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2013年12月06日 (金) | 編集 |
生きる為の、極限の四日間。
2009年、ソマリア沖で実際に起こった海賊事件の顛末を、ポール・グリーングラス監督が映画化した骨太のサスペンス映画。
事件当時海賊の人質となったリチャード・フィリップス船長が、ステファン・タルレイと共著した回顧録「A Captain's Duty」を、社会派ドラマを得意とし「ニュースの天才」などで監督としても知られるビリー・レイが脚色している。
134分の上映時間は、前半が海賊襲撃によるパニック編、後半が救命艇に立て籠る海賊vsアメリカ海軍の手に汗握るレスキュー編と綺麗に二等分。
前後それぞれが一つの映画の様にキッチリと構成され、一粒で二度おいしい。
元々ジャーナリスト出身のグリーングラスの演出も、十八番のハンディカメラを駆使し臨場感たっぷりで、存分に持ち味を発揮している。
※ラストに触れています。
リチャード・フィリップス(トム・ハンクス)は、長年世界の海を駆け巡って来た生粋の船乗り。
新たな任務はマークス・アラバマ号の船長として、アデン湾からケニアのモンバサに向う航海の予定だった。
だが、航路となるソマリア沖は、海賊が出没する世界で最も危険な海だ。
フィリップスの不安は的中し、船は海賊に襲撃され、彼も人質にとられる。
だが、隠れていた船員たちが反撃、海賊の一人アブディワリ・ムセ(バーカット・アブディ)を捕える事に成功。
船員と海賊の交渉の結果、互いの人質を交換し、海賊たちは救命艇で船を離れる事に合意する。
だが、身代金がほしい海賊たちはフィリップスを解放せず、彼を乗せたまま救命艇を海に落下させる。
ソマリアに向かう小さな救命艇の中には、四人の海賊と人質のフィリップス。
事件の発生を受け、アメリカ海軍はフィリップス救出の為に、艦隊を差し向けるが・・・・
大陸の東端に張り出し、アフリカの角と呼ばれるソマリア沖の海域は、30年に及ぶ内戦による無政府状態の結果、海賊が跋扈する無法の海と化してしまい、毎年多くの船が襲われている。
海上自衛隊を含む多国籍海軍の艦隊が護衛や取り締まりを行っているものの、小さなボートを駆って広大な海の上で活動する全ての海賊を把握するのは難しく、隙間を突かれて襲撃される船は今も後を絶たない。
多くの場合、海賊に乗っ取られた船はソマリアの港へと回航され、海賊と保険会社が船や人質の開放について交渉するが、中には船側の抵抗にあい、目論見が失敗する場合もある。
本作のベースになっているのもその一つで、今から4年前の2009年に、アメリカ船籍のコンテナ船、マークス・アラバマ号がシージャックされた事件だ。
ポール・グリーングラスのスタンスもいつもの通り。
映画に強いメッセージを込めるのではなく、その時起こった事、人々の選択を、サスペンスフルに、しかし淡々と描き、それをどう捉えるかは観客一人一人に委ねるというものだ。
そのために、グリーングラスは物語のバランスを崩さない範囲で、可能な限りのインフォメーションを作品に盛り込み、物事の対照性を形作っている。
それは前記したような前半と後半の対比もそうだし、巨大な貨物船と小さなボート、大国と小国、襲う者と襲われる者など多岐にわたる。
マークス・アラバマ号へと海賊のボートが迫る中、フィリップスとアブディワリ・ムセがお互いの姿を双眼鏡で眺めるシーンは極めて象徴的だ。
これら全編にわたる対照性で物事を比較する事によって、観客は本作を一級のサスペンス映画として楽しみつつも、フィリップスや海賊たちと同じ救命艇に乗り合わせた様な臨場感を感じ、この事件をどう捉えたらいいのか、自分ならどの様な選択をしただろうかと自問自答するのだ。
映画の冒頭、マークス・アラバマ号の出航準備の対照として、海賊側の事情も描かれる。
彼らは最初から海賊だった訳ではなく、元は平凡な漁民たち。
だが外国の大型漁船が根こそぎ魚を獲っていった結果、漁場は枯渇し彼らの貧弱な道具では十分な漁獲量は見込めない。
更には内戦中に各地に勃興した軍閥や武装組織によって村々が搾取される構図の中で、やむなく海賊行為に手を染めているのだ。
たとえ保険会社から何百万ドルせしめたとしても、その殆どは軍閥の“ボス”に吸い上げられ、末端の海賊たちにはほとんど残らない。
だから、海賊が“ソマリア沿岸警備隊”を自称し、マークス・アラバマ号から“税”を徴収するのだという主張は、彼らの立場になればある程度正当化できるのである。
