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2016年06月18日 (土) | 編集 |
本当に世界は滅びたのか?
あの異色の怪獣映画との関連を期待すると、色んな意味で裏切られることになると思うけど、これはこれで面白く、お金はかかってなさそうだが、作品の完成度ではむしろ勝っている。
J・J・エイブラムスは両作は「血の繋がった映画」と説明している様だが、思わせぶりなタイトルは忘れた方が素直に楽しめるだろう。
作品スタイルとしても、特徴的だったPOV手法は放棄され、地下のシェルターで展開する心理サスペンス色が強い。
監督はこれがデビュー作となるダン・トラクテンバーグ。
前作を監督したマット・リーヴスはエグゼクティブ・プロデューサーとして名をとどめる。
※以下、核心部分に触れています。
今回の主人公は、パートナーとの別れを決意したミッシェルという若い服飾デザイナー。
彼女は家を離れて車を運転中に突然の事故に遭い、気付くと地下深いシェルターに監禁されていて、ハワードと名乗る初老の太った男に、人類は何者かの突然の攻撃を受け世界は滅んだと告げられる。
地上の空気は汚染され、触れると死んでしまうので、このシェルターから決して出てはいけないと。
彼は元海軍の軍人で、終末を予見してずっと準備をしてきたらしい。
入り口の小さな窓からは、ハワードが攻撃の証だという動物の死体以外何も見えない。
シェルターにはもう一人、腕を怪我したエメットという若い男がいて、彼は街が何かに攻撃された話は本当だと言うが、ミッシェルはどうしても信じきれず、シェルターからの脱出を画策してゆく。
103分の上映時間のうち、およそ8割がこのシェルターという箱舟の中で展開する密室心理劇なので、最初のティザー予告が一番忠実に作品のムードを伝えていた。
と言うか、映画自体が謎が謎を呼ぶティザー要素で成り立ってるようなものか。
主人公にも観客にも、世界観の情報を小出しにして、その興味で全体のストーリーを引っ張る。
前作もそうだったし、「ロスト」などのテレビドラマも含め、J・J・エイブラムスが関わる作品にはこの系統が多い。
いかにもサイコな雰囲気を漂わせ、怪しさ全開でハワードを演じるジョン・グッドマンがいい。
時によって誠実にも不誠実にも見え、温和な表情から突然凶暴な顔を覗かせる。
しかも物語の中盤から、ハワードに対する新たな疑念が生まれ、彼の真意がどこにあるのか、本当は何を知っていて何を隠しているのか、観客もミッシェルと共に戸惑い、恐怖する。
わずか3人の登場人物、逃げ場のないシェルターという舞台設定を上手く活かした、なかなかに秀逸なサスペンスだ。
本作の場合、物語の核心はほとんどこのシェルター内のドラマなので、外に出てからの展開はぶっちゃけ「クローバーフィールド」のタイトルに整合性をつけるためのおまけのようなもの。
実際、前作よりもむしろストラウス兄弟の「スカイライン ー征服ー」あたりを思わせる終盤は、よく出来てはいるものの、予想通りすぎて全く意外性が無い。
このバトルシークエンスは、素人にしてはミッシェルの戦闘能力高すぎなのだが、演じるメアリー・エリザベス・ウィンステッドはジョン・マクレーンの娘役の人か。なるほど(笑
まあこの作りだと、クローバーフィールドと付ければなんでもありなので、また忘れた頃に別のネタの「クローバーフィールド○○」が出てくるのかもしれない。
劇中ではハワードが不味い自家製ウォッカを飲んでいたが、アメリカには幾つもの良質なウォッカのメーカーがある。
今回はその中の一つで日本でも手に入りやすいスカイ・スピリッツ社の「スカイ・ウォッカ」をチョイス。
米国産素材を使い、蒸留4回濾過3回を経て完成するウォッカは、スッキリとしてとても飲みやすい。
そのまま飲んでも良いし、カクテルベースにしても使いやすく、CPが良いのも嬉しい。
記事が気に入ったらクリックしてね
あの異色の怪獣映画との関連を期待すると、色んな意味で裏切られることになると思うけど、これはこれで面白く、お金はかかってなさそうだが、作品の完成度ではむしろ勝っている。
J・J・エイブラムスは両作は「血の繋がった映画」と説明している様だが、思わせぶりなタイトルは忘れた方が素直に楽しめるだろう。
作品スタイルとしても、特徴的だったPOV手法は放棄され、地下のシェルターで展開する心理サスペンス色が強い。
監督はこれがデビュー作となるダン・トラクテンバーグ。
前作を監督したマット・リーヴスはエグゼクティブ・プロデューサーとして名をとどめる。
※以下、核心部分に触れています。
今回の主人公は、パートナーとの別れを決意したミッシェルという若い服飾デザイナー。
彼女は家を離れて車を運転中に突然の事故に遭い、気付くと地下深いシェルターに監禁されていて、ハワードと名乗る初老の太った男に、人類は何者かの突然の攻撃を受け世界は滅んだと告げられる。
地上の空気は汚染され、触れると死んでしまうので、このシェルターから決して出てはいけないと。
彼は元海軍の軍人で、終末を予見してずっと準備をしてきたらしい。
入り口の小さな窓からは、ハワードが攻撃の証だという動物の死体以外何も見えない。
シェルターにはもう一人、腕を怪我したエメットという若い男がいて、彼は街が何かに攻撃された話は本当だと言うが、ミッシェルはどうしても信じきれず、シェルターからの脱出を画策してゆく。
