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2013年02月05日 (火) | 編集 |
割り切れない、宇宙の理。
太平洋のど真ん中を、トラと共に救命ボートで227日間に渡って漂流・・・。
一人のインド人少年の極限のサバイバルを描いた、ヤン・マーテル原作のベストセラー小説「パイの物語」の完全映画化。
普通に考えれば、あっと言う間にトラのランチになってしまいそうだが、少年はなぜ絶望的な状況で生き延びる事が出来たのか?神秘の海で、彼は何を見たのか?
一作毎に異なるジャンル、異なるテーマに挑戦する台湾出身の名匠、アン・リー監督が今回取り組むのは、単なる海洋アドベンチャーではない。
これは言わば「ツリー・オブ・ライフ」ミーツ「ビッグ・フィッシュ」だ。
聡明な少年の目を通した、壮大で哲学的な神性を求める冒険であり、同時にリー監督にとっては野心的な物語論となった。
※完全ネタバレ注意。
インドのボンディシェリで動物園を経営していたパテル家は、動物たちを北米に売却しカナダに移民する事を決意。
ところが太平洋上で嵐に遭遇し船は沈没、一家の末っ子パイ(スラージ・シャマル)だけが数頭の動物たちと救命ボートで脱出する。
小さな方舟に乗り合わせたのは少年とオラウータンとシマウマとハイエナ、そして獰猛なベンガルトラのリチャード・パーカーだ。
だが、やがて動物たちは殺し合い、遂にボートには人間とトラだけが残される。
このままでは自分もエサになってしまうと考えたパイは、なんとかリチャード・パーカーを飼い慣らそうと考えるのだが・・・・
極めてロジカルに構成された物語は、神話的な暗喩劇である。
本作は、カナダ人の作家が、成人したパイから聞き取った物語という形式で語られ、少年の冒険が始まるまでに、およそ30分に渡って彼のルーツ、人となりや育った環境などが事細かに描写される。
穏やかな南インドの風土を背景に纏った、この冒頭部分が決定的に重要だ。
パイの本名はピシン・モリトール・パテルで、意味は「(パリの)モリトールのプール」である。
水泳の名人だった父の親友にちなんで、水の様に心の綺麗な人間になる様にと名付けられた。
ところがピシンの発音が英語の「小便」と似ていた事から学校で虐められ、彼は自らにパイ(π)というニックネームを付けるのだ。
パイは3.14から続く無理数で永遠に割り切れない。
そして彼は物心ついた頃から、ずっと心に神を求め続けている。
インドのごく一般的な家庭環境からヒンズーの神々に囲まれて育ち、成長期にはまずキリストの受難を知り、ついでアッラーに祈りを捧げる。
つまりこれは、水の様に透明な心を持った少年が神、即ち世界の理を求め、決して割り切れない解を求めて冒険の旅に出る物語なのだ。
幼いパイに、母親がヒンズーの逸話を語るシーンがある。
赤ん坊の頃のクリシュナ神が、友達に土を食べたと濡れ衣を着せられ、養母のヤショダが子供の姿をした万物の神の口を開けさせると、そこには悠久の宇宙が全て、ヤショダ自身をも含め、存在していたという話だ。
同じ様に、物語の後半でリチャード・パーカーと共に大洋の深淵を覗き込んだパイは、そこに時空を超えた森羅万象の全てを見る。
本作において、時として雷を放ちながら荒れ狂い、愛する者たちを奪い去り、時として極限の静寂と共に、生への希望を与える天と海は、そのまま不可思議な神のメタファーなのである。
故に3Dによって迫力満点に描写される本作の自然は、ナショナルジオグラフィック風のリアリズムというよりは、むしろ宗教画の様に華麗にして荘厳で、見る者を驚嘆させて畏怖の念を感じさせる物だ。
これが神の宇宙に投げ出された人間の物語であるならば、それは必然的に人が自分自身が何者かを発見する旅ともなり、ボートに乗り合わせた動物たちにも意味がある。
これは後述する驚きの仕掛けにも関連するが、シマウマ、オラウータン、ハイエナ、トラはそれぞれ人間の精神の異なる側面の象徴となっている。
極限状況の中、シマウマ、オラウータンがハイエナの欲望の前に相次いで倒されるが、そのハイエナもリチャード・パーカーによって呆気なく命を奪われる。
状況が悪化すればするほどに強まる、この気高く美しいベンガルトラの存在感は、人間の持つ本能的な獣性の象徴と言って良いだろう。
数学的な名前を持つパイが、物言わぬリチャード・パーカーと何時しか心を通じ、彼との共存を果たすまでの興味深い冒険の描写は、自らの内面に疼く野生の攻撃性を知恵と理性によってコントロールするプロセスでもあるのだ。
そして、遠大な心の旅路の途中、ブッダやイエスと同じ様にパイもまた悪魔の誘惑を受ける。
ボートは、ミーアキャットの大群が暮らす奇妙な浮島にたどり着くのだが、夜になると食虫植物の様に生物を喰らうこの肉食の島は、邪悪な意思によって支配された偽りの楽園だ。
