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2015年06月15日 (月) | 編集 |
狂気が、荒野を覆い尽くす!
30年ぶりの「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は、恐るべき熱量を持つ映画である。
近年は「ベイブ」や「ハッピー・フィート」など、すっかり動物映画の人になっていたジョージ・ミラー監督は、たまりにたまったマグマが噴出するように、バイオレンスなエナジーを大爆発させる。
上映時間2時間のうち、95%は終末世界の荒野で繰り広げられるバトルアクション。
トゲトゲの武装車両が砂漠を暴走し、狂ったキャラクターたちが、どつき合い!撃ち合い!爆発する!ただそれだけ!
砂嵐の熱風のようなエモーションがスクリーンから吹きつけ、観たことも無いビジュアルイメージに圧倒され、脳内には「ヒャッハー!」が無限リフレイン。
この映画にブレーキは存在せず、一度走り出したらもう誰にも止められない。
21世紀版「マッドマックス」のリブートはシリーズ最高傑作なのはもちろん、映画史に残るアクション映画の新たなアイコンであり、何よりも究極の見世物映画である!
文明が失われた終末の世界。
荒野で暴走軍団に襲われたマックス(トム・ハーディ)は、シタデルと呼ばれる要塞に監禁される。
そこでは異形の悪漢のイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)が、湧き出る水を餌にして人々を支配し、配下の男たちを洗脳し、自らを崇拝させていた。
そんな時、ジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)が、奴隷として捕らわれていた女たちを連れて逃亡。
ひょんな事から彼女らとタッグを組む事になったマックスは、巨大な武装トレーラーでフュリオサの故郷“グリーン・プレイス”を目指すことに。
だが、ジョーの率いる軍団の執拗な追跡と攻撃は止まず、一行は危険な峡谷地帯へと逃げ込むのだが・・・
とりあえず、オリジナルの旧三部作の簡単なおさらい。
1979年に公開された第一作「マッドマックス」は、正義の警官のマックス・ロカタンスキーの復讐劇。
パトカーを盗んだ凶悪犯ナイトライダーが、マックスに追跡されて事故死し、仲間のトーカッター(演じるのは本作のイモータン・ジョーと同一人物!)は報復として、マックスのバディと妻子を相次いで襲撃し、息子を殺害。
遂にブチ切れたマックスによって、トーカッター一味は追い詰められ、処刑される。
2年後の「マッドマックス2」には、誰もが度肝を抜かれた。
続きものではあるが、全く異なる世界観に変貌していたのである。
前作では治安は悪化しているものの、一応文明社会が存続しており、警察組織も健在だった。
ところが二作目になると、世界大戦によって都市文明も政府組織も完全に崩壊し、一面の荒野でエキセントリックな人々が、水とガソリンを巡って壮絶サバイバルを繰り広げていたのだ。
荒野の放浪者となっていたマックスは、はるか離れた平穏な地を目指すグループに加勢し、彼らの持つガソリンを狙う、ヒューマンガス様率いる暴走軍団とバトルチェイスを繰り広げる。
この“荒廃した終末世界+ゴテゴテの武装車両+ロックなコスチュームのマッチョな男たち”という組み合わせで作られた世界観は、映画だけでなく小説や漫画に至るまで、絶大な影響を及ぼした。
日本人なら誰もが知る「北斗の拳」は、“マッドマックスの子供たち”の中で、もっとも成功を収めたフォロワーの一つである。
こうして映画史のエポックとなったシリーズだが、ハリウッドとの結びつきが強まり、大幅に予算も増えた第三作「マッドマックス/サンダードーム」でまさかの失速。
少年少女たちに、彼らを導く救世主と信じ込まれたマックスが、交易都市を支配する女王エンティティと戦う。
大作感はあるのだが、年少の観客を意識し過ぎてハードな作風がすっかりマイルドになり、何より売りもののカーチェイスがほとんど無い!
