2016年01月26日 (火) | 編集 |
煉獄に生きる者たち。
アウシュビィッツ収容所の解放から70年目の昨年、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したハンガリーの作品である。
主人公のサウルは、囚人の中から選抜され、数か月間生かされる代わりに、収容所の労役を担う“ゾンダーコマンド”の一人。
ユダヤ人でありながら、同胞の虐殺の加担者となった彼は、ある日息子とおぼしき少年の死体を見つけ、何とか正式に埋葬したいと奔走する。
過去に作られたどんなホロコースト映画とも異なる、独自の視点を持つ大力作だ。
この世の地獄へ堕とされた者たちの極限の一日を描く、驚くべき作品を作り上げたのは、巨匠タル・ベーラの助監督をしていた若干38歳の俊英、ネメッシュ・ラースロー。
自身もユダヤ系のハンガリー人であり、祖父母は絶滅収容所のガス室で命を落としたという。
長編初監督でこれほどの逸品をものにするとは、恐るべき才能である。
※ラストに触れています。
1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。
移送されてくるユダヤ人たちは、次から次へとガス室に送り込まれ、あっけなく命を奪われる。
ユダヤ系ハンガリー人で、ゾンダーコマンドとして働くサウルは、ガス室で生き残った少年が、ナチスの医官の手で殺されるのを目撃する。
少年を自分の息子だと確信したサウルは、せめてユダヤ教の教義にのっとった正式の埋葬をしようと、儀式を執り行えるラビを探し回るが、皆自分の事で手一杯で協力しようとする者は皆無。
一方、密かに蜂起の準備を進めていた他のゾンダーコマンドたちは、遂に自分たちが殺される番が来たことを知らされ、戦うことを決意する。
なんとかラビを名乗る男を見つけたサウルは、ゾンダ―コマンドとSSの戦闘が始まるなか、少年の死体を運び出して埋葬しようとするのだが・・・・
アウシュビィッツとは複数の収容所の総称であり、本作の舞台となるのは主にユダヤ人が送られた第二収容所ビルケナウ。
物語の背景となっているのは、この収容所で1944年10月7日に起きた、ゾンダーコマンドによる武装蜂起である。
収容所はナチスのSSによって運営されていたが、膨大な数の囚人に対して圧倒的な人手不足で、“仕事”の多くは囚人から選抜されたゾンダーコマンドが担っていた様だ。
もっとも彼らにしても、死刑執行の日どりが伸ばされているだけで、いつかは自分たちも殺されることはわかっている。
だから倉庫から少しづつ武器を盗み、収容所内にネットワークを作りあげ、秘密裏に蜂起の準備をしていて、遂に自分たちが殺される番が来たことを知ると、戦いを決意するのだ。
本作の主人公であるサウルもゾンダーコマンドの一員だが、彼自身は蜂起計画に深く関わってはいない。
それどころか、周りが戦いの準備を急ぐことに躍起になっているのに、“息子”の遺体を埋葬しようとラビ探しに奔走し、仲間から預かった大切な火薬まで無くしてしまう。
なぜサウルは、仲間たちの命がけの計画を危険にさらしてまで、正式な埋葬に拘るのか。
そもそも少年は、本当に彼の息子なのか。
長まわしのカメラは、終始サウルに張り付いたままだ。
アップを中心に構成された映像は彼の表情を追い続け、引いた画は殆ど無く、被写界深度の浅いスタンダードの狭い画面は、ビデオゲームのFPS視点に近い感覚。
主人公が見聞きしている以上の情報は一切遮断され、観客の意識は次第にサウルと同一化してゆく。
何の罪もない同胞を、無表情にガス室へと送り込み、閉ざされた扉から聞こえてくるのは人々の断末魔の阿鼻叫喚。
ガス室を空にしたら犠牲者の血反吐を拭い、死体を焼き、骨を砕いて灰にして川に捨てるという異常な日常。
観客は、サウルの味わう恐怖を肌で感じ、この世の地獄を共に体験するのである。
ゾンダーコマンドは、生きているけれど、近々死ぬことが決まっている。
つまりは生と死の縁にいて、どちらの世界にも属している境界の存在だ。
ユダヤ人を焼く炎に象徴される絶滅収容所の描写は、聖書でエルサレムの外に存在するとされた巨大なゴミの谷、ゲヘナを思わせる。
そこでは正式な埋葬がなされなかった囚人の死体を処理するために、常に煌々と火が燃やされていて、モレク神への供物として子供が生きたまま焼かれることもあったという。
炎の地獄に対して、水は浄化のイメージ。
蜂起の混乱の中、いつもは犠牲者の灰を流している川を越える事は、サウルにとって境界を越えるゲヘナからの脱出である。
“息子”の体は流れて行ってしまったが、対岸の森の小屋で目を合わせた少年に、再び“息子”の面影を見る。
しかし、彼にとって境界を越えて“息子”と再び出会うということは、日常への帰還を意味しない。
一度、地獄へ墜ちた者に、もはやその機会は永遠に訪れないのである。
この邂逅の瞬間、それまでの物語の中で少しずつ積み重なってきた小さな違和感が、くっきりとした輪郭を結ぶ。
おそらく、サウルの心はとっくに壊れてしまっている。