私は、この島のシークエンスを観て、H・P・ラヴクラフトの「狂気の山脈にて」を思い出した。
南極大陸の深淵に、古のものによって作られた狂気山脈には、本作のミーアキャットの様に、アルビノのペンギンの群れが暮らしており「テケリ・リ!」と叫ぶ。
彼らの奥には、ジョゴスと呼ばれる太古に封じられた不定形の存在があり、やはり「テケリ・リ!」という神秘の言葉を放つのである。
ペンギンたちは、言わば思考無き盲信者たちの様にその場に寄り添っているのだ。
この「テケリ・リ!」とは、元々ラヴクラフトに大きな影響を与えたエドガー・アラン・ポーの小説、「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」からの引用で、実はこの本にはリチャード・パーカーという人物が登場する。
彼は作中で海難事故に遭い、難破船で漂流する四人の男の一人で、食料が無くなった事から、くじ引きで選ばれて他の三人に喰われてしまうという、何とも悲劇的な最後を遂げるのだ。
これら奇妙な符号は、おそらく本作の原作者のヤン・マーテルが、先人たちの仕事に密やかなオマージュを捧げた痕跡であり、リチャード・パーカーというトラの名はポーの小説の反転なのである。
さて、誘惑に打ち勝ったパイは、リチャード・パーカーと共に漂流を続け、遂にメキシコに流れ着くのだが、本作の核心はここからだ。
船会社のある日本からやって来た調査員に対して、パイは自分の冒険譚を語って聞かせるのだが、余りにも突飛な話を日本人は信じようとしない。
彼らが求めるのは“物語”ではなく、トラも肉食の島も登場しない、“信じられる話”なのである。
そこでパイは、もう一つの話をする。
ボートに乗ったのは、パイと母親、船のコックと負傷した船員の四人の人間で、やがてお互いに殺し合い、最後に残ったのが自分だと。
ここでは四頭の動物たちはそれぞれに人間に置き換えられ、リチャード・パーカーがパイ自身である。
ここでパイは問いかける。
どちらが事実だとしても船は原因不明のまま沈み、家族は全員死んで、自分は苦しみをたっぷりと味わった。
結果が同じならば、どちらがよりよき物語、語られるべき物語なのか?
答えは明らかだ。
なぜなら神を求め続けた少年は、227日間の内なる神との対話を通じて人間とは何かを知ったが、片方の物語に神はおり、片方にはいないからだ。
「人生とは手放す事だ」と成人したパイは言うが、ただ生きるだけでも手に入るものは増えてゆき、無理数のパイが永遠に割り切れない様に、この世界の理を求める冒険は命ある限り続いてゆく。
リチャード・パーカーが振り向かなかったのは、パイが既に未来に向かおうとしていたからである。
ジャングルに消えた親友と共に、それまでのパイ自身もまた、彼の物語の一部になったのだ。
「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は、アン・リーのベストにして映画史に残る傑作である。
脚本のデヴィッド・マギーは、ヤン・マーテルによる人生の神学的考察を忠実に、しかし巧みに取捨選択し、一部を映画的に膨らませつつ仕上げ、アン・リーはそれをスペクタクルな映像で彩り、映画作家としての自らの物語論として昇華した。
また圧倒的な存在感を持つベンガルトラのリチャード・パーカーとその他の動物たちは、大半の登場シーンでリズム&ヒューズ社によるCGで作られているが、おそらく殆どの観客は彼らが現実の存在でないなど想像すらしないだろう。
ネコ族の細やかな仕草までリアルに再現したデジタルキャラクターは、圧巻の出来だった。
それにしても、カナダ人作家の小説をアメリカ人が脚色し、台湾人の監督がインド人を主人公に映画化するとは、まるでこの映画自体が創造の方舟の様ではないか。
今回は、もう一人の主役とも言えるリチャード・パーカーにちなんで「ティフィン・タイガー」をチョイス。
紅茶のお酒であるドイツのティフィン・ティー・リキュールを使ったカクテルで、別名「ティフィン・オレンジ」とも呼ぶ。
氷を入れたタンブラーにティフィン30mlとオレンジジュース90mlを注ぎ、ステアする。
ベンガルトラの様な鮮やかな黄色が印象的で、危険そうな名前とは逆にとても優しく穏やかな味わいである。
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太平洋のど真ん中を、トラと共に救命ボートで227日間に渡って漂流・・・。
一人のインド人少年の極限のサバイバルを描いた、ヤン・マーテル原作のベストセラー小説「パイの物語」の完全映画化。
普通に考えれば、あっと言う間にトラのランチになってしまいそうだが、少年はなぜ絶望的な状況で生き延びる事が出来たのか?神秘の海で、彼は何を見たのか?
