fc2ブログ
酒を呑んで映画を観る時間が一番幸せ・・・と思うので、酒と映画をテーマに日記を書いていきます。 映画の評価額は幾らまでなら納得して出せるかで、レイトショー価格1200円から+-が基準で、1800円が満点です。ネット配信オンリーの作品は★5つが満点。
■ お知らせ
※基本的にネタバレありです。ご注意ください。
※当ブログはリンクフリーです。内容の無断転載はお断りいたします。
※ブログ環境の相性によっては、TB・コメントのお返事が出来ない事があります。ご了承ください
エロ・グロ・出会い系のTB及びコメントは、削除の上直ちにブログ管理会社に通報させていただきます。 また記事と無関係なTBもお断りいたします。 また、関係があってもアフェリエイト、アダルトへの誘導など不適切と判断したTBは削除いたします。

■TITLE INDEX
タイトルインディックスを作りました。こちらからご利用ください。
■ ツイッターアカウント
noraneko285でつぶやいてます。ブログで書いてない映画の話なども。
■ FILMARKSアカウント
noraneko285ツイッターでつぶやいた全作品をアーカイブしています。
外事警察 その男に騙されるな・・・・・評価額1650円
2012年06月05日 (火) | 編集 |
目を凝らしていても、騙される。

所謂カウンターテロリズム、カウンターインテリジェンスのスペシャリストとして、日本で暗躍する国際テロリストや外国の諜報員対策などに奔走する、警視庁公安部外事課、通称「外事警察」の活躍を描く骨太のサスペンス映画。
2009年にNHKで放送された同名連続テレビドラマのザ・ムービーだが、ほぼ独立した映画として構成されており、ドラマを観ていなくても問題ない。
朝鮮半島から流失したウランを巡る、諜報の世界に生きる男たちの丁々発止の騙し合いは観応え十分だ。
NHKお得意のざらっとした銀残し風の画作りも効果的で、引き締まった映像は128分の間緊迫感を持続させる。
※核心部分に触れています。

東日本大震災直後の東北。
原発事故の立ち入り禁止区域から、核関連の機密情報が何者かに盗まれ、同時に朝鮮半島からウランが日本に持ち込まれたという情報がもたらされる。
警視庁公安部外事課の住本(渡部篤郎)は、以前からマークしていた韓国人の奥田正秀こと金正秀(イム・ヒョンジュン)が経営する奥田交易が事件に関わっていると考え、正秀の夫人の果織(真木ようこ)を調査し、彼女の弱みを使って協力者に仕立て上げる。
正秀が核爆弾の部品を持っている事を確認した住本らは、泳がせてウランの所在を突き止める作戦に出るが、事件の核心まであと一歩と迫った時、正秀は従業員の安民鉄(キム・ガンウ)に殺されてしまう・・・


邦画が本格的にインテリジェンスの世界を描いたのは、もしかしたら阪本順治監督の「KT」以来じゃないだろうか。
冒頭、朝鮮半島の某国(例によって国名はぼかされている)から核兵器級のウランが流失し、ほぼ時を同じくして震災の爪痕が禍々しく残る東北の立ち入り禁止区域から、核爆弾の製造に欠かせないある技術が盗まれる。
北の核問題に福島の原発事故、現実に日本が直面する二つの“核”をモチーフにした事は、本作にフィクションを超えるリアリティを与えているが、同時にテーマ的な矛盾を抱え込ませてもいる。
古沢良太の脚本は、日本映画ではタブー視されていた娯楽映画での“核”というキーワードに大胆に切り込み、ドラマ版も手掛けた堀切園健太郎監督は、人間心理のリアルを武器に、日本でもこんな事が本当に起こっているかもしれないと、この世界の日常の裏側を説得力たっぷりに描写してゆく。

