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2012年05月22日 (火) | 編集 |
人生の楽園は、どこにある?
常夏の島、ハワイを舞台に「サイドウェイズ」のアレクサンダー・ペイン監督が、ジョージ・クルーニーを主演に迎えて描く悲喜交々の人生劇場。
突然の妻の事故を切っ掛けに自らの生き方を見つめ直し、改めて本当の家族、本当の父親になろうとする主人公を、クルーニーが中年オヤジの哀愁たっぷりに演じ、彼に反発しつつも絆を深め合う娘たちを、シャイリーン・ウッドリーとアマラ・ミラーが好演している。
米国本土とは異なる、ハワイ独特の文化が映画に不思議なムードを与え、憂いを帯びたハワイアンのメロディーが心に沁みる秀作だ。
※ラストに触れています。
弁護士のマット・キング(ジョージ・クルーニー)は妻と二人の娘の四人家族で、先祖代々暮らすハワイで平凡な日々を送っていた。
ところがある日、妻がパワーボートの事故に遭い、昏睡状態に陥ってしまう。
今まで家の事など全く無関心だったマットは、年頃の娘たちとの関係に戸惑い、今更ながら良き父親になろうとする。
だが、ある日長女のアレクサンドラ(シャイリーン・ウッドリー)から、妻が浮気していて、マットとも離婚するつもりだった事を打ち明けられ、ショックを受ける。
妻の本心が知りたいマットは、アレクサンドラと共に浮気相手を探し始めるのだが・・・
アレクサンダー・ペイン監督の映画は、松竹大船調にも通じる人情喜劇の妙がある。
定年退職した男が、新しい生活に戸惑いながらも自分自身を見つめ直す「アバウト・シュミット」、飲んだくれ中年コンビが、恋とワインと人生の賛歌を歌い上げる「サイドウェイズ」など、ユーモアと悲哀を織り交ぜながら、どこにでもいる市井の人々が大きな葛藤の末に小さな喜びを見出す物語は、観客の心にリアルに、そして心地よく響く。
この作品も、妻の事故という不慮の出来事によって、一気に噴出する様々な問題に戸惑う平凡な中年オヤジが主人公だ。
まず彼が直面するのは、今まできちんと向き合うことのなかった娘たちとの関係。
17歳の上の娘、アレクサンドラは学校の寮で酔っぱらい、頭の悪そうな彼氏を家に連れ込むし、小学生のスコッティは問題行動を繰り返し、マットは学校や同級生の親からの抗議の矢面に立たされる。
何年も妻に任せっぱなしにしていた間に成長してしまった娘たちは、マットにとってはもはや理解不能の異星人なのだ。
更に、追い討ちを掛ける様に、妻の浮気というマットにとっては驚天動地の新事実がアレクサンドラから打ち明けられる。
彼女は男に夢中になり、マットとの離婚も考えていて、アレクサンドラが家に寄り付かなくなったのも、その事で母親と喧嘩をしたからだという。
全く気づかないうちに、自分の家族が分解寸前になっていた事にようやく気付いたマットは、妻の真意を知ろうと、母へのわだかまりを抱えるアレクサンドラと共に、浮気相手の正体を調べはじめるのだ。
もっとも、マットに相手をどうこうしようという意図がある訳ではない。
病院のベッドに横たわり、もはや口を聞く事もなく、死を待つばかりとなった妻は、果たして幸せだったのか、自分を愛してくれていたのか。
とりあえず彼は、一気に瓦解してしまった日常の、自分だけに見えていなかった部分を知らずには、次のステップを踏み出す事が出来ないのである。
ジョージ・クルーニーが実に良いのだ。
いつものセクシーでダンディなナイスミドル像からは想像もつかない、ダサダサのおっさんを味わい深く演じて新境地を開拓している。
娘から妻の浮気を聞かされて、事の真相を知るべく近所に住む友人宅へドタバタ走る姿の何と格好悪く、何と人間臭い事か!
