生のための喪失の追体験だ。
嵐に打たれながらももを探し回ったいく子は、持病である重症の喘息を再発させ、瀕死の状態に陥ってしまう。
家に戻ったももが見たのは、再び自分の元から失われ様としている愛する者の姿であり、そこに至ってももは漸くいく子の本当の気持ちを理解する。
自分が父を失った様に、いく子もまた最愛の夫を亡くし、大きな喪失感を抱えていた事、それでももを気遣って、無理をして気丈に振舞っていた事を。
親の親たる所以を知り、自分が子供だった事を認識したももは、成長する準備が出来ている。
島に医者はおらず、母を救うためには暴風雨を突っ切り、未完成の橋を通って隣の島に医者を呼びに行かなければならない。
無茶を承知で嵐の中に踏み出すももを助けるのは、本来“見守る”のが仕事のはずなのに、図らずも事件の発端になってしまった妖怪たち。
彼らも元々は地の神の様な存在だったのに、悪さをしすぎたために罰を受け、使い走りの様な“見守り組”の仕事に身を落としている。
ももの想いに応えるため、妖怪たちもまた自らに科せられたくびきを解き放ち、精神的な成長を遂げるのだ。
暴風雨の中、“見守り組”の呼びかけに呼応した島の妖怪・精霊たちが、何百体も折り重なり、まるでトンネルの様な百鬼夜行となって風雨に抵抗し、ももを守るシークエンスのビジュアル表現は、ちょっと過去に観た事のないものだ。
それまで溜め込んだ“動かす力”が一気に解放された様な、正しくアニメーションの妙技を味わえる圧巻のザ・クライマックスである。
しかし、レトロな風景の残る田舎を舞台に、心に傷を負った子供、そして妖怪という組み合わせは、言わば日本型ファンタジーの鉄板であり、どうしても過去に作られたいくつもの作品、「となりのトトロ」「河童のクゥと夏休み」「ミヨリの森」そしてもちろん瀬戸内がモデルという共通項を持つ「崖の上のポニョ」などと重なり、既視感に繋がってしまっている事は否めない。
ただ、本作の場合はそれも含めて王道の安心感に繋がっており、必ずしもネガティブな要素ではないだろう。
所々、丁寧過ぎてやや冗長になってしまっている部分もあるが、これは“日本の家族”に観て欲しい愛すべき作品である。
今回は、嵐がクライマックスになる映画なので、広島の相原酒造の「雨後の月 真粋大吟醸 」をチョイス。
純和風テイストのファンタジー映画の後は、美味しい日本酒と瀬戸内の山海の幸をいただきたくなる。
幾つものフルーツが複雑に組み合わさった様な芳醇な吟醸香は、正に日本の自然の豊かさを象徴するかの様だ。
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この記事へのコメント
やっぱり瀬戸内は最高ですよ。雰囲気そのものが心をほんわかさせてくれますからね。
それにしてもイワ・カワ・マメの3妖怪を演じた3人の役者の掛け合い。あれが個人的には凄く楽しかったです。
それにしてもイワ・カワ・マメの3妖怪を演じた3人の役者の掛け合い。あれが個人的には凄く楽しかったです。
優香がお母さんとは自分も年をとったなぁと思いました(苦笑)プロの声優は山さんぐらいですが、今回みんな良かったです。考えてみると優香も美山さんも西田さんも、ご本人がどことなく穏やかなホンワカした感じですね。それが作風にあっていたのかもしれません。
2012/04/21(土) 22:33:43 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
画も繊細で、話も面白く見入りました。子どもの映画という枠を超えて、大人も楽しめると思います。
当たり前だと思ってやっている「親」の役目。自分が思っている以上に、意外と頑張っているのかも、、、と自分に優しい思いを抱かせてくれました。優花さんも、加恋ちゃんもとても良かった!我が家の子どもたちは西田敏行さんが大好きで、妖怪でも「落ち武者」と呼んでいます。(汗)
当たり前だと思ってやっている「親」の役目。自分が思っている以上に、意外と頑張っているのかも、、、と自分に優しい思いを抱かせてくれました。優花さんも、加恋ちゃんもとても良かった!我が家の子どもたちは西田敏行さんが大好きで、妖怪でも「落ち武者」と呼んでいます。(汗)