本作の主人公である住本健司は、身内からも“公安の魔物”と揶揄されるある種のダークヒーローとしてキャラクター造形されている。
国益を守る為なら平然と嘘をつき、民間人の弱みを握って恫喝し、危険に晒すことすら厭わない。
まるでカメレオンアクターの様に、相手によって見せる顔を変え、本心では何を考えているのかまるでわからない謎めいた男を渡部篤郎が好演。
このキャラクターをどう捉えるかによっても、おそらく本作の印象はだいぶ変わってくるだろう。
彼によって、外事警察の協力者に仕立て上げられ、夫をスパイする事になる薄幸のヒロインに真木ようこ
彼女の、暗い情念を感じさせるパワフルな演技は本作の見所の一つである。
そして、人間関係のトライアングルを形作るもう一人が、四半世紀前に祖国を原子力の光で照らすという夢を抱いて日本を去った在日二世の核科学者で、事件のキーマンである徐昌義だ。
田中泯が只者でない存在感で演じるこの男こそが、本作のテーマ的な核心を体現するキャラクターなのである。

映画は、住本ら外事警察と韓国の諜報機関である国家情報院(NIS)、原爆を製造しテロリストに売り飛ばそうとすグループ、そして徐昌義のそれぞれの思惑が入り混じり、虚々実々の駆け引きに果織の現在と過去が絡む形で進行する。
なかなかに複雑なプロットだが良く練られており、わかり難さは無いが、何しろ登場人物に正直な人間が一人もいない話である。
“事実”として物語上に提示される事象も、後から実は嘘でしたという展開が多く、サブタイトル通り「その男に騙されるな」と身構えていてもやられてしまう。
東京とソウルを行き来しながら、諜報のプロフェッショナルたちがウランと起爆装置を奪い合うプロセスは、先を読ませずにスリリングに展開し、スクリーンから目が離せない。
荒唐無稽なスーパーヒーローとしてではなく、リアリズムに立脚したスパイ物、いやインテリジェンス物として、なかなかに良く出来た作品である。

しかし、“核と日本”というタイムリーかつ挑戦的なモチーフは、テーマとしては今一つ消化しきれていない様に思う。
その原因は、朝鮮半島の核と日本の核という実は全くベクトルの異なるモチーフをまとめて扱ってしまっているために、作劇上の焦点が絞りきれず、作り手のスタンスもぶれてしまっている事にある。
物語のクライマックスである、徐昌義による核テロリズムの動機は、要するに「シュリ」のチェ・ミンシクと同じだ。
夢を抱いて渡った北朝鮮(あ、言っちゃった)に対する絶望故に、テロによって戦争を起こす事で、祖国の滅亡を願うという事だが、ここでは核は単なる手段に過ぎない。
その力の恐怖を体現し、本来テーマに直結しなければならない彼の問いかけは、ある種の国家論に終始し核とは何かの本質ではないのである。
さらにはクライマックスの舞台を東京でなくソウルに設定した事、ハリウッド映画ライクな銃撃戦の末の爆弾解除という良くも悪くも予定調和な筋書きとした事も、本作のスタンスを暈してしまった。
だから、余貴美子演じる内閣官房長官が「日本はあえて核なき世界という綺麗ごとを目指す」と言う、半分皮肉を込めたテーマの核心部分が本筋から遠く感じるのだ。
もっともそれは、過去ではなく今の日本と核というモチーフを正面から描こうとして、攻めに攻めた結果であり、少なくともその志は高く評価されて良いと思う。
「007」とは異なり、魑魅魍魎も裸足で逃げ出しそうな、アジア的な情念渦巻くインテリジェンスの世界をリアルに感じさせてくれただけでも、本作は十分に観る価値のある一本だ。

今回は、日本のスパイ映画に似合う日本のウィスキーブランド、ニッカの「フロム・ザ・バレル」をチョイス。
熟成されたモルトウイスキーとグレーンウイスキーの原酒をブレンドの後、再貯蔵して数ヶ月馴染ませ、加水せずにそのままボトルに詰めたウイスキー。
51.4度の原酒ならではの重厚な味わいに深いコクと香りを楽しめる。
そして特筆すべきは、クオリティに対するコストパフォーマンスの高さだ。
これなら官房機密費を使わなくても日常的に楽しめるだろう。
ランキングバナー 
記事が気に入ったらクリックしてね

