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2015年04月06日 (月) | 編集 |
魂を、叩きつける!
恐ろしいまでの緊迫感が持続する、超クールな音楽映画。
全米No.1の音楽大学を舞台に展開するのは、たった一人の天才を育てたい教師と、偉大な音楽家になりたいと願う生徒の、“指導”なんて緩い言葉は全く相応しくない、壮絶な“音バトル”だ。
お互いの全存在をかけた闘いは、観客の目を釘付けにし、心を鷲掴みにしてはなさない。
監督・脚本のデミアン・チャゼルは、元々ミュージシャン志望で、高校時代にジャズ・ドラムに打ち込んでいたという。
だからだろう、音楽シーンのリアリティは圧倒的。
全編100%キレキレ、ただの1カットも無駄が無く、スタイリッシュに編集されたビジュアルの一つ一つのイメージが視覚の音符となり、本編全体が完璧に構成された106分の「セッション」のようだ。
ジャズ・ドラマーを目指すニーマン(マイルズ・テラー)は、入学した音楽大学でスクールバンドを率いるフレッチャー教授(J・K・シモンズ)にスカウトされる。
学校を代表するバンドのメンバーになれれば、コンテストに参加してプロのスカウトの目に留まる可能性もあり、音楽家としての将来は大きく広がる。
喜び勇んで練習に参加したニーマンだったが、そこで目にしたのは一切の妥協を許さず完璧な演奏を追求する、狂気すら感じさせる地獄のレッスンだった。
常人には理解できない細かなミスに罵声を浴びせられ、時には暴力すら辞さないフレッチャーの要求に応えられなければ、無慈悲に切り捨てられライバルと交代させられる。
生活から音楽以外の要素を一切排除した練習漬けの毎日が続くなか、ニーマンは次第にバンド内でフレッチャーの信頼を得るようになってゆく。
だが大切なコンテストの当日、会場へと向かうニーマンを、予期せぬアクシデントが襲う・・・・
いやはや参った。
こんな凄まじい音楽映画は、過去に観たことがない。
これはもう、弾丸の代わりに意地と欲望と音符が飛び交う命がけの決闘だ。
芸術を志す若者と指導者の物語というと、高校演劇部を舞台に生徒と挫折した演劇人の先生を描く「幕が上がる」が記憶に新しいけど、さすがに本作は“教育"の範疇には収まるまい。
芸術教育というのは、創作を志す生徒をスキルアップさせ、可能な限り全員の可能性を伸ばし、そのフィールドで生きていける様に成長させるもの、と一般には認識されている。
本作のフレッチャーは、ある意味でそんな常識へのアンチテーゼなのである。
なにしろ彼の目標は、第二のチャーリー“バード”パーカー、音楽史に革命をもたらす偉大な天才を育て上げること、それだけなのだ。
確かに、芸術教育に携わる人間は、みんなどこかにフレッチャーの様な欲求は持っているだろう。
他の誰とも異なる、独自の音楽言語や映像言語を操る、伝説になりうる表現者を自らの手で育て上げたい。
だが実際にはダイヤの原石を見出し磨き上げることは、太平洋に沈んでいる一本の針を探し当てる様なもの。
だから、普通はそれなりの人材を育てる事で良しとするのだが、フレッチャーは違う。
彼は、凡才を育てようとは、最初から考えていないのである。
わずかでも可能性がありそうな若者を見つけたら、あらゆる手段を使ってその才能を開花させようとする。
そのためには、強烈なプレッシャーを与えて完璧を追及させるだけでなく、天才候補者をその気にさせるためには他の生徒を当て馬にする事も厭わない。
元々そんなに力がないのに、教師のエゴに利用されるだけの生徒にとってはたまったものではないが、フレッチャーにとっては、まだ見ぬ天才こそがオンリーワンの“作品”であって、たった一人を育てられれば、あとは全員潰しても良いと思っているのだ。
本作の主人公であるニーマンも、フレッチャーに選ばれた天才の可能性を持つ一人。
何も知らずにフレッチャーのバンド練習に参加した彼は、あまりに過酷な練習に思いっきりビビりながらも、いつしか生活の全てを音楽に捧げ、何とか超ハイレベルな要求に食らいついてゆく。
実はこの男も、温和な仮面の下に、フレッチャーに劣らぬ相当に曲者の素顔を隠している。