とは言え、映画は海賊に対して感情移入を誘っている訳ではない。
いわゆるハリウッドのお約束的な、登場人物のヒューマニズムをことさら強調する様な要素は本作には皆無だ。
この世界の厳しい現実として、海賊側の事情も客観的に描かれはするが、彼らを過度に人間的に造形して、主人公と心を通じ合ったりはしない。
あくまでも船長目線で、起こった事だけを描き、それ以外の要素は補完的インフォメーションに留めるという原則は、最後まで貫かれている。
海賊行為は海賊行為であって、彼らにどんな事情があろうと、それは被害者にとってはどうでもいい事なのである。
唯一、フィリップスは年少の海賊には同情的な言動をしているが、これは同じ年頃の子を持つ親心と見るべきだろう。
映画は、事実と同じように、救命艇の海賊たち三人が特殊部隊SEALSによって射殺、フィリップスは無事救出され、交渉の為に米軍艦艇にいたアブディワリ・ムセは逮捕という結末を迎える。
身代金を得たらその金でアメリカに行くんだ、と無邪気に語ってたアブディワリ・ムセは、夢とは異なる形でアメリカへと送られ、今後30年塀の中だ。
この事件だけを見れば、持たざる者たちが、持てる者から奪おうとしたが、失敗して破滅したという単純な事象に過ぎないかもしれない。
だが、世界は固定化されてはいないのである。
映画の冒頭、空港へ向かうフィリップスが妻と交わす会話に出てくる「これからはサバイバルの時代だ」という言葉がキーだ。
彼は、グローバル経済という激烈な競争社会に生きる息子の行く末を案じ、僕たちの時代は良かったけど、彼らは大変だという意味で使うのだが、まさか直後に自分自身がサバイバルするとは夢にも思っていなかっただろう。
フィリップスはサバイバルに勝ち抜き、海賊たちは敗れた。
しかし、今持てる者が未来永劫そうだとは限らない。
実際、ホンモノのフィリップスは、当時の船員たちに自分たちを危険に晒したと訴訟を起こされているらしいし、人生一寸先はわからないものだ。
私たちとソマリアの海賊たちの境遇が入れ替わる時だって、いつの日にかやって来るかもしれないのである。
フィリップスを演じるトム・ハンクスが、圧倒的に素晴らしい。
特に後半の密室劇で、ギリギリの緊張感に疲弊してゆく様、そしてクライマックスとなるラスト10分の極限状態の演技は、まるで本物の事件現場に立ち会っているようなリアリティを感じさせ、全く見事だ。
そして全員がオーディションで選ばれ、これが映画デビューという、海賊キャストの存在感。
どう見てもホンモノじゃないの?というくらいの彼らの熱演が、この作品に一層のリアリティと深みを与えている事は間違いないだろう。
細部に至るまで、誠実に作られた秀作である。
今回は、シージャックされなければ、フィリップス船長が辿り着いていたはずの目的地、ケニアのビール「タスカー」をチョイス。
日本でもアフリカ系レストランでお馴染みのケニアNo.1銘柄だが、暑い国のビールの例に漏れず、麦芽の風味を効かせつつ、ドライでとても飲みやすい。
いかにもアフリカらしい象のラベルもかわいいが、アフリカ料理だけでなく、意外と和食にも合うのだ。
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2009年、ソマリア沖で実際に起こった海賊事件の顛末を、ポール・グリーングラス監督が映画化した骨太のサスペンス映画。
事件当時海賊の人質となったリチャード・フィリップス船長が、ステファン・タルレイと共著した回顧録「A Captain's Duty」を、社会派ドラマを得意とし「ニュースの天才」などで監督としても知られるビリー・レイが脚色している。
134分の上映時間は、前半が海賊襲撃によるパニック編、後半が救命艇に立て籠る海賊vsアメリカ海軍の手に汗握るレスキュー編と綺麗に二等分。
前後それぞれが一つの映画の様にキッチリと構成され、一粒で二度おいしい。
元々ジャーナリスト出身のグリーングラスの演出も、十八番のハンディカメラを駆使し臨場感たっぷりで、存分に持ち味を発揮している。
※ラストに触れています。
リチャード・フィリップス(トム・ハンクス)は、長年世界の海を駆け巡って来た生粋の船乗り。
新たな任務はマークス・アラバマ号の船長として、アデン湾からケニアのモンバサに向う航海の予定だった。
だが、航路となるソマリア沖は、海賊が出没する世界で最も危険な海だ。