こちらもお願い



フロム・ザ・バレル 500ml 51.4%

フロム・ザ・バレル 500ml 51.4%
価格:2,048円(税込、送料別)


スポンサーサイト




コメント
この記事へのコメント
住本は今回内閣調査室所属ですよね?ドラマの最後で警察をやめて2年後にこうなったらしいですが、素朴な疑問として内閣調査室の人間は“外事警察”なん?てのがありまして(苦笑)
ま、それはともかく、渡部さんはこの作品を寅さん化したいんだそうです。作ろうと思えば作れるはずですが、監督とプロデューサーと脚本家の方が言うには相当脚本を作るのに苦労されるようで、苦笑い状態でした。
2012/06/05(火) 23:53:06 | URL | KLY #5spKqTaY[ 編集]
こんばんは
>KLYさん
いや、冒頭では内調所属ですが、そこからウラン事件の発生を受けて警視庁公安外事課に戻されたという設定だったと思います。

>寅さん化
それは凄く面白い(笑
ある意味流浪の男ですからね。
是非実現して欲しいなあ。まあこれだけ入り組んだ脚本沢山作ると死ぬでしょうけど。
2012/06/06(水) 00:03:16 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんにちは
核テロってハリウッドのアクション映画でもよく用いられる荒唐無稽な題材ですが、それがとてもリアリティのある重量感あふれるドラマとなっていたのがとにかく衝撃的でした。テロに対峙する日本と韓国のアプローチの違いなんかも鋭い視点で興味深かったです。

TVドラマ版はNHK-BSで毎週水曜放送中で今日が第4話です。またNHKの公式サイトで全話総編集したリミックス版が今だと無料視聴出来るみたいですよ。
2012/06/06(水) 09:41:16 | URL | かのん #.2cgsHzE[ 編集]
渡部篤郎はこの映画の宣伝にKARAを使ってますよね(笑)。試写会(だったでしょうか)で渡部篤郎が韓国ロケ中に「KARAの出待ちをしていた」という話が出たら、この映画のニュース記事ほとんど「KARA」を見出しにして記事の中身もこの話ばかりでした。

このネタの感触が相当良かったのか、渡部篤郎の映画宣伝テレビ出演でもKARAネタが何回か出てたようです。また、初日舞台挨拶でも渡部篤郎がKARAネタを披露して狙い通りニュース記事が「KARA」見出しばかりになってました(笑)。韓国でも公開されるということですが、韓国でもKARAネタをガンガン宣伝に使うんだろうなと(笑)。

映画そのものからずれたコメント申し訳ないですが、なんかツボにハマったので(笑)。
2012/06/06(水) 15:43:46 | URL | Aoshima #MgIxvhDQ[ 編集]
テーマが
ノラネコさん☆
がっつり見応えのある映画でしたね。
ドラマもしっかり面白かったし、近年の大ヒット!でした。

テーマの核は確かに現実的にそのような恐怖が知らない所で起きているかもしれないですが、あまりに大きすぎて、内閣官房長官の言葉がうわすべりしてしまったように思います。
2012/06/07(木) 00:51:55 | URL | ノルウェーまだ~む #gVQMq6Z2[ 編集]
こんばんは
>かのんさん
情報ありがとうございます。
アジアの情念が渦巻く観応えある諜報映画でした。
核テロの理由付はやや弱い気がしましたが、それを補って余りある役者陣の目力が圧巻でした。

>Aoshimaさん
それ、私も見ましたよ。
KARAファンなのは本当みたいですが、出待ちはどうかな~
ネタじゃないのかなあ~(笑

>ノルウェーまだ~むさん
官房長官の話は半分皮肉だと思うんですよね。
ただ本筋とあんまり絡まないので、ちょっととって付けた様な印象でした。
エンタメに徹するならいっそ無くても良かったかな。
まあ拘りどころではあるのですが。