平凡な両親のもと、音楽とは縁遠い家庭に育ち、全米No.1の音大のスクルールバンドの主奏者に抜擢されても、家族や親しい人たちにその価値がわかるほど素養のある者はいない。
彼にとっては、プロとして音楽界の伝説になる事が、承認欲求を満たす唯一の手段なのだ。
だから、フレッチャーのバンドに誘われ、練習漬けの毎日が始まると、自分から口説いた彼女すら、足手まといだからとあっさり捨てる。
当然、そんなエゴイスティック性格では友達もいない。
ニーマンもまたフレッチャーと似た一面を秘めつつ、練習量に比例して強烈な自信と共に対抗心を育ててゆくのだ。
彼が父親と観に行く映画が、ジュールズ・ダッシンの名作ノワール「男の争い」なのは象徴的。
これは赤狩りでアメリカを追われたダッシンが、フランスで撮った最高傑作だが、宝石強盗とそれに続くギャングの争いを通して、逆境に対する人間の気高さ、湧き上がる怒りを表現した作品である。
偉大な音楽家になるには、ニーマンはフレッチャーの狂気に支配される事なく、不屈の闘志で跳ね返さねばならないのだ。
ハイテンションな名シーンが連続する本作でも、拗れに拗れた関係の二人のエゴイストが、和解に見せかけて激突するクライマックスは、お互いにもう後が無い魂の果し合い。
復活の舞台で、意表をつく罠を仕掛けたフレッチャーに対して、ニーマンもまた予想だにしない行動で逆襲。
二人の男の意地と野心、音楽への飽くなき欲求が生み出す音が、奇跡のセッションを生み出し、観客はもはや瞬きも、息をする事すら忘れてスクリーンに吸いつけられる。
「ラスト9分19秒の衝撃」というキャッチコピーに全く偽りはなく、全てが終わるのがあと1分遅かったら、私は酸欠になっていたかもしれない。
それにしても、最後フレッチャーはどこまで計算していたのだろう。
「第二のチャーリー・パーカーは絶対に潰されない」という言葉から推測するに、自分の復讐心に嘘はなく、ニーマンが本物かどうかには確信がない。
あの仕打ちで彼が諦めるならば所詮それまで。
ところがニーマンからの思わぬ反撃を受けて、今まさに伝説を発掘してる、という確信に変わっていった様に思うのだが。
原題の「Whiplash」とは、劇中で主人公が練習しているハンク・レヴィによる有名な楽曲だが、「鞭で打つ」という意味を持ち、フレッチャーのスパルタ教育と掛けられている。
まあ映画だから良いけど、さすがに本当にコレやっちゃうと、天才を育てる前に自分が潰されちゃうだろうなあ。
今回は、音楽をモチーフとした映画という事で、久々に「オーパス・ワン」の2011をチョイス。
元々、力強いボディに繊細でフルーティな香り、絶妙の酸味に滑らかなフィニッシュと、バランスの良さが魅力の高級ワインではあったものの、某マンガに取り上げられたおかげで、日本での販売価格がバカみたいに高くなってしまった。
最近はある程度落ち着いたものの、それでも国外の良心的ショップで買う場合の倍位はするので、送料を入れても現地購入が吉。
寝かせても、若くても美味しいワインだが、2011だともうしばらくは置いた方がベターだろう。
記事が気に入ったらクリックしてね
恐ろしいまでの緊迫感が持続する、超クールな音楽映画。
全米No.1の音楽大学を舞台に展開するのは、たった一人の天才を育てたい教師と、偉大な音楽家になりたいと願う生徒の、“指導”なんて緩い言葉は全く相応しくない、壮絶な“音バトル”だ。
お互いの全存在をかけた闘いは、観客の目を釘付けにし、心を鷲掴みにしてはなさない。
監督・脚本のデミアン・チャゼルは、元々ミュージシャン志望で、高校時代にジャズ・ドラムに打ち込んでいたという。
だからだろう、音楽シーンのリアリティは圧倒的。
全編100%キレキレ、ただの1カットも無駄が無く、スタイリッシュに編集されたビジュアルの一つ一つのイメージが視覚の音符となり、本編全体が完璧に構成された106分の「セッション」のようだ。
ジャズ・ドラマーを目指すニーマン(マイルズ・テラー)は、入学した音楽大学でスクールバンドを率いるフレッチャー教授(J・K・シモンズ)にスカウトされる。