一作毎に異なるジャンル、異なるテーマに挑戦する台湾出身の名匠、アン・リー監督が今回取り組むのは、単なる海洋アドベンチャーではない。
これは言わば「ツリー・オブ・ライフ」ミーツ「ビッグ・フィッシュ」だ。
聡明な少年の目を通した、壮大で哲学的な神性を求める冒険であり、同時にリー監督にとっては野心的な物語論となった。
※完全ネタバレ注意。
インドのボンディシェリで動物園を経営していたパテル家は、動物たちを北米に売却しカナダに移民する事を決意。
ところが太平洋上で嵐に遭遇し船は沈没、一家の末っ子パイ(スラージ・シャマル)だけが数頭の動物たちと救命ボートで脱出する。
小さな方舟に乗り合わせたのは少年とオラウータンとシマウマとハイエナ、そして獰猛なベンガルトラのリチャード・パーカーだ。
だが、やがて動物たちは殺し合い、遂にボートには人間とトラだけが残される。
このままでは自分もエサになってしまうと考えたパイは、なんとかリチャード・パーカーを飼い慣らそうと考えるのだが・・・・
極めてロジカルに構成された物語は、神話的な暗喩劇である。
本作は、カナダ人の作家が、成人したパイから聞き取った物語という形式で語られ、少年の冒険が始まるまでに、およそ30分に渡って彼のルーツ、人となりや育った環境などが事細かに描写される。
穏やかな南インドの風土を背景に纏った、この冒頭部分が決定的に重要だ。
パイの本名はピシン・モリトール・パテルで、意味は「(パリの)モリトールのプール」である。
水泳の名人だった父の親友にちなんで、水の様に心の綺麗な人間になる様にと名付けられた。
ところがピシンの発音が英語の「小便」と似ていた事から学校で虐められ、彼は自らにパイ(π)というニックネームを付けるのだ。
パイは3.14から続く無理数で永遠に割り切れない。
そして彼は物心ついた頃から、ずっと心に神を求め続けている。
インドのごく一般的な家庭環境からヒンズーの神々に囲まれて育ち、成長期にはまずキリストの受難を知り、ついでアッラーに祈りを捧げる。
つまりこれは、水の様に透明な心を持った少年が神、即ち世界の理を求め、決して割り切れない解を求めて冒険の旅に出る物語なのだ。
幼いパイに、母親がヒンズーの逸話を語るシーンがある。
赤ん坊の頃のクリシュナ神が、友達に土を食べたと濡れ衣を着せられ、養母のヤショダが子供の姿をした万物の神の口を開けさせると、そこには悠久の宇宙が全て、ヤショダ自身をも含め、存在していたという話だ。
同じ様に、物語の後半でリチャード・パーカーと共に大洋の深淵を覗き込んだパイは、そこに時空を超えた森羅万象の全てを見る。
本作において、時として雷を放ちながら荒れ狂い、愛する者たちを奪い去り、時として極限の静寂と共に、生への希望を与える天と海は、そのまま不可思議な神のメタファーなのである。
故に3Dによって迫力満点に描写される本作の自然は、ナショナルジオグラフィック風のリアリズムというよりは、むしろ宗教画の様に華麗にして荘厳で、見る者を驚嘆させて畏怖の念を感じさせる物だ。
これが神の宇宙に投げ出された人間の物語であるならば、それは必然的に人が自分自身が何者かを発見する旅ともなり、ボートに乗り合わせた動物たちにも意味がある。