2012/04/23(月) 07:17:19 | URL | にか #NkOZRVVI[ 編集]
>にゃむばななさん
三人の妖怪は何となく演じた俳優のイメージに近いような。
瀬戸内の風景は日本人の心の琴線を刺激しますね。
これ観ると旅に出たくなります。
>KLYさん
確かに光陰矢の如しですね。
しかし優香は凄く良かったです。
アニメーションという表現では珍しいくらい、演技を楽しめる映画だったというか、キャスティングは本作のキモだったかもしれませんね。
>にかさん
落武者・・・(笑
そう言えば本人も舞台挨拶で、最近人間役をやって無いとこぼしてましたね。
基本子供目線の物語なんだけど、一方でいく子にも感情移入出来る作りなんで、親の立場で観るとまた違った感動がありますね。
これを観ると、お子さんたちの中にお母さんを思いやる気持ちが育つんじゃないかなあ。
三人の妖怪は何となく演じた俳優のイメージに近いような。
瀬戸内の風景は日本人の心の琴線を刺激しますね。
これ観ると旅に出たくなります。
>KLYさん
確かに光陰矢の如しですね。
しかし優香は凄く良かったです。
アニメーションという表現では珍しいくらい、演技を楽しめる映画だったというか、キャスティングは本作のキモだったかもしれませんね。
>にかさん
落武者・・・(笑
そう言えば本人も舞台挨拶で、最近人間役をやって無いとこぼしてましたね。
基本子供目線の物語なんだけど、一方でいく子にも感情移入出来る作りなんで、親の立場で観るとまた違った感動がありますね。
これを観ると、お子さんたちの中にお母さんを思いやる気持ちが育つんじゃないかなあ。
初めまして。以前より拝読しております。
この映画はとってもベタで分かりやすいですよね。
でも、そんな映画でさえ、自分の言葉で説明しようとすると、
なかなか上手く書けないものです。
映画の構造を上手く言い表すのも難しければ、
何がどうなって、どこにどういう理由で感動したのかを、
人に伝える以前に、自分に対しても説明できない。
以前『瞳の奥の秘密』を劇場で観たとき、感動を覚えつつも、
この「上手く説明できない感じ」に囚われてしまって、
『ノラネコの呑んで観るシネマ』を見つけたのでした。
その解説によって、改めてあの映画を理解し、映画の見方を教わりました。
大変不躾な質問ですが、どのようにすればノラネコさんのように、
映画の見方を身につけ、映画の解説・感想を
上手く書くことが出来るようになるのでしょうか。
もちろん、センス・才能がものを言うのだ、ということは重々承知しております。
そもそも、ノラネコさんはプロの方のようですし。
では、私のような凡人には、何か勉強する方法はないのでしょうか。
もしよろしければ、アドバイスをいただけないでしょうか。
なんだか面倒くさいコメントになってしまいました。
ご迷惑なら、削除してくださって構いません。
それでは、失礼致します。
この映画はとってもベタで分かりやすいですよね。
でも、そんな映画でさえ、自分の言葉で説明しようとすると、
なかなか上手く書けないものです。
映画の構造を上手く言い表すのも難しければ、
何がどうなって、どこにどういう理由で感動したのかを、
人に伝える以前に、自分に対しても説明できない。
以前『瞳の奥の秘密』を劇場で観たとき、感動を覚えつつも、
この「上手く説明できない感じ」に囚われてしまって、
『ノラネコの呑んで観るシネマ』を見つけたのでした。
その解説によって、改めてあの映画を理解し、映画の見方を教わりました。
大変不躾な質問ですが、どのようにすればノラネコさんのように、
映画の見方を身につけ、映画の解説・感想を
上手く書くことが出来るようになるのでしょうか。
もちろん、センス・才能がものを言うのだ、ということは重々承知しております。
そもそも、ノラネコさんはプロの方のようですし。
では、私のような凡人には、何か勉強する方法はないのでしょうか。
もしよろしければ、アドバイスをいただけないでしょうか。
なんだか面倒くさいコメントになってしまいました。