学校を代表するバンドのメンバーになれれば、コンテストに参加してプロのスカウトの目に留まる可能性もあり、音楽家としての将来は大きく広がる。
喜び勇んで練習に参加したニーマンだったが、そこで目にしたのは一切の妥協を許さず完璧な演奏を追求する、狂気すら感じさせる地獄のレッスンだった。
常人には理解できない細かなミスに罵声を浴びせられ、時には暴力すら辞さないフレッチャーの要求に応えられなければ、無慈悲に切り捨てられライバルと交代させられる。
生活から音楽以外の要素を一切排除した練習漬けの毎日が続くなか、ニーマンは次第にバンド内でフレッチャーの信頼を得るようになってゆく。
だが大切なコンテストの当日、会場へと向かうニーマンを、予期せぬアクシデントが襲う・・・・
いやはや参った。
こんな凄まじい音楽映画は、過去に観たことがない。
これはもう、弾丸の代わりに意地と欲望と音符が飛び交う命がけの決闘だ。
芸術を志す若者と指導者の物語というと、高校演劇部を舞台に生徒と挫折した演劇人の先生を描く「幕が上がる」が記憶に新しいけど、さすがに本作は“教育"の範疇には収まるまい。
芸術教育というのは、創作を志す生徒をスキルアップさせ、可能な限り全員の可能性を伸ばし、そのフィールドで生きていける様に成長させるもの、と一般には認識されている。
本作のフレッチャーは、ある意味でそんな常識へのアンチテーゼなのである。
なにしろ彼の目標は、第二のチャーリー“バード”パーカー、音楽史に革命をもたらす偉大な天才を育て上げること、それだけなのだ。
確かに、芸術教育に携わる人間は、みんなどこかにフレッチャーの様な欲求は持っているだろう。
他の誰とも異なる、独自の音楽言語や映像言語を操る、伝説になりうる表現者を自らの手で育て上げたい。
だが実際にはダイヤの原石を見出し磨き上げることは、太平洋に沈んでいる一本の針を探し当てる様なもの。
だから、普通はそれなりの人材を育てる事で良しとするのだが、フレッチャーは違う。
彼は、凡才を育てようとは、最初から考えていないのである。
わずかでも可能性がありそうな若者を見つけたら、あらゆる手段を使ってその才能を開花させようとする。
そのためには、強烈なプレッシャーを与えて完璧を追及させるだけでなく、天才候補者をその気にさせるためには他の生徒を当て馬にする事も厭わない。
元々そんなに力がないのに、教師のエゴに利用されるだけの生徒にとってはたまったものではないが、フレッチャーにとっては、まだ見ぬ天才こそがオンリーワンの“作品”であって、たった一人を育てられれば、あとは全員潰しても良いと思っているのだ。
本作の主人公であるニーマンも、フレッチャーに選ばれた天才の可能性を持つ一人。
何も知らずにフレッチャーのバンド練習に参加した彼は、あまりに過酷な練習に思いっきりビビりながらも、いつしか生活の全てを音楽に捧げ、何とか超ハイレベルな要求に食らいついてゆく。
実はこの男も、温和な仮面の下に、フレッチャーに劣らぬ相当に曲者の素顔を隠している。
平凡な両親のもと、音楽とは縁遠い家庭に育ち、全米No.1の音大のスクルールバンドの主奏者に抜擢されても、家族や親しい人たちにその価値がわかるほど素養のある者はいない。
彼にとっては、プロとして音楽界の伝説になる事が、承認欲求を満たす唯一の手段なのだ。
だから、フレッチャーのバンドに誘われ、練習漬けの毎日が始まると、自分から口説いた彼女すら、足手まといだからとあっさり捨てる。
当然、そんなエゴイスティック性格では友達もいない。
ニーマンもまたフレッチャーと似た一面を秘めつつ、練習量に比例して強烈な自信と共に対抗心を育ててゆくのだ。
彼が父親と観に行く映画が、ジュールズ・ダッシンの名作ノワール「男の争い」なのは象徴的。
これは赤狩りでアメリカを追われたダッシンが、フランスで撮った最高傑作だが、宝石強盗とそれに続くギャングの争いを通して、逆境に対する人間の気高さ、湧き上がる怒りを表現した作品である。
偉大な音楽家になるには、ニーマンはフレッチャーの狂気に支配される事なく、不屈の闘志で跳ね返さねばならないのだ。
