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2015年01月20日 (火) | 編集 |
天使が、舞い降りた街。
ブラジル、リオのスラムを舞台に、ある暗号を秘めた財布を拾った事から、三人の少年が街を牛耳る巨悪と対決する。
「ビリー・エリオット」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のスティーヴン・ダルドリー監督、「戦火の馬」「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」のリチャード・カーティス脚本のコンビは、一見社会派の設定を用いて、一大エンターテイメントを作り上げた。
最下層の子どもたちという絶対的弱者が、悪の手先となった警察という絶対的強者をいかにして出し抜くのか。
宗教的暗喩を巧みに織り込みながら、ロジカルに構成されたプロットは先を読ませず、テンポよくスピーディーな演出は、観客を少年たちと共にスラムの冒険譚へと誘う。
※核心部分に触れています。
巨大都市リオのゴミ捨て場。
膨大なゴミの中から使えるものを探して暮らす、14歳の少年ラファエル(リックソン・テベス)は、ある日ひとつの財布を拾う。
中に入っていたのは、少しのお金、IDカード、少女の写真、数字の書かれたメモ、どこかのコインロッカーの鍵。
だがこの財布には、街の運命を左右する重大な秘密が隠されていた。
警察はスラムに乗り込み、住人達を動員して大捜索に乗り出す。
財布に、何か秘密があると考えたラファエルは、友達のガルド(エデュアルド・ルイス)とラット(ガブリエル・ウェインスタイン)と共に、隠された暗号の謎に挑む。
しかしそれは少年たちにとって、あまりにも危険すぎる冒険の始まりだった・・・・
ブラジルを舞台としたポルトガル語劇だが、原作者も脚本家も監督もイギリス人。
英国の映画人が、異郷で撮った社会派ルックの痛快エンタメという点では「スラムドッグ$ミリオネラ」、カオスのリオのスラムで暮らす少年たちの物語という点では、フェルナンド・メイレレスの傑作「シティ・オブ・ゴッド」を思わせる。
本作はこの2本に「グーニーズ」的少年たちの冒険と、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の謎解き要素をミックスして、割ったようなテイストだ。
主人公の少年たちと、彼らを見守るマーチン・シーンのジュリアード神父やルーニー・マーラー演じるオリビア先生との距離感なども、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」と似た印象。
ブラジルでも屈指の大都市リオは、2016年のオリンピック開催を控え、急速な開発が進む。
しかし、華やかな経済発展の一方、繁栄から取り残されたスラムが広がり、本作の主人公の少年たちは、広大なゴミ捨て場からまだ使える物を拾って、僅かばかりの金に換える、格差社会の中でも最下層に属する。
働いても、働いても、貧困からは抜け出せず、権力を振るう警察には人間扱いされない。
そんな掃き溜めに暮らすラファエルが、ある日ゴミの中からひとつの財布を拾う。
実は財布の中には、心ある人々を弾圧し、私利私欲の為にリオ市長になろうとしている悪漢、サントスの犯罪の証拠のありかを示した暗号が隠されている。
サントスの腹心でありながら、彼の悪を暴こうとした男は捕まり、殺されてしまうが暗号を隠した財布だけはゴミ収集車に落ち、行方不明になったのだ。
当然サントスは慌てふためき、買収した警察を動員して財布を大捜索。
だが、財布にかけられた賞金にも、ラファエルは動じず、逆にボロボロの財布を必死で探す警察の動きに不信を抱き、暗号の正体を探り始めるのだ。
信仰心が厚く、権力に媚びない彼のファーストプライオリティは、「正しいことをする」なのである。
終盤ジュリアード神父が、事件の顛末を旧約聖書の出エジプト記になぞらえる描写があるが、本作の大きな特徴は現実へのアンチテーゼとしてのある種のファンタジー性、宗教的暗喩性と言えるだろう。
キーワードは物語に隠された、幾人もの天使たちだ。
まず事件の発端となる財布の持ち主の名は、ジョセ・アンジェロ。
アンジェロの語源は天使、あるいは神のメッセンジャーである。
そして最初に財布を拾う少年の名は、特にカソリックで深く信仰されている、癒しの大天使と同じラファエル。
つまり、神から使わされたメッセージを、人々を癒すべき天使が受け取り、行動を起こしたという事なのだ。
だとすると、行動的で武闘派のガルドはミカエル、ラファエルを事件の謎をとく鍵となる手紙へと導くラットは、ガブリエルなのかもしれない。
そういえば、なぜかジュリアード神父が、ラットの事を「ガブリエル」と呼ぶシーンがあったような気がするが、記憶違いか?