2012/06/09(土) 21:39:39 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
あの国。
こんにちは。
ノラネコさんがツイッターでも触れられていた
『ムサン日記~白い犬』。
それとこの『外事警察』、
そしてもうすぐ公開される『かぞくのくに』と、
あの国が出てくる映画が増えてきました。
特に『かぞくのくに』は、
よくここまで描いたという内容の映画です。
ぜひ、ごらんください。
2012/06/12(火) 10:37:17 | URL | えい #yO3oTUJs[ 編集]
こんばんは
>えいさん
やはり良くも悪くも過去と今の日本、そして未来を考えた時に、あの国との関わりは切っても切れないですからね。
日本映画にとっても重要なモチーフだと思います。
「かぞくのくに」はヤン・ヨンヒ監督ですよね。
前に何かで記事を読んで、興味深いと思っていました。
是非観たいと思います。
2012/06/13(水) 22:28:22 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
面白かった!!
おはようございます。
普通、テレビドラマの映画版は見ないんですが、これは思い切って見に行って正解でした。
確かにおっしゃるように、エスピオナージュとして、きれいにまとめすぎているので核の恐怖は伝わりにくいです。ただ、実際にどこかで核が取引されていたり、住本のような男が暗躍してそうなリアリティはありました。
麻生幾の原案小説も面白いですよ。ただ、こちらの住本は公安の魔物ではなく、結構紳士的なスパイです。協力者を運営するにも愛情を注いで扱っています。ドラマや映画は、この小説からは登場人物の名前と一部のプロットを借りているだけで、ほぼ脚本の古沢良太の創作になるんでしょうが、NHKの「土曜ドラマ」って、「ハゲタカ」もそうですが、原作や登場人物の改変の見事さにいつも感心します。もちろん原作も日本のインテリジェンスを扱った世界が、ドラマや映画と違った趣で展開しています。
2012/06/20(水) 06:30:49 | URL | よしぼう #RbYKaw.o[ 編集]
こんばんは
私はドラマ版を観てないのですが、全く意識せずに観られました。
ディテールの作りこみはさすがNHK仕込みで、おっしゃる様にこの映画の様な事が実際に日本の裏側で起こっているというリアリティを感じさせただけでも大した物だと思います。
残念ながらあまりヒットしてないのですが、続編も観たいですね。
2012/06/24(日) 22:06:57 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
“日本のCIA”と言われる警視庁公安部外事課。そこ所属する一人の刑事を軸に人気を賭した2009年のNHKドラマを映画化したものだ。主演の渡部篤郎や共演に尾野真千子、石橋凌、余貴美子、遠藤憲一らレギュラーの面々に加え今回は『男たちの挽歌 A BETTER TOMORRO...
2012/06/05(火) 23:41:16 | LOVE Cinemas 調布
映画 外事警察 その男に騙されるな オリジナル・サウンドトラッククチコミを見る麻生幾の人気小説を原作に作られ大反響を呼んだNHKドラマの劇場版「外事警察 その男に騙されるな」。 ...
2012/06/06(水) 00:07:17 | 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
----今日の映画は、この前話していた『外事警察』だね。 テレビでも放映されて評判がいいようだけど…。 「らしいね。 でも、テレビでこの味あいって出せるのかな?」 ----どういうこと? 「この映画の売りの一つは“銀残し”の手法。 これは映画史的には、市川崑監督が『...
2012/06/06(水) 00:13:33 | ラムの大通り
監督: 堀切園健太郎 出演: 渡部篤郎 、キム・ガンウ 、真木よう子 、尾野真千子 、石橋凌 、田中泯 試写会場: 有楽町朝日ホール 公式サイトはこちら。 完成披露試写会に行って来ました。  上映前に舞台挨拶。 渡部さん、真木さん、尾野さん、石橋さん、...
2012/06/06(水) 05:37:27 | Nice One!! @goo
外事警察 その男に騙されるな@よみうりホール
2012/06/06(水) 05:55:50 | あーうぃ だにぇっと