ハイテンションな名シーンが連続する本作でも、拗れに拗れた関係の二人のエゴイストが、和解に見せかけて激突するクライマックスは、お互いにもう後が無い魂の果し合い。
復活の舞台で、意表をつく罠を仕掛けたフレッチャーに対して、ニーマンもまた予想だにしない行動で逆襲。
二人の男の意地と野心、音楽への飽くなき欲求が生み出す音が、奇跡のセッションを生み出し、観客はもはや瞬きも、息をする事すら忘れてスクリーンに吸いつけられる。
「ラスト9分19秒の衝撃」というキャッチコピーに全く偽りはなく、全てが終わるのがあと1分遅かったら、私は酸欠になっていたかもしれない。
それにしても、最後フレッチャーはどこまで計算していたのだろう。
「第二のチャーリー・パーカーは絶対に潰されない」という言葉から推測するに、自分の復讐心に嘘はなく、ニーマンが本物かどうかには確信がない。
あの仕打ちで彼が諦めるならば所詮それまで。
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原題の「Whiplash」とは、劇中で主人公が練習しているハンク・レヴィによる有名な楽曲だが、「鞭で打つ」という意味を持ち、フレッチャーのスパルタ教育と掛けられている。
まあ映画だから良いけど、さすがに本当にコレやっちゃうと、天才を育てる前に自分が潰されちゃうだろうなあ。
今回は、音楽をモチーフとした映画という事で、久々に「オーパス・ワン」の2011をチョイス。
元々、力強いボディに繊細でフルーティな香り、絶妙の酸味に滑らかなフィニッシュと、バランスの良さが魅力の高級ワインではあったものの、某マンガに取り上げられたおかげで、日本での販売価格がバカみたいに高くなってしまった。
最近はある程度落ち着いたものの、それでも国外の良心的ショップで買う場合の倍位はするので、送料を入れても現地購入が吉。
寝かせても、若くても美味しいワインだが、2011だともうしばらくは置いた方がベターだろう。

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この記事へのコメント
こんばんは。
面白かったですねー
音楽もドラムもジャズも大好きなんですが
まさに魂をぶつけあい。
ラストはああくると思わなかったので圧巻でした〜。
バードマンみてきましたが
面白さでいうとこっちの方が面白かった。
面白かったですねー
音楽もドラムもジャズも大好きなんですが
まさに魂をぶつけあい。
ラストはああくると思わなかったので圧巻でした〜。
バードマンみてきましたが
面白さでいうとこっちの方が面白かった。
>migさん
うん、ピュアエンタメとしては本作は今年のアカデミー作品賞候補作品の中でもダントツの一本ですね。
全編キレキレで、全く気を抜けないまま圧倒されて終わりました。
ジャズを聴くのは好きですけど、どっちかというとまったりしたイメージがあったので、ここまでハードなスタイルで作ったのはイメージのギャップがあって面白かったですね。
うん、ピュアエンタメとしては本作は今年のアカデミー作品賞候補作品の中でもダントツの一本ですね。
全編キレキレで、全く気を抜けないまま圧倒されて終わりました。
ジャズを聴くのは好きですけど、どっちかというとまったりしたイメージがあったので、ここまでハードなスタイルで作ったのはイメージのギャップがあって面白かったですね。
2015/04/15(水) 00:34:47 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
凄まじかった!まさに一打に魂を乗せて叩く渾身の勝負だったですね。痺れました、息ができないほどだったです。
なまっちょろい相互理解でめでたしめでたしなんて物語じゃない。彼らは人である前にアーティストで、己の全存在をかけていた。ほんと痺れました。やられた!!!
俺もmigさんじゃないですが、「バードマン」も良かったけど、こちらのほうが俺の中では断然好きです。
なまっちょろい相互理解でめでたしめでたしなんて物語じゃない。彼らは人である前にアーティストで、己の全存在をかけていた。ほんと痺れました。やられた!!!