これは後述する驚きの仕掛けにも関連するが、シマウマ、オラウータン、ハイエナ、トラはそれぞれ人間の精神の異なる側面の象徴となっている。
極限状況の中、シマウマ、オラウータンがハイエナの欲望の前に相次いで倒されるが、そのハイエナもリチャード・パーカーによって呆気なく命を奪われる。
状況が悪化すればするほどに強まる、この気高く美しいベンガルトラの存在感は、人間の持つ本能的な獣性の象徴と言って良いだろう。
数学的な名前を持つパイが、物言わぬリチャード・パーカーと何時しか心を通じ、彼との共存を果たすまでの興味深い冒険の描写は、自らの内面に疼く野生の攻撃性を知恵と理性によってコントロールするプロセスでもあるのだ。
そして、遠大な心の旅路の途中、ブッダやイエスと同じ様にパイもまた悪魔の誘惑を受ける。
ボートは、ミーアキャットの大群が暮らす奇妙な浮島にたどり着くのだが、夜になると食虫植物の様に生物を喰らうこの肉食の島は、邪悪な意思によって支配された偽りの楽園だ。
私は、この島のシークエンスを観て、H・P・ラヴクラフトの「狂気の山脈にて」を思い出した。
南極大陸の深淵に、古のものによって作られた狂気山脈には、本作のミーアキャットの様に、アルビノのペンギンの群れが暮らしており「テケリ・リ!」と叫ぶ。
彼らの奥には、ジョゴスと呼ばれる太古に封じられた不定形の存在があり、やはり「テケリ・リ!」という神秘の言葉を放つのである。
ペンギンたちは、言わば思考無き盲信者たちの様にその場に寄り添っているのだ。
この「テケリ・リ!」とは、元々ラヴクラフトに大きな影響を与えたエドガー・アラン・ポーの小説、「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」からの引用で、実はこの本にはリチャード・パーカーという人物が登場する。
彼は作中で海難事故に遭い、難破船で漂流する四人の男の一人で、食料が無くなった事から、くじ引きで選ばれて他の三人に喰われてしまうという、何とも悲劇的な最後を遂げるのだ。
これら奇妙な符号は、おそらく本作の原作者のヤン・マーテルが、先人たちの仕事に密やかなオマージュを捧げた痕跡であり、リチャード・パーカーというトラの名はポーの小説の反転なのである。
さて、誘惑に打ち勝ったパイは、リチャード・パーカーと共に漂流を続け、遂にメキシコに流れ着くのだが、本作の核心はここからだ。
船会社のある日本からやって来た調査員に対して、パイは自分の冒険譚を語って聞かせるのだが、余りにも突飛な話を日本人は信じようとしない。
彼らが求めるのは“物語”ではなく、トラも肉食の島も登場しない、“信じられる話”なのである。
そこでパイは、もう一つの話をする。
ボートに乗ったのは、パイと母親、船のコックと負傷した船員の四人の人間で、やがてお互いに殺し合い、最後に残ったのが自分だと。
ここでは四頭の動物たちはそれぞれに人間に置き換えられ、リチャード・パーカーがパイ自身である。
ここでパイは問いかける。
どちらが事実だとしても船は原因不明のまま沈み、家族は全員死んで、自分は苦しみをたっぷりと味わった。
結果が同じならば、どちらがよりよき物語、語られるべき物語なのか?
