2014年05月09日 (金) | 編集 |
GOOOOD JOB!!!
「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」は、ひょんな事から林業のインターンとなった都会っ子が、未知なる山の一年を通して成長してゆく姿を描く、言わば一次産業青春映画だ。
しかし軽いコメディと侮るなかれ。
恋と自分の居場所を巡る葛藤は、林業という知ってる様で知らない世界への興味から、やがて日本の土着的な精神文化を取り込み、奥深い映画的世界を形作る。
山の木々と人間の営みに象徴される生命の循環を、そのまま戯画化したような、パワフルなクライマックスには誰もが度肝を抜かれるだろう。
笑いと、少しの涙、そして血沸き肉躍るスペクタクル。
コミカルなエンターテイメントとして一級品である事はもちろん、日本人の心の琴線に触れるアニミズム的な世界観も意外と深く、世代を問わずに楽しめる秀作だ。
※核心部分に触れています。
大学受験に失敗した平野勇気(染谷将太)は、ふと目にしたブックレットの表紙の美女に一目ぼれ。
彼女に会えると思い込んで、一年間の林業インターンに応募してしまう。
ところが、列車を乗り継いでたどり着いた研修センターがあったのは、コンビにも無く、携帯電話すら圏外の山奥の村。
早速逃げ出そうとする勇気だったが、どうやら更に山奥に住んでいるらしい表紙の美女・石井直紀(長沢まさみ)と仲良くなりたいという誘惑に負けて、一ヶ月の研修をなんとか乗り切る。
残り11ヶ月、勇気が働く事になったのは、直紀が住む村にある中村林業。
熱血の山男、飯田ヨキ(伊藤英明)のスパルタな指導を受けながら、勇気は次第に山の仕事にも慣れてゆく。
そんなある日、卒業以来会っていなかった高校時代のガールフレンドが、大学のスローライフ研究会の合宿で、林業の仕事を見学したいと言ってくるのだが・・・・
矢口史靖監督のベストと思える、素晴らしい仕上がりである。
平凡な若者が、全くミスマッチな“何か”と出会い、悪戦苦闘しながら人生の目標を見つけてゆく。
男子高校生がシンクロナイズド・スイミングに挑戦する「ウォーターボーイズ」や、田舎の女子高生たちがジャズバンドを組む「スウィングガールズ」に連なる、矢口監督お得意のパターンだ。
少し違うのは、今回は群像劇ではなく、染谷将太が好演する平野勇気を単独でフィーチャーした物語であるという事だろう。
もちろん原作ものという事もあるのだろうけど、これは映画を観ると必然である事がわかった。
勇気が足を踏み入れた林業の世界というのは、想像以上に深くて広い文化的、歴史的なバックグラウンドを持つのである。
それ故に、一年と言うスパンで物語を構築すると、勇気の経験する事、感じた事を描くだけでも精一杯になってしまうのだ。
同時に、この奥深さは良くも悪くも「ウォーターボーイズ」以降の矢口作品に漂っていた、ストーリー展開のテンプレ感を破壊している。
いや、構成そのものは実にロジカルなのだが、物語が終盤に近づくにつれて、映画が予想外の範囲まで取り込み始め、良い意味でカオスな世界へ突入するのだ。
そのベースとなっているのが、日本人の心の奥底に流れる自然への畏敬の念である。
木の時間、山の時間と人間の時間は違う。
今、自分たちが切り倒して使っている木は、遠い祖先が植えて、代々じっくりと手間隙をかけて育ててきたもの。
そして今植えた木を切り倒すのは、自分たちではなく遠い未来の子孫たちなのだ。
だから山に入り、森で働く人間たちは、過去と未来の両方に対して責任を負っているのである。
この国に人間が住み始めて以来、ずっと続いてきた人間と自然の共生を絶やさないために、現代の木こりたちは子孫を欲し、勇気の様に外からやってくる人間を求める。
シンクロやジャズでは描けなかった、生きる事そのものの意味が、本作の根幹にはあるのだ。
星霜幾百年の遠大な木の一生が、人間を含めた生命の循環に繋がる脚本の巧みな工夫が本作のキモ。
映画の前半は、右も左も分からない勇気が、ブックレットの表紙の美女・直紀に対する下半身的欲望によって、何とか山に踏みとどまり、林業と言う新しい体験に目を開かされてゆくプロセスだ。
やがて彼が、ずっと森と共に生きてきた村の人々の想いを徐々に理解できるようになると、物語は山の文化の底知れぬ精神性に向かって枝を伸ばし始める。