ラファエルと仲間たちは財布にあったコインロッカーの鍵から手紙を見つけ、オリビア先生の手を借りながら、今度は刑務所にいる手紙の宛先の人物の言葉を聞く。
そうして自分たちが追っている事の本当の意味を知ったラファエルたちは、警察の追っ手を掻い潜り、聖書の言葉に導かれ、スラムを駆け巡る大冒険の末に目的の場所を探り当てるのである。
途中では警察に捕まって拷問されたり、危うく殺されそうになったりもするのだが、それでも決して正しい事をするのを諦めない。
そんな少年たちのピュアで気高い行いは、ギブアップする事に慣れてしまった大人たちの心も、少しずつ変えてゆく。
サントスの秘密を暴いて失脚させるのは、搾取する者とされる者の関係を、当たり前の事として受け入れてしまっている社会に、変革の炎をつける第一歩。
天使の名を持つ少年たちは、幼いからこそ恐れを知らず、自分の信じる道を突き進む。
しかしクライマックスに至って、映画はさらに驚きの展開を迎えるのだ。
以下の記述は、劇中では狙って曖昧にされている部分なので、あくまでも私の解釈。
地上で奮闘する小さき天使たちの絶体絶命の危機に対して、神は遂に本物の天使を送り込んでくるのである。
やっとの事で暗号を解き、たどり着いた墓地で、ラファエルが見たものは、ジョセの愛娘ピアの墓。
ジョセは棺の中に、サントスから奪った金と犯罪の証拠である帳簿を隠していたのだ。
ところが、ラファエルが墓地に飾られていた天使像を見た直後、死んだはずのピアが姿を現す。
「お父さんが、ここは安全だからと私を隠した」と彼女は言うが、言葉通り信じるには、あまりにも不自然なシチュエーションで、そこに至るまでのリアリテイ重視のスタンスからは明らかに異質。
そもそもジョセがサントスを裏切って、このタイミングで行動を起こした理由はなにか。
彼の言動を見る限りでは、何よりも大切な娘の死によって、失うものが無くなったからだと考えるのが一番自然である。
それならば、墓場に現れラファエルたちの危機を救ったのは、単なる父に見捨てられた子どもではなく、神に使わされた天使ピアと解釈するのが一番しっくりくる。
そう考えると、ここからエピローグにかけてのファンタジー的な展開にも、象徴的な意味を見出せるだろう。
正しい行動をすることによって、悪魔に虐げられた人々を救った小さき天使たちは理想郷へと去り、彼らに導かれた人々は、遂に“エクソダス”を迎える。
これは、現在のリオを舞台とした聖書の再現であり、奇跡を描いた寓話なのだろう。
まあ、終盤の展開は捉え方によってはえらくご都合主義にも見えるかもしれず、ここをどう受け取るかによって本作の印象はだいぶ変わってくるのではないだろうか。
私的には厳しい現実に対する、映画という虚構によるカウンターとして十分にアリだと思うし、気持ちよく楽しませてもらった。
今回はブラジルの代表的カクテル、「カイピリーニャ」をチョイス。
グラスに、皮ごと1、2センチ角にぶつ切りにしたライムと砂糖1〜2tspを入れてつぶす。
適量のクラッシュドアイスとカシャッサ45mlを注ぎ入れ、軽く混ぜ合わせて完成。
元々やや重い口当たりのカシャッサを、ライムの清涼さがスッキリと引き立てている。
国内のブラジル料理店でもお馴染みのカクテルだ。
それにしても、リオデジャネイロって、「ワイルド・スピード」でも悪漢に支配された犯罪都市として描かれてたけど、普通に撮影協力しているのね。
現地の人たちは、これら外国製リオ映画をどう思っているんだろうか。ちょっと聞いてみたい。
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ブラジル、リオのスラムを舞台に、ある暗号を秘めた財布を拾った事から、三人の少年が街を牛耳る巨悪と対決する。
「ビリー・エリオット」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のスティーヴン・ダルドリー監督、「戦火の馬」「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」のリチャード・カーティス脚本のコンビは、一見社会派の設定を用いて、一大エンターテイメントを作り上げた。