答えは明らかだ。
なぜなら神を求め続けた少年は、227日間の内なる神との対話を通じて人間とは何かを知ったが、片方の物語に神はおり、片方にはいないからだ。
「人生とは手放す事だ」と成人したパイは言うが、ただ生きるだけでも手に入るものは増えてゆき、無理数のパイが永遠に割り切れない様に、この世界の理を求める冒険は命ある限り続いてゆく。
リチャード・パーカーが振り向かなかったのは、パイが既に未来に向かおうとしていたからである。
ジャングルに消えた親友と共に、それまでのパイ自身もまた、彼の物語の一部になったのだ。
「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」は、アン・リーのベストにして映画史に残る傑作である。
脚本のデヴィッド・マギーは、ヤン・マーテルによる人生の神学的考察を忠実に、しかし巧みに取捨選択し、一部を映画的に膨らませつつ仕上げ、アン・リーはそれをスペクタクルな映像で彩り、映画作家としての自らの物語論として昇華した。
また圧倒的な存在感を持つベンガルトラのリチャード・パーカーとその他の動物たちは、大半の登場シーンでリズム&ヒューズ社によるCGで作られているが、おそらく殆どの観客は彼らが現実の存在でないなど想像すらしないだろう。
ネコ族の細やかな仕草までリアルに再現したデジタルキャラクターは、圧巻の出来だった。
それにしても、カナダ人作家の小説をアメリカ人が脚色し、台湾人の監督がインド人を主人公に映画化するとは、まるでこの映画自体が創造の方舟の様ではないか。
今回は、もう一人の主役とも言えるリチャード・パーカーにちなんで「ティフィン・タイガー」をチョイス。
紅茶のお酒であるドイツのティフィン・ティー・リキュールを使ったカクテルで、別名「ティフィン・オレンジ」とも呼ぶ。
氷を入れたタンブラーにティフィン30mlとオレンジジュース90mlを注ぎ、ステアする。
ベンガルトラの様な鮮やかな黄色が印象的で、危険そうな名前とは逆にとても優しく穏やかな味わいである。

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この記事へのコメント
4人で殺しあった話を信じる人がいても全然おかしくないと思わせるこの作品の奥深さ。
トラと漂流した話は一見荒唐無稽に思えるかも知れなくても、太平洋というまだまだ人間には神秘の世界でパイが経験したことを非現実と断言できないこの作品の巧さ。
改めてアン・リー監督の凄さを思い知らされましたよ。
トラと漂流した話は一見荒唐無稽に思えるかも知れなくても、太平洋というまだまだ人間には神秘の世界でパイが経験したことを非現実と断言できないこの作品の巧さ。
改めてアン・リー監督の凄さを思い知らされましたよ。
ノラネコさんこんばんわ♪TB&コメント有難うございました♪
観てて宗教観の濃いものが伺えただけに、結果的に自分にはちょっと難しい内容にも思えちゃいましたねぇ・・。邦人調査員の言葉を拝借しますと、自分は理や神といった高次元めいたものじゃなくて単純にトラとの冒険譚を求めてたトコもあったので・・・(汗)もっとも、アン・リー監督の今までの作品で『単純』ってのは有り得なかったので、よくよく考えれば分る事でもあるんですけどね^^;
深い洞察で捉えると、やはりアカデミー賞にノミネートされたのも納得なのかなと。
観てて宗教観の濃いものが伺えただけに、結果的に自分にはちょっと難しい内容にも思えちゃいましたねぇ・・。邦人調査員の言葉を拝借しますと、自分は理や神といった高次元めいたものじゃなくて単純にトラとの冒険譚を求めてたトコもあったので・・・(汗)もっとも、アン・リー監督の今までの作品で『単純』ってのは有り得なかったので、よくよく考えれば分る事でもあるんですけどね^^;
深い洞察で捉えると、やはりアカデミー賞にノミネートされたのも納得なのかなと。
>にゃむばななさん
色々な人の感想を読むと面白いです。
中には日本人が出てきてからはイラナイって人もいるんですよね。
まあそれだと単なるアトラクション映画になっちゃうので論外としても、同じ映画を観ても心に映っているのは一人ひとり全く違う内容という「羅生門」的な作りは独創的でした。
>メビウスさん
ストレートに言えば宗教映画と言っても間違いでは無いでしょうね。
ただ、それは「宗教」をモチーフにはしていても描いているのは本質的な「信仰」とその先にある世界の理なのですが。
アン・リーの集大成で、彼のベストだと思います。
色々な人の感想を読むと面白いです。
中には日本人が出てきてからはイラナイって人もいるんですよね。
まあそれだと単なるアトラクション映画になっちゃうので論外としても、同じ映画を観ても心に映っているのは一人ひとり全く違う内容という「羅生門」的な作りは独創的でした。
>メビウスさん
ストレートに言えば宗教映画と言っても間違いでは無いでしょうね。
ただ、それは「宗教」をモチーフにはしていても描いているのは本質的な「信仰」とその先にある世界の理なのですが。
アン・リーの集大成で、彼のベストだと思います。
2013/02/07(木) 21:35:51 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
この映画、荒れ狂う海での戦いは
まさに「神」との対峙。
まるで『天地創造』当たりの映画を観ている感じでした。
漂流以前に、
彼の少年時代をじっくり描いていたのが、
ここで意味を持ってくる。
見ごたえ十分の映画でした。
まさに「神」との対峙。
まるで『天地創造』当たりの映画を観ている感じでした。
漂流以前に、
彼の少年時代をじっくり描いていたのが、
ここで意味を持ってくる。
見ごたえ十分の映画でした。
>えいさん