俺もmigさんじゃないですが、「バードマン」も良かったけど、こちらのほうが俺の中では断然好きです。
2015/04/18(土) 00:11:38 | URL | Caine #5spKqTaY[ 編集]
>Caineさん
これはもう文句無しですね。
無駄を極限まで削ぎ落とし、本当に題材の本質の部分で勝負した傑作でした。
まさしく音楽の「明日のジョー」。
9分19秒が終わった時には、真っ白に燃え尽きてました。
これはもう文句無しですね。
無駄を極限まで削ぎ落とし、本当に題材の本質の部分で勝負した傑作でした。
まさしく音楽の「明日のジョー」。
9分19秒が終わった時には、真っ白に燃え尽きてました。
2015/04/19(日) 01:35:04 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
この映画、フレッチャーの立場で見るか、ニーマンの立場で見るかでも評価は多少なりとも変わってくるでしょうね。
フレッチャーがどこまで計算していたのかと見る面白さと共に、ニーマンが恩返しを復讐で果たす面白さが満載のラスト9分19秒。
で、最高の瞬間を迎えた途端にEDロールが始まる格好良さ。
凄い以上に、格好いい映画でもありましたよ。
フレッチャーがどこまで計算していたのかと見る面白さと共に、ニーマンが恩返しを復讐で果たす面白さが満載のラスト9分19秒。
で、最高の瞬間を迎えた途端にEDロールが始まる格好良さ。
凄い以上に、格好いい映画でもありましたよ。
>にゃむばななさん
そうなんですよ~
ぶっちゃけどっちもクソみたいな奴でもあるんだけど、死力を尽くした激突は文句なしに超カッコ良い。
映画観て、ああクールだなあと思わされたのは久しぶり。
そうなんですよ~
ぶっちゃけどっちもクソみたいな奴でもあるんだけど、死力を尽くした激突は文句なしに超カッコ良い。
映画観て、ああクールだなあと思わされたのは久しぶり。
今ネットで話題になっている、映画評論家の町山さんとジャズミュージシャンの菊地さんとの「セッション!」を巡る批評バトルについて、ノラネコさんのご意見も是非伺いたいです。
2015/04/22(水) 16:24:16 | URL | #-[ 編集]
菊池さんの書いた文章は読みましたが、残念ながらそれに町山さんがどう応えたのかは知りません。
正直、彼らのバトルはあんま興味ないので。
私的には、菊池さんの文章は、本職の人の視点としては面白かったけど、では映画の本質を捉えてるかというと、「アメリカンスナイパー」の時同様、全くの筋違いだと思います。
彼は本職が聞けば「中の下」程度のジャズと書いてましたが、映画は別に本職のために作るものじゃないし、そもそもこれ大学一年生の設定なんだから、プロレベルで中の下ならとんでもなく凄いじゃんかと(´-ω-`)
リアルとリアリティの区別がついてないんだなと思いました。
正直、彼らのバトルはあんま興味ないので。
私的には、菊池さんの文章は、本職の人の視点としては面白かったけど、では映画の本質を捉えてるかというと、「アメリカンスナイパー」の時同様、全くの筋違いだと思います。
彼は本職が聞けば「中の下」程度のジャズと書いてましたが、映画は別に本職のために作るものじゃないし、そもそもこれ大学一年生の設定なんだから、プロレベルで中の下ならとんでもなく凄いじゃんかと(´-ω-`)
リアルとリアリティの区別がついてないんだなと思いました。
ノラネコさま
はじめまして、鉦鼓亭と申します。
この作品、良い意味で一直線の映画でした。
1対1の単純なストーリを、よくここまで見せたと思います。
フレッチャーの個性が「夢に出て来そう」なくらい強烈で、彼の映画でした。
自分のブログにリンクしたいと思います。
宜しくお願い致します。
はじめまして、鉦鼓亭と申します。
この作品、良い意味で一直線の映画でした。
1対1の単純なストーリを、よくここまで見せたと思います。
フレッチャーの個性が「夢に出て来そう」なくらい強烈で、彼の映画でした。
自分のブログにリンクしたいと思います。
宜しくお願い致します。
>鉦鼓亭さん
まさにどストレート、キャラ立ちしまくった怪人たちによる、1対1の火花散る音バトルでした。
リンクはフリーですから、ご自由にどうぞ。
まさにどストレート、キャラ立ちしまくった怪人たちによる、1対1の火花散る音バトルでした。
リンクはフリーですから、ご自由にどうぞ。
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名門校シェイファー音楽院に入学した19歳のドラマーのニーマンは、フレッチャー教授が指揮するスタジオ・バンドにスカウトされる。 喜んだのも束の間、待っていたのは完璧を求める狂気のレッスン。 泣いて帰ったニーマンは、肉が裂け血の噴き出す手に絆創膏を貼り、ひたすらドラムを叩き続ける。 主奏者の譜めくりをする控え奏者だったニーマンに、ある日チャンスが巡ってくるのだが…。 音楽サスペンス。
2015/04/10(金) 08:24:56 | 象のロケット
セッション@よみうりホール
2015/04/10(金) 18:26:39 | あーうぃ だにぇっと
昔っから、バンド組んだとしたらボーカルか「ドラムやりたい」ってずーっと思ってたわたし。
すいません。考え甘かった
アカデミー賞作品賞ノミネート、(助演男優賞 J・Kシモンズ、録音賞・編集賞受賞)
サンダンス映画祭でのグランプリと観客賞受賞ほか。
...