山奥で見つけた古い石組みの神像に、勇気が何気なくお供えをするエピソードが、彼が神隠しにあった村の子供を探し出し、山男の一員として認められるシークエンスの伏線として機能する上手い仕掛け。
濃密な山の暮らしを続ける中で、一年が終わったら都会へと帰るはずだった勇気の心にも、大きな迷いが生じてくる。
そして最大の見せ場となる、壮大に狂った村祭りの、強烈過ぎるインパクト。
なんでも目指したのは“世界一危険で、巨大な奇祭”だそうだが、ここへきて映画は一気にスケールアップし、ダメ男の青春の葛藤から始まった物語は、あくまでも生命のサイクルの物語としての下半身要素を残しながら、見たことも無い様な神話的スペクタクルに昇華されるのである。
しかもぶっ飛んでいるのは確かながら、奇祭の宝庫である日本の秘境のどこかに、本当にあるのかも?と思わせるさじ加減が絶妙だ。
アレとアレをあんな方法で激突させるのはフィクションだろうけど、アレを祀った奇祭は各地に実際にあるし、アレが斜面を滑り落ちるのは長野県で千年以上続く某祭を思わせる。
御神木を切り倒すシークエンスだけで撮影に一週間かけたそうだが、隅々までこだわった画作の丁寧さが、ギリギリのリアリティを感じさせる重要な要因である事は言うまでもない。
作り手の情熱と苦労が、見事に映像に結実している興奮のクライマックスである。
主人公の勇気を演じる染谷将太はじめ、俳優陣は皆キャラ立ちしていて魅力的で、特に海猿から山猿へと転職した伊藤英明が素晴らしい。
相変わらずメチャクチャ暑苦しいキャラクターなのだが、彼の隠し味である三枚目的な演技がこれほど魅力的な作品もないだろう。
妻の優香と“妊活”しながらキャバレーのお姉さんにも手を出すチャラさと、豪快かつ頼もしい山男のギャップ。
年末の賞レースでは助演男優賞候補になるのではないか。
そういえば、先日の「銀の匙 Silver Spoon」も一次産業をモチーフにした良く出来た青春映画だったが、この惑星に息づく無数の命の中で生きるという人間の宿命を思えば、これほど青春をディープに描ける題材は無いのかもしれない。
特に本作の場合は、終盤土着的なファンタジー的な要素までをも取り込んで、破天荒な勢いを生んでいる。
青春の生命のエネルギーが映画的パワーとなって、アレの突進に集約される様は、まことに力強く、スクリーンから緑の熱風を感じる様だ。
現時点で、2014年を代表する日本の娯楽映画の快作と言って良いと思う。
今回は、ロケ地となった三重県の地酒、細川酒造の「上げ馬 純米大吟醸 神の穂50」をチョイス。
三重県産の酒米、神の穂を50%まで精米し醸造された。
スッキリしたくせの無いのど越し。
純米吟醸らしいフルーティな香りが、口の中にフワリと広がり、シンプルながら豊かな米の味わいを楽しめる。
銘柄は、やはり伝統的な奇祭として知られる、三重県桑名市の多度大社の上げ馬神事に因む。
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「WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~」は、ひょんな事から林業のインターンとなった都会っ子が、未知なる山の一年を通して成長してゆく姿を描く、言わば一次産業青春映画だ。
しかし軽いコメディと侮るなかれ。
恋と自分の居場所を巡る葛藤は、林業という知ってる様で知らない世界への興味から、やがて日本の土着的な精神文化を取り込み、奥深い映画的世界を形作る。
山の木々と人間の営みに象徴される生命の循環を、そのまま戯画化したような、パワフルなクライマックスには誰もが度肝を抜かれるだろう。
笑いと、少しの涙、そして血沸き肉躍るスペクタクル。
コミカルなエンターテイメントとして一級品である事はもちろん、日本人の心の琴線に触れるアニミズム的な世界観も意外と深く、世代を問わずに楽しめる秀作だ。
※核心部分に触れています。
大学受験に失敗した平野勇気(染谷将太)は、ふと目にしたブックレットの表紙の美女に一目ぼれ。
彼女に会えると思い込んで、一年間の林業インターンに応募してしまう。
ところが、列車を乗り継いでたどり着いた研修センターがあったのは、コンビにも無く、携帯電話すら圏外の山奥の村。