オープニングの30分で提示された少年の問いかけに、後半の物語で神が、というかこの宇宙が答えを見せてゆくんですよね。
宗教映画とは少し違うけど、人間存在と神の関わりを描いてるあたり、確かに神学的な映画でした。
アン・リーは毎回冒険してますけど、今回も予告編からはまさかこういう方向の作品とは思ってもいなかったので驚きでした。
オープニングの30分で提示された少年の問いかけに、後半の物語で神が、というかこの宇宙が答えを見せてゆくんですよね。
宗教映画とは少し違うけど、人間存在と神の関わりを描いてるあたり、確かに神学的な映画でした。
アン・リーは毎回冒険してますけど、今回も予告編からはまさかこういう方向の作品とは思ってもいなかったので驚きでした。
2013/02/12(火) 23:00:50 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
食事が美味しそうなのに先ず魅せられました。この監督さんは食を描くのが上手。海の描き方が多彩だったのもよく研究しているんだなあ、と思わせました。マグロや飛魚は故郷台湾を思っていたのでしょうか。屏東県(監督さんの出身地?)や隣の台東県はそれらの水揚げ地ですし。
いずれにせよ、原著を読んで見ます。週末は「ゼロ・ダーク・サーティ」を観にいくので、この映画の前半の描き方が比較対照になりそうです。
いずれにせよ、原著を読んで見ます。週末は「ゼロ・ダーク・サーティ」を観にいくので、この映画の前半の描き方が比較対照になりそうです。
2013/02/13(水) 19:48:03 | URL | さゆりん #mQop/nM.[ 編集]
ノラネコさん☆
観終わったすぐは、アカデミー賞ほどでもないかな?と思ってしまいましたが、じっくり考えれば考えるほどその深さに感動してしまいました。
ラストの保険調査員のレポートに、選ぶべき方の結論、「トラと漂流」と書かれていたことが、何より良かったです。
観終わったすぐは、アカデミー賞ほどでもないかな?と思ってしまいましたが、じっくり考えれば考えるほどその深さに感動してしまいました。
ラストの保険調査員のレポートに、選ぶべき方の結論、「トラと漂流」と書かれていたことが、何より良かったです。
リチャード・パーカーの謎!なんでこんな名前なんか、意味があるに違いないと思ってアナグラムとか探ってたんですが、白旗~。ラブクラフト→ポーと複雑な謎が解けたのは、さすがノラネコさん!!すばらしいの一言です!!!
>さゆりんさん
パイはベジタリアン。
魚を殺す所も泣いてましたね。
食べるという事は、他の命をいただく事で、永遠に続く命の循環も本作の重要なテーマでした。
>ノルウェーまだ〜むさん
いわゆるジワジワくる映画ですね。
たぶん、オスカーを取れなくても長く語り継がれる作品になるでしょう。
生真面目な日本人の最終的な選択こそ、本作の言わんとする事を象徴していたと思います。
>aq99さん
しかもポーが小説を書いてから数十年後、本当にリチャード・パーカーという人物が同じような事件で犠牲になっているというオマケまでつきます。
ポーもまた、創造の世界の中で神と出会ったのかもしれませんね。
パイはベジタリアン。
魚を殺す所も泣いてましたね。
食べるという事は、他の命をいただく事で、永遠に続く命の循環も本作の重要なテーマでした。
>ノルウェーまだ〜むさん
いわゆるジワジワくる映画ですね。
たぶん、オスカーを取れなくても長く語り継がれる作品になるでしょう。
生真面目な日本人の最終的な選択こそ、本作の言わんとする事を象徴していたと思います。
>aq99さん
しかもポーが小説を書いてから数十年後、本当にリチャード・パーカーという人物が同じような事件で犠牲になっているというオマケまでつきます。
ポーもまた、創造の世界の中で神と出会ったのかもしれませんね。
2013/02/21(木) 22:20:33 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
この作品は、本来は宗教的感覚や、イコンを読み解く時に使うような概念をもっていないと、解釈できない意味不明な作品かもしれませんね。これをハリウッドの大作でとるアンリー監督、見事に挑戦的な人ですね。内面の解釈をめぐるメタファーで『かいじゅうたちのいるところ』を思い出したのですが、あれは、大人のためのファンタジーで見る想を凄く狭めましたが、アンリーのこの作品は、凄いですね。だって、意味わからなくとも美しいもの。これは、さすがの作品でした。
>ペトロニウスさん
これはアドベンチャー物という先入観が強すぎると、面食らう作品でしょうね。
その意味で「第二のアバターだ」などというコピーは罪深い(笑
むしろ、「ツリー・オブ・ライフ」とか「2001年宇宙の旅」などの方が近いかもしれません。
あ、アン・リーの映画は根底の部分はアジア的だと思いますよ。
「グリーン・デスティニー」とかおススメです。
これはアドベンチャー物という先入観が強すぎると、面食らう作品でしょうね。
その意味で「第二のアバターだ」などというコピーは罪深い(笑
むしろ、「ツリー・オブ・ライフ」とか「2001年宇宙の旅」などの方が近いかもしれません。
あ、アン・リーの映画は根底の部分はアジア的だと思いますよ。
「グリーン・デスティニー」とかおススメです。
2013/03/09(土) 22:30:45 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。
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映像の美しさ。動物、とくにトラの動き。驚きの物語。
映画芸術を堪能させていただきました!