フィリップスの不安は的中し、船は海賊に襲撃され、彼も人質にとられる。
だが、隠れていた船員たちが反撃、海賊の一人アブディワリ・ムセ(バーカット・アブディ)を捕える事に成功。
船員と海賊の交渉の結果、互いの人質を交換し、海賊たちは救命艇で船を離れる事に合意する。
だが、身代金がほしい海賊たちはフィリップスを解放せず、彼を乗せたまま救命艇を海に落下させる。
ソマリアに向かう小さな救命艇の中には、四人の海賊と人質のフィリップス。
事件の発生を受け、アメリカ海軍はフィリップス救出の為に、艦隊を差し向けるが・・・・
大陸の東端に張り出し、アフリカの角と呼ばれるソマリア沖の海域は、30年に及ぶ内戦による無政府状態の結果、海賊が跋扈する無法の海と化してしまい、毎年多くの船が襲われている。
海上自衛隊を含む多国籍海軍の艦隊が護衛や取り締まりを行っているものの、小さなボートを駆って広大な海の上で活動する全ての海賊を把握するのは難しく、隙間を突かれて襲撃される船は今も後を絶たない。
多くの場合、海賊に乗っ取られた船はソマリアの港へと回航され、海賊と保険会社が船や人質の開放について交渉するが、中には船側の抵抗にあい、目論見が失敗する場合もある。
本作のベースになっているのもその一つで、今から4年前の2009年に、アメリカ船籍のコンテナ船、マークス・アラバマ号がシージャックされた事件だ。
ポール・グリーングラスのスタンスもいつもの通り。
映画に強いメッセージを込めるのではなく、その時起こった事、人々の選択を、サスペンスフルに、しかし淡々と描き、それをどう捉えるかは観客一人一人に委ねるというものだ。
そのために、グリーングラスは物語のバランスを崩さない範囲で、可能な限りのインフォメーションを作品に盛り込み、物事の対照性を形作っている。
それは前記したような前半と後半の対比もそうだし、巨大な貨物船と小さなボート、大国と小国、襲う者と襲われる者など多岐にわたる。
マークス・アラバマ号へと海賊のボートが迫る中、フィリップスとアブディワリ・ムセがお互いの姿を双眼鏡で眺めるシーンは極めて象徴的だ。
これら全編にわたる対照性で物事を比較する事によって、観客は本作を一級のサスペンス映画として楽しみつつも、フィリップスや海賊たちと同じ救命艇に乗り合わせた様な臨場感を感じ、この事件をどう捉えたらいいのか、自分ならどの様な選択をしただろうかと自問自答するのだ。
映画の冒頭、マークス・アラバマ号の出航準備の対照として、海賊側の事情も描かれる。
彼らは最初から海賊だった訳ではなく、元は平凡な漁民たち。
だが外国の大型漁船が根こそぎ魚を獲っていった結果、漁場は枯渇し彼らの貧弱な道具では十分な漁獲量は見込めない。
更には内戦中に各地に勃興した軍閥や武装組織によって村々が搾取される構図の中で、やむなく海賊行為に手を染めているのだ。
たとえ保険会社から何百万ドルせしめたとしても、その殆どは軍閥の“ボス”に吸い上げられ、末端の海賊たちにはほとんど残らない。
だから、海賊が“ソマリア沿岸警備隊”を自称し、マークス・アラバマ号から“税”を徴収するのだという主張は、彼らの立場になればある程度正当化できるのである。
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海賊行為は海賊行為であって、彼らにどんな事情があろうと、それは被害者にとってはどうでもいい事なのである。
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この事件だけを見れば、持たざる者たちが、持てる者から奪おうとしたが、失敗して破滅したという単純な事象に過ぎないかもしれない。
だが、世界は固定化されてはいないのである。
映画の冒頭、空港へ向かうフィリップスが妻と交わす会話に出てくる「これからはサバイバルの時代だ」という言葉がキーだ。
彼は、グローバル経済という激烈な競争社会に生きる息子の行く末を案じ、僕たちの時代は良かったけど、彼らは大変だという意味で使うのだが、まさか直後に自分自身がサバイバルするとは夢にも思っていなかっただろう。
フィリップスはサバイバルに勝ち抜き、海賊たちは敗れた。
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私たちとソマリアの海賊たちの境遇が入れ替わる時だって、いつの日にかやって来るかもしれないのである。
