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世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜
2016年12月15日 (木) | 編集 |
後期旧石器時代のヨーロッパにいたクロマニョン人は、多くの洞窟壁画を残したが、その中でも最も有名なのが、1940年に地元の少年たちによって偶然発見されたラスコーの壁画だろう。
フランス西南部、ヴェゼール渓谷の洞窟に描かれた、数百点もの生き生きとした動物たちの壁画は、人類の映像表現の原点とも言える。

壁画の動物たちの中には、足が実際よりも多く描かれているものもあり、これは動きの表現と考えられている。
赤塚不二夫のギャグマンガなどにみられる、走っている人間の足を残像として描く技法が、既にクロマニョン人によって考案されていたのだ。
今日の「アニメーション」という言葉は、ラテン語で命や魂を意味する「ANIMA」が語源であり、古代の洞窟壁画は止まった絵に再び命を与え、動かしたいという人類の表現のチャレンジの第一歩。
また真っ暗な洞窟の中では、灯りが無いと何も見えない。
獣脂ランプのぼんやりとした灯りによって照らされた壁画は、炎の揺らぎによって少しずつイメージを変える。
マーティン・スコセッシが映画の創生期を描いた、「ヒューゴの不思議な発明」でも触れられているように、洞窟壁画は暗闇の中で光によって創造の神秘を共有体験する、太古の映画館だったのかもしれない。

現在ラスコー洞窟を始め、ほとんどの洞窟壁画は保護のために非公開。
今回展示されるのは、代表的な壁画部分を忠実に再現した「ラスコー3」と呼ばれるレプリカだが、その出来栄えは見事なもの。
壁画だけでなく、洞窟全体の縮小模型や、顔料や線刻に使われた石器など、数々の出土品なも同時に展示されていて、古代のアーティストたちの仕事を垣間見られる。
一部展示以外は写真撮影も可能。
「世界遺産 ラスコー展 〜クロマニョン人が残した洞窟壁画〜」は、東京の国立科学博物館にて、2017年2月19日まで。
その後は東北歴史博物館(宮城)、九州国立博物館(福岡)に巡回予定。
公式サイト:http://lascaux2016.jp/

ちなみに、2012年に公開された「世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶」は、ウェルナー・ヘルツォークが、南仏にあるショーヴェ洞窟内の、約3万年のクロマニョン人の壁画を3D立体映像で記録したドキュメンタリーだ。
ソフトは残念ながら2D版だが、こちらも見応えのある内容なので、「ラスコー展」と合わせて鑑賞するのがおすすめ。

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