2013/02/05(火) 22:51:31 | 或る日の出来事
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日@ユナイテッドシネマ豊洲
2013/02/05(火) 22:56:08 | あーうぃ だにぇっと
小説のネタ探しをしていたカナダ人ライターは、パイ・パテル(イルファン・カーン)というインド人男性の冒険譚を聞く。
1976年のインド。
動物園を経営していたパイ(スラージ・...
2013/02/06(水) 00:27:29 | 心のままに映画の風景
1976年。 インドからカナダへ移住するため、家族や、父が経営する動物園の動物たちと共に貨物船で航海に出た16歳の少年パイ。 しかし嵐に遭い船は沈没してしまう。 ただひとり生き...
2013/02/06(水) 08:30:25 | 象のロケット
<ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日 を観て来ました>
原題:Life of Pi
製作:2012年アメリカ
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今年初の試写会&ジャパンプレミア
もうちょっ...
2013/02/06(水) 09:26:20 | ★紅茶屋ロンド★
二つの物語あなたが選ぶのは?公式サイト http://www.foxmovies.jp/lifeofpi1月25日公開原作: パイの物語 (ヤン・マーテル著/竹書房)監督: アン・リー小説のネタを探し
2013/02/06(水) 09:59:25 | 風に吹かれて
人生って冒険なのよね。
2013/02/06(水) 10:05:12 | Akira's VOICE
【LIFE OF PI】 2013/01/25公開 アメリカ 127分監督:アン・リー出演:スラージ・シャルマ、イルファン・カーン、アディル・フセイン、タブー、レイフ・スポール、ジェラール・ドパルデュー
...
2013/02/06(水) 13:33:14 | 新・映画鑑賞★日記・・・
トラと漂流した227日に及ぶ神秘の世界。
ブッカー賞に輝いたヤン・マーテルの小説を映画化したこの作品は、あのラストをどう解釈するかで評価も別れてくるものの、宗教という神秘 ...
2013/02/06(水) 21:18:23 | こねたみっくす
【監督】アン・リー
【出演】スラージ・シャルマ/イルファン・カーン/アーユッシュ・タンドン/ゴータム・ベルール/レイフ・スポール
【公開日】2013年 1月25日
【製作】アメ
2013/02/06(水) 21:51:06 | シネマをぶった斬りっ!!
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「ブロークバック・マウンテン」で、≪アカデミー賞・監督賞≫を受賞したアン・リー 監督が挑む、3Dアドベンチャー超大作。「ライフ・
2013/02/07(木) 00:30:47 | シネマ親父の“日々是妄言”
(原題:Life of Pi)
「この映画。
実は次の言葉ですべてを言い表せられる。
『Miracle&Beautiful』。
ほんとうは、もうそれだけで語らなくてもいいほど。
導入部、
少年パイが船に乗るまで...
2013/02/07(木) 22:25:15 | ラムの大通り
映画「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日/3D鑑賞」★★★★
スラージ・シャルマ、イルファン・カーン、
ジェラール・ドパルデュー出演
アン・リー監督、
127分、2013年1月25日よ
2013/02/08(金) 07:23:38 | soramove
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日Life of Pi/監督:アン・リー/2012年/アメリカ
むかしむかしあるところに、パイという名の少年がいました
TOHO日劇で鑑賞。レディースデーでほ
2013/02/08(金) 16:05:58 | 映画感想 * FRAGILE
なぜ少年は、生きることができたのか。命を奪うのか、希望を与えるのか
好き度:+8点=78点
3D字幕版がお薦めだという噂を聞き、早速その上映されているシアターをチェック。...