フィリップスを演じるトム・ハンクスが、圧倒的に素晴らしい。
特に後半の密室劇で、ギリギリの緊張感に疲弊してゆく様、そしてクライマックスとなるラスト10分の極限状態の演技は、まるで本物の事件現場に立ち会っているようなリアリティを感じさせ、全く見事だ。
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どう見てもホンモノじゃないの?というくらいの彼らの熱演が、この作品に一層のリアリティと深みを与えている事は間違いないだろう。
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今回は、シージャックされなければ、フィリップス船長が辿り着いていたはずの目的地、ケニアのビール「タスカー」をチョイス。
日本でもアフリカ系レストランでお馴染みのケニアNo.1銘柄だが、暑い国のビールの例に漏れず、麦芽の風味を効かせつつ、ドライでとても飲みやすい。
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この記事へのコメント
この映画、おっしゃるとおり本当に臨場感がすごかったですよね(^_^;)
なんかライフル持ったヤンキーに絡まれちゃった状況で、ちょっとひとごとじゃなかったです、クタクタになりましたw
ツイッターでの、この映画の構成の話は、すごい勉強になりました。
映像って言語に比べて情報がファジーな分、適切なテンポや情報量の調整が大切なんでしょうね。
今、社会学の勉強しているのですが、大きな物語やイデオロギーの単純な対立構造が崩壊して、これから本当に弱肉強食のサバイバルに向かうのか、それともかつてロックが論じたように共同体的な自然状態から、個人の自律精神による秩序だった社会が再構築されていくのかは、ちょっと怖いもの見たさで興味があります。
・・・というか3百年くらい生きて、歴史のこれからを観察し続けたいなあ・・・w
なんかライフル持ったヤンキーに絡まれちゃった状況で、ちょっとひとごとじゃなかったです、クタクタになりましたw
ツイッターでの、この映画の構成の話は、すごい勉強になりました。
映像って言語に比べて情報がファジーな分、適切なテンポや情報量の調整が大切なんでしょうね。
今、社会学の勉強しているのですが、大きな物語やイデオロギーの単純な対立構造が崩壊して、これから本当に弱肉強食のサバイバルに向かうのか、それともかつてロックが論じたように共同体的な自然状態から、個人の自律精神による秩序だった社会が再構築されていくのかは、ちょっと怖いもの見たさで興味があります。
・・・というか3百年くらい生きて、歴史のこれからを観察し続けたいなあ・・・w
ノラネコさん☆
本当ですねーどうみても彼らは本物の海賊にしか見えませんでした。
フィリップス船長の「これからの若者たちの未来は大変だ」という言葉は、まさに、『明日はわが身』な生き難い未来を示唆していて、感慨深いものがありました。
この事件しかり、弱肉強食な時代がもうそこまで来ているようです。
本当ですねーどうみても彼らは本物の海賊にしか見えませんでした。
フィリップス船長の「これからの若者たちの未来は大変だ」という言葉は、まさに、『明日はわが身』な生き難い未来を示唆していて、感慨深いものがありました。
この事件しかり、弱肉強食な時代がもうそこまで来ているようです。
>ゴーダイさん
ライフルもったヤンキーとは言いえて妙です。
彼らは実際には10代だったらしく、正しくヤンキー年齢なんですよね。
国全体がヤンキーでしか生きて行けないところもあると考えると、世界の見方が少し変わる様に思います。
まあ私は人類の社会は平均すれば少しずつ、ベターに進化していると信じますけどね。
>ノルウェーまだ~むさん
何気ない会話なんだけど、あの冒頭の台詞がこれから始まる映画がなにについての話なのかを示唆してるんですよね。
単に単発の海賊事件を描いたのではなく、そこから世界の別の姿が見えてくる。
見事な映画でした。
ライフルもったヤンキーとは言いえて妙です。
彼らは実際には10代だったらしく、正しくヤンキー年齢なんですよね。
国全体がヤンキーでしか生きて行けないところもあると考えると、世界の見方が少し変わる様に思います。
まあ私は人類の社会は平均すれば少しずつ、ベターに進化していると信じますけどね。
>ノルウェーまだ~むさん