オスカーは「アーティスト」のジャン・デュダルジャンに譲ったが、彼のベストアクトの一つであるのは間違いなかろう。
また父娘というよりも、いつの間にか同士の様な関係になる、アレクサンドラ役のシャイリーン・ウッドリーがキュートだ。
彼女がマットの浮気相手の調査を手際良くアシストする下りや、問題児のスコッティの扱いをレクチャーするあたり、マットが完全にアレクサンドラに頼りっきりで、なるほど妻ともこんな感じだったんだろうなと想像させるのは上手い。
そして、家族の関係を見つめ直す事で、マットは自分の抱えているもう一つの難問にも答えを見出す。
原題である「The Descendants」は“子孫”を意味し、一本の樹木の様に広がる家系の血脈を指す言葉でもある。
実は、マットの一族は“キング”というファミリーネームの通り、カメハメハ大王の血を引くハワイ王族の末裔で、先祖から信託された広大な土地を売るか否かの決断を迫られている。
もし土地を売れば、一族には数億ドルという莫大な利益がもたらされるが、同時に150年間にわたって先祖代々守ってきたハワイの貴重な原風景が失われてしまう。
マットは、妻と娘たちという一番近い家族の関係を見つめ直しながら、この土地で脈絡と受け継がれてきた、大きな家族の意識、ハワイ人としての魂にも思いを廻らせるせるのである。
物語の最後で、カウチソファで仲睦まじくテレビを観ているマットと娘たちの姿が、本作のテーマを上手く表しているしている。
彼らを包み込んでいる大きな黄色いハワイアンキルトは、病室で死にゆく妻の体に掛けられていた物で、おそらく彼女の手作りだろう。
ハワイの伝統工芸として知られるハワイアンキルトは、元々本土からやってきた宣教師の妻たちが、ハワイ王族の女性たちにパッチワークの技法を教えた事から生まれたと言われており、つまりはそれはマットの一族の始まりそのものである。
キルトに描かれた大きな木は、長い歴史の中で受け継がれてきた家族の絆の象徴だ。
本作の秀逸な邦題、「ファミリー・ツリー」はたぶん担当者がこのモチーフから発想したのだろうと想像する。
楽園とは、別に驚くほど景色が美しかったり、素晴らしく気候が穏やかな場所の事ではなく、自分にとって本当に大切な人々が存在するところ。
マットのささやかな楽園は、今家族が寄り添うソファの上なのである。
今回は、ハワイアンを聞きながら飲みたくなるカクテル、その名も「ハワイアン」をチョイス。
ドライジン40ml、オレンジキュラソー1tsp、パイナップルジュース20mlをシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。
ハワイの名を冠するカクテルというと鮮やかな「ブルーハワイ」が有名だが、こちらは見た目シンプルながら、香り豊かでサッパリした飲み飽きないテイストのカクテルだ。
ブルーハワイがどこまでも青いハワイの空と海だとしたら、こちらは太平洋に広がるオレンジ色の夕焼けの風景だろうか。
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常夏の島、ハワイを舞台に「サイドウェイズ」のアレクサンダー・ペイン監督が、ジョージ・クルーニーを主演に迎えて描く悲喜交々の人生劇場。
突然の妻の事故を切っ掛けに自らの生き方を見つめ直し、改めて本当の家族、本当の父親になろうとする主人公を、クルーニーが中年オヤジの哀愁たっぷりに演じ、彼に反発しつつも絆を深め合う娘たちを、シャイリーン・ウッドリーとアマラ・ミラーが好演している。
米国本土とは異なる、ハワイ独特の文化が映画に不思議なムードを与え、憂いを帯びたハワイアンのメロディーが心に沁みる秀作だ。
※ラストに触れています。
弁護士のマット・キング(ジョージ・クルーニー)は妻と二人の娘の四人家族で、先祖代々暮らすハワイで平凡な日々を送っていた。
ところがある日、妻がパワーボートの事故に遭い、昏睡状態に陥ってしまう。
今まで家の事など全く無関心だったマットは、年頃の娘たちとの関係に戸惑い、今更ながら良き父親になろうとする。
だが、ある日長女のアレクサンドラ(シャイリーン・ウッドリー)から、妻が浮気していて、マットとも離婚するつもりだった事を打ち明けられ、ショックを受ける。
妻の本心が知りたいマットは、アレクサンドラと共に浮気相手を探し始めるのだが・・・