期待に胸ふくらませて駆けつけた東京ファンタスティック映画祭での上映で、全編に渡って漂うコレジャナイ感に、呆然としたまま劇場を後にしたのを、今でも覚えている。
あれから早30年。
通算四作目となる本作は、旧三部作と世界観を共有しているが、厳密に言えば続編とは少し違う。
例えば「2」でスクラップになってしまったマックスの愛車、インターセプターが今回は何事も無かったかのように再登場。
また理由は後述するが、彼の心に幽霊の様に住み着いている“救えなかった我が子”が、一作目の男の子から女の子に変わっているのである。
本作はいわば、旧三部作の設定を微修正したうえで、「2」をベースにリブートした作品という色彩が強い。
理想郷へのエクソダスをはかる巨大なタンクローリーと、それを追う暴走軍団という基本構造などは「2」と共通。
冒頭いきなりマックスがヒャッハーな敵に襲われるとか、捕虜は車両の先頭に括りつけるとか、フックを引っ掛けてトレーラーを減速させるとか、見せ場のあちこちにも同一の要素がある。
もっとも、世界観を共有するとは言っても、本作と旧三部作とはもはや別物だ。
第一作のバジェットは僅か65万ドルで、それが「2」で200万ドルとなり「サンダードーム」では1200万ドルにまで増えるのだが、ハリウッド大作と比べるとまだ低予算。
ところが本作の予算は、前作の軽く10倍以上の1億5000万ドルにまで膨れ上がっている。
インフレ率を考えても、堂々たる超大作であり、画面に投入されている物量の差は歴然だ。
さらにここ30年間の、映像テクノロジーの凄まじい進化がある。
ジョージ・ミラーは可能な限りライブでの撮影に拘ったようだが、それでもデジタル技術の助けが映像のゴージャスさを劇的にアップグレートしているのは確実。
またカメラと撮影技術の発達は、80年代にはあり得なかった画を捉えることを可能にした。
予算がガソリンなら、技術はニトロ。
ジョージ・ミラーのイマジネーションのV8エンジンは、二つの燃料を得て誰も観たことのないレッドゾーンに突入する。
いやもうとにかく、発想のイカレっぷりが凄い。
悪漢たちがマックスを捕虜にした理由も、そのまんま車に括りつけて負傷者の人間輸血パックにするためって、なんじゃそりゃ(笑
シタデルにはなぜか牛のように搾乳機に繋がれている太った女たちがいて、どうやらその母乳は交易品らしい。
さらにはジョーの軍団のボスたちは、皆揃いも揃って奇形だったり、旧作では見え隠れしている程度だった、ミラーの異形愛というか奇形愛が、こっちではデビッド・リンチ並にストレートに炸裂している。
一見ほとんど有って無きがごとく、しかし実際には綿密に構成された本作のプロットをシンプルに表現すれば、「マックスと虐げられた女たちが、奇形の狂った男たちと戦う話」となるだろう。
もし日本でやったらプロ市民の怒りを買いそうだが、創作者の壮大なる狂気の前には下手なモラルなど吹っ飛ばされる。
トレーラーを追撃するジョーの軍団には、なぜか巨大ドラムを叩く男たちとか、車の上で火炎放射器付きギターを弾く男とか、戦意を鼓舞するだけのバンドマンたちがいるのもおかし過ぎ(笑
しかし、いくらビジュアルが凄くても、それだけではこれほど熱い映画にはならない。
本作が素晴らしいのは、狂気が支配する世界の中で、キャラクターのエモーションだけはキッチリと描きこんでいるからである。
マックスはなぜ、女たちを助けるのか。
これは本来息子だった設定を娘に変えた理由でもあるだろうが、彼は嘗て愛する者たちを救えなかった事をトラウマとして抱えている。
人と関わらずに生きていこうとするのも、自らの中にある贖罪の意識と、もう同じ思いを繰り返したくないという脅迫観念からだろう。
だからこそ最初は嫌々だったとしても、真に生きたいという女たちを前に、マックスは彼女らを見捨てることは出来ないのである。
徹底的に支配された女たちの、自由への渇望は言うまでもなく、それぞれのキャラクターの持つ葛藤は、第三の燃料となって物語を突き動かす。
そして映画は、終盤まるで砂漠版「デンデラ」を思わせる、老婆たちの戦闘集団の出現によって、明確にその帰結すべき目標を定める。
目指すべき自由な未来は逃亡の先には無く、戦って勝ち取らなければならないのだ。
老婆たちは繋ぐものたちで、若い女たちは明日を芽吹かせるものたちであり、そこに過去の呪縛から逃れられないマックスの居場所は無い。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は、異才ジョージ・ミラーの現時点での集大成にして、驚くべき傑作である。
映画とはそもそも見世物から始まった芸術で、原点は映像の力によって人を驚かせ、感動させること。
歴史あるシリーズだから、薀蓄はいくらでも語れるが、私はこの映画の魅力を端的に表現できる言葉を知らない。
我々観客の想像力を遥かに超える創作者の偉大なイマジネーションと、それを現実化した未見性の塊のような映像に圧倒され、この天晴れな大活劇にただただ酔った。
二代目マックスを襲名したトム・ハーディは、見事に先代メル・ギブソンのイメージを払拭したし、男前のバトルヒロイン、フュリオサを演じたシャーリーズ・セロンも新境地だろう。
聞くところによると、ミラーは本作を新たなシリーズの起点と考えていて、ハーディのマックスをもう3本作る構想があるらしい。
はたして、このとてつもない「Part1」を超えることが出来るのか、既にアナウンスされている「Mad Max:The Wasteland 」を、首を長くして待ちたい。
今回は、灼熱のバトル後の渇きを癒すべく、オーストラリアを代表する銘柄の一つ「ヴィクトリア・ビター」をチョイス。
アメリカンビールほどライトではないが、適度なホップ感と苦味が爽快な喉越しを演出する。
昔オーストラリアに行ったときには、カンガルーのソーセージを肴にこれを飲んだ。
それだけで気分はワイルドなロード・ウォーリアー(笑
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30年ぶりの「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は、恐るべき熱量を持つ映画である。
近年は「ベイブ」や「ハッピー・フィート」など、すっかり動物映画の人になっていたジョージ・ミラー監督は、たまりにたまったマグマが噴出するように、バイオレンスなエナジーを大爆発させる。
上映時間2時間のうち、95%は終末世界の荒野で繰り広げられるバトルアクション。
トゲトゲの武装車両が砂漠を暴走し、狂ったキャラクターたちが、どつき合い!撃ち合い!爆発する!ただそれだけ!