「外事警察 その男に騙されるな」はNHKで放送された外事警察を映画化した作品で、東日本大震災の混乱に乗じて核爆弾の設計書が流出した。それを追って外事警察の面々がそれを阻止す ...
2012/06/06(水) 06:32:20 | オールマイティにコメンテート
□作品オフィシャルサイト 「外事警察 その男に騙されるな」□監督 堀切園健太郎 □脚本 古沢良太□原案 麻生 幾 「外事警察 CODE:ジャスミン」□キャスト 渡部篤郎、、真木よう子、尾野真千子、田中 泯、北見敏之、遠藤憲一、       余貴美子、石橋 凌、キ?...
2012/06/06(水) 08:41:58 | 京の昼寝~♪
2009年にNHKで放送されていたTVドラマ『外事警察』の映画化です。対国際テロ捜査に奔走する日本のCIA、警視庁公安部外事課の活躍を描くサスペンス・ドラマです。残念ながらTVドラマは ...
2012/06/06(水) 09:26:07 | カノンな日々
NHKが本気を出したらすごい!を見せ付けてくれたドラマ「外事警察」 「ハゲタカ」同様、まるで映画みたいだなーと思っていたら、今度は本当に映画になった。 決して正体を明かさない『元外事警察官』が監修にあたっただけのことはある、骨太でリアリティのある展開は、?...
2012/06/07(木) 00:36:00 | ノルウェー暮らし・イン・原宿
核爆弾ってそんなに簡単に作れるものなのか?
2012/06/07(木) 00:38:14 | だらだら無気力ブログ!
外事警察 その男に騙されるな MOVIXさいたま 東日本大震災の混乱が続く、2011年の日本。 原子力関連部品のデータが、某大学の施設から盗み出される事件が発生する。 警視庁公安部外事課の住本(渡部篤郎...
2012/06/08(金) 22:02:09 | 単館系
映画「外事警察 その男に騙されるな」を鑑賞しました。
2012/06/09(土) 21:45:25 | FREE TIME
☆セピアチックな映像の重厚さに引っ張られ、脚本や演出も高められた作品。  NHK産のドラマは、この映像表現が好きだね。  『平清盛』では不評なようだが。  映画だから楽しめるが、毎週観るドラマならば、少々 目に飽きるだろう。    ◇  ・・・核テロリ?...
2012/06/11(月) 16:16:47 | 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
待望の劇場版「外事警察 その男に騙されるな」はTVドラマ版から飛躍的なスケールアップを遂げ、日本と韓国にまたがる壮大なストーリーが展開していく。その発端は濃縮ウランが朝鮮半島から流出し、日本での核テロ勃発の危機が急浮上したこと。そこで国益を守るためには...
2012/06/18(月) 23:46:02 | パピとママ映画のblog
 「日本の公安は能力が低いですね」とは、2012年5月の中国の一等書記官・李春光氏の事件を受けた中国人記者の感想である。  当時、李春光氏はスパイではないかということで日本のマスコミが大きく取り上げ...
2012/06/20(水) 01:10:19 | 映画のブログ
 2009年にNHKでドラマ化された、麻生幾原作のサスペンス小説。その第2作を「ハゲタカ」の堀切園健太郎監督、渡部篤郎主演で映画化。
2012/06/20(水) 18:53:32 | 流浪の狂人ブログ ~旅路より~
監督:堀切園健太郎出演:渡部篤郎、キム・ガンウ、真木よう子、田中泯日本映画 2012年 ・・・・・・ 6点
2012/06/26(火) 17:38:08 | 映画部族 a tribe called movie
 『外事警察―その男に騙されるな』を渋谷TOEIで見ました。 (1)本作は、NHKTVドラマの劇場版であり、以前『セカンドバージン』で懲りていますから二の足を踏んでいたものの(なおかつ
2012/07/05(木) 05:21:55 | 映画的・絵画的・音楽的
2009年にNHKで放送され、人気を博したサスペンスドラマの映画化キャスティングが、みな魅力と存在感たっぷり。個人的に、華を添える、女性陣の、真木よう子と、尾野真千子が生命感たっぷりでビビッド。美しく撮れてるなぁ、ってのが印象に残りました。物語も、サスペンスフルで、映像的にも凝ってました。映画化できてヨカッタですね。    (解説)警視庁公安部外事課を主舞台に国際テロリズムとの戦いをリアルに...
2018/08/01(水) 07:39:10 | のほほん便り