アレクサンダー・ペイン監督の映画は、松竹大船調にも通じる人情喜劇の妙がある。
定年退職した男が、新しい生活に戸惑いながらも自分自身を見つめ直す「アバウト・シュミット」、飲んだくれ中年コンビが、恋とワインと人生の賛歌を歌い上げる「サイドウェイズ」など、ユーモアと悲哀を織り交ぜながら、どこにでもいる市井の人々が大きな葛藤の末に小さな喜びを見出す物語は、観客の心にリアルに、そして心地よく響く。
この作品も、妻の事故という不慮の出来事によって、一気に噴出する様々な問題に戸惑う平凡な中年オヤジが主人公だ。
まず彼が直面するのは、今まできちんと向き合うことのなかった娘たちとの関係。
17歳の上の娘、アレクサンドラは学校の寮で酔っぱらい、頭の悪そうな彼氏を家に連れ込むし、小学生のスコッティは問題行動を繰り返し、マットは学校や同級生の親からの抗議の矢面に立たされる。
何年も妻に任せっぱなしにしていた間に成長してしまった娘たちは、マットにとってはもはや理解不能の異星人なのだ。
更に、追い討ちを掛ける様に、妻の浮気というマットにとっては驚天動地の新事実がアレクサンドラから打ち明けられる。
彼女は男に夢中になり、マットとの離婚も考えていて、アレクサンドラが家に寄り付かなくなったのも、その事で母親と喧嘩をしたからだという。
全く気づかないうちに、自分の家族が分解寸前になっていた事にようやく気付いたマットは、妻の真意を知ろうと、母へのわだかまりを抱えるアレクサンドラと共に、浮気相手の正体を調べはじめるのだ。
もっとも、マットに相手をどうこうしようという意図がある訳ではない。
病院のベッドに横たわり、もはや口を聞く事もなく、死を待つばかりとなった妻は、果たして幸せだったのか、自分を愛してくれていたのか。
とりあえず彼は、一気に瓦解してしまった日常の、自分だけに見えていなかった部分を知らずには、次のステップを踏み出す事が出来ないのである。
ジョージ・クルーニーが実に良いのだ。
いつものセクシーでダンディなナイスミドル像からは想像もつかない、ダサダサのおっさんを味わい深く演じて新境地を開拓している。
娘から妻の浮気を聞かされて、事の真相を知るべく近所に住む友人宅へドタバタ走る姿の何と格好悪く、何と人間臭い事か!
オスカーは「アーティスト」のジャン・デュダルジャンに譲ったが、彼のベストアクトの一つであるのは間違いなかろう。
また父娘というよりも、いつの間にか同士の様な関係になる、アレクサンドラ役のシャイリーン・ウッドリーがキュートだ。
彼女がマットの浮気相手の調査を手際良くアシストする下りや、問題児のスコッティの扱いをレクチャーするあたり、マットが完全にアレクサンドラに頼りっきりで、なるほど妻ともこんな感じだったんだろうなと想像させるのは上手い。
そして、家族の関係を見つめ直す事で、マットは自分の抱えているもう一つの難問にも答えを見出す。
原題である「The Descendants」は“子孫”を意味し、一本の樹木の様に広がる家系の血脈を指す言葉でもある。
実は、マットの一族は“キング”というファミリーネームの通り、カメハメハ大王の血を引くハワイ王族の末裔で、先祖から信託された広大な土地を売るか否かの決断を迫られている。
もし土地を売れば、一族には数億ドルという莫大な利益がもたらされるが、同時に150年間にわたって先祖代々守ってきたハワイの貴重な原風景が失われてしまう。
マットは、妻と娘たちという一番近い家族の関係を見つめ直しながら、この土地で脈絡と受け継がれてきた、大きな家族の意識、ハワイ人としての魂にも思いを廻らせるせるのである。
物語の最後で、カウチソファで仲睦まじくテレビを観ているマットと娘たちの姿が、本作のテーマを上手く表しているしている。
彼らを包み込んでいる大きな黄色いハワイアンキルトは、病室で死にゆく妻の体に掛けられていた物で、おそらく彼女の手作りだろう。
ハワイの伝統工芸として知られるハワイアンキルトは、元々本土からやってきた宣教師の妻たちが、ハワイ王族の女性たちにパッチワークの技法を教えた事から生まれたと言われており、つまりはそれはマットの一族の始まりそのものである。
キルトに描かれた大きな木は、長い歴史の中で受け継がれてきた家族の絆の象徴だ。
本作の秀逸な邦題、「ファミリー・ツリー」はたぶん担当者がこのモチーフから発想したのだろうと想像する。