サウルに息子はいたのかも知れないし、いなかったのかも知れない。
だがロボットのように感情を殺し、同胞を“処理”しながら、自らの最期の日を待つ生活の中で、本来の彼の心は少しづつ死んでいったのだろう。
そして普段現実を隠してくれているガス室の扉の外側で、見ず知らずの少年の死の瞬間を目の当たりにしてしまった時、それまで抑えられてきた贖罪の意識が衝動となって噴出したのだと思う。
「サウルの息子」は独創的な作品で、似た映画は記憶にないが、作品の狙っているところは塚本晋也監督の「野火」が一番近いかもしれない。
テリングの手法は全く異なるものの、戦時下の極限状況を主人公の主観と一体となって体験するというコンセプトは同じだし、肉体よりも先に精神が崩壊してゆく点も共通している。
「野火」の主人公、田村一等兵は一度生と死の境界に迷い、肉体は戻ってくることが出来たが、心の中に巣喰う戦場の狂気からは決して逃れられない。
本作もまた狂人の目線を通して、この世の地獄を描いた物語であり、その狂気を生み出したのは人間の行いだ。
特殊なシチュエーションの父親の物語は、境界を越える事で人類の残酷な業へと普遍化され、死による魂の救済を迎えるのである。
このヘビーな映画を観ると、身も心も疲れ切る。
今回はハンガリーの伝統的な薬酒「ウニクム」をチョイス。
ウニクムとは英語のユニークと同義で、18世紀末に献上されたこの酒を初めて飲んだヨーゼフ二世国王が、こう感想を述べたことに由来すると言われる。
40種類以上のハーブを含むというその味わいは、ちょっと言葉では表現しにくい独特のもの。
漢方薬の様な香りがして、あえて言うならどことなく養命酒っぽい。
要するにお酒というよりも薬なのだけど、整腸作用がありこれを飲むと二日酔いにならない(気がする)。
冷やしてショットグラスでクイッと飲むと、体がぽかぽかしてくる。
ただし40度もあるので、飲み過ぎは逆効果。
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アウシュビィッツ収容所の解放から70年目の昨年、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞したハンガリーの作品である。
主人公のサウルは、囚人の中から選抜され、数か月間生かされる代わりに、収容所の労役を担う“ゾンダーコマンド”の一人。
ユダヤ人でありながら、同胞の虐殺の加担者となった彼は、ある日息子とおぼしき少年の死体を見つけ、何とか正式に埋葬したいと奔走する。
過去に作られたどんなホロコースト映画とも異なる、独自の視点を持つ大力作だ。
この世の地獄へ堕とされた者たちの極限の一日を描く、驚くべき作品を作り上げたのは、巨匠タル・ベーラの助監督をしていた若干38歳の俊英、ネメッシュ・ラースロー。
自身もユダヤ系のハンガリー人であり、祖父母は絶滅収容所のガス室で命を落としたという。
長編初監督でこれほどの逸品をものにするとは、恐るべき才能である。
※ラストに触れています。
1944年10月、アウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所。
移送されてくるユダヤ人たちは、次から次へとガス室に送り込まれ、あっけなく命を奪われる。
ユダヤ系ハンガリー人で、ゾンダーコマンドとして働くサウルは、ガス室で生き残った少年が、ナチスの医官の手で殺されるのを目撃する。
少年を自分の息子だと確信したサウルは、せめてユダヤ教の教義にのっとった正式の埋葬をしようと、儀式を執り行えるラビを探し回るが、皆自分の事で手一杯で協力しようとする者は皆無。
一方、密かに蜂起の準備を進めていた他のゾンダーコマンドたちは、遂に自分たちが殺される番が来たことを知らされ、戦うことを決意する。
なんとかラビを名乗る男を見つけたサウルは、ゾンダ―コマンドとSSの戦闘が始まるなか、少年の死体を運び出して埋葬しようとするのだが・・・・
アウシュビィッツとは複数の収容所の総称であり、本作の舞台となるのは主にユダヤ人が送られた第二収容所ビルケナウ。
物語の背景となっているのは、この収容所で1944年10月7日に起きた、ゾンダーコマンドによる武装蜂起である。
収容所はナチスのSSによって運営されていたが、膨大な数の囚人に対して圧倒的な人手不足で、“仕事”の多くは囚人から選抜されたゾンダーコマンドが担っていた様だ。
もっとも彼らにしても、死刑執行の日どりが伸ばされているだけで、いつかは自分たちも殺されることはわかっている。
だから倉庫から少しづつ武器を盗み、収容所内にネットワークを作りあげ、秘密裏に蜂起の準備をしていて、遂に自分たちが殺される番が来たことを知ると、戦いを決意するのだ。
本作の主人公であるサウルもゾンダーコマンドの一員だが、彼自身は蜂起計画に深く関わってはいない。
それどころか、周りが戦いの準備を急ぐことに躍起になっているのに、“息子”の遺体を埋葬しようとラビ探しに奔走し、仲間から預かった大切な火薬まで無くしてしまう。