何気ない会話なんだけど、あの冒頭の台詞がこれから始まる映画がなにについての話なのかを示唆してるんですよね。
単に単発の海賊事件を描いたのではなく、そこから世界の別の姿が見えてくる。
見事な映画でした。
2013/12/15(日) 22:41:07 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんちは、記事を読んだ記念にくだらない嘘を書き残していきます(おいおい)。
「これからはサバイバルの時代だ!」
映画画面上には映ってないが、実はマーク・ウォルバーグがシコタマ密輸してサバイバルしてるのである。
「これからはサバイバルの時代だ!」
映画画面上には映ってないが、実はマーク・ウォルバーグがシコタマ密輸してサバイバルしてるのである。
>ふじき78さん
そういえばマーク・ウォールバーグの密輸映画ありましたな。
観たけどもうあんまり覚えてない(笑
そういえばマーク・ウォールバーグの密輸映画ありましたな。
観たけどもうあんまり覚えてない(笑
2013/12/26(木) 22:36:12 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
『キャプテン・フィリップス』観ました。
>しかし、今持てる者が未来永劫そうだとは限らない。
>私たちとソマリアの海賊たちの境遇が入れ替わる時だって、いつの日にかやって来るかもしれないのである。
とても大切な視点ですね。どんどんと変化のスピードが速くなっていると感じます。「サバイバル」という言葉の意味を噛み締めています。
>しかし、今持てる者が未来永劫そうだとは限らない。
>私たちとソマリアの海賊たちの境遇が入れ替わる時だって、いつの日にかやって来るかもしれないのである。
とても大切な視点ですね。どんどんと変化のスピードが速くなっていると感じます。「サバイバル」という言葉の意味を噛み締めています。
>ETCマンツーマン英会話さん
テーマ的な部分はさり気ない会話で示唆している作品は結構多いですが、これはなるほど見せ方聞かせ方がセンス良かったです。
終わるとリアルにその言葉が実感できますものね。
テーマ的な部分はさり気ない会話で示唆している作品は結構多いですが、これはなるほど見せ方聞かせ方がセンス良かったです。
終わるとリアルにその言葉が実感できますものね。
2014/08/04(月) 22:29:20 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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2009年にソマリア海域で起こった海賊船による貨物船人質事件を、トム・ハンクス主演、「ボーン・アルティメイタム」「ユナイテッド93」のポール・グリーングラス監督で映画化したサスペンスドラマ。
あらすじ:09年4月、援助物資として5000トン以上の食糧を積み、ケニアに...
2013/12/07(土) 00:51:02 | パピとママ映画のblog
映画『キャプテン・フィリップス』の原作は、貨物船マースク・アラバマ号の船長リチャード・フィリップスの回顧録だ。
だがポール・グリーングラス監督は、回顧録に綴られたフィリップスの妻のパートをばっさりカットしたという。「最初の脚本はフィリップス自身と(アメリカに残された)妻の苦悩の体験で構成されていたが、私が描きたかったのはあくまで“海上で何が起こったのか”ということ。」
夫の身を案じ...
2013/12/07(土) 01:01:53 | 映画のブログ
2009年のソマリア海域人質事件を船長リチャード・フィリップスが著したノンフィクションを元にトム・ハンクスを主演に映画化した『キャプテン・フィリップス(captain philips)』監督は『ボーン
2013/12/07(土) 01:27:36 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
2009年のソマリア海域人質事件をベースに描かれた作品です。
2013/12/07(土) 20:16:01 | 水曜日のシネマ日記
キャプテン・フィリップスCaptain Phillips/監督:ポール・グリーングラス/2013年/アメリカ
俺たちはもう、ここまで来たら引き返せない
丸の内ピカデリースクリーン1、2階U列18で鑑賞。丸ピカは大きいスクリーンなら2階がおすすめよ!