楽園とは、別に驚くほど景色が美しかったり、素晴らしく気候が穏やかな場所の事ではなく、自分にとって本当に大切な人々が存在するところ。
マットのささやかな楽園は、今家族が寄り添うソファの上なのである。
今回は、ハワイアンを聞きながら飲みたくなるカクテル、その名も「ハワイアン」をチョイス。
ドライジン40ml、オレンジキュラソー1tsp、パイナップルジュース20mlをシェイクしてカクテルグラスに注ぐ。
ハワイの名を冠するカクテルというと鮮やかな「ブルーハワイ」が有名だが、こちらは見た目シンプルながら、香り豊かでサッパリした飲み飽きないテイストのカクテルだ。
ブルーハワイがどこまでも青いハワイの空と海だとしたら、こちらは太平洋に広がるオレンジ色の夕焼けの風景だろうか。

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この記事へのコメント
同感です。ジョージが本当にいい。ハンサムでダンディなかれが普通のおやじを演じているのだけれど、ハワイの大自然や音楽に包まれてそれもまた当然に見えてくる感じでした。
浮気話がキッカケに使われていますけれど、この話、娘の事が良く掴めない世のお父さんたちは見たほうがいいですよ(笑)どう努力したらいいのか解りそう。
浮気話がキッカケに使われていますけれど、この話、娘の事が良く掴めない世のお父さんたちは見たほうがいいですよ(笑)どう努力したらいいのか解りそう。
2012/05/22(火) 23:55:24 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
アレクサンダー・ペイン監督が少し元気が無いような感じを受けました。もともといい子達だった(子供姉妹)わけのようですから、ジョージも妻もいいご両親だったと思います。一族の中で筆頭家族なので当然子供へのしつけもきちんとしているでしょう。だからラストはおめでたいとは思えませんでした。
義理の父母、従兄弟たち、浮気相手とその妻。おのおののキャラクターをちらちらと見せつつ、そこどまりなのが何故とおもいます。ハワイの風と同様に軽い背景としての設定だからなのでしょうか。
ハワイのきれいな風景に文句はありません。ですがハワイで無く、シカゴでも中西部でも良かった、別の場所でこれだけの登場人物をちゃんと描ききってほしかった。ハワイの風景は、免罪符のように思ってしまいます。彼らがそれほどハワイの風景や自然を愛していたとは感じられなく、それを急に大事なものだと思うようになるという切り替えがまた不自然に思えました。
同様に王族の子孫とかを重要設定のようにするのも、その重要性が伝わってこないので鑑賞中に疑問だらけでした(だからちょっとうとうととしてしまいました)。
ジョージ・クルーニーはいつ見ても素敵ですが、いったん自分をリセットできるぐらいの役にそろそろ取り組んでもいいのじゃないかとも思いました。多才すぎるのでほかに取り組むことがたくさんあって、そのようなことに目が向かないのかもしれません。その意味で彼は役者一筋ではない、プロヂューサーか監督なんですね。Carnageのジョディ・フォスターにも同じ思いです。
配給会社は出し惜しみせずに世界標準の公開時期でどんどん映画を流していってほしいと思いました。待たされて期待が膨らんでいくだけに,結局がっかりするのはきついです。
義理の父母、従兄弟たち、浮気相手とその妻。おのおののキャラクターをちらちらと見せつつ、そこどまりなのが何故とおもいます。ハワイの風と同様に軽い背景としての設定だからなのでしょうか。
ハワイのきれいな風景に文句はありません。ですがハワイで無く、シカゴでも中西部でも良かった、別の場所でこれだけの登場人物をちゃんと描ききってほしかった。ハワイの風景は、免罪符のように思ってしまいます。彼らがそれほどハワイの風景や自然を愛していたとは感じられなく、それを急に大事なものだと思うようになるという切り替えがまた不自然に思えました。
同様に王族の子孫とかを重要設定のようにするのも、その重要性が伝わってこないので鑑賞中に疑問だらけでした(だからちょっとうとうととしてしまいました)。