早速逃げ出そうとする勇気だったが、どうやら更に山奥に住んでいるらしい表紙の美女・石井直紀(長沢まさみ)と仲良くなりたいという誘惑に負けて、一ヶ月の研修をなんとか乗り切る。
残り11ヶ月、勇気が働く事になったのは、直紀が住む村にある中村林業。
熱血の山男、飯田ヨキ(伊藤英明)のスパルタな指導を受けながら、勇気は次第に山の仕事にも慣れてゆく。
そんなある日、卒業以来会っていなかった高校時代のガールフレンドが、大学のスローライフ研究会の合宿で、林業の仕事を見学したいと言ってくるのだが・・・・
矢口史靖監督のベストと思える、素晴らしい仕上がりである。
平凡な若者が、全くミスマッチな“何か”と出会い、悪戦苦闘しながら人生の目標を見つけてゆく。
男子高校生がシンクロナイズド・スイミングに挑戦する「ウォーターボーイズ」や、田舎の女子高生たちがジャズバンドを組む「スウィングガールズ」に連なる、矢口監督お得意のパターンだ。
少し違うのは、今回は群像劇ではなく、染谷将太が好演する平野勇気を単独でフィーチャーした物語であるという事だろう。
もちろん原作ものという事もあるのだろうけど、これは映画を観ると必然である事がわかった。
勇気が足を踏み入れた林業の世界というのは、想像以上に深くて広い文化的、歴史的なバックグラウンドを持つのである。
それ故に、一年と言うスパンで物語を構築すると、勇気の経験する事、感じた事を描くだけでも精一杯になってしまうのだ。
同時に、この奥深さは良くも悪くも「ウォーターボーイズ」以降の矢口作品に漂っていた、ストーリー展開のテンプレ感を破壊している。
いや、構成そのものは実にロジカルなのだが、物語が終盤に近づくにつれて、映画が予想外の範囲まで取り込み始め、良い意味でカオスな世界へ突入するのだ。
そのベースとなっているのが、日本人の心の奥底に流れる自然への畏敬の念である。
木の時間、山の時間と人間の時間は違う。
今、自分たちが切り倒して使っている木は、遠い祖先が植えて、代々じっくりと手間隙をかけて育ててきたもの。
そして今植えた木を切り倒すのは、自分たちではなく遠い未来の子孫たちなのだ。
だから山に入り、森で働く人間たちは、過去と未来の両方に対して責任を負っているのである。
この国に人間が住み始めて以来、ずっと続いてきた人間と自然の共生を絶やさないために、現代の木こりたちは子孫を欲し、勇気の様に外からやってくる人間を求める。
シンクロやジャズでは描けなかった、生きる事そのものの意味が、本作の根幹にはあるのだ。
星霜幾百年の遠大な木の一生が、人間を含めた生命の循環に繋がる脚本の巧みな工夫が本作のキモ。
映画の前半は、右も左も分からない勇気が、ブックレットの表紙の美女・直紀に対する下半身的欲望によって、何とか山に踏みとどまり、林業と言う新しい体験に目を開かされてゆくプロセスだ。
やがて彼が、ずっと森と共に生きてきた村の人々の想いを徐々に理解できるようになると、物語は山の文化の底知れぬ精神性に向かって枝を伸ばし始める。
山奥で見つけた古い石組みの神像に、勇気が何気なくお供えをするエピソードが、彼が神隠しにあった村の子供を探し出し、山男の一員として認められるシークエンスの伏線として機能する上手い仕掛け。
濃密な山の暮らしを続ける中で、一年が終わったら都会へと帰るはずだった勇気の心にも、大きな迷いが生じてくる。
そして最大の見せ場となる、壮大に狂った村祭りの、強烈過ぎるインパクト。
なんでも目指したのは“世界一危険で、巨大な奇祭”だそうだが、ここへきて映画は一気にスケールアップし、ダメ男の青春の葛藤から始まった物語は、あくまでも生命のサイクルの物語としての下半身要素を残しながら、見たことも無い様な神話的スペクタクルに昇華されるのである。
しかもぶっ飛んでいるのは確かながら、奇祭の宝庫である日本の秘境のどこかに、本当にあるのかも?と思わせるさじ加減が絶妙だ。
アレとアレをあんな方法で激突させるのはフィクションだろうけど、アレを祀った奇祭は各地に実際にあるし、アレが斜面を滑り落ちるのは長野県で千年以上続く某祭を思わせる。
御神木を切り倒すシークエンスだけで撮影に一週間かけたそうだが、隅々までこだわった画作の丁寧さが、ギリギリのリアリティを感じさせる重要な要因である事は言うまでもない。