最下層の子どもたちという絶対的弱者が、悪の手先となった警察という絶対的強者をいかにして出し抜くのか。
宗教的暗喩を巧みに織り込みながら、ロジカルに構成されたプロットは先を読ませず、テンポよくスピーディーな演出は、観客を少年たちと共にスラムの冒険譚へと誘う。
※核心部分に触れています。
巨大都市リオのゴミ捨て場。
膨大なゴミの中から使えるものを探して暮らす、14歳の少年ラファエル(リックソン・テベス)は、ある日ひとつの財布を拾う。
中に入っていたのは、少しのお金、IDカード、少女の写真、数字の書かれたメモ、どこかのコインロッカーの鍵。
だがこの財布には、街の運命を左右する重大な秘密が隠されていた。
警察はスラムに乗り込み、住人達を動員して大捜索に乗り出す。
財布に、何か秘密があると考えたラファエルは、友達のガルド(エデュアルド・ルイス)とラット(ガブリエル・ウェインスタイン)と共に、隠された暗号の謎に挑む。
しかしそれは少年たちにとって、あまりにも危険すぎる冒険の始まりだった・・・・
ブラジルを舞台としたポルトガル語劇だが、原作者も脚本家も監督もイギリス人。
英国の映画人が、異郷で撮った社会派ルックの痛快エンタメという点では「スラムドッグ$ミリオネラ」、カオスのリオのスラムで暮らす少年たちの物語という点では、フェルナンド・メイレレスの傑作「シティ・オブ・ゴッド」を思わせる。
本作はこの2本に「グーニーズ」的少年たちの冒険と、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の謎解き要素をミックスして、割ったようなテイストだ。
主人公の少年たちと、彼らを見守るマーチン・シーンのジュリアード神父やルーニー・マーラー演じるオリビア先生との距離感なども、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」と似た印象。
ブラジルでも屈指の大都市リオは、2016年のオリンピック開催を控え、急速な開発が進む。
しかし、華やかな経済発展の一方、繁栄から取り残されたスラムが広がり、本作の主人公の少年たちは、広大なゴミ捨て場からまだ使える物を拾って、僅かばかりの金に換える、格差社会の中でも最下層に属する。
働いても、働いても、貧困からは抜け出せず、権力を振るう警察には人間扱いされない。
そんな掃き溜めに暮らすラファエルが、ある日ゴミの中からひとつの財布を拾う。
実は財布の中には、心ある人々を弾圧し、私利私欲の為にリオ市長になろうとしている悪漢、サントスの犯罪の証拠のありかを示した暗号が隠されている。
サントスの腹心でありながら、彼の悪を暴こうとした男は捕まり、殺されてしまうが暗号を隠した財布だけはゴミ収集車に落ち、行方不明になったのだ。
当然サントスは慌てふためき、買収した警察を動員して財布を大捜索。
だが、財布にかけられた賞金にも、ラファエルは動じず、逆にボロボロの財布を必死で探す警察の動きに不信を抱き、暗号の正体を探り始めるのだ。
信仰心が厚く、権力に媚びない彼のファーストプライオリティは、「正しいことをする」なのである。
終盤ジュリアード神父が、事件の顛末を旧約聖書の出エジプト記になぞらえる描写があるが、本作の大きな特徴は現実へのアンチテーゼとしてのある種のファンタジー性、宗教的暗喩性と言えるだろう。
キーワードは物語に隠された、幾人もの天使たちだ。
まず事件の発端となる財布の持ち主の名は、ジョセ・アンジェロ。
アンジェロの語源は天使、あるいは神のメッセンジャーである。
そして最初に財布を拾う少年の名は、特にカソリックで深く信仰されている、癒しの大天使と同じラファエル。
つまり、神から使わされたメッセージを、人々を癒すべき天使が受け取り、行動を起こしたという事なのだ。
だとすると、行動的で武闘派のガルドはミカエル、ラファエルを事件の謎をとく鍵となる手紙へと導くラットは、ガブリエルなのかもしれない。
そういえば、なぜかジュリアード神父が、ラットの事を「ガブリエル」と呼ぶシーンがあったような気がするが、記憶違いか?