ご迷惑なら、削除してくださって構いません。
それでは、失礼致します。
2012/04/26(木) 22:32:53 | URL | くりやま #8c6RAryI[ 編集]
>くりやさまさん
ご愛読ありがとうございます。
どうすれば・・・というのはなかなか難しいですね。
私は映画を観る時、先ずは作者が何を言いたいのかテーマを探します。
そしてそのテーマを表現するために、どの様に映画を構成しているのかを考察します。
具体的には物語の構造、キャラクターの造形、キャラクターの配置、メタファーの使い方などを観てゆきます。
物語は序破急など基本構造がありますので、それをベースにどのような工夫が凝らされているかを考える訳ですね。
例えばこの作品の場合、父を失って喪失感を抱えた少女が、再生へと歩みだす物語です。
そのために、作者は同じ様な喪失の可能性にもう一度少女を直面させる事で、成長への背中を押している訳です。
この様に、テーマからロジカルに作品の構造を分析してゆくのが私の観方です。
ただご存知のように私は言わば仕事の一環として映画を観ていますので、この様な観方が観客として幸せかどうかはちょっとわかりませんf(^_^;
感覚的には映画を観てるときは自分が二人いて、一人は凄く純粋に楽しんでいて、もう一人は冷静沈着に分析している感じです。
ご愛読ありがとうございます。
どうすれば・・・というのはなかなか難しいですね。
私は映画を観る時、先ずは作者が何を言いたいのかテーマを探します。
そしてそのテーマを表現するために、どの様に映画を構成しているのかを考察します。
具体的には物語の構造、キャラクターの造形、キャラクターの配置、メタファーの使い方などを観てゆきます。
物語は序破急など基本構造がありますので、それをベースにどのような工夫が凝らされているかを考える訳ですね。
例えばこの作品の場合、父を失って喪失感を抱えた少女が、再生へと歩みだす物語です。
そのために、作者は同じ様な喪失の可能性にもう一度少女を直面させる事で、成長への背中を押している訳です。
この様に、テーマからロジカルに作品の構造を分析してゆくのが私の観方です。
ただご存知のように私は言わば仕事の一環として映画を観ていますので、この様な観方が観客として幸せかどうかはちょっとわかりませんf(^_^;
感覚的には映画を観てるときは自分が二人いて、一人は凄く純粋に楽しんでいて、もう一人は冷静沈着に分析している感じです。
返信してくださって、ありがとうございます。
なるほど、テーマから全体を捉えていくのですね。
私など、テーマについては、映画を見終わってから
漠然と心に残っていたり、ぼんやり考えたりする程度です……。
ノラネコさんは、一度見ただけの映画なのに、
よく細部まで覚えていらっしゃるなぁと感心していたのですが、
アンテナの張り方が全く異なる、ということですね。
映画を観て感動したのに、それが言葉に出来ないことに
モヤモヤとし続けてきましたので、ノラネコさんの映画の観方
というのはとても参考になりました。
ところで、もう一つだけ質問させて頂きたいのですが、
ブログの記事を一つ書くのに、大体どれくらいの時間を
掛けていらっしゃいますか?
私がこれだけの文章を書こうとすると、それこそ、
徹夜で大学のレポートを書くくらいの時間と体力が必要なのですが……。
ノラネコさんは文章もお上手なので羨ましいです。
それでは、失礼します。
なるほど、テーマから全体を捉えていくのですね。
私など、テーマについては、映画を見終わってから
漠然と心に残っていたり、ぼんやり考えたりする程度です……。
ノラネコさんは、一度見ただけの映画なのに、
よく細部まで覚えていらっしゃるなぁと感心していたのですが、
アンテナの張り方が全く異なる、ということですね。
映画を観て感動したのに、それが言葉に出来ないことに
モヤモヤとし続けてきましたので、ノラネコさんの映画の観方
というのはとても参考になりました。
ところで、もう一つだけ質問させて頂きたいのですが、
ブログの記事を一つ書くのに、大体どれくらいの時間を
掛けていらっしゃいますか?