なぜサウルは、仲間たちの命がけの計画を危険にさらしてまで、正式な埋葬に拘るのか。
そもそも少年は、本当に彼の息子なのか。
長まわしのカメラは、終始サウルに張り付いたままだ。
アップを中心に構成された映像は彼の表情を追い続け、引いた画は殆ど無く、被写界深度の浅いスタンダードの狭い画面は、ビデオゲームのFPS視点に近い感覚。
主人公が見聞きしている以上の情報は一切遮断され、観客の意識は次第にサウルと同一化してゆく。
何の罪もない同胞を、無表情にガス室へと送り込み、閉ざされた扉から聞こえてくるのは人々の断末魔の阿鼻叫喚。
ガス室を空にしたら犠牲者の血反吐を拭い、死体を焼き、骨を砕いて灰にして川に捨てるという異常な日常。
観客は、サウルの味わう恐怖を肌で感じ、この世の地獄を共に体験するのである。
ゾンダーコマンドは、生きているけれど、近々死ぬことが決まっている。
つまりは生と死の縁にいて、どちらの世界にも属している境界の存在だ。
ユダヤ人を焼く炎に象徴される絶滅収容所の描写は、聖書でエルサレムの外に存在するとされた巨大なゴミの谷、ゲヘナを思わせる。
そこでは正式な埋葬がなされなかった囚人の死体を処理するために、常に煌々と火が燃やされていて、モレク神への供物として子供が生きたまま焼かれることもあったという。
炎の地獄に対して、水は浄化のイメージ。
蜂起の混乱の中、いつもは犠牲者の灰を流している川を越える事は、サウルにとって境界を越えるゲヘナからの脱出である。
“息子”の体は流れて行ってしまったが、対岸の森の小屋で目を合わせた少年に、再び“息子”の面影を見る。
しかし、彼にとって境界を越えて“息子”と再び出会うということは、日常への帰還を意味しない。
一度、地獄へ墜ちた者に、もはやその機会は永遠に訪れないのである。
この邂逅の瞬間、それまでの物語の中で少しずつ積み重なってきた小さな違和感が、くっきりとした輪郭を結ぶ。
おそらく、サウルの心はとっくに壊れてしまっている。
サウルに息子はいたのかも知れないし、いなかったのかも知れない。
だがロボットのように感情を殺し、同胞を“処理”しながら、自らの最期の日を待つ生活の中で、本来の彼の心は少しづつ死んでいったのだろう。
そして普段現実を隠してくれているガス室の扉の外側で、見ず知らずの少年の死の瞬間を目の当たりにしてしまった時、それまで抑えられてきた贖罪の意識が衝動となって噴出したのだと思う。
「サウルの息子」は独創的な作品で、似た映画は記憶にないが、作品の狙っているところは塚本晋也監督の「野火」が一番近いかもしれない。
テリングの手法は全く異なるものの、戦時下の極限状況を主人公の主観と一体となって体験するというコンセプトは同じだし、肉体よりも先に精神が崩壊してゆく点も共通している。
「野火」の主人公、田村一等兵は一度生と死の境界に迷い、肉体は戻ってくることが出来たが、心の中に巣喰う戦場の狂気からは決して逃れられない。
本作もまた狂人の目線を通して、この世の地獄を描いた物語であり、その狂気を生み出したのは人間の行いだ。
特殊なシチュエーションの父親の物語は、境界を越える事で人類の残酷な業へと普遍化され、死による魂の救済を迎えるのである。
このヘビーな映画を観ると、身も心も疲れ切る。
今回はハンガリーの伝統的な薬酒「ウニクム」をチョイス。
ウニクムとは英語のユニークと同義で、18世紀末に献上されたこの酒を初めて飲んだヨーゼフ二世国王が、こう感想を述べたことに由来すると言われる。
40種類以上のハーブを含むというその味わいは、ちょっと言葉では表現しにくい独特のもの。
漢方薬の様な香りがして、あえて言うならどことなく養命酒っぽい。
要するにお酒というよりも薬なのだけど、整腸作用がありこれを飲むと二日酔いにならない(気がする)。
冷やしてショットグラスでクイッと飲むと、体がぽかぽかしてくる。
ただし40度もあるので、飲み過ぎは逆効果。

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この記事へのコメント
確かに『野火』と通ずるものがある作品でしたね。人として生き続けることが戦時下では、特に命の価値がないに等しい場所では難しいという点でも。
個人的には人間は他人の尊厳をここまで蔑むことが出来ていたのかと恐ろしささえ感じましたよ。
これがわずか70年前の出来事だなんて…。
個人的には人間は他人の尊厳をここまで蔑むことが出来ていたのかと恐ろしささえ感じましたよ。
これがわずか70年前の出来事だなんて…。
>にゃむばななさん
これほど組織的でなくても、世界のどこかで今も似た様なことは沢山起こっているのだと思います。
「野火」も本作も、その意味で歴史ものという以上の普遍性をもっていますね。
これほど組織的でなくても、世界のどこかで今も似た様なことは沢山起こっているのだと思います。
「野火」も本作も、その意味で歴史ものという以上の普遍性をもっていますね。
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