トム・ハンクスが出ていたので見ましたね、あと評判良かったから(流されやすさよ…)。
予告はなんとなくテレビで流れているのを見ていましたし...
2013/12/07(土) 20:48:37 | 映画感想 * FRAGILE
実話の映画化。
ソマリア沖を航行中の貨物船が、海賊の襲撃を受ける。
そこから貨物船の船長フィリップス(トム・ハンクス)と、海賊ボスと闘いが始まる...
実はあまり期待してなかった。
とりあえず抑えとこうくらいの意識で映画館に。
ところが....
すぐさま物語にず...
2013/12/08(日) 00:34:01 | 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜
2009年4月。 アメリカのコンテナ船マースク・アラバマ号は、援助物資5000トン以上の食糧を積んでケニアに向かうべくインド洋を航行していた。 ところがソマリア海域で4人の海賊に襲われ、非武装のアラバマ号はたちまち占拠されてしまう。 53歳になるベテラン船長リチャード・フィリップスは、船と乗組員20名の解放を条件に、自分が人質になることにしたのだが…。 実話から生まれた海洋サスペンス・アクション。
2013/12/08(日) 01:05:20 | 象のロケット
2009年に実際に起こったソマリア海域人質事件をテーマに、4日間わたって繰り広げられた救出劇をトム・ハンクス扮する海賊に拉致されたコンテナ船船長を主人公に映画化した作品。
監督がご存知一連の 「 ボーン 」 シリーズや 「 ユナイテッド 93 」、そして 「 グリーン...
2013/12/08(日) 10:05:22 | 俺の明日はどっちだ
2009年4月。
ソマリア海域を航海中のコンテナ船、マークス・アラバマ号が海賊に襲撃され、あっという間に占拠されてしまう
武器を所持していた4人の海賊に、アラバマ号の船長のリチャード・フィリップス(トム・ハンクス)は、乗組員の安全のため自らが海賊の人質となり、小さな救命艇に乗り移むが…。
2009年のソマリア海域人質事件の実録サスペンス
船長リチャード・フィリップスの...
2013/12/08(日) 23:17:48 | 心のままに映画の風景
映画「キャプテン・フィリップス」を鑑賞しました。
2013/12/10(火) 22:09:57 | FREE TIME
「面白い度☆☆☆☆ 好き度☆☆☆☆ 疲労効果☆☆☆☆☆」
キミは漁師じゃない!キミは漁師じゃない!!
ついに2013年も、残りひと月ですよ・・・ひええ。まあいいや。あのオ
2013/12/11(水) 21:15:06 | HEAVEN INSITE's Blog
とんでもない緊迫感、ハンパない臨場感で、疲労感は「ゼロ・グラビティ」の1.5倍!!
手に汗握る134分は、肩に力が入って長いようでいて息もつかせずあっという間。
もう、とにかくぐったりするので、午後の用事はお昼寝だけしないと。
2013/12/12(木) 17:34:28 | ノルウェー暮らし・イン・原宿
原題は CAPTAIN PHILLIPS
ソマリアの海賊に襲われ人質となったアメリカ人船長の実話に基づいた作品。
実話に基づいた映画は好きなのだが、映画としての面白さ・エンタメ性と
ドキュメンタリー性とのバランスが気になるところ。
エンタメ性が強すぎると娯楽作品としては良...
2013/12/12(木) 20:36:50 | トレッドストーンblog
『キャプテン・フィリップス』を吉祥寺のバウスシアターで見てきました。
(1)予告編を見て面白いのではと思い映画館に出かけてみました。
本作の冒頭は、2009年の3月28日、バーモント州アンダーヒルにある主人公のフィリップス船長(トム・ハンクス)の自宅。
彼...
2013/12/14(土) 07:06:13 | 映画的・絵画的・音楽的
☆☆☆☆☆ (10段階評価で 10)
11月30日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター9にて 13:00の回を鑑賞。
2013/12/15(日) 10:51:19 | みはいる・BのB
□作品オフィシャルサイト 「キャプテン・フィリップス」□監督 ポール・グリーングラス□脚本 ビリー・レイ□キャスト トム・ハンクス、キャサリン・キーナー■鑑賞日 12月8日(日)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)<感想...