ラファエルと仲間たちは財布にあったコインロッカーの鍵から手紙を見つけ、オリビア先生の手を借りながら、今度は刑務所にいる手紙の宛先の人物の言葉を聞く。
そうして自分たちが追っている事の本当の意味を知ったラファエルたちは、警察の追っ手を掻い潜り、聖書の言葉に導かれ、スラムを駆け巡る大冒険の末に目的の場所を探り当てるのである。
途中では警察に捕まって拷問されたり、危うく殺されそうになったりもするのだが、それでも決して正しい事をするのを諦めない。
そんな少年たちのピュアで気高い行いは、ギブアップする事に慣れてしまった大人たちの心も、少しずつ変えてゆく。
サントスの秘密を暴いて失脚させるのは、搾取する者とされる者の関係を、当たり前の事として受け入れてしまっている社会に、変革の炎をつける第一歩。
天使の名を持つ少年たちは、幼いからこそ恐れを知らず、自分の信じる道を突き進む。
しかしクライマックスに至って、映画はさらに驚きの展開を迎えるのだ。
以下の記述は、劇中では狙って曖昧にされている部分なので、あくまでも私の解釈。
地上で奮闘する小さき天使たちの絶体絶命の危機に対して、神は遂に本物の天使を送り込んでくるのである。
やっとの事で暗号を解き、たどり着いた墓地で、ラファエルが見たものは、ジョセの愛娘ピアの墓。
ジョセは棺の中に、サントスから奪った金と犯罪の証拠である帳簿を隠していたのだ。
ところが、ラファエルが墓地に飾られていた天使像を見た直後、死んだはずのピアが姿を現す。
「お父さんが、ここは安全だからと私を隠した」と彼女は言うが、言葉通り信じるには、あまりにも不自然なシチュエーションで、そこに至るまでのリアリテイ重視のスタンスからは明らかに異質。
そもそもジョセがサントスを裏切って、このタイミングで行動を起こした理由はなにか。
彼の言動を見る限りでは、何よりも大切な娘の死によって、失うものが無くなったからだと考えるのが一番自然である。
それならば、墓場に現れラファエルたちの危機を救ったのは、単なる父に見捨てられた子どもではなく、神に使わされた天使ピアと解釈するのが一番しっくりくる。
そう考えると、ここからエピローグにかけてのファンタジー的な展開にも、象徴的な意味を見出せるだろう。
正しい行動をすることによって、悪魔に虐げられた人々を救った小さき天使たちは理想郷へと去り、彼らに導かれた人々は、遂に“エクソダス”を迎える。
これは、現在のリオを舞台とした聖書の再現であり、奇跡を描いた寓話なのだろう。
まあ、終盤の展開は捉え方によってはえらくご都合主義にも見えるかもしれず、ここをどう受け取るかによって本作の印象はだいぶ変わってくるのではないだろうか。
私的には厳しい現実に対する、映画という虚構によるカウンターとして十分にアリだと思うし、気持ちよく楽しませてもらった。
今回はブラジルの代表的カクテル、「カイピリーニャ」をチョイス。
グラスに、皮ごと1、2センチ角にぶつ切りにしたライムと砂糖1〜2tspを入れてつぶす。
適量のクラッシュドアイスとカシャッサ45mlを注ぎ入れ、軽く混ぜ合わせて完成。
元々やや重い口当たりのカシャッサを、ライムの清涼さがスッキリと引き立てている。
国内のブラジル料理店でもお馴染みのカクテルだ。
それにしても、リオデジャネイロって、「ワイルド・スピード」でも悪漢に支配された犯罪都市として描かれてたけど、普通に撮影協力しているのね。
現地の人たちは、これら外国製リオ映画をどう思っているんだろうか。ちょっと聞いてみたい。

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この記事へのコメント
なるほど、そういえば確かに登場人物の名前は天使の名前ですわ。
そこを見抜けなかった私はまだまだ勉強不足。
「シティ・オブ・ゴッド」ならぬ「シティ・オブ・エンジェル」も納得。
ニコラス・ケイジやメグ・ライアンは出演してませんけどね。