ジョージ・クルーニーはいつ見ても素敵ですが、いったん自分をリセットできるぐらいの役にそろそろ取り組んでもいいのじゃないかとも思いました。多才すぎるのでほかに取り組むことがたくさんあって、そのようなことに目が向かないのかもしれません。その意味で彼は役者一筋ではない、プロヂューサーか監督なんですね。Carnageのジョディ・フォスターにも同じ思いです。
配給会社は出し惜しみせずに世界標準の公開時期でどんどん映画を流していってほしいと思いました。待たされて期待が膨らんでいくだけに,結局がっかりするのはきついです。
2012/05/23(水) 10:08:51 | URL | さゆりん #mQop/nM.[ 編集]
クルーニーが本当にいい味だしていますね~
非婚主義の彼が、あんなに自然に父親を演じられるなんて、やはりオスカー候補ですよね。
2人の娘も上手かったけど、長女のアレクサンドラはスタイルも抜群で今後の活躍が楽しみ。
ボーイフレンドも最初は「エッ」という態度だったのが、この家族と行動をともにするうちに変化していくのがおもしろかったです。
ハワイに行きたくなりました~
非婚主義の彼が、あんなに自然に父親を演じられるなんて、やはりオスカー候補ですよね。
2人の娘も上手かったけど、長女のアレクサンドラはスタイルも抜群で今後の活躍が楽しみ。
ボーイフレンドも最初は「エッ」という態度だったのが、この家族と行動をともにするうちに変化していくのがおもしろかったです。
ハワイに行きたくなりました~
2012/05/23(水) 13:08:14 | URL | karinn #9yMhI49k[ 編集]
(追記)でも、がんばるクルーニー演じるマットの悲愁にはホロリときました。かれは自分の稼ぎだけで家族を養うという姿勢を貫いたのは立派だと、映画の中の男でありますがそう思います。
2012/05/23(水) 21:46:47 | URL | さゆりん #mQop/nM.[ 編集]
ノラネコさん☆
ジョージ兄貴のダサ頑張っている姿は、本当に好感が持てましたね。
Tシャツに短パンで頼りなさそうな顔をしていると、こんなにも愛おしく見えるんでしょうかね、ダンディーな鎧をまとったおじさんも。
ジョージ兄貴のダサ頑張っている姿は、本当に好感が持てましたね。
Tシャツに短パンで頼りなさそうな顔をしていると、こんなにも愛おしく見えるんでしょうかね、ダンディーな鎧をまとったおじさんも。
なるほど、大船調人情喜劇ですか…。
『サイドウェイズ』に続けてこの映画を見ると
アレクサンダー・ペインの資質というか、
その描こうとしている方向性が窺えてオモシロいです。
ぼくは好きな監督ですね。
『サイドウェイズ』に続けてこの映画を見ると
アレクサンダー・ペインの資質というか、
その描こうとしている方向性が窺えてオモシロいです。
ぼくは好きな監督ですね。
>KLYさん
アーそうですよね。父と娘の関係に感情移入するお父さん多そうです(笑
ジョージ・クルーニーはこういう良い意味で軽いコメディタッチもいけちゃうのが良いですよね。
ペインとは相性もよさそうで、また組んで欲しいな。
>さゆりんさん
それは残念。
さゆりんさんの気に入らなかったポイントは、私的には全部本作の良いポイントなので、これはもう合わない映画と思った方が良さそうです。
世評と自分の評価が完全にずれちゃう映画ってたまにありますからね。
>Karinnさん
本人は非婚主義なんですか。
いろんなガールフレンドがしょっちゅう代わってますよね。
演技力という点では新境地でしょうね。
個人的にはこれはオスカーでも良かったな。
アーそうですよね。父と娘の関係に感情移入するお父さん多そうです(笑
ジョージ・クルーニーはこういう良い意味で軽いコメディタッチもいけちゃうのが良いですよね。
ペインとは相性もよさそうで、また組んで欲しいな。
>さゆりんさん
それは残念。
さゆりんさんの気に入らなかったポイントは、私的には全部本作の良いポイントなので、これはもう合わない映画と思った方が良さそうです。
世評と自分の評価が完全にずれちゃう映画ってたまにありますからね。
>Karinnさん
本人は非婚主義なんですか。
いろんなガールフレンドがしょっちゅう代わってますよね。
演技力という点では新境地でしょうね。
個人的にはこれはオスカーでも良かったな。
2012/05/26(土) 20:49:06 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