2013/12/16(月) 12:42:13 | 京の昼寝〜♪
キャプテン・フィリップス
'13:米
◆原題:Captain Phillips
◆監督:ポール・グリーングラス「ボーン・スプレマシー」。「ユナイテッド93」
◆主演:トム・ハンクス、キャサリン・キーナー、バーカッド・アブディ、バーカッド・アブディラマン、ファイサル・アメッド、...
2013/12/16(月) 21:05:27 | C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜
五つ星評価で【★★★普通の人ができることをアクション映画にうまくのせている】
トム・ハンクスが出る映画は感動の涙で圧倒されなければいけない、みたいな恥ずかしい宣伝をS ...
2013/12/19(木) 00:05:50 | ふじき78の死屍累々映画日記
実話の映画化。
監督のポール・グリーングラスは、9.11で唯一目標に達することがなかったUA93便を描いた『ユナイテッド93』も描いているが、こう言う緊迫感の有る、リアルな作品は得意なんでしょうね。『ユナイテッド93』の時も、実際の軍人や管制官を撮影に参加させ...
2013/12/21(土) 09:16:19 | 勝手に映画評
映画『キャプテン・フィリップス』は、がっしりした「映画らしい映画」。こういうVF
2013/12/22(日) 23:21:38 | 大江戸時夫の東京温度
映画「キャプテン・フィリップス」★★★★
トム・ハンクス出演
ポール・グリーングラス監督
134分、2013年11月29日より公開
2013,アメリカ,ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(原題/原作:CAPTAIN PHILLIPS)
2013/12/24(火) 22:13:41 | soramove
近年、ソマリア沖の海賊が国際的に問題となっています。 自衛隊が民間船の警護のため
2013/12/25(水) 19:04:22 | はらやんの映画徒然草
2009年に起きた海賊事件を基にポール・グリーングラス監督&トム・ハンクス主演で描いた映画です。 トム・ハンクスの演技とリアルな展開が好評だったので、ずっと気になっていました。 スクリーンで観たソマリア沖の海域には、日常とはかけ離れた緊迫感に満ちていました。
2014/01/11(土) 12:45:38 | とりあえず、コメントです
東京国際映画祭のオープニング作品だったけれど、チケットはあっという間にSoldOut。まあ、すぐにロードショー公開される事は判っていたので、そのままスルーして公開を待つ事に。
緊迫感溢れる展開。正に手に汗握る2時間14分。見終わった後、肩が凝ってしまっていた位。実話を元にした話でこれ程ドラマチックな展開はそうそうない。
オマーンからソマリア海域を通過して積荷を運ぶアメリカ船籍...
2014/01/19(日) 02:01:17 | ここなつ映画レビュー
銃器の怖さが、ひしひしと。
2014/02/08(土) 13:01:24 | 或る日の出来事
3日のことですが、映画「キャプテン・フィリップス」を鑑賞しました。
2009年のソマリア海域人質事件をテーマに
海賊の人質となった船長の運命と、海軍特殊部隊ネイビーシールズによる救出作戦を描く
これは面白かった
まさに最後までハラハラドキドキで
海賊というと...
2014/02/22(土) 22:20:00 | 笑う社会人の生活
CAPTAIN PHILLIPS
2013年
アメリカ
134分
サスペンス
劇場公開(2013/11/29)
監督:
ポール・グリーングラス
『グリーン・ゾーン』
原作:
リチャード・フィリップス『キャプテンの責務』
出演:
トム・ハンクス:リチャード・フィリップス船長
バーカッド・ア...
2014/03/23(日) 21:50:22 | 銀幕大帝α
「キャプテン・フィリップス」(原題:CaptainPhillips)は、2013年公開のアメリカの映画です。2009年にソマリア沖で海賊の襲撃により人質になり、アメリカ海軍特殊部隊「SEALs」によって救...
2015/06/08(月) 03:00:50 | 楽天売れ筋お買い物ランキング
監督 ポール・グリーングラス 主演 トム・ハンクス 2013年 アメリカ映画 134分 ドラマ 採点★★★★ “海賊”と言うと、今の子なんかは手足が伸びる元気いっぱいの男の子とかジョニデのアトラクション映画を浮かべるんでしょうけど、私が真っ先に思い浮かべるのは…
2016/03/03(木) 13:56:01 | Subterranean サブタレイニアン
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