私がこれだけの文章を書こうとすると、それこそ、
徹夜で大学のレポートを書くくらいの時間と体力が必要なのですが……。
ノラネコさんは文章もお上手なので羨ましいです。
それでは、失礼します。
2012/04/27(金) 00:55:46 | URL | くりやま #8c6RAryI[ 編集]
>くりやまさん
映画に限らず、何かを創作するということは、作者に言いたい事、表現したい事があるという事ですから、テーマは映画を作る理由と言って良いでしょう。
ですからやはり映画を理解する上で、テーマを読み解くというのは、一番重要な事だと思います。
もちろん最終的なテーマは映画を観終わった時点でクリアになる訳ですが、多くの作品では起承転結の起の部分から示唆されていますので、意識して観ると映画のポイントがわかってきます。
この映画の場合“ももとお父さんの喧嘩”と“お父さんの手紙”というのが前半から出てきて、映画のテーマに繋がるキーになるのが示唆されてましたよね。
ブログの文章は、そうですね作品によって多少違いますがだいたい一本あたり2時間位で書いてます。
ただ書いて直ぐはアップしません。一晩置いて事実関係の間違いや文章の間違いをチェックしてからアップする様にしています。
映画に限らず、何かを創作するということは、作者に言いたい事、表現したい事があるという事ですから、テーマは映画を作る理由と言って良いでしょう。
ですからやはり映画を理解する上で、テーマを読み解くというのは、一番重要な事だと思います。
もちろん最終的なテーマは映画を観終わった時点でクリアになる訳ですが、多くの作品では起承転結の起の部分から示唆されていますので、意識して観ると映画のポイントがわかってきます。
この映画の場合“ももとお父さんの喧嘩”と“お父さんの手紙”というのが前半から出てきて、映画のテーマに繋がるキーになるのが示唆されてましたよね。
ブログの文章は、そうですね作品によって多少違いますがだいたい一本あたり2時間位で書いてます。
ただ書いて直ぐはアップしません。一晩置いて事実関係の間違いや文章の間違いをチェックしてからアップする様にしています。
ご丁寧に説明して頂いて、ありがとうございました。
言葉にするためには、意識的にそういう観方をすることが必要だ、
ということがよく分かりました。
二時間でこれが書けるというのは、さすがですね……。
それでも、それなりにまとまった時間を掛けて
書いていらっしゃるのが分かってホッとしました。
2,30分で書いてるよ、と言われたらどうしようと思っていましたので。笑
これからも、素敵な記事を楽しみにしています。
それでは、失礼します。
言葉にするためには、意識的にそういう観方をすることが必要だ、
ということがよく分かりました。
二時間でこれが書けるというのは、さすがですね……。
それでも、それなりにまとまった時間を掛けて
書いていらっしゃるのが分かってホッとしました。
2,30分で書いてるよ、と言われたらどうしようと思っていましたので。笑
これからも、素敵な記事を楽しみにしています。
それでは、失礼します。
2012/04/27(金) 13:14:34 | URL | くりやま #8c6RAryI[ 編集]
>くりやまさん
映画ライフの一助になれば幸いです(^ー^)ノ
映画ライフの一助になれば幸いです(^ー^)ノ
ノラネコさんによる映画紹介がなければこの映画は見に行く予定はありませんでした。いい映画を見ることができました。深くお礼申し上げます。ありがとうございます。
日本の手作り感がのこるアニメでした。後半の怒涛の展開は見事だったとおもいます。トトロに比肩し、ポニョを越えているように私など素人はおもいます。後半は大満足です。特に嵐の場面以降は文句なしでした。
一方、絵柄には好み似合わないところがいくつか。ももが丘の上から周りの島を見て「きれい」と言ってましたが、その山肌には道路の線がくっきり描かれており、ちょっとリアリティ過ぎるのでは、と。みかん畑が遠景に移る際どうも生き生きとした緑には見えないこと、それから、ももとお母さんの表情が硬くとくに眉根にしわを寄せたりするときは興ざめでした。二人とも魅力的な人物なのにどうしてだろう、と。ニトリの学習机らしきものまでそっくり描いていたのは何故。いろいろ細かいことが少々気にかかりました。
ですが、個々の詳細より全体をみてこれががももの成長物語だと思えば展開は納得です。
日本の手作り感がのこるアニメでした。後半の怒涛の展開は見事だったとおもいます。トトロに比肩し、ポニョを越えているように私など素人はおもいます。後半は大満足です。特に嵐の場面以降は文句なしでした。