>ノルウェーまだ~むさん
たぶんバカボンのパパが憎めないのと同じかと(笑
特に二枚目が三枚目をやるとギャップで余計に良い人に見えるかも。
こんなに見事にハワイのおじさんになり切ってしまうのはさすがですけど。
>えいさん
監督作品は少ないですが、方向性は定まってますよね。
この人の映画は名前の通り“痛い”のですが、決して不快にはならない。
最終的には人生讃歌になってるのが特徴かと。
個人的に好きなタイプの作家です。
たぶんバカボンのパパが憎めないのと同じかと(笑
特に二枚目が三枚目をやるとギャップで余計に良い人に見えるかも。
こんなに見事にハワイのおじさんになり切ってしまうのはさすがですけど。
>えいさん
監督作品は少ないですが、方向性は定まってますよね。
この人の映画は名前の通り“痛い”のですが、決して不快にはならない。
最終的には人生讃歌になってるのが特徴かと。
個人的に好きなタイプの作家です。
2012/05/26(土) 21:19:13 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ノラネコさん、こんばんは!
>松竹大船調にも通じる人情喜劇の妙
なーるほど、確かにそうかもしれません。
シリアスな話題だけでもユーモアもあり。
マットの慌てっぷりから、そういう印象もわかりますねー。
>松竹大船調にも通じる人情喜劇の妙
なーるほど、確かにそうかもしれません。
シリアスな話題だけでもユーモアもあり。
マットの慌てっぷりから、そういう印象もわかりますねー。
>はらやんさん
こういう人情味のある喜劇って日本人好みという気がします。
ペインの前作「サイドウェイズ」が日本でリメイクされたように、この映画も翻訳できそうですもん。
どこにでもいそうなおじさんの葛藤には素直に感情移入できました。
こういう人情味のある喜劇って日本人好みという気がします。
ペインの前作「サイドウェイズ」が日本でリメイクされたように、この映画も翻訳できそうですもん。
どこにでもいそうなおじさんの葛藤には素直に感情移入できました。
2012/05/30(水) 22:34:20 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ハワイの中流家庭の雰囲気がベースになっている珍しい素材。
色調が穏やかでハワイっぽくないが全編に流れるハワイアンが良い。
次女、長女のボーイフレンド、奥さんの父親役が秀逸。
色調が穏やかでハワイっぽくないが全編に流れるハワイアンが良い。
次女、長女のボーイフレンド、奥さんの父親役が秀逸。
>Cantonさん
全編に流れるハワイアンはこの映画の独特のムード作りに寄与していますね。
久々にサントラが欲しくなりました。
全編に流れるハワイアンはこの映画の独特のムード作りに寄与していますね。
久々にサントラが欲しくなりました。
2012/06/05(火) 22:48:48 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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原題: THE DESCENDANTS
監督: アレクサンダー・ペイン
出演: ジョージ・クルーニー 、シャイリーン・ウッドリー 、アマラ・ミラー
試写会場: 有楽町朝日ホール
公式サイトはこちら。 [2012年5月18日公開]
ハワイで弁護士業を営むマット・キング一家にある...
2012/05/22(火) 23:39:27 | Nice One!! @goo
『マイレージ、マイライフ』と同様なことが、またしても起きている。
『マイレージ、マイライフ』の公開に際して興味深いと思ったのは、日米のポスターの違いだった。
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ジョージ・クルーニーが悩める父親を演じ、第84回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたヒューマンドラマ。妻が植物状態になり、残された娘2人との接し方に悩みつつも家族の絆を取り戻してゆく姿をユーモアたっぷりに描く。2人の娘をシャイリーン・ウッドリー、ア...