作り手の情熱と苦労が、見事に映像に結実している興奮のクライマックスである。
主人公の勇気を演じる染谷将太はじめ、俳優陣は皆キャラ立ちしていて魅力的で、特に海猿から山猿へと転職した伊藤英明が素晴らしい。
相変わらずメチャクチャ暑苦しいキャラクターなのだが、彼の隠し味である三枚目的な演技がこれほど魅力的な作品もないだろう。
妻の優香と“妊活”しながらキャバレーのお姉さんにも手を出すチャラさと、豪快かつ頼もしい山男のギャップ。
年末の賞レースでは助演男優賞候補になるのではないか。
そういえば、先日の「銀の匙 Silver Spoon」も一次産業をモチーフにした良く出来た青春映画だったが、この惑星に息づく無数の命の中で生きるという人間の宿命を思えば、これほど青春をディープに描ける題材は無いのかもしれない。
特に本作の場合は、終盤土着的なファンタジー的な要素までをも取り込んで、破天荒な勢いを生んでいる。
青春の生命のエネルギーが映画的パワーとなって、アレの突進に集約される様は、まことに力強く、スクリーンから緑の熱風を感じる様だ。
現時点で、2014年を代表する日本の娯楽映画の快作と言って良いと思う。
今回は、ロケ地となった三重県の地酒、細川酒造の「上げ馬 純米大吟醸 神の穂50」をチョイス。
三重県産の酒米、神の穂を50%まで精米し醸造された。
スッキリしたくせの無いのど越し。
純米吟醸らしいフルーティな香りが、口の中にフワリと広がり、シンプルながら豊かな米の味わいを楽しめる。
銘柄は、やはり伝統的な奇祭として知られる、三重県桑名市の多度大社の上げ馬神事に因む。

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この記事へのコメント
ノラネコさん☆
あの奇祭の迫力たるや凄かったですねー
どこまでを実際に撮影したのか、考えるだけでもヒヤヒヤしながらの鑑賞でした。
山猿の伊藤英明が、ほんとうにいいキャラで後半にいくにつれ、どんどん加速して面白くなっていきましたね。
あの奇祭の迫力たるや凄かったですねー
どこまでを実際に撮影したのか、考えるだけでもヒヤヒヤしながらの鑑賞でした。
山猿の伊藤英明が、ほんとうにいいキャラで後半にいくにつれ、どんどん加速して面白くなっていきましたね。
ああいうお祭りってたぶん各地にありますよね。信仰としてのアレですから(苦笑)
久しぶりに、邦画で笑える作品がいいなと思えました。単に笑いだけじゃなくて、林業が抱える問題点もさりげなく描写しているのがいいと思います。勇気くんみたいな若者がきっとどこかに潜んでいるような気もしてきますね。
久しぶりに、邦画で笑える作品がいいなと思えました。単に笑いだけじゃなくて、林業が抱える問題点もさりげなく描写しているのがいいと思います。勇気くんみたいな若者がきっとどこかに潜んでいるような気もしてきますね。
ああいう奇祭って日本全国にありますよね。
でもあの放送ギリギリな映像も難なく見せちゃう矢口ワールド。これに「竹中直人を探せ!」もしっかりあればうれしかったのですが。
でもあの放送ギリギリな映像も難なく見せちゃう矢口ワールド。これに「竹中直人を探せ!」もしっかりあればうれしかったのですが。
元morganeです。改名しました。
自分は「ハッピーフライト」も優れた作品だと思っていたのですが、あちらが良くも悪くも「お仕事ムービー」であったのに対して、今作は明らかにその上をいっていますね。
ノラネコさんが指摘していらっしゃる「アニミズム的な世界観」がまさにその要因だと思います(余談ですが、この部分に触れている評論や感想が意外と少ない気が・・)。
勇気が、助けた村の子供をおぶさりながら壮大な山々を見下ろす様を、俯瞰でじっくりと映したあのショットは、山への畏敬の念が沸々と湧き上がってくる、きわめて映画的な名シーンだったと思います。
矢口監督の次回作が良い意味で怖いですw
自分は「ハッピーフライト」も優れた作品だと思っていたのですが、あちらが良くも悪くも「お仕事ムービー」であったのに対して、今作は明らかにその上をいっていますね。
ノラネコさんが指摘していらっしゃる「アニミズム的な世界観」がまさにその要因だと思います(余談ですが、この部分に触れている評論や感想が意外と少ない気が・・)。