一方、絵柄には好み似合わないところがいくつか。ももが丘の上から周りの島を見て「きれい」と言ってましたが、その山肌には道路の線がくっきり描かれており、ちょっとリアリティ過ぎるのでは、と。みかん畑が遠景に移る際どうも生き生きとした緑には見えないこと、それから、ももとお母さんの表情が硬くとくに眉根にしわを寄せたりするときは興ざめでした。二人とも魅力的な人物なのにどうしてだろう、と。ニトリの学習机らしきものまでそっくり描いていたのは何故。いろいろ細かいことが少々気にかかりました。
ですが、個々の詳細より全体をみてこれががももの成長物語だと思えば展開は納得です。
2012/05/03(木) 09:39:51 | URL | さゆりん #mQop/nM.[ 編集]
>さゆりんさん
私は作品のトータルクオリティとしては「ポニョ」をそれ程評価していませんので、どちらが優れているかと言えば「もも」の圧勝です。
ただ仰る様にディテールの輝きに関しては宮崎アニメは圧倒的な物があり、その辺りの追求が本作の微妙な食い足りなさに繋がっていると思います。
私は作品のトータルクオリティとしては「ポニョ」をそれ程評価していませんので、どちらが優れているかと言えば「もも」の圧勝です。
ただ仰る様にディテールの輝きに関しては宮崎アニメは圧倒的な物があり、その辺りの追求が本作の微妙な食い足りなさに繋がっていると思います。
いつも楽しく読ませて頂いてます。ノラネコさんの評価が分かりやすく、これ見に行こう!と思ってみた作品が多々あります。また、見た後もノラネコさんの評価を読んで頷くところがいっぱいです。これからも応援してます。
2012/05/10(木) 01:20:31 | URL | ベルっち #-[ 編集]
>べるっちさん
ありがとうございます。
拙文でも人様のお役に立てているとしたら、とても嬉しいことです。
一本でも多くの映画との出会いにつながれば。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
拙文でも人様のお役に立てているとしたら、とても嬉しいことです。
一本でも多くの映画との出会いにつながれば。
よろしくお願いします。
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映画 「ももへの手紙」
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2012/04/21(土) 19:31:42 | 風に吹かれて
こうなったらヤケクソでござる!の見守り組がいいんだなぁ~。
あの大傑作『人狼 JIN-ROU』以来となる沖浦啓之監督の最新作は、まさにProductionI.G.版『となりのトトロ』なんですけど、 ...
2012/04/21(土) 22:16:40 | こねたみっくす
映画「ももへの手紙」観に行ってきました。沖浦啓之監督が7年の製作期間をかけて完成させた、120分長編アニメーション作品。今作は本来、2012年4月21日に劇場公開される...
2012/04/21(土) 23:23:36 | タナウツネット雑記ブログ
注・内容、台詞に触れています。沖浦啓之監督が約12年ぶりに手掛けた劇場用長編第2作『ももへの手紙』(製作はプロダクションI.G)。声の 出演は美山加恋、優香、西田敏行、山寺 宏一、チョー。主題歌はサザ
2012/04/22(日) 00:06:58 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
父を事故で亡くした小学6年のももは、母いく子と二人で東京から瀬戸内海・汐島へ引っ越してきた。 慣れない古い一軒家で留守番をしていると、冷蔵庫の中のプリンが食べられていたり、ももの名前をつぶやく声がしたりと不思議なことが起こり始める! その正体はイワ、カ?...
2012/04/22(日) 23:11:51 | 象のロケット
(ネタバレあります!)
観終わったとき、温かな感動がこみあげてきました。
瀬戸内海の小島に、母親(優香)と共に移り住んできた少女もも(美山加恋)と、
島の人たちとの交流 ...
2012/04/22(日) 23:33:25 | 23:30の雑記帳
予告編を見て、あの妖怪たちがなんとも愛嬌があって面白そうだと思って
みたくなっちゃったのでした。ジブリっぽい気がしたんだもんね。
劇場にひとりぼっちかと思ったら、男性2人組が入ってきたので...