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2012/05/22(火) 23:54:51 | 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
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注・内容、台詞、ラストに触れています。「サイドウェイ」以来7年ぶりとなるアレクサンダー・ペイン監督作品『ファミリー・ツリー』主演は本作で第84回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジョージ・クルー
2012/05/23(水) 00:53:29 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
【THE DESCENDANTS】 2012/05/18公開 アメリカ 115分監督:アレクサンダー・ペイン出演:ジョージ・クルーニー、シャイリーン・ウッドリー、アマラ・ミラー、ニック・クラウス、ボー・ブリッジス、ロバート・フォスター、ジュディ・グリア、マシュー・リラード、メアリ...
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2012/05/23(水) 10:18:09 | 労組書記長社労士のブログ
ファミリー・ツリーThe Descendants/監督:アレクサンダー・ペイン/2011年/アメリカ
ジョージ・クルーニーおとうさんがドスドス走ります。
アレクサンダー・ペイン監督作は初めて見ました。たぶん好きだと思いますよって言われたので。そしたらね好きな感じでした、?...
2012/05/23(水) 11:55:38 | 映画感想 * FRAGILE
(英題:Descendants)
----この映画も、今年のアカデミー賞を賑わせた一本だよね。
なんとなく地味なドラマのイメージがあったけど。
「本命と言われた2本、
『』や『』がユニークな作品だったからね。
そんな中にあって、
この映画は、いわゆる日常の中のドラマだから...
2012/05/23(水) 22:26:09 | ラムの大通り
妻が危篤、おまけに浮気をしていたと娘の口から聞かされる。
こんな辛い話なのに、全編に流れる呑気なハワイアンが、なぜか心を和ませる。
2012/05/23(水) 22:36:13 | ノルウェー暮らし・イン・原宿
クルーニー演じる主人公が冒頭でぼやく。
「ハワイ暮らしはパラダイスだろうって、皆言うけど」と。
確かに展開されるプロットは、「死」「相続」「不倫」「家族不和」etc...憂鬱なものばかり。
「人生そういうもんだよね」と自分を納得させつつ、物語が進んでいく。
...
2012/05/24(木) 02:37:57 | 日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
キスでの仕返し
【Story】
マット(ジョージ・クルーニー)は、妻と2人の娘と共にハワイで暮らしていた。ところがある日、妻がボート事故に遭い、そのまま昏睡状態に。それを機に、妻が彼と離婚するつ...
2012/05/25(金) 00:31:47 | Memoirs_of_dai
JUGEMテーマ:洋画本作品はジョージ・クルーニー主演で、 アカデミー賞にノミネートされた本作品です。 ノミネート四部門されたうち脚色賞取りましたが、 ジョージ・クルーニーは主演男優賞はなりませんでした…。 では簡単に紹介! ■ あらすじ ハワイの土地を先祖から?...
2012/05/25(金) 08:28:15 | 映画鑑賞&洋ドラマ& スマートフォン 気まぐれSEのヘタレ日記
☆これまた面白い。
私、今年はジョージ・クルーニーに魅かれっぱなしになっちゃうのかな?
◇
仕事一筋に生きてきた弁護士のマットが、妻のボート事故による脳死状態を前にし、家族について真摯に考えなくてはならなくなる。
目の前には、反抗期の長女、...
2012/05/25(金) 20:11:51 | 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
ファミリー・ツリー
★★★★★(★満点!)
ハワイに暮らしていても
人生は楽じゃない
ハワイ・オワフ島で弁護士をするマット・キングは美しい妻・エリザベスと2人の娘とともに堅実な人生を生きてきた。事故で妻が昏睡状態に陥ってしまうまでは...。
妻に任せっきり...
2012/05/27(日) 01:58:51 | 食はすべての源なり。
<<ストーリー>>マット(ジョージ・クルーニー)は、
妻と2人の娘と共にハワイで暮らしていた。ところがある日、
妻がボートの事故に遭い、そのまま昏睡状態となってしまう。
それをきっかけに、妻が...