砂嵐の熱風のようなエモーションがスクリーンから吹きつけ、観たことも無いビジュアルイメージに圧倒され、脳内には「ヒャッハー!」が無限リフレイン。
この映画にブレーキは存在せず、一度走り出したらもう誰にも止められない。
21世紀版「マッドマックス」のリブートはシリーズ最高傑作なのはもちろん、映画史に残るアクション映画の新たなアイコンであり、何よりも究極の見世物映画である!
文明が失われた終末の世界。
荒野で暴走軍団に襲われたマックス(トム・ハーディ)は、シタデルと呼ばれる要塞に監禁される。
そこでは異形の悪漢のイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)が、湧き出る水を餌にして人々を支配し、配下の男たちを洗脳し、自らを崇拝させていた。
そんな時、ジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)が、奴隷として捕らわれていた女たちを連れて逃亡。
ひょんな事から彼女らとタッグを組む事になったマックスは、巨大な武装トレーラーでフュリオサの故郷“グリーン・プレイス”を目指すことに。
だが、ジョーの率いる軍団の執拗な追跡と攻撃は止まず、一行は危険な峡谷地帯へと逃げ込むのだが・・・
とりあえず、オリジナルの旧三部作の簡単なおさらい。
1979年に公開された第一作「マッドマックス」は、正義の警官のマックス・ロカタンスキーの復讐劇。
パトカーを盗んだ凶悪犯ナイトライダーが、マックスに追跡されて事故死し、仲間のトーカッター(演じるのは本作のイモータン・ジョーと同一人物!)は報復として、マックスのバディと妻子を相次いで襲撃し、息子を殺害。
遂にブチ切れたマックスによって、トーカッター一味は追い詰められ、処刑される。
2年後の「マッドマックス2」には、誰もが度肝を抜かれた。
続きものではあるが、全く異なる世界観に変貌していたのである。
前作では治安は悪化しているものの、一応文明社会が存続しており、警察組織も健在だった。
ところが二作目になると、世界大戦によって都市文明も政府組織も完全に崩壊し、一面の荒野でエキセントリックな人々が、水とガソリンを巡って壮絶サバイバルを繰り広げていたのだ。
荒野の放浪者となっていたマックスは、はるか離れた平穏な地を目指すグループに加勢し、彼らの持つガソリンを狙う、ヒューマンガス様率いる暴走軍団とバトルチェイスを繰り広げる。
この“荒廃した終末世界+ゴテゴテの武装車両+ロックなコスチュームのマッチョな男たち”という組み合わせで作られた世界観は、映画だけでなく小説や漫画に至るまで、絶大な影響を及ぼした。
日本人なら誰もが知る「北斗の拳」は、“マッドマックスの子供たち”の中で、もっとも成功を収めたフォロワーの一つである。
こうして映画史のエポックとなったシリーズだが、ハリウッドとの結びつきが強まり、大幅に予算も増えた第三作「マッドマックス/サンダードーム」でまさかの失速。
少年少女たちに、彼らを導く救世主と信じ込まれたマックスが、交易都市を支配する女王エンティティと戦う。
大作感はあるのだが、年少の観客を意識し過ぎてハードな作風がすっかりマイルドになり、何より売りもののカーチェイスがほとんど無い!
期待に胸ふくらませて駆けつけた東京ファンタスティック映画祭での上映で、全編に渡って漂うコレジャナイ感に、呆然としたまま劇場を後にしたのを、今でも覚えている。
あれから早30年。
通算四作目となる本作は、旧三部作と世界観を共有しているが、厳密に言えば続編とは少し違う。
例えば「2」でスクラップになってしまったマックスの愛車、インターセプターが今回は何事も無かったかのように再登場。
また理由は後述するが、彼の心に幽霊の様に住み着いている“救えなかった我が子”が、一作目の男の子から女の子に変わっているのである。
本作はいわば、旧三部作の設定を微修正したうえで、「2」をベースにリブートした作品という色彩が強い。
理想郷へのエクソダスをはかる巨大なタンクローリーと、それを追う暴走軍団という基本構造などは「2」と共通。
冒頭いきなりマックスがヒャッハーな敵に襲われるとか、捕虜は車両の先頭に括りつけるとか、フックを引っ掛けてトレーラーを減速させるとか、見せ場のあちこちにも同一の要素がある。
もっとも、世界観を共有するとは言っても、本作と旧三部作とはもはや別物だ。
第一作のバジェットは僅か65万ドルで、それが「2」で200万ドルとなり「サンダードーム」では1200万ドルにまで増えるのだが、ハリウッド大作と比べるとまだ低予算。
ところが本作の予算は、前作の軽く10倍以上の1億5000万ドルにまで膨れ上がっている。
インフレ率を考えても、堂々たる超大作であり、画面に投入されている物量の差は歴然だ。
さらにここ30年間の、映像テクノロジーの凄まじい進化がある。
ジョージ・ミラーは可能な限りライブでの撮影に拘ったようだが、それでもデジタル技術の助けが映像のゴージャスさを劇的にアップグレートしているのは確実。
またカメラと撮影技術の発達は、80年代にはあり得なかった画を捉えることを可能にした。
予算がガソリンなら、技術はニトロ。