103分の上映時間のうち、およそ8割がこのシェルターという箱舟の中で展開する密室心理劇なので、最初のティザー予告が一番忠実に作品のムードを伝えていた。
と言うか、映画自体が謎が謎を呼ぶティザー要素で成り立ってるようなものか。
主人公にも観客にも、世界観の情報を小出しにして、その興味で全体のストーリーを引っ張る。
前作もそうだったし、「ロスト」などのテレビドラマも含め、J・J・エイブラムスが関わる作品にはこの系統が多い。
いかにもサイコな雰囲気を漂わせ、怪しさ全開でハワードを演じるジョン・グッドマンがいい。
時によって誠実にも不誠実にも見え、温和な表情から突然凶暴な顔を覗かせる。
しかも物語の中盤から、ハワードに対する新たな疑念が生まれ、彼の真意がどこにあるのか、本当は何を知っていて何を隠しているのか、観客もミッシェルと共に戸惑い、恐怖する。
わずか3人の登場人物、逃げ場のないシェルターという舞台設定を上手く活かした、なかなかに秀逸なサスペンスだ。
本作の場合、物語の核心はほとんどこのシェルター内のドラマなので、外に出てからの展開はぶっちゃけ「クローバーフィールド」のタイトルに整合性をつけるためのおまけのようなもの。
実際、前作よりもむしろストラウス兄弟の「スカイライン ー征服ー」あたりを思わせる終盤は、よく出来てはいるものの、予想通りすぎて全く意外性が無い。
このバトルシークエンスは、素人にしてはミッシェルの戦闘能力高すぎなのだが、演じるメアリー・エリザベス・ウィンステッドはジョン・マクレーンの娘役の人か。なるほど(笑
まあこの作りだと、クローバーフィールドと付ければなんでもありなので、また忘れた頃に別のネタの「クローバーフィールド○○」が出てくるのかもしれない。
劇中ではハワードが不味い自家製ウォッカを飲んでいたが、アメリカには幾つもの良質なウォッカのメーカーがある。
今回はその中の一つで日本でも手に入りやすいスカイ・スピリッツ社の「スカイ・ウォッカ」をチョイス。
米国産素材を使い、蒸留4回濾過3回を経て完成するウォッカは、スッキリとしてとても飲みやすい。
そのまま飲んでも良いし、カクテルベースにしても使いやすく、CPが良いのも嬉しい。

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この記事へのコメント
なかなかわかりませんでしたね。
そしてマクレーンの娘は不死身です。(爆)
そしてマクレーンの娘は不死身です。(爆)
>風子さん
エアダクトのところとか、ダイ・ハードへのオマージュ的な描写が結構ありました。
親子で狭いところがお好きな様でw
期待したものとは違いましたが、これはこれでなかなかウェルメイドな心理サスペンスで十分楽しめました。
エアダクトのところとか、ダイ・ハードへのオマージュ的な描写が結構ありました。
親子で狭いところがお好きな様でw
期待したものとは違いましたが、これはこれでなかなかウェルメイドな心理サスペンスで十分楽しめました。
2016/06/23(木) 17:10:17 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
ノラネコさん☆
怖いモノ、恐ろしいシーンはあえてハッキリと見せず、不安なときほど至近距離から撮影して全体の様子が判らないようにするなど、なかなか巧い演出でしたね。
ジョン・グッドマンの良いのか悪いのか判らないかんじもGOODでした♪
怖いモノ、恐ろしいシーンはあえてハッキリと見せず、不安なときほど至近距離から撮影して全体の様子が判らないようにするなど、なかなか巧い演出でしたね。
ジョン・グッドマンの良いのか悪いのか判らないかんじもGOODでした♪
>ノルウェーまだ~むさん
ティザー広告的なドラマ作りは「ロスト」の頃からJ.J.系の伝統ですもんね。
わかっていても乗せられてしまう。
今回も決着のつけ方はかなり強引ではありましたが、謎の世界観に引っ張られました。
グッドマンのキャスティングは秀逸でした。
ティザー広告的なドラマ作りは「ロスト」の頃からJ.J.系の伝統ですもんね。
わかっていても乗せられてしまう。
今回も決着のつけ方はかなり強引ではありましたが、謎の世界観に引っ張られました。
グッドマンのキャスティングは秀逸でした。
2016/07/15(金) 23:22:59 | URL | ノラネコ #xHucOE.I[ 編集]
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クローバーフィールド通り10番地にて…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201606170001/
クローバーフィールド HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション【Blu-ray】 [ リジー・キャプラン ]価格:1500円(税込、送料無料)
2016/06/18(土) 20:35:22 | 日々“是”精進! ver.F
注・内容、ラストに触れています。『10 クローバーフィールド・レーン』10 Cloverfield Lane 監督:ダン・トラクテンバーグ製作:J・J・エイブラムス メアリー・エリザベス・ウィンステッ
2016/06/18(土) 21:44:16 | 映画雑記・COLOR of CINEMA
ジョン・マクレーンの娘かっけー!