2013/02/09(土) 00:33:54 | 銅版画制作の日々
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文学界の権威あるブッカー賞を2002年に受賞した世界的ベストセラー小説『パイの物語』を、
アン・リー監督(「ブロークバック・マウ
2013/02/12(火) 00:36:31 | 我想一個人映画美的女人blog
当初は全く眼中になかったこの作品。
アカデミー賞で11部門もにノミネートされただけでなく、周りの評価も高いものだから、俄然期待が高まっちゃった。
満を持してIMAXで鑑賞して
2013/02/14(木) 11:00:06 | ノルウェー暮らし・イン・原宿
動物ものはあまり好みではありませんが、世評が高いので観に行きました。 予想していた筋立ては、少年とトラの漂流という牧歌的でありながら緊張感を孕む展開という程度にすぎ
2013/02/16(土) 09:51:44 | シネクリシェ2.0
幻想的な映像美は見応えあり。
2013/02/17(日) 23:38:43 | だらだら無気力ブログ!
動物ものはあまり好みではありませんが、世評が高いので観に行きました。 予想していた筋立ては、少年とトラの漂流という牧歌的でありながら緊張感を孕む展開という程度にすぎ
2013/02/20(水) 05:18:37 | シネクリシェ2.0
『トラと漂流した227日』という副題のおかげで、漂流アドベンチャーかと思ったけど、なにかスゲーものを見た感じ。
途中、『銀河鉄道999』で出てきそうな惑星じゃなかった食人植物の
2013/02/21(木) 20:00:05 | 『パパ、だ〜いスキ』と言われたパパの映画日記
□作品オフィシャルサイト 「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」□監督 アン・リー□脚本 デビッド・マギー□原作 ヤン・マーテル□キャス スラージ・シャルマ、イルフ...
2013/02/24(日) 22:36:16 | 京の昼寝〜♪
【=15 うち今年の試写会2】 今日と明日は滋賀県大津市でお仕事、この週末は波乗り出来そうにないので、出張出発前に地元の海で1ラウンドやっておきたかったので昨日寝るのが遅かった...
2013/02/26(火) 13:36:20 | 労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと〜
28日のことですが、映画「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」を鑑賞しました。
1976年 インドで動物園を経営するパイの一家はカナダへ移住するため太平洋上を航行中に嵐に襲わ...
2013/02/27(水) 19:59:56 | 笑う社会人の生活
あらすじインドで動物園を経営するパイの一家はカナダへ移住するため太平洋上を航行中
2013/03/02(土) 21:55:12 | 虎団Jr. 虎ックバック専用機
評価:★★★★☆星4つ半 (僕的主観:★★★★4つ) 台湾の監督アンリーによる異色の映画。宣伝や売り方が、まるで内容と一致していないところが、見終わってみると笑いを誘う。
2013/03/09(土) 09:25:31 | 物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために
評価:★★★★☆星4つ半 (僕的主観:★★★★4つ) 台湾の監督アンリーによる異色の映画。宣伝や売り方が、まるで内容と一致していないところが、見終わってみると笑いを誘う。
2013/03/09(土) 09:25:32 | 物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために
ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(3D・吹)
'12:米
◆原題:LIFE OF PI
◆監督:アン・リー「ラスト、コーション」「ブロークバック・マウンテン」
◆出演:スラージ・シャル
2013/04/14(日) 22:32:41 | C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜
13-9.ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 3D■原題:Life Of Pi■製作年、国:2012年、アメリカ■上映時間:127分■観賞日:2月1日、TOHOシネマズ渋谷(渋谷)■料金:1,3
2013/06/02(日) 23:45:36 | kintyre's Diary 新館
普通に考えるとトラと漂流したら真っ先に喰われちゃうものと思います。…が、人がもつ生命力というものは凄いものですね。主人公であるパイは自分が襲われないように、トラの腹をす...
2013/06/12(水) 14:03:25 | いやいやえん
LIFE OF PI
2012年
アメリカ
127分
アドベンチャー/ドラマ
劇場公開(2013/01/25)
監督:アン・リー
製作:アン・リー
原作:ヤン・マーテル『パイの物語』
出演:
スラージ・シャ...
2013/07/27(土) 02:01:51 | 銀幕大帝α
公開当時、見にゆけぬまま終わってしまった作品でしたが、この度さる方の勧めもあり、漸く鑑賞の運びとなりました。
※ネタバレ
2014/03/11(火) 21:10:51 | 首都クロム
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