2015/04/13(月) 17:12:03 | 我想一個人映画美的女人blog
注・内容、台詞、ラストに触れています。『セッション』Whiplash監督・脚本 : デイミアン・チャゼル出演 : マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、メリッサ・ブノワ 物語・名門音楽学校へと入学し、世
2015/04/17(金) 18:06:07 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
サンダンス映画祭でグランプリと観客賞、アカデミー賞では5部門にノミネートされJ・K・シモンズの助演男優賞を含む3冠を獲得した作品。名門音楽学校に通うジャズドラマーと、彼に理不尽なまでの教育をする教授の姿を描き出した人間ドラマだ。主演は『ダイバージェント』などのマイルズ・テイラーと『JUNO』などのJ・K・シモンズ。監督はデイミアン・チャゼルが務めた。
2015/04/18(土) 00:06:33 | MOVIE BOYS
J・K・シモンズはそりゃオスカー獲るわ。
もうサイコっぷりが堪らない。
罵声飛ばしたり、ピリピリと指導したりと目が離せない。
音楽学校の先生なのにハートマン軍曹みたいだも ...
2015/04/19(日) 03:51:54 | 時間の無駄と言わないで
正直、ここまで面白いとは思わなんだ。
体育会系教師 vs 弟子 のバトル、という構造を聞いただけで、よくある予定調和の物語を想像していたので。
これで、なぜアカデミー賞で5部門にノミネートされ、それも「作品賞」「脚色賞」だというのも、ナットク。
J・K・シモ...
2015/04/19(日) 12:28:09 | 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜
ドラム版『フルメタル・ジャケット』という評価に偽りなし!
ただ映画を見ているだけなのに、まるで自分自身も時間制限なしにドラマを叩かされているような、この全身に襲い掛か ...
2015/04/19(日) 23:23:58 | こねたみっくす
評価:★★★★【4点】(P)
物語の97分間は圧巻のラストのための伏線であった。
2015/04/20(月) 20:31:26 | 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜
名門音楽学校での狂気じみたレッスン、そして、その後の生徒と教師の確執を描く。
原題の『Whiplash』は、元々は曲名なんですね。なるほど。その曲が、アンドリューとフレッチャーの接点にもなるのですから、そうかと言う感じもします。邦題もそれで良かったのではないか...
2015/04/20(月) 22:25:17 | 勝手に映画評
いや〜…すげぇもん観た。
って言うのがまず第一声。 そしてお腹が痛い。笑って腹がよじれた訳でも、落ちてたポップコーンを拾って食べた訳でもありません。そうです。「ストレ ...
2015/04/21(火) 01:44:31 | マンガデシネ
【出演】
マイルズ・テラー
J・K・シモンズ
【ストーリー】
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャーだった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引...
2015/04/23(木) 00:16:35 | 西京極 紫の館
血と汗がしたたる 公式サイト http://session.gaga.ne.jp 製作総指揮: ジェイソン・ライトマン 偉大なジャズドラマーを夢見て、全米屈指の名門、シェイファー音楽院に入学したニーマ
2015/04/23(木) 12:35:47 | 風に吹かれて
セッションWhiplash/監督:デイミアン・チャゼル/2014年/アメリカ
そこにあるのは「関係」でなく、場を支配するものが「何」なのか、だけ。
TOHOシネマズ六本木 スクリーン2 F-13で鑑賞。
事前情報としては、ドラムでスゴイ。ってことと、町山智浩さんと菊地成孔さんがなんかモメてる? みたいなことしか知りません。あと、アカデミー賞の、なにかをとった。なにかを。
そして、いつ...
