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ショートレビュー「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に・・・・・評価額1650円」
2016年11月15日 (火) | 編集 |
「黄金時代」のちょっと前。

舞台は1980年のテキサス。
大学野球の名門、南東テキサス大のチームに加入した新入生ピッチャー、ジェイクの新学期開始までの4日間が描かれる。 

リチャード・リンクレイターらしい、人生の中の“ある時間”を巡る物語だ。
クラブハウスで同居することになる、変人だらけのチームメイトたちには早々に馴染むものの、 ジェイクと愉快な仲間たちの頭にあるのは野球、セックス、パーティー。 

映画の中で起こるのも、ほとんどこの3つ+ちょっとだけ真面目な恋愛。 

高校ではスター選手だったものの、ジェイクは今後4年間を過ごす場所にやって来ただけで、高校とはレベルの違う大学チームの一員としても正式に認められた訳でもなく、新学期も始まっていないから、大学生でもなく、野球選手でもない。
つまり、まだ“何者”にもなっていない。
リンクレイターの作品は、往々にして何かが始まるまでの時間を淡々と描き、主人公が人生の次のステップに足を踏み入れる瞬間で終わる。
1980年8月28日の木曜日に始まり、9月1日の月曜日に終わる本作が描くのも、可能性を秘めた若者が新しい何かを求め、フロンティアに飛び込む直前の、戸惑いとワクワクが膨れ上がる胎動期だ。
邦題の様に「世界はボクらの手の中に」あると信じていた、誰にでもある人生の黄金時代が、ジェイクにとっては間もなく始まろうとしているのだ。
「死ぬ時に後悔するのは、やったことじゃない。やり残したこと」
「今を楽しめ。長くは続かないんだから」
「素敵だと思わない?何かに情熱を注げるってこと」
物語に散りばめられた“言葉”が、ジェイクの糧となり、背中を押す。

文化系と体育会系で主人公のキャラはだいぶ違うものの、これはある意味「6歳のボクが、大人になるまで。」のその後であり、対とも言える一本だ。
同時に、76年を舞台に田舎の高校生を描いた、93年の「バッド・チューニング」の続編的な作品でもある。 
親として子の成長を12年間追った「6歳のボクが、大人になるまで」で、子育ても終わったし、一回転くるりと回って再びの18歳というワケか。
60年生まれの作者にとって、「バッド・チューニング」と本作は、自分自身の体験をストレートに反映したものなのだろう。
(ちなみに「バッド・チューニング」は23年前に観たが、日本未公開だったとは知らなかった。むしろリンクレイターの自分史ともいうべき三本を、まとめて観られるのは面白いかも)
ピチピチのTシャツ、ディスコ、パンクなど、ディテールを彩る80年代のアイコンもノスタルジック。
ザ・ナックの「My Sharona」から始まって、そのまんまタイトルにもなっているヴァン・ヘイレンの「Everybody Wants Some!!」など当時のヒット曲満載で、サントラが欲しくなる。

あと本作に、 ジョン・ランディスの「アニマル・ハウス」をはじめ、あの時代の青春映画の数々へのオマージュ的な趣を感じるのは私だけだろうか。 
ヒロインを演じるゾーイ・ドゥイッチの両親が、80年代青春映画を代表するリー・トンプソンとハワード・ドゥイッチ監督なのも、時の流れの連環であり感慨深い。 
しかしこれ、ほんと何にも起こらない話だから、魅力を説明するのが難しい・・・。

今回は、大学生のパーティーの定番、「ミラー・ドラフト」をチョイス。
水の様に薄いアメリカンマスプロビールの代表格だが、この薄さが熱い野外のスポーツ観戦などにはピッタリで、野球場で飲むととても美味しく感じるのだ。
はっちゃけた大学のクラブハウスパーティーなどだと、ビールサーバーに大量のマリワナがぶち込まれてたりする。
あんまり飲んでないのに、妙に酔いが早かったりすると、それはかなりの確率でマリワナビールだ(笑

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