ジョージ・ミラーのイマジネーションのV8エンジンは、二つの燃料を得て誰も観たことのないレッドゾーンに突入する。
いやもうとにかく、発想のイカレっぷりが凄い。
悪漢たちがマックスを捕虜にした理由も、そのまんま車に括りつけて負傷者の人間輸血パックにするためって、なんじゃそりゃ(笑
シタデルにはなぜか牛のように搾乳機に繋がれている太った女たちがいて、どうやらその母乳は交易品らしい。
さらにはジョーの軍団のボスたちは、皆揃いも揃って奇形だったり、旧作では見え隠れしている程度だった、ミラーの異形愛というか奇形愛が、こっちではデビッド・リンチ並にストレートに炸裂している。
一見ほとんど有って無きがごとく、しかし実際には綿密に構成された本作のプロットをシンプルに表現すれば、「マックスと虐げられた女たちが、奇形の狂った男たちと戦う話」となるだろう。
もし日本でやったらプロ市民の怒りを買いそうだが、創作者の壮大なる狂気の前には下手なモラルなど吹っ飛ばされる。
トレーラーを追撃するジョーの軍団には、なぜか巨大ドラムを叩く男たちとか、車の上で火炎放射器付きギターを弾く男とか、戦意を鼓舞するだけのバンドマンたちがいるのもおかし過ぎ(笑
しかし、いくらビジュアルが凄くても、それだけではこれほど熱い映画にはならない。
本作が素晴らしいのは、狂気が支配する世界の中で、キャラクターのエモーションだけはキッチリと描きこんでいるからである。
マックスはなぜ、女たちを助けるのか。
これは本来息子だった設定を娘に変えた理由でもあるだろうが、彼は嘗て愛する者たちを救えなかった事をトラウマとして抱えている。
人と関わらずに生きていこうとするのも、自らの中にある贖罪の意識と、もう同じ思いを繰り返したくないという脅迫観念からだろう。
だからこそ最初は嫌々だったとしても、真に生きたいという女たちを前に、マックスは彼女らを見捨てることは出来ないのである。
徹底的に支配された女たちの、自由への渇望は言うまでもなく、それぞれのキャラクターの持つ葛藤は、第三の燃料となって物語を突き動かす。
そして映画は、終盤まるで砂漠版「デンデラ」を思わせる、老婆たちの戦闘集団の出現によって、明確にその帰結すべき目標を定める。
目指すべき自由な未来は逃亡の先には無く、戦って勝ち取らなければならないのだ。
老婆たちは繋ぐものたちで、若い女たちは明日を芽吹かせるものたちであり、そこに過去の呪縛から逃れられないマックスの居場所は無い。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は、異才ジョージ・ミラーの現時点での集大成にして、驚くべき傑作である。
映画とはそもそも見世物から始まった芸術で、原点は映像の力によって人を驚かせ、感動させること。
歴史あるシリーズだから、薀蓄はいくらでも語れるが、私はこの映画の魅力を端的に表現できる言葉を知らない。
我々観客の想像力を遥かに超える創作者の偉大なイマジネーションと、それを現実化した未見性の塊のような映像に圧倒され、この天晴れな大活劇にただただ酔った。
二代目マックスを襲名したトム・ハーディは、見事に先代メル・ギブソンのイメージを払拭したし、男前のバトルヒロイン、フュリオサを演じたシャーリーズ・セロンも新境地だろう。
聞くところによると、ミラーは本作を新たなシリーズの起点と考えていて、ハーディのマックスをもう3本作る構想があるらしい。
はたして、このとてつもない「Part1」を超えることが出来るのか、既にアナウンスされている「Mad Max:The Wasteland 」を、首を長くして待ちたい。
今回は、灼熱のバトル後の渇きを癒すべく、オーストラリアを代表する銘柄の一つ「ヴィクトリア・ビター」をチョイス。
アメリカンビールほどライトではないが、適度なホップ感と苦味が爽快な喉越しを演出する。
昔オーストラリアに行ったときには、カンガルーのソーセージを肴にこれを飲んだ。
それだけで気分はワイルドなロード・ウォーリアー(笑

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この記事へのコメント
「ヴィクトリア・ビター」はカンガルーのソーセージとあうんでしょうね。
IMAXで「ヴィクトリア・ビター」飲みながらワイルドなつまみで観劇。最高ですね(笑)
IMAXで「ヴィクトリア・ビター」飲みながらワイルドなつまみで観劇。最高ですね(笑)
ノラネコさん☆大絶賛MAXですねぇ~
ひゃっはー!なかんじ、納得です。
私はどちらかというと、過去作の1と2は寝ちゃう人なので、3好きなのですが、そんな私でもMAXに楽しめる今作でした♪
これ以上の作品はない!という気持ち、とっても良く判ります~
なのに、まだ続編が??うわーっ
ちなみにバンドマンは風神雷神をイメージしたのかなって思いました。
ひゃっはー!なかんじ、納得です。
私はどちらかというと、過去作の1と2は寝ちゃう人なので、3好きなのですが、そんな私でもMAXに楽しめる今作でした♪
これ以上の作品はない!という気持ち、とっても良く判ります~
なのに、まだ続編が??うわーっ
ちなみにバンドマンは風神雷神をイメージしたのかなって思いました。