勇気が、助けた村の子供をおぶさりながら壮大な山々を見下ろす様を、俯瞰でじっくりと映したあのショットは、山への畏敬の念が沸々と湧き上がってくる、きわめて映画的な名シーンだったと思います。
矢口監督の次回作が良い意味で怖いですw
正直、これまで矢口監督の映画は
確かにオモシロくできてはいるものの
そんなにはノレなかったのですが、
これは別格でしたね。
映画というものが持つさまざまな魅力を
この一作の中にすべて詰め込んでいる。
いやあ、驚きました。
確かにオモシロくできてはいるものの
そんなにはノレなかったのですが、
これは別格でしたね。
映画というものが持つさまざまな魅力を
この一作の中にすべて詰め込んでいる。
いやあ、驚きました。
>ノルウェーまだ~むさん
あれだけのスケールで大真面目に奇祭を作り上げてしまった事で、この映画は突き抜けた気がします。
伊藤英明は私的には彼のベストアクトではないかと。
現時点で助演男優賞あげるなら彼でしょ!
>rose_chocolatさん
アレが練り歩くのなら神奈川にもかまなら祭りがありますよね。
さすがに映画の様に巨大なのはないだろうけど。
エンタメとして作りこんでいるのと同時に、テーマ性もしっかりとしていて見ていてとても満足感の高い映画でした。
>にゃむばななさん
そういえば竹中直人でてませんでしたね。
あのふんどし男衆にいたら結構似合ってたかも(笑
>クロサキさん
アニミズム的世界観によって、今までの作品には無い精神性を獲得していたと思います。
しかもそれがテーマ的な部分にしっかりとリンクしている。
矢口監督作品の中でもベストだったのではないでしょうか。
あれだけのスケールで大真面目に奇祭を作り上げてしまった事で、この映画は突き抜けた気がします。
伊藤英明は私的には彼のベストアクトではないかと。
現時点で助演男優賞あげるなら彼でしょ!
>rose_chocolatさん
アレが練り歩くのなら神奈川にもかまなら祭りがありますよね。
さすがに映画の様に巨大なのはないだろうけど。
エンタメとして作りこんでいるのと同時に、テーマ性もしっかりとしていて見ていてとても満足感の高い映画でした。
>にゃむばななさん
そういえば竹中直人でてませんでしたね。
あのふんどし男衆にいたら結構似合ってたかも(笑
>クロサキさん
アニミズム的世界観によって、今までの作品には無い精神性を獲得していたと思います。
しかもそれがテーマ的な部分にしっかりとリンクしている。
矢口監督作品の中でもベストだったのではないでしょうか。
>えいさん
そうですね。
よく出来てるけど、ある種の型みたいなものを感じさせるんですよね。
ところが、この映画はそんな型に収まりきらない。
良い意味で映画の持つ猥雑さが弾けていて、たまらない面白さを持つ作品になりました。
現時点で今年の邦画ベストですねえ。
そうですね。
よく出来てるけど、ある種の型みたいなものを感じさせるんですよね。
ところが、この映画はそんな型に収まりきらない。
良い意味で映画の持つ猥雑さが弾けていて、たまらない面白さを持つ作品になりました。
現時点で今年の邦画ベストですねえ。
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大学受験に失敗し、彼女にもフラれ、進路も決まらないまま高校の卒業式を迎えたチャランポランな男子・勇気。 彼は、ふと目にしたパンフレットの表紙の美女につられ、1年間の林業研修プログラムに参加することに。 そこは三重県の山奥にある神去(かむさり)村。 勇気は何の心構えもないまま、過酷な林業の現場に飛び込んでしまったのだった…。 林業青春ドラマ。 ≪少年よ、大木を抱け。≫
2014/05/10(土) 01:12:43 | 象のロケット
出演 染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、マキタスポーツ、柄本明他 東宝試写室 座席位置 最前列中央 評点・・・☆☆☆★★★ 上出来の部類 神去なあなあ日常 (徳間文庫) 作者: 三浦しをん 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2012/09/07 メディア: 文庫
2014/05/10(土) 02:42:44 | タニプロダクション
WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~ 監督: 矢口史靖 キャスト: 染谷将太、伊藤英明、長澤まさみ、優香、西田尚美、光石研、マキタスポーツ、有福正志、近藤芳正、柄本明 公開: 2014年5月10日 2014年4月9日。劇場観賞(試写会) 試写会観て…
2014/05/10(土) 05:41:28 | 映画@見取り八段
WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~@東宝試写室
2014/05/10(土) 07:08:34 | あーうぃ だにぇっと
桑名市エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。
2014/05/10(土) 09:06:26 | ケノーベル エージェント
[WOOD JOB!(ウッジョブ)~神去なあなあ日常~] ブログ村キーワード
矢口史靖 監督待望の最新作。「WOOD JOB!(ウッジョブ) ~神去なあなあ日常~」(東宝)。今回描かれているテーマは、ズバリ“林業”。まあ、こんな風に書いちゃうと随分硬そうな映画かな?と思われるかもしれませんが、ご安心を!今回も矢口ワールド全開!でございますから。
大学入試に失敗した勇気(染谷将...
2014/05/10(土) 11:44:19 | シネマ親父の“日々是妄言”
ああ楽しかった~♪と会場のあちこちで声がもれる。
抱腹絶倒まではいかないけれど、最初から最後まで暖かい笑いに包まれて、見た後は清々しい気分に。
話の展開も予測できるし想像通りの結末だけど、それでも見てよかったと思える映画って、実は貴重な存在なのかもしれない☆
2014/05/10(土) 15:51:08 | ノルウェー暮らし・イン・原宿
監督・脚本: 矢口史靖
原作: 三浦しをん
出演: 染谷将太 、長澤まさみ 、伊藤英明 、優香 、西田尚美 、マキタスポーツ 、有福正志 、近藤芳正 、光石研 、柄本明
試写会場:東宝本社試写室
公式サイトはこちら。 (2014年5月10日公開)
IMG_4538 p...
2014/05/10(土) 16:50:43 | Nice One!! @goo
三浦しをん著の「神去なあなあ日常」を矢口史靖監督が映画化した青春ドラマです。 原作を前に読んでいてとても面白かったので、公開を楽しみにしていました。 スクリーンで観る物語の世界は、こんなに山を愛せたらいいなあと思うような気持ちに させてくれるような作品になっていました(^^ゞ
2014/05/10(土) 20:31:43 | とりあえず、コメントです
林業は自分が死んでから評価される仕事…でもないんだな!
何時間でも見ていたい映画に久しぶりに出会いました。別に特別な感動がある訳でもなければ、思い掛けない展開がある訳 ...
2014/05/11(日) 00:11:09 | こねたみっくす
大学受験に失敗して浪人するのも嫌なので安易な気持ちで林業の現場に入った青年が体験する様子をコミカルに描いている。林業研修をする側も受け入れる側も色々な苦労がある。自然の偉大さや山の神様への畏敬の念までしっかりと描かれた秀作だ。
2014/05/11(日) 00:43:35 | とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
思ってたより面白かった。
2014/05/11(日) 13:32:16 | だらだら無気力ブログ!
『スウィングガールズ』、『ハッピーフライト』、『ロボジー』などの、矢口史靖監督の最新作。
いやぁ、矢口監督、この手の作品うまいですね。上記のこれまでの作品も上手かったですが、この作品も良い!って言うか、これは私が経年変化して涙もろくなったのか、あるいは...
2014/05/11(日) 17:09:29 | 勝手に映画評
評価:★★★★☆【4,5点】(11)
ありがちな物語も特殊な業種と主人公のキャラによって
2014/05/11(日) 20:43:37 | 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜
予想以上に面白かった(*´∀`*)
さっすが矢口史靖監督!