2015/04/23(木) 22:15:05 | 映画感想 * FRAGILE
ジャズ畑の人からは評判が悪いですが、それほど音楽にこだわらない僕からすると、最後まで興奮しまくりの傑作でした。登場人物すべてが狂気か嫌なやつというのも、近年にない作品ですし、何より、才能のない人間は死にものぐるいで努力しなければならないという事実を突…
2015/04/26(日) 06:22:13 | 映画好きパパの鑑賞日記
映画 『セッション』 (公式)を先日、劇場鑑賞。採点は ★★★★ ☆ (5点満点で4点)。100点満点なら76点にします。
ざっくりストーリー
世界的ジャズ・ドラマーを目指し、名門音楽学校に入学したニーマン(マイルズ・テラー)。伝説のドS的な鬼教師・フレッチャー(J・K・シモンズ)率いるバンドにスカウトされ、これで成功は約束され...
2015/04/28(火) 10:29:21 | ディレクターの目線blog@FC2
これはもう完全に、周りの方が好印象だったので興味本位で首突っ込んだ作品で
バードマン同様、おそらく自分じゃチョイスしない作品だった。
いやもう、息止めてるわけじゃないんだけど、映画が終わって
エンドロールが流れ出したとたんに力が抜けたというか、ドワッと...
2015/04/29(水) 23:14:25 | ペパーミントの魔術師
WHIPLASH
父子家庭に育ち、幼い頃からドラムに親しんでいたアンドリュー(マイルズ・
テラー)は、全米屈指の音楽大学、シェイファー音楽院に入学する。伝説の
ジャズドラマーになる夢を抱いていた彼は、名物教授フレッチャー(J・K・シ
モンズ)と出逢い、彼のバンドの練習に呼ばれるのだが・・・。
ある時はピーター・パーカー(ことスパイダーマン)...
2015/04/30(木) 12:53:15 | 真紅のthinkingdays
ジャズドラマーを夢見て、全米屈指の名門であるシェイファー音楽院に入学したニーマン(マイルズ・テラー)は、鬼教師として名をはせるフレッチャー教授(J・K・シモンズ)の目に止まり、彼のバンドにスカウトされる。
自信と期待を胸に練習に参加したニーマンだったが、そんな彼を待っていたのは、わずかなテンポのずれも許さないフレッチャーの狂気のレッスンだった。
それでも頂点を目指すためと、罵声や理不...
2015/05/02(土) 23:34:28 | 心のままに映画の風景
映画『セッション』は筋肉が疲れるほどの緊張と重圧を強いられる映画ってことにおいて
2015/05/03(日) 23:22:24 | 大江戸時夫の東京温度
アマゾン 最安値 音楽 書籍 楽天 最安値 音楽 書籍
2015/05/10(日) 18:11:18 | 映画に耽溺
□作品オフィシャルサイト 「セッション」□監督・脚本 デイミアン・チャゼル□キャスト マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、メリッサ・ブノワ、 ポール・ライザー、オースティン・ストウェル■鑑賞日 4月19日(日)■劇場 TOHOシネマズ川崎■c...
2015/05/12(火) 07:47:46 | 京の昼寝〜♪
【WHIPLASH】 2015/04/17公開 アメリカ 107分監督:デイミアン・チャゼル出演:マイルズ・テラー、J・K・シモンズ、ポール・ライザー、メリッサ・ブノワ、オースティン・ストウェル、ネイト・ラング
<完璧>を求めるレッスン。二人のセッションは誰もみたことがないク...
2015/05/12(火) 17:06:38 | ★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★
キツイ作品だった。どうキツイのかは後述するとして、息詰まる熱い作品であった事は間違いない。強いパッションを感じるし、音楽の持つ底力に圧倒させられる。名だたる音楽学校で、何のコネも血筋もなく、ただひたすらドラムを叩く気の弱い青年。ただドラムが好きなだけだったのだが。火花散る師との闘いの中、抜擢、挫折、ひたすら文字通り血の滲むようなドラムの練習、自惚れ、自暴自棄…これの繰り返し。…これを我が息子...
2015/05/13(水) 12:57:30 | ここなつ映画レビュー
『セッション』をTOHOシネマズ新宿で見ました。
(1)アカデミー賞作品賞などにノミネートされ、結果としては、助演男優賞(J・K・シモンズ)、脚色賞、編集賞を獲得した作品ということで、映画館に出向きました。
本作(注1)の冒頭では、主人公のアンドリュー・ニー...