2016/06/20(月) 10:09:58 | Akira's VOICE
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などのヒットメーカー、J・J・エイブラムスが製作を担当した異色スリラー。思いがけずシェルターの中で過ごすことになった男女を待ち受ける、想像を絶する出来事が展開していく。『リンカーン/秘密の書』などのメアリー・エリザベス・ウ...
2016/06/20(月) 18:51:11 | パピとママ映画のblog
チラシはこの画でいいのか? 公式サイト http://10cloverfieldlane.jp 製作: J・J・エイブラムス 恋人との別れを決意し、部屋を出て車を走らせたミシェル(メアリー・エリザベス
2016/06/21(火) 14:50:09 | 風に吹かれて
【出演】
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
ジョン・グッドマン
ジョン・ギャラガー・Jr
【ストーリー】
ミシェルは目覚めると、自分が見ず知らずの2人の男性とシェルター内にいることに気付く。その日を境に、彼女を助けたと主張するハワードとエメットとの奇妙...
2016/06/22(水) 22:20:21 | 西京極 紫の館
【10 CLOVERFIELD LANE】 2016/06/17公開 アメリカ 103分監督:ダン・トラクテンバーグ出演:ジョン・グッドマン、メアリー・エリザベス・ウィンステッド、ジョン・ギャラガー・Jr、ダグラス・M・グリフィン、スザンヌ・クライヤー 声の出演:ブラッドリー・クーパー、ス...
2016/06/23(木) 23:12:13 | ★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★
ん〜、どうなんでしょうねぇ?
一番最初の「シェルターで3人がワケありな感じで共同生活してるのね」くらいしか見せない予告編だけだったならもうちょっと評価が上がった気がす ...
2016/06/25(土) 18:55:27 | 時間の無駄と言わないで
J・J・エイブラムス製作でタイトルに「クローバーフィールド」とあり、事前にあまり
2016/06/26(日) 05:27:58 | はらやんの映画徒然草
映画『10 クローバーフィールド・レーン』は、なかなかの異色作。小生は『クローバ
2016/06/27(月) 00:06:10 | 大江戸時夫の東京温度
不穏な雰囲気が途切れず、とても面白かった!
2016/06/27(月) 22:42:10 | 或る日の出来事
10 CLOVERFIELD LANE
2016年
アメリカ
103分
サスペンス/SF/ミステリー
劇場公開(2016/06/17)
監督:
ダン・トラクテンバーグ
製作:
J・J・エイブラムス
出演:
ジョン・グッドマン:ハワード
メアリー・エリザベス・ウィンステッド:ミシェル
ジョン...
2016/10/24(月) 20:44:51 | 銀幕大帝α
【概略】
原因不明の事故直後、目を覚ますとシェルターの中にいた若い女・ミシェル。彼女は外の世界で何が起きたのか知らないまま、見知らぬふたりの男性と共同生活を始めるが…。
SFパニックアクション
奴らはあらゆるフォームでやってくる。―密室で繰り広げられる不気味な日常。
「クローバーフィールド/HAKAISHA」続編だと思ってたら、なんだか別の話?
目を覚ましたら、シェル...
2016/10/27(木) 15:07:33 | いやいやえん
10 クローバーフィールド・レーン
車が事故に遭ったヒロインが目覚めたのは、
心当たりがない地下シェルターの中だった...
【個人評価:★★ (2.0P)】 (自宅鑑賞)
原題:10 Cloverfield Lane
2017/04/06(木) 00:00:29 | cinema-days 映画な日々
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