笑いあり涙ありの林業のお仕事映画であって、青春映画でもあるんだよね。
原作の感想はコチラ。
原作の続編も読んだよ。
設定とかキャスティングのイメージとかちょこっと違うけど、
もはやそんな些細なことどうでもいいくらいに、
映画の作品としてものすごく素晴らしいと思いました!!
現地での取材を念入りにさ...
2014/05/11(日) 22:17:14 | よくばりアンテナ
----これ、『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』で人気の
矢口史靖監督の映画だね。
「うん。
ぼくは彼の作品では
『アドレナリンドライブ』がいちばん好き。
他はそれほどでもないかな。
笑いの果ての感動という、
定型パターンがどうも苦手で…」
----でも、...
2014/05/11(日) 22:53:14 | ラムの大通り
『ウォーターボーイズ』など数々のヒット作を送り出してきた矢口史靖監督が、人気作家・三浦しをんのベストセラー小説「神去なあなあ日常」を映画化した青春ドラマ。あるきっかけで山奥の村で林業に従事することになった都会育ちの若者が、先輩の厳しい指導や危険と隣り合...
2014/05/12(月) 19:27:40 | パピとママ映画のblog
ヘタレの都会っ子 圏外の山村へ行く 公式サイト http://www.woodjob.jp 原作: 神去なあなあ日常 (三浦しをん著/徳間文庫)監督・脚本: 矢口史靖 「ウォーターボーイズ」 「ハッ
2014/05/13(火) 11:18:51 | 風に吹かれて
物足りなさを残しつつも面白さは確実に刻まれる。
2014/05/14(水) 17:17:58 | Akira's VOICE
『WOOD JOB ! ~神去なあなあ日常~』矢口史靖監督三浦しをん原作出演 : 染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香柄本明、西田尚美、マキタスポーツ、光石研、他物語・大学受験に失敗し高校卒業後の進路
2014/05/14(水) 22:20:16 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
JUGEMテーマ:映画館で観た映画 
 
平野勇気(役:染谷将太)が林業の厳しさと田舎暮らしを
 
表現しているシーンは、素敵でした。山で木を切るシーンを見て、林業をやってみようと思った人もいるのではないでしょうか。
 
林業の人手不足にひと役買った映画といった感じです。
...
2014/05/15(木) 22:08:05 | こみち
「田舎を舐めるな。」
『おおかみこどもの雨と雪』を観た地方出身の友人は息巻いていた。
『おおかみこどもの雨と雪』は、都会に住む若い女性が幼い子供を連れて山奥に移り住む話だ。とても面白い映画だし、彼女には都会が暮らしにくい事情があるのだけれど、それでも友人は「よそ者が田舎に行って、あんなに簡単に溶け込んで暮らせるわけがない」と否定的な感想だった。
それは『WOOD JOB!(...
2014/05/17(土) 02:08:39 | 映画のブログ
矢口史靖監督は好きな監督で、久々に青春ものなのだけど、予告編でいっているような最高傑作にはならず。今まではフジテレビ=アルタミラピクチャーズだったのが、今回はTBSと組んでいるのは何でだろう。 作品情報 2014年日本映画 監督:矢口史靖 出演: 染谷…
2014/05/18(日) 14:43:32 | 映画好きパパの鑑賞日記
大学受験に失敗した若者が
募集パンフレットの女性に轢かれ
1年間の林業研修に参加するが...
【個人評価:★★☆ (2.5P)】 (劇場鑑賞)
原作:三浦しをん 読後の感想
2014/05/18(日) 21:59:57 | cinema-days 映画な日々
映画「WOOD JOB!~神去なあなあ日常~」を鑑賞しました。
2014/05/19(月) 00:39:33 | FREE TIME
余談ですが、マキタスポーツハマってるね〜。
フツーにこういうひとこういう仕事してそう感があって(え)
歌うシーンはさすがにええ声。(^-^)
伊藤英明は海猿から山猿へ。(違)
「陰陽師」のみやこびとはいずこ。
多分ね〜「海猿」以降ごっつくなったんだろうな〜。...
2014/05/19(月) 12:50:38 | ペパーミントの魔術師
□作品オフィシャルサイト 「WOOD JOB! 神去なあなあ日常」□監督・脚本 矢口史靖□原作 三浦しをん□キャスト 染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、 光石 研、柄本 明、近藤芳正
■鑑賞日 5月10日(土)■劇場 TOHOシネ...