>まっつあんこさん
映画館で売ってたら良いんですけどね。
オーストラリアの映画館で、この組み合わせで飲みながら観られたら最高かも。
そういえば、このシリーズなぜかカンガルー出てこないw
>ノルウェーまだ~むさん
過去シリーズをベースにしつつ、100倍返しで帰ってきたという感じですよね。
観る前に、いろいろな絶賛評を読んでいたので、だいぶハードルは高まってましたが、そんなものは軽々越えていきました。
続編もむっちゃ楽しみです。
映画館で売ってたら良いんですけどね。
オーストラリアの映画館で、この組み合わせで飲みながら観られたら最高かも。
そういえば、このシリーズなぜかカンガルー出てこないw
>ノルウェーまだ~むさん
過去シリーズをベースにしつつ、100倍返しで帰ってきたという感じですよね。
観る前に、いろいろな絶賛評を読んでいたので、だいぶハードルは高まってましたが、そんなものは軽々越えていきました。
続編もむっちゃ楽しみです。
ほんと、究極の見世物映画でしたね。
でもその一貫性が狂気を際立たせているのも事実。
ジョージ・ミラーが作りたかった映画がこれなんでしょうね~。
でもその一貫性が狂気を際立たせているのも事実。
ジョージ・ミラーが作りたかった映画がこれなんでしょうね~。
2015/06/22(月) 17:34:34 | URL | にゃむばなな #-[ 編集]
私も、老婆達の登場及び戦う場面に、デンデラのよう~!と思いました。
生きる為に集落を作ったおばあちゃん達の思い、
今作では若い女性達に伝わったようですね(^^)。
「生きるため」に戦う事の大変さと壮絶さが、
ハイテンションな戦いと音楽で楽しませてもらいながら
伝わって来た作品でした☆。
生きる為に集落を作ったおばあちゃん達の思い、
今作では若い女性達に伝わったようですね(^^)。
「生きるため」に戦う事の大変さと壮絶さが、
ハイテンションな戦いと音楽で楽しませてもらいながら
伝わって来た作品でした☆。
>にゃむばななさん
映画は元々見世物として生まれたという事を、強烈に思い出させてくれた作品です。
カオスな大活劇の果てに、神話的な英雄伝説として昇華するまで、まさにこれぞ映画でした。
>みぃみさん
そうなんです。「デンデラ」なんです(笑
しかも子を残せない彼女らが、テーマに直結する象徴的な意味を持っているあたりも共通。
勢いだけで見せているようで、実はキャラクターやエピソードがけっこうロジカルに構成されていて、なかなかに知的な作品でありました。
映画は元々見世物として生まれたという事を、強烈に思い出させてくれた作品です。
カオスな大活劇の果てに、神話的な英雄伝説として昇華するまで、まさにこれぞ映画でした。
>みぃみさん
そうなんです。「デンデラ」なんです(笑
しかも子を残せない彼女らが、テーマに直結する象徴的な意味を持っているあたりも共通。
勢いだけで見せているようで、実はキャラクターやエピソードがけっこうロジカルに構成されていて、なかなかに知的な作品でありました。
この映画は確実に映画史に残る映画となりましたね。
ここまで観客が熱狂した作品を
自分の体験として観たことはありません。
ということは、半世紀に一本クラスの映画?
新文芸坐『マッドマックス怒りのデス・ロード』絶叫上映の
レポートを読んで思ったのは、
リピーター向けに
こういう映画を楽しむ常設館があればいいなということ。
それもシネマライズ跡地あたりにあるとぴったりかと…。
ここまで観客が熱狂した作品を
自分の体験として観たことはありません。
ということは、半世紀に一本クラスの映画?
新文芸坐『マッドマックス怒りのデス・ロード』絶叫上映の
レポートを読んで思ったのは、
リピーター向けに
こういう映画を楽しむ常設館があればいいなということ。
それもシネマライズ跡地あたりにあるとぴったりかと…。
>えいさん
シリーズベストにして、映画史に残る傑作となった事は間違いないでしょうね。
色んな方向から語れるし、ムチャクチャな様でいてロジカル、単純なようでいて深みもある。
以前はアメリカの学生街の名画座で、毎週末になると「ロッキー・ホラーショー」をかけてるところが沢山ありましたが、この映画もどこかで定期的にやってくれたら面白いですね。
シリーズベストにして、映画史に残る傑作となった事は間違いないでしょうね。
色んな方向から語れるし、ムチャクチャな様でいてロジカル、単純なようでいて深みもある。
以前はアメリカの学生街の名画座で、毎週末になると「ロッキー・ホラーショー」をかけてるところが沢山ありましたが、この映画もどこかで定期的にやってくれたら面白いですね。
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生き延びれば、希望はある…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201506110001/
【楽天ブックスならいつでも送料無料】【輸入盤】マッドマックス 怒りのデス・ロード [ O.S.T....価格:2,019円(税込、送料込)
【初版★数量限定グッズ★DVD・ブルーレイ等とコレ...