2015/05/19(火) 20:43:47 | 映画的・絵画的・音楽的
ほぼ、嫌い。
2015/05/20(水) 10:11:50 | 或る日の出来事
監督: デイミアン・チャゼル
キャスト: マイルズ・テラー、J・K・シモンズ…
2015/05/24(日) 15:35:59 | 映画@見取り八段
☆・・・これは凄い映画でした。 私は、このような、『4分間のピアニスト』を彷彿とさせる、情熱や根性、才能や激情の作品が大好きなのです。
・・・とあるジャズ評論家が、この映画に対し、そのエキセントリックさに「ジャズへの冒涜だ」と言い、 とある映画評論...
2015/06/05(金) 09:47:09 | 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
サンダンス映画祭でのグランプリと観客賞受賞を筆頭に、さまざまな映画賞で旋風を巻き起こした音楽ドラマ。ジャズドラムを学ぼうと名門音楽学校に入った青年と、彼にすさまじいスパルタ的指導を行う教師の姿を追い掛けていく。メガホンを取るのは、『グランドピアノ 狙わ...
2015/06/10(水) 13:58:46 | パピとママ映画のblog
J・K・シモンズがアカデミー賞助演男優賞を受賞した音楽映画です。 公開から時間が過ぎて、ようやく観て来ました。 評判通り最後まで目の離せない、緊張感溢れる作品でした。
2015/06/11(木) 22:35:32 | とりあえず、コメントです
狂気と狂気のぶつかり合い…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201506160000/
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2015/06/16(火) 16:35:41 | 日々“是”精進! ver.F
成功の陰にはまさに血のにじむような努力。世の中には褒められて伸びる子もいるわけで、なんだかここまでのスパルタ、どうなんでしょうね、と思ってしまいます。そしてパイプいす ...
2015/06/23(火) 10:56:36 | キマグレなヒトリゴト
さて、またまた映画の感想です
ドラマーの映画ということで楽しく見ました
あらすじ
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい...
2015/08/30(日) 23:33:42 | にきログ
【概略】
名門音楽大学に入学したニーマンはフレッチャーのバンドにスカウトされる。ところが、そこで待ち受けていたのは常軌を逸した厳しいレッスンだった。
ドラマ
J・K・シモンズが狂気の鬼教師を演じたことで話題に。
シェイファー音楽院という名門音大に入ったニーマンはジャズドラマーを目指していたが、フレッチャー教授のバンドにスカウトされるのです。
ここでの指導が、平手打ち、物...
2015/09/24(木) 08:57:42 | いやいやえん
監督 デイミアン・チャゼル 主演 マイルズ・テラー 2014年 アメリカ映画 107分 ドラマ 採点★★★★ アホって文字を擬人化したようなウチの小6の長男。ただアホならではの吸収力の良さからか、所属しているブラスバンドでのスネアドラムの腕前は、大人混合の他チー…
2015/09/25(金) 19:10:59 | Subterranean サブタレイニアン
WHIPLASH
2014年
アメリカ
107分
ドラマ/音楽/青春
劇場公開(2015/04/17)
監督:
デイミアン・チャゼル
脚本:
デイミアン・チャゼル
出演:
マイルズ・テラー:アンドリュー・ニーマン
J・K・シモンズ:テレンス・フレッチャー
ポール・ライザー:ジム・...
2015/09/27(日) 12:25:18 | 銀幕大帝α
「セッション」(原題:Whiplash)は、2014年公開のアメリカのドラマ映画です。デミアン・チャゼル監督・脚本、マイルズ・テラー主演で、名門音楽学校に入学したドラマーと伝説の鬼教師...
2015/10/15(木) 00:12:37 | 楽天売れ筋お買い物ランキング
このブログの中では人気が高い、映画のお節介な解説シリーズ。
今回は『セッション』。
この映画はあえて様々な解釈や考察がなされるように作られています。
私もふと疑問に感じた事を調べようとネットで検索かけてみたところ・・・、出るわ出るわ、色々な論点で山ほどの熱い議論が。そこで、この「お節介な解説」では、その時に自分が調べて分かった事と良く見かけた論点について、なるべく簡潔に整理して書き...
2015/11/05(木) 02:30:31 | グドすぴBlog
JUGEMテーマ:映画館で観た映画
​■あらすじ
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン。
そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャーだった。
ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、
...
2015/12/14(月) 23:06:44 | 映画鑑賞&洋ドラマ& スマートフォン 気まぐれSEのヘタレ日記
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