そこを見抜けなかった私はまだまだ勉強不足。
「シティ・オブ・ゴッド」ならぬ「シティ・オブ・エンジェル」も納得。
ニコラス・ケイジやメグ・ライアンは出演してませんけどね。
ノラネコさん☆
社会派のテーマにうまい具合にエンタメ性を盛り込んでなかなか成功した作品と思いました。
この物語の主軸はあくまでピュアな少年たちの目なので、スラムを舞台に飛び回る天使たちの物語は、「シティーオブゴッド」のような超現実な作品が苦手な多くの人にも見てもらえそうですよね☆
社会派のテーマにうまい具合にエンタメ性を盛り込んでなかなか成功した作品と思いました。
この物語の主軸はあくまでピュアな少年たちの目なので、スラムを舞台に飛び回る天使たちの物語は、「シティーオブゴッド」のような超現実な作品が苦手な多くの人にも見てもらえそうですよね☆
こんばんは。
なかなか面白かったです、やはりこの脚本と監督コンビなので、かな。
>なぜかジュリアード神父が、ラットの事を「ガブリエル」と呼ぶシーンがあったような気がするが、記憶違いか
これ、ラストでの置き手紙のイラストの下に名前書いてあってそれがガブリエルでしたよね?
ラットの本名でしょうねー
子供たちが皆良かったですね。
なかなか面白かったです、やはりこの脚本と監督コンビなので、かな。
>なぜかジュリアード神父が、ラットの事を「ガブリエル」と呼ぶシーンがあったような気がするが、記憶違いか
これ、ラストでの置き手紙のイラストの下に名前書いてあってそれがガブリエルでしたよね?
ラットの本名でしょうねー
子供たちが皆良かったですね。
>にゃむばななさん
メイレレスにとっては、「ゴッド」の兄弟編みたいな物なのかもしれませんね。
そう言えば「シティ・オブ・エンジェル」実際にありましたよね。
「ベルリン 天使の詩」のリメイクでしたっけ。
>ノルウェーまだ〜むさん
社会派の超リアル系だと、それだけで拒絶感持ってしまう人もいるだろうし、本作の半分リアルで半分ファンタジーという作りはありだと思います。
実話でなければテーマを伝えられれば良いわけだし。
入りやすさというのは本作のポイントですね。
>migさん
あーそうそう、そこですね。
ラファエルにガブリエル。天使の名前を持つ子どもたちの大冒険は、爽やかな後味を残してくれました。
脚本家と演出家の特質がうまく合った例でしょうね。
この二人には再タッグを期待したいです。
メイレレスにとっては、「ゴッド」の兄弟編みたいな物なのかもしれませんね。
そう言えば「シティ・オブ・エンジェル」実際にありましたよね。
「ベルリン 天使の詩」のリメイクでしたっけ。
>ノルウェーまだ〜むさん
社会派の超リアル系だと、それだけで拒絶感持ってしまう人もいるだろうし、本作の半分リアルで半分ファンタジーという作りはありだと思います。
実話でなければテーマを伝えられれば良いわけだし。
入りやすさというのは本作のポイントですね。
>migさん
あーそうそう、そこですね。
ラファエルにガブリエル。天使の名前を持つ子どもたちの大冒険は、爽やかな後味を残してくれました。
脚本家と演出家の特質がうまく合った例でしょうね。
この二人には再タッグを期待したいです。
2015/01/22(木) 00:17:40 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
こんにちは。
台本と演出が絶妙に合わさった作品だったと思います。
天使の名前を登場人物に隠しているのがミソ。
「ピア=送りこまれた本物の天使」の表現を使っていらっしゃる投稿、素敵だと思いました。
カイピリーニャって、どんな味かな。強い感じだけれど。
台本と演出が絶妙に合わさった作品だったと思います。
天使の名前を登場人物に隠しているのがミソ。
「ピア=送りこまれた本物の天使」の表現を使っていらっしゃる投稿、素敵だと思いました。
カイピリーニャって、どんな味かな。強い感じだけれど。