2015/06/16(火) 05:28:18 | 日々“是”精進! ver.F
マッドマックス 怒りのデス・ロード@ワーナーブラザース映画試写室
2015/06/17(水) 05:57:00 | あーうぃ だにぇっと
長い事『歴史に残る傑作』と思っていた「マッドマックス サンダードーム」
その後見返してみると、サンダードーム以外はただ走るだけだなぁ・・・と思っていたのが、過去3部作と同じジョージ・ミラー監督の手によって、3部作を合わせたメガ傑作となって戻ってきた!!
2015/06/17(水) 09:30:27 | ノルウェー暮らし・イン・原宿
今回私は映画レビューサイトCOCOさん主催「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』coco独占【男子限定】試写会」に招かれた。客席は満席だ。試写会は3D字幕版が上映された。
2015/06/17(水) 12:01:02 | 新・辛口映画館
電力はなく、石油、水、食糧は尽きかけ、大気は汚染され、無法地帯と化した世界。 愛する家族を失った元警官マックスは、ただ本能だけで生き長らえていた。 資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの略奪軍団に捕われたマックスは、ジョーの右腕でありながら反逆を企てた女性フュリオサ、配下の全身白塗りの男ニュークスと共に、ジョーに捕われていた美女たちを引き連れ、自由への逃走を開始する…。 バイオレン...
2015/06/17(水) 15:47:23 | 象のロケット
マッドマックス 怒りのデス・ロードMAD MAX: FURY ROAD/監督:ジョージ・ミラー/2015年/オーストラリア
ノンストップ知能ガンガン削られ映画! 夏休みにぴったりですね!
マスコミ試写で鑑賞。公開は6月20日です。前作は未見です。
ってこれリメイクでなくて続編なの? え? というくらい知識がありません。
ヒューマンガスさんは知っています。どういう人なのかはよく知らない...
2015/06/19(金) 12:09:55 | 映画感想 * FRAGILE
評価:★★★★★【5点】(11)
広大な砂漠を舞台にした「シルク・ドゥ・ソレイユ」の世界だ(笑)
2015/06/20(土) 16:26:24 | 映画1ヵ月フリーパスポートもらうぞ〜
大興奮!MAX!!!
2015/06/20(土) 20:56:36 | ハリウッド映画 LOVE
【MAD MAX: FURY ROAD】 2015/06/20公開 オーストラリア R15+ 120分監督:ジョージ・ミラー出演:トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース=バーン、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、ライリー・キーオ、ゾーイ・クラヴィッツ、...
2015/06/20(土) 23:35:50 | ★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★
ジョージ・ミラーとメル・ギブソンの79年公開の「マッドマックス」を劇場で見た自分にとって、約35年ぶりの新作はド派手なアクションのてんこ盛りだった。悪役の一味の所業は荒廃した近未来を生きる究極の知恵なんだけど、見所はやっぱり車やバイクのアクションだ。
2015/06/20(土) 23:54:12 | とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver
☆・・・「最高ですかーっ!!」 「最高でーす!!^^」
もう、数か月前から、あの、全ての見せ場を盛り込んだかのような予告編を見せられてから、待望していた『マッドマックス4』!
有休休暇を取って、朝一で観てきましたよ。
でも、その「全て」は、物語のほ...
2015/06/21(日) 02:43:35 | 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
監督は頭オカシイだろ!?
というのが最高の褒め言葉なのではなかろうかと。
予告編の時点で最高のデキだったけど、そのテンションを本編でもしっかりキープしてるあたりが流石 ...
2015/06/21(日) 21:50:16 | 時間の無駄と言わないで
荒廃した近未来を舞台に妻子を暴走族に殺された男の壮絶な復讐(ふくしゅう)劇を描き、主演のメル・ギブソンの出世作となった『マッドマックス』シリーズ第4弾。同シリーズの生みの親であるジョージ・ミラーが再びメガホンを取り、主役を『ダークナイト ライジング』な...
2015/06/21(日) 22:28:36 | パピとママ映画のblog
映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は奇天烈な改造車が列をなして爆走しなが
2015/06/21(日) 22:57:04 | 大江戸時夫の東京温度
ハイテンションなマッド・ジョージ、喜びのビッグバジェット・ロード!
70歳にしてまだ中二病的固有結界を有するジョージ・ミラー監督の願望が全て詰まっている!爆音、カーチェイ ...