2012/04/23(月) 18:28:18 | よくばりアンテナ
「人狼 JIN-ROH」のProduction I.G製作、沖浦啓之監督、脚本、原案。
父の死をきっかけに、母親とともに瀬戸内海へと引っ越してきた少女・ももが、そこで出逢った妖怪達との交流を経て成長していく姿を描くハートフルファンタジーアニメ。
昨年、一昨...
2012/04/23(月) 18:48:37 | 新・狂人ブログ~暁は燃えているか!~
父を亡くした小学6年生のもも(美山加恋)は、母(優香)と二人で瀬戸内の小島
「汐島」 へと越してきた。
「ももへ」 とだけ書かれた父からの手紙。仲違いしたまま亡くなった父を思うもも、
亡...
2012/04/26(木) 08:23:16 | 真紅のthinkingdays
主人公の少女ももは、親子3人でコーラスの演奏会に行くのを楽しみにしていた。しかし海洋生物学者の父親は、約束の日に、約束を反故にして、調査に出かけてしまう。悔しさのあまり、ももは父親に、「もう帰ってこなくていい」と言い放った。そしてそれが、父親との最後の別
2012/04/28(土) 21:43:02 | Y日記
父から遺された一通の手紙を胸に、瀬戸内海の島へと移り住んだ少女の不思議な日々を描くアニメーション。監督は「人狼 JIN-ROH」の沖浦啓之。声の出演は「いま、会いにゆきます」の美山加恋、「女たちは二度遊ぶ」の優香、「はやぶさ HAYABUSA」の西田敏行、「マジック...
2012/05/03(木) 13:03:38 | パピとママ映画のblog
母と瀬戸内海の小島に引っ越してきた少女が島で出会った三人の妖怪たちと交流して、死に別れた父とのわだかまりを捨て去り母との信頼関係を再構築する物語だ。瀬戸内の自然を背景に不思議な妖怪との心温まる交流が繰り広げられるのだが、謎の部分が簡単に説明されて物語に緩
2012/05/04(金) 22:42:14 | とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
恥ずかしながら、初めて瀬戸内海の風景をリアルで見たのは社会人になってからです。ゆっくりと着陸しようとする飛行機の窓から見れば、午後の柔らかい日差しが島々を照らし、思わず「大和しうるわし」と呟いてしまいました。「大和」でないことは百も承知ですが。青垣がた...
2012/06/29(金) 13:15:47 | ここなつ映画レビュー
12年/日本/120分/ファンタジー・ドラマ/劇場公開(2012/04/21)
−監督−
沖浦啓之
−絵コンテ−
沖浦啓之
−原案−
沖浦啓之
−脚本−
沖浦啓之
−主題歌−
原由子『ウルワシマ
2012/10/27(土) 00:27:40 | 銀幕大帝α
「ももへ」とだけ書かれ遺された父からの手紙。その真意はついにわからずじまいだった小学6年生のももは、瀬戸内海の田舎へと越してくる。ももは田舎に来た事を不満に思っていて、...
2012/11/24(土) 09:34:37 | いやいやえん
ちょっと地味だけど、背景となった瀬戸内の風景が美しい、とても丁寧に描かれた佳作アニメーションでした。強いていえば、ちょっと「となりのトトロ」と「千と千尋の神隠し」を混ぜたようなオハナシだなぁ、と感じましたが、もののけ、というか妖怪達が、食いしん坊で、結構・悪さもする、お茶目なところが、面白かったです。でも、彼等との友情のおかげ。ヒロイン・もも(本当に小学校高学年らしい雰囲気が出た体型や仕草で...
2015/03/23(月) 08:18:52 | のほほん便り
あらすじ心ない言葉をぶつけ、仲直りしないまま父を事故で亡くした小学6年生のもも。父が遺した手紙には“ももへ”とだけ書かれていた。「ほんとうはなんて書きたかったの?」ももはその想いを抱えたまま、母・いく子と瀬戸内の小さな島「汐島」に移り住む。 東京と違う生活に慣れず戸惑う中で、ももはある日不思議な妖怪に出会う。イワ、カワ、マメ…“見守り組”の彼らは、食いしん坊でわがまま、でも愛嬌たっぷり。そし...
2015/05/14(木) 20:40:06 | ぬる~くまったりと
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