2012/05/27(日) 16:40:01 | ゴリラも寄り道
「ファミリー・ツリー」★★★★
ジョージ・クルーニー、シャイリーン・ウッドリー、
アマラ・ミラー出演
アレクサンダー・ペイン監督、
115分、2012年5月18日公開
アメリカ,20世紀フォックス映画
(原題/原作:The Descendants )
2012/05/30(水) 18:13:35 | soramove
『ファミリー・ツリー』をTOHOシネマズ渋谷で見てきました。
(1)本作は、『スーパー・チューズデー』で監督・出演したばかりのジョージ・クルーニーの主演作であり、かつアカデミー賞の5部門にノミネートもされましたから、期待して見に出かけたのですが、残念ながら思...
2012/05/31(木) 05:55:01 | 映画的・絵画的・音楽的
第69回ゴールデングローブ賞で作品賞 (ドラマ部門)と主演男優賞 (ドラマ部門)を受賞。第84回アカデミー賞では、作品賞・主演男優賞・監督賞・編集賞にノミネート、脚色賞を受賞。
何か、物凄くドラマがあって、急転直下と言う物語では無いですが、バラバラになっていた一...
2012/05/31(木) 22:02:15 | 勝手に映画評
20日のことですが、映画「ファミリー・ツリー」を鑑賞しました。
妻、娘2人と何不自由なく暮らしている弁護士のマット
しかし 妻がボート事故で昏睡状態に陥ってしまう
さらに、祖先からの土地売却問題、そして 妻の浮気が発覚して…
マットの成長ドラマともいえ
娘との...
2012/06/02(土) 00:53:36 | 笑う社会人の生活
□作品オフィシャルサイト 「ファミリー・ツリー」 □監督・脚本 アレクサンダー・ペイン □脚本 ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ □原作 カウイ・ハート・ヘミングス □キャスト ジョージ・クルーニー、シャイリーン・ウッドリー、アマラ・ミラー、 ...
2012/06/02(土) 12:28:47 | 京の昼寝~♪
オアフ島に暮らす弁護士のマット・キング(ジョージ・クルーニー)は、カメハメハ大王の末裔で、カウアイ島に先祖から受け継いだ広大な原野を所有していた。
土地の売却問題で、一族のまとめ役を努めてい...
2012/06/03(日) 15:49:26 | 心のままに映画の風景
アレクサンダー・ペイン監督が「サイドウェイ」以来7年ぶりにメガホンを取り、第84回アカデミー賞脚色賞を受賞した人間ドラマ。妻が意識不明の状態になった男が、初めて知る家族の絆の意味を描く感動編。
あらすじ:この世の楽園といわれるハワイのオアフ島に住む弁護...
2012/06/13(水) 11:30:03 | パピとママ映画のblog
ファミリー・ツリー
'11:米
◆原題:THE DESCENDANTS
◆監督:アレクサンダー・ペイン「サイドウェイ」「パリ、ジュテーム」
◆出演:ジョージ・クルーニー、シャイリーン・ウッドリー、ア
2012/09/17(月) 22:08:01 | C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜
12-44.ファミリー・ツリー■原題:The Dedcendants■製作年・国:2011年、アメリカ■上映時間:115分■字幕:林完治■観賞日:5月27日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)□監督・脚本・製
2012/10/21(日) 17:10:47 | kintyre's Diary 新館
現実1:妻がこん睡状態、浮気をしていて離婚を考えてもいたらしい
現実2:先祖から受け継いだ広大な土地の売却問題
現実3:娘たちの取り扱い
家族ドラマでありながらも、先祖代...
2013/02/15(金) 08:26:07 | いやいやえん
主人公マット(ジョージ・クルーニー)はハワイ在住の不動産専門の弁護士です。 妻、
2013/08/16(金) 12:26:24 | はらやんの映画徒然草
「ファミリー・ツリー」(原題:TheDescendants)は、2011年公開のアメリカのヒューマン・コメディ&ドラマ映画です。カウイ・ハート・ヘミングスの小説同名小説。これを原作とし、アレク...
2016/02/02(火) 23:05:52 | 楽天売れ筋お買い物ランキング
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