2015/06/22(月) 17:36:19 | こねたみっくす
映画 『マッドマックス 怒りのデス・ロード(2D・日本語字幕版)』 (公式)を本日、劇場鑑賞。採点は ★★★★ ☆ (5点満点で4点)。100点満点なら85点にします。
ざっくりストーリー
水や石油などの資源が枯渇し、法も秩序も崩壊した近未来。元警察官のマックスは、妻子を殺され絶望し、ただ荒野を彷徨っていたところを、資源を独占し市民...
2015/06/22(月) 19:33:05 | ディレクターの目線blog@FC2
(原題:Mad Max : Fury Road)
----おっ。いよいよだニャ。
フォーンが知っている限り、
えいが、これなででもっとも興奮していた映画。
Twitterでもいろいろ喋っていたでしょ。
「そうなんだ。
この映画は、これまでここで話してきた作品のどれとも違う。
観る前に、す...
2015/06/23(火) 14:22:59 | ラムの大通り
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』Mad Max: Fury Road2015年/オーストラリア・アメリカ/120分監督:ジョージ・ミラー出演:トム・ハーディ/シャーリーズ・セロン/ニコラス・ホル ...
2015/06/23(火) 23:59:15 | 映画を観たからイラスト描いた
アドレナリンが吹き出す活走まつり!
2015/06/24(水) 10:43:34 | Akira's VOICE
平成27年6月22日(火)。 映画:「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。 監 督:ジョージ・ミラー 脚 本:ジョージ・ミラー 、 ブレンダン・マッカーシー 、 ニック・ラソウリス 撮 影:ジョン・シール 音 楽:ジャンキー・エックスエル 編…
2015/06/24(水) 11:30:27 | ☆みぃみの日々徒然日記☆
【出演】
トム・ハーディ
シャーリーズ・セロン
ニコラス・ホルト
ヒュー・キース・バーン
【ストーリー】
資源が底を突き荒廃した世界、愛する者も生きる望みも失い荒野をさまようマックスは、砂漠を牛耳る敵であるイモータン・ジョーの一団に捕らわれ、深い傷...
2015/06/24(水) 22:29:30 | 西京極 紫の館
ジョージ・ミラー監督が3作目から30年ぶりに創り上げたシリーズ最新作です。 前3作は未見でしたけど、今作の評判がいいのでチャレンジしてみました。 圧倒的な映像と俳優陣の演技の迫力に、思わず魔界に引き込まれるように魅入られてしまいました。
2015/06/25(木) 00:12:22 | とりあえず、コメントです
クレイジーな野郎と車たちのアクション 公式サイト http://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuryroad 監督: ジョージ・ミラー 「マッドマックス」シリーズ 「ベイ
2015/06/25(木) 17:31:43 | 風に吹かれて
なんじゃこりゃあああーーーーー!
2015/06/28(日) 09:48:32 | 或る日の出来事
「観たんすかデスロード!今度のインターセプターはどんなだったんすか?」先日、いっしょに野球を見に行ったマッドマックスフリークは意気込んで訊いてくる。知らんがな。確かにわたしは前3作をすべてリアルタイムで観ているけれど、それにしたってもう「サンダードー...
2015/07/01(水) 18:53:30 | 事務職員へのこの1冊
「アクション!!!アクション!!!アクション!!!アクション!!!!アクション!!!アクション!!!アクション!!!アクション!!!セロン!!!アクション!!! 」 「いきなりな~~にを言っているのかあーたちょっとあぶない人のようよ~~??」 「マッドなマ…
2015/07/02(木) 08:08:44 | 映画に耽溺
監督 ジョージ・ミラー 主演 トム・ハーディ 2015年 オーストラリア/アメリカ映画 120分 アクション 採点★★★★★ “マッドマックス”シリーズの第4弾として2003年頃からプロジェクトがスタートするも、ロケ地ナミビアの情勢不安定による治安の悪化や、当然の如…
2015/07/03(金) 10:49:02 | Subterranean サブタレイニアン
ジョージ・ミラー監督兼脚本、「ダークナイト ライジング」のトム・ハーディ主演。荒廃した世界を舞台に、怒れる男・マックスが悪漢どもをぶっ倒していく痛快アクションムービー、約30年ぶりとなる新シリーズ。 公開されるや、低予算にも拘らず、これまでにない世界観
2015/07/03(金) 20:32:47 | 流浪の狂人ブログ〜旅路より〜
30年前の名作シリーズが復活しました。とにかく、何かわからないけれどものすごいものを見たというのが率直な感想。監督は旧作と同じジョージ・ミラーですが、30年たってもこんなハイテンションのものを作れるというのはすごいですね。IMAXで見たかったなあ。 作品情…
2015/07/04(土) 05:54:07 | 映画好きパパの鑑賞日記
【概略】
石油も水も尽きかけた世界。元警官のマックスは愛する者を奪われ、本能だけで生き長らえていた。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕えられた彼は、ジョーに囚われた女たち“ワイブズ”を率いて反逆を企てるフュリオサ、全身白塗りの男ニュークスと共に自由への逃走を開始する。
アクション
映画館鑑賞。
ヤバイ!すげぇ面白い!!…とりあえず問答無用に雄たけびを...