2014/05/19(月) 22:14:03 | 京の昼寝〜♪
「なあなあ」とは…。三重県にある神去村の人々の口癖で、「ゆっくり行こう」「まあ落ち着け」というニュアンスを持つ言葉。大学受験に失敗し、彼女にも振られ、自暴自棄になった主人公、平野勇気(染谷将太)が、案内パンフレットの表紙の美人(長澤まさみ)に惹かれた、ただそれだけの理由で林業の実習に行くオハナシ。その実習に行った先が神去村なのである。さすが矢口監督、盤石の作り。笑いアリ、涙アリ、安定感抜群。...
2014/05/20(火) 12:51:36 | ここなつ映画レビュー
前回の作品ではロボットという最新のテクノロジーを題材にしましたが、矢口監督の最新
2014/05/21(水) 21:50:26 | はらやんの映画徒然草
『WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。
(1)本作(注1)は、『舟を編む』の原作者・三浦しをん氏が書いた小説(注2)に基づいた作品ということで映画館に行ってきました。
映画の冒頭では、大学の入試に落ちた主人公の平野勇...
2014/05/21(水) 22:03:18 | 映画的・絵画的・音楽的
「WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜」は都会暮らしをしていたチャラ男の青年がパンフレットに掲載されていた美人に惹かれて1年間の林業研修に参加し、そこで林業の魅力に惹かれてい ...
2014/05/24(土) 00:33:57 | オールマイティにコメンテート
大学受験に失敗し、彼女にも振られた勇気(染谷将太)は、軽く不純な動機で
林業研修に向かう。電車を乗り継ぎ、辿り着いたそこは、携帯の電波も届かない、
緑深い森の村。
三浦しおんの原作を読んだ後、「アニメ映画で観たい」 と感想を書いたが、ま
さかの実写映画化。しかも監督は、「仕事系エンタメ」 を撮らせたら右に出る者
なし、の矢口史靖。キャストも旬な役者が勢ぞろいで、期待値M...
2014/06/12(木) 19:39:51 | 真紅のthinkingdays
WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜
'14:日本
◆監督:矢口史靖「ロボジー」「スウィングガールズ」
◆主演:染谷将太、長澤まさみ、伊藤英明、優香、西田尚美、マキタスポーツ、有福正志、近藤芳正、光石研、柄本明
◆STORY◆大学受験に失敗し高校卒業後の進路...
2014/06/27(金) 22:06:48 | C’est joli〜ここちいい毎日を♪〜
映画「WOOD JOB!-神去なあなあ日常」のブルーレイを見たのでレビュー記事(感想)を書いてみたいと思います。(ネタバレは無しです。)YouTube 「WOOD JOB!(ウ ...
2015/04/10(金) 19:28:10 | 翼のインサイト競馬予想
これまでオリジナル脚本で映画を手がけてきた矢口監督にとっては、初の原作小説の映画化作品、だそうですね。原作が、三浦しをんのベストセラー小説「神去なあなあ日常」と知らなかったので、クレジットを観て「…なるほど」だったのでした。丁寧なツクリと、ユーモラスさを交えた成長物語ぶりに、矢口史靖監督らしい、エンタメ精神も発揮!でヨカッタです。特に、お祭りイベントの迫力や、高い木の上から、下を見下ろすと…...
2015/04/13(月) 08:40:24 | のほほん便り
GOOD JOB!
美人目当てで林業体験にきたニート小僧(染谷将太)が、1年でだんだんと山の男になっていく。お仕事もの映画の王道をいくよい映画でした(「銀の匙」と続けて鑑賞w ど ...
2015/04/21(火) 15:07:37 | ドラマでポン
まったり映画鑑賞。
先日の緑の中のお散歩の影響というわけじゃないけど。
WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~
染谷将太 (出演), 長澤まさみ (出演), 矢口史靖 (監督)
毎日お気楽に過ごしていた、チャランポランな男子・勇気(染谷将太)は、大学受験に失敗、彼女にもフラれ、散々な状態で高校の卒業式を迎える。
そんな時、ふと目にしたパンフレットの表紙でほほ笑む美女につら...
2016/07/01(金) 23:20:23 | 恋するタタタン
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