>ここなつさん
スティーヴン・ダルドリーとリチャード・カーティスの相性は抜群ですね。
是非再タッグを望みたいです。
カイピリーニャは国内でもたいていのブラジル料理店で飲めますよ。
夏向きのカクテルで美味しいです。
スティーヴン・ダルドリーとリチャード・カーティスの相性は抜群ですね。
是非再タッグを望みたいです。
カイピリーニャは国内でもたいていのブラジル料理店で飲めますよ。
夏向きのカクテルで美味しいです。
こんにちは。
コメントを頂いてから
なんと3か月も経ってしまいました。
この間、新しい仲間=猫のカノンが来たりで
何かとばたばた。
あと、そうですね。
Twitterで完結してしまうのがいけないのでしょうか?
ブログはどうしても時間がとられてしまって…。
ノラネコさん、精力的なのでもう頭が下がります。
でも、まだまだ続けますので
これからもよろしくお願いいたします。
コメントを頂いてから
なんと3か月も経ってしまいました。
この間、新しい仲間=猫のカノンが来たりで
何かとばたばた。
あと、そうですね。
Twitterで完結してしまうのがいけないのでしょうか?
ブログはどうしても時間がとられてしまって…。
ノラネコさん、精力的なのでもう頭が下がります。
でも、まだまだ続けますので
これからもよろしくお願いいたします。
>えいさん
ブログは確かに時間かかるのですけど、何気にツイッターが下書きみたいになって、文章纏めるのに時間がかからなくなりました。
cocoやfilmarksなどの映画SNSも上手く使うと、ブログとの相互補完になって便利ですよ。
ブログは確かに時間かかるのですけど、何気にツイッターが下書きみたいになって、文章纏めるのに時間がかからなくなりました。
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恐れるな。事は成された。
イギリス人のスティーブン・ダルドリーが監督を、イギリスを拠点に活動するニュージーランド人のリチャード・カーティスが脚本を担当し、ブラジル人の ...
2015/01/20(火) 23:26:51 | こねたみっくす
『愛を読むひと』や『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のスティーヴン・ダルドリー監督、『パイレーツ・ロック』や『アバウト・タイム 愛おしい時間について』のリチャード・カーティスが脚本を担当し、ブラジルのゴミ山に暮らす3人の貧しい少年たちが巻き込まれた事件の謎を解き明かしていくドラマだ。演じている少年たち以外にマーティン・シーンやルーニー・マーラーが出演している。
2015/01/21(水) 02:05:00 | MOVIE BOYS
「リトル・ダンサー」「愛を読むひと」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」などの
スティーヴン・ダルドリー監督×「ラブ・アクチュアリー」「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」など
監督としても名高いリチャード・カーティスが脚...
2015/01/21(水) 10:57:49 | 我想一個人映画美的女人blog
とにかく、この手の映画が大好き!
まだ1月だけど、加えて多分今年も年間ベストは作らないと思うけど・・・・・間違いなく私の今年のベスト5には入る。
いや、ナンバーワンだと断言してもいいくらい☆
2015/01/21(水) 17:51:35 | ノルウェー暮らし・イン・原宿
(英題:Trash)
----またまた間があいたのニャ。
もうすぐ2014年も終るというのに、
ちょっとヤバくニャい?
「う〜ん。
仕事も忙しかったし、
PCの調子が悪いのもあったんだけどね」
----まあ、言い訳はその程度にして、
今日の映画は?
「『トラッシュ! この街が輝く...
2015/01/22(木) 00:42:28 | ラムの大通り
製作国 イギリス/ブラジル
上映時間 114分
原作 アンディ・ムリガン『トラッシュ』(KADOKAWAメディアファクトリー刊)
脚本 リチャード・カーティス
監督 スティーヴン・ダルドリー
出演 マーティン・シーン/ルーニー・マーラ/ヒクソン・テヴェス/エドゥアルド・ルイス/...
2015/01/22(木) 23:04:18 | to Heart
ブラジルを舞台に貧困の中で生きる少年たちの命をかけた冒険を描いたドラマです。 予告編を観て、この少年たちがどんなことを成し遂げるのだろうと気になっていました。 ゴミの山と共に暮らしていた彼らの純粋な強さと行動力に引き込まれてしまうよな物語が描かれていました。
2015/01/22(木) 23:28:56 | とりあえず、コメントです
予告編とか邦題からは貧乏だけどお気楽でハートフルでちょっと謎も解いてみたりする話だと思ったんだけど、実際はだいぶ社会派だしエグい描写だしで思ってたのとかなり違った。
...
2015/01/24(土) 00:58:17 | 時間の無駄と言わないで
ブラジル、リオデジャネイロ郊外。 ゴミを拾って生活している3人の少年が、ある日ゴミ山でひとつのサイフを拾った。 そのサイフには世界を震撼させる重大な秘密が隠されていたため、警察は大捜索を開始し、街は大混乱に陥ってしまう。 少年たちは“正しい道”を選ぶため、サイフに隠された謎を解き明かす決心をする…。 冒険ドラマ。
2015/01/26(月) 10:16:45 | 象のロケット
TRASH
リオ郊外のゴミ集積場で働く14歳の少年、ラファエルは、ゴミの中から財布を
見つける。警察がその財布を探していると直感したラファエルは、仲間のガル
ド、ラット(ガブリエル)と共に、財布が秘めた謎に迫ろうとするのだが・・・。
大好きな監督、スティーヴン・ダルドリーとリチャード・カーティスが組んだ作品
とあらば、観逃すわけにはいきません。...
2015/01/28(水) 12:58:38 | 真紅のthinkingdays
心は貧しくない 公式サイト http://trashmovie.jp 原作: トラッシュ (アンディ・ムリガン著/MF文庫)監督: スティーヴン・ダルドリー 「リトルダンサー」 「愛を読むひと」脚本
2015/01/28(水) 15:24:37 | 風に吹かれて
かなり良かった。あの、私から涙拭くハンカチを手放させない「リトル・ダンサー」「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」のスティーブン・ダルドリー監督の作品だと思うと、「かなり」という修飾語は割愛されるかもしれないけれど。ちなみに今回はハンカチの必要は、無い。「お綺麗な」子供たちでないのがいい。子供に「子供らしさ」や「子供故の愚かさ」を求めるのはうんざりだから。彼らは彼らに欠けている親の愛さ...
2015/02/12(木) 17:47:37 | ここなつ映画レビュー
13日のことですが、映画「トラッシュ! この街が輝く日まで」を鑑賞しました。
リオデジャネイロ郊外でゴミ拾いをして暮らす3人の少年はゴミ山で一つの財布を見つける その財布には世界を揺るが秘密が隠されていた。
少年たちは自らの信念に基づきと財布に隠された謎を...
2015/04/14(火) 07:19:30 | 笑う社会人の生活
【概略】
ゴミを拾って生活している3人の少年は、ある日、ゴミ山の中で財布を拾うのだが…。
ドラマ
ブラジル、リオデジャネイロ郊外のスラムが舞台。ゴミを拾って生活している3人の少年は、ある日ゴミ山の中でひとつのサイフを拾う…。中身は、お金、ID、ポケットカレンダー、少女の写真、アニマル・ロトのカード、そしてコインロッカーのカギ。しかし、その財布には重大な秘密が隠されていた。
...
2015/06/11(木) 09:00:14 | いやいやえん
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