2015/07/04(土) 10:48:19 | いやいやえん
映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を鑑賞しました。
2015/07/05(日) 18:58:52 | FREE TIME
MADがMAXで、怒りを抱えて死の道をひた走るのである。なんのこっちゃ。観始めた時にはこの世界観についていけるのかな?と。だけど全然オッケーだった。いや、むしろ好きかも。誰にも感情移入しなくて済むのも、心と身体が疲れ果てている時にはある種の利点だ。ただ、ついていけない人は結構多いのではないかと推測される。荒廃しきった世界の壮絶な追いかけっこ。石油と水(と女)を求めるバトル。そう、言ってしまえ...
2015/07/07(火) 19:55:02 | ここなつ映画レビュー
20日のことですが、映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」IMAX3D を鑑賞しました。
資源が枯渇し法も秩序も崩壊した世界。荒野をさまようマックスは砂漠を支配する凶悪なイモータン・ジョーの軍団に捕らえられる
そこへジョー配下の女戦士フュリオサらが現れ、マック...
2015/07/08(水) 07:00:10 | 笑う社会人の生活
MAD MAX: FURY ROAD
What a lovely day!
核戦争後、汚染され荒廃した世界。元警官のマックス(トム・ハーディ)は家族
を失い、彷徨うように一人で生きていた。そんな彼がある日、水や石油を独占し、
残された人々を支配するイモータン・ジョー(ヒュー・キース=バーン)一味に捕
えられる。
「これは、サバイバルの...
2015/07/10(金) 09:51:24 | 真紅のthinkingdays
あっという間の2時間で面白かった。
2015/07/13(月) 00:08:57 | だらだら無気力ブログ!
□作品オフィシャルサイト 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」□監督・脚本 ジョージ・ミラー□キャスト トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン、ニコラス・ホルト、ヒュー・キース=バーン■鑑賞日 7月1日(水)■劇場 チネチッタ■cyazの満足度 ★★★☆(5★満点...
2015/07/21(火) 10:01:03 | 京の昼寝〜♪
『マッドマックス―怒りのデス・ロード』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。
(1)大変な評判作ということなので、ミーハーとして覗いてみたくなって、遅ればせながら映画館に行ってきました。
本作(注1)の冒頭では、主人公のマックス(トム・ハーディ)の声で、「俺の...
2015/07/21(火) 21:06:53 | 映画的・絵画的・音楽的
☆・・・いやはや、ちょっと3Dを見直した。
映画が違った印象になりました。
で、吹き替え版でもあったので、セリフの表現の違いが、これまた新鮮でした。
人喰い男爵が、着ていたスーツの胸だけを、ロリコンAVのスク水の胸元をくりぬいて乳首を見せているのと...
2015/07/29(水) 11:53:34 | 『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭
旧作シリーズを「全く」観ていないこともあって、この最新作もあまり積極的な気持ちにはなれないでいた。
さらにキネ旬の記事で「アクションしてればアクション映画というわけではない」という批判をみて、「そうかもね〜」
すっかり腑に落ちていた(笑)
とはい...
2015/08/07(金) 01:45:27 | 日々 是 変化ナリ 〜 DAYS OF STRUGGLE 〜
MAD MAX: FURY ROAD
2015年
オーストラリア
120分
アクション/SF
R15+
劇場公開(2015/06/20)
監督:
ジョージ・ミラー
製作:
ジョージ・ミラー
脚本:
ジョージ・ミラー
出演:
トム・ハーディ:マックス
シャーリーズ・セロン:フュリオサ
ニコラス・ホ...
2015/10/30(金) 17:38:05 | 銀幕大帝α
石油も水も尽きかけ荒廃した世界。
愛する家族を守れなかったトラウマを抱え、本能だけで生き長らえている元警官、マックス(トム・ハーディ)は、砂漠一帯を支配する独裁者イモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)の一団に捕らわれ、彼らの“輸血袋”として利用される。
そんな中、ジョーの右腕だった女戦士フュリオサ(シャーリーズ・セロン)が反旗を翻し、ジョーに囚われていた5人の妻を引き連れ逃亡を...
2016/02/25(木) 16:42:00 | 心のままに映画の風景
映画「マッド・マックス 怒りのデスロード者」★★★★WOWOW鑑賞
トム・ハーディ、シャリーズ・セロン、
ニコラス・ホルト、ヒュー・キース・バーン 出演
ジョージ・ミラー 監督、
120分、2015年6月20日公開
2015,アメリカ,ワーナー・ブラザース映画
(原題/原作:MAD MAX: FURY ROAD)
2016/06/01(水) 19:36:03 | soramove
メル・ギブソン三部作は未見なのですが、巷の噂で「とにかく、ぶっ飛んでて凄い」「クレイジーで面白い」「行って帰ってくるだけなのに、こんなに魅せてくれるとは」「とても70歳の監督が撮ったと思えない」と、巷の評判が、やたら熱かったので、興味を感じ、観てみましたたしかに、勢い・命!の作品ですよね。その大疾走の迫力に圧倒!ギター車があって火を吹いたり、ドラム車があったり、疾走が本当にロックしてる「そん...
2017/01/06(金) 08:58